【アンチヒーロー】5話のネタバレと感想|父と娘の対決の結果は?

2024春ドラマ
記事内に広告が含まれています。

【アンチヒーロー】5話「因縁」のネタバレと感想、事件の詳細をまとめています。

警察と被害者がでっちあげた事件を明墨は暴くため、関係各位に揺さぶりをかける。疑心暗鬼になった彼らは、互いに互いの様子を探り合う。そんな中、紫ノ宮は父が何を隠しているのか、聞き出そうとするが……。

スポンサーリンク

【アンチヒーロー】5話のあらすじ

紫ノ宮飛鳥(堀田真由)が明墨正樹(長谷川博己)の弁護士事務所に採用されたのは、糸井一家殺人事件の捜査を担当した刑事・倉田功(藤木直人)の娘だからだった。利害が一致している者同士、うまくやろうという明墨の提案に紫ノ宮も乗った。

仙道絵里(早見あかり)が千葉県警と結託して、事件をでっちあげいる可能性があった。そこで明墨は均衡を崩すため、まずは弁護士の宇野雅人(和田聰宏)に揺さぶりをかける。

そして赤峰柊斗(北村匠海)を使って絵里を揺さぶり、倉田の元には紫ノ宮が行き、証拠を握っていると揺さぶる。

焦る関係者たちは互いに様子を探り、やがて絵里は警察に行って裁判で使えないかと、脅迫の録音データを提出し……。

←4話6話→

スポンサーリンク

【アンチヒーロー】5話のネタバレ

利害関係

明墨正樹(長谷川博己)と伊達原泰輔(野村萬斎)が会食をし、千葉の事件の話題が持ち上がった。伊達原は志水裕策(緒形直人)に会いに行ったことを尋ね、明墨が志水を有罪にした検察官であることを揶揄した。

事務所に戻ってきた明墨は紫ノ宮飛鳥(堀田真由)が倉田功(藤木直人)の娘であることを、最初から知っていたと認めた。紫ノ宮はあの時父が糸井一家殺人事件に関係する何かを隠蔽したのかと問いただしたが、明墨はその質問をはぐらかした。

弁護を奪い取ったのは倉田が裏にいるからに違いない。自分が倉田の娘だから事務所に誘ったのかと紫ノ宮が詰め寄ると、明墨はそれを認めた。

そして「利害が一致している者同士、うまくやろうか」と提案し、互いを利用し合うことを持ちかけた。紫ノ宮はこの提案を受け入れた。

揺さぶり

千葉県警と仙道絵里(早見あかり)が互いを利用して、事件をでっち上げた可能性があった。宇野雅人弁護士(和田聰宏)は来栖礼二(渡邊圭祐)を助けるふりをして自白させ、全てを終わらせるつもりだった。

明墨は「本来繋がるはずのない三者が、一つの嘘で繋がっていた。それも絶妙なバランスで」と述べ、証拠は恐らく残されていないだろうから、均衡を崩す作戦に出ることを決めた。まずは宇野弁護士を利用することにした。

明墨は宇野弁護士に会いに行き、「何も知らなかったで通せます」と持ちかけた。そして、明墨と宇野が一緒にいるところを赤峰柊斗(北村匠海)に動画で撮影してもらった。

赤峰が絵里のところに行って話をする。仕事が終わるのを待ち、二人で会うと明墨が上司であることを明かし、来栖の件の話を切り出した。宇野弁護士と明墨が話している写真を見せながら、録音を再生する。まるで証拠があるように見せかけて、宇野に台本通りの演技をさせた。

赤峰は「3件目の事件は絵里と警察が事件を作り上げた。その証拠を掴んでいる」と絵里にかまをかけた。絵里が帰ろうとするのを阻止し、今後不正をしていたことを明かすと脅し、詐欺罪に問われると警告した。さらに、執行猶予がついたとしても、デジタルタトゥーとして一生ネットに残ると脅した。その様子を離れた位置で明墨も聞いていた。

紫ノ宮の覚悟

紫ノ宮は自宅に行き、父親と話をすることにした。彼女は明墨が3件目の事件を虚偽だと疑っていることを伝える。録音中のレコーダーを止め、腹を割って改めて話し始めた。

父は12年前の事件以来、笑わなくなった。あの時、明墨と話していたことについて問いただし、あの事件で何かを隠蔽したのではないか、ずっと悔いているのではと疑問を投げかけた。

紫ノ宮は「今でも私が憧れた正義の味方でいるの?」と問いかけ、志水は冤罪なのか、父が何をしたのかを問い詰める。しかし、倉田は「冤罪?隠蔽?ありえない。お前は何か勘違いしている」と答えた。

「わかった。真実は法廷で明らかにする」と紫ノ宮は言い、明墨と宇野弁護士が会っている写真を見せながら「証拠はある」と告げて出ていった。

崩れる均衡

倉田は宇野弁護士に電話をかけ続けていた。捜査一課長の大西周平(松角洋平)からは「予定通り完璧なはずだ」と報告を受けて、やはり明墨の揺さぶりにすぎないと倉田は考えていた

絵里が心配になって倉田に電話をかけたが、不必要な連絡は控えろと言って切られてしまう。次に伊達原から倉田に「大丈夫なのか」と電話がかかってくる。明墨は12年前の事件を追っているのかと尋ねると、伊達原は「なにそれ?」ととぼけた。倉田に激しいプレッシャーがかった。

絵里のもとに届いた写真は、来栖がいろんな女と遊んでいる写真だった。絵里はその写真を持って倉田の元に行き、怒りながら「裁判でこれ使えませんか?」と録音データを提示した

裁判の行方

第二回公判の日がやってきた。証人として絵里が法廷に登場した。最初は衝立を希望した彼女だが「いらない」と断った。検察が話し始めると、絵里は突然泣き始めた。

絵里は弁護士に問い詰められたと言い始め、弁護側が脅迫を行っていたという証拠を検察が提出する。証拠として出されたのは、赤峰が以前話していた内容だった。しかし絵里は「違います。脅迫ではありません」と言い出した

あの日、写真を受け取った後、絵里は赤峰から証拠について話があると呼び出され、事務所に来てもらった。赤峰は来栖の位置情報記録が存在すると教えた。女性が来栖の遊び相手を調べるために、落とし物防止用のGPSタグをカバンに入れていたというのだ

赤峰はGPSで追跡した地図をプリントアウトした紙を見せながら、「これを法廷で公にする」と話した。そして、警察に協力して虚偽の事件を告発したことは罪になると脅す。しかし、警察に利用されていただけなら、あなたは被害者だと説明し、「警察に脅迫されたと証言すればいい」と明墨は言った。

さらに「来栖を野放しにはしない、約束する」と明墨は約束し、「我々に協力し、あなたを苦しめた来栖を地獄へ落とす。そんな未来か。よ~く考えてみてください」と決断を迫った。絵里は彼らに従うことを決めると、プリントアウトした紙を明墨は破り捨てた

法廷で絵里は嘘をついていたと話し、謝罪した。すると明墨は検察を責め始め、「真実はこれから明らかになる。そうですよね、倉田刑事部長」と今度は傍聴席の倉田に向かって話しかけた。

閉廷後

閉廷後、絵里は「自分はどれぐらいの罪になるのか」と明墨に尋ね、さらに「弁護をお願いしたい」と頼んだ。絵里はカバンにGPSが入っていたのが嘘だと知りながらも、来栖を貶めるために明墨の話に乗った

世間では「警察が事件を捏造か?」と話題になっていた。緑川歩佳(木村佳乃)に「ちょっとお願いきいてくれる?」と伊達原は言い、緑川の前の旦那が警察官僚であることを話した。

明墨はテレビで記者会見を開き、警察を叩くと同時に、来栖が虚偽の主張をしていると述べ、来栖の弁護を降りたと報告した。さらに、来栖の弁護を宇野弁護士に返したことを明らかにした。

宇野弁護士は、かわいい娘のために頑張るしかないだろうと、青山憲治(林泰文)たちはテレビを見ながら話していた。

スポンサーリンク

【アンチヒーロー】5話の結末

紫ノ宮が父親の家に行くと、父親は引っ越しの支度をしていた。所内で取り調べを受けることになり、懲戒免職か飼い殺しか、どちらにしてもここには住めないという。引っ越しの荷物の中には、家族3人で写った写真も入っていた。

捜査一課の大西は責任を取って辞職させられた。紫ノ宮は父があの時、何かを守っていたのではないかと思い、「お父さんが不正をしてまで守りたいものって何?」と問いかけた。さらに、「わたしは…昔のように笑ってほしいだけなの」と訴えたが、父は答えなかった。

自宅に千葉県警捜査二課が、虚偽告訴幇助および国家公務員法違反の容疑で、逮捕状を持って訪れた。倉田は署に連行され、家宅捜索が始まった。父は「飛鳥。私のことは忘れろ」と告げると、後を追いかける紫ノ宮をじっと見つめてから車に乗った。

伊達原は倉田の逮捕を知り「ごめんね」と軽い調子で口走る。逮捕は口封じかもしれないと言う明墨は、「これから私はどうすれば」と電話の向こうで崩れ落ちる紫ノ宮に、「罪を犯した人間をそれでも父親と思うのか。切り捨てるのか。それは君の自由だ」と声をかけた。

紫ノ宮は家族の写真を見て戸惑う。明墨は「君にははっきりとした意思がある。それをぶつければいい。弁護士として。娘として」と伝えた。紫ノ宮は「ありがとうございます」と答えた。

明墨は事務所で誰かと会っていた。「それで、れいのものは手に入りそうですか?」と尋ねた相手は緋山啓太(岩田剛典)だった。「では、そろそろ始めましょうか」と言う明墨に、緋山はうなづいた。新たな計画が動き出そうとしていた。

←4話6話→

スポンサーリンク

【アンチヒーロー】5話の謎とわかったこと

今まで分かった謎とまだ分かっていない謎をまとめています。

分かっていない謎

  • 明墨が語った事例の人物は誰なのか?(1話)
  • 紗耶は誰の娘なのか?(1話)
  • 小国智浩とは誰なのか?(1話)
  • 紗耶は児童施設になぜいるのか?(2話)
  • 緋山の動機は何なのか?(2話)
  • 明墨はなぜ検事から弁護士になったのか?(3話)
  • 倉田は何を隠蔽したのか?(4話)
  • 明墨は緋山に何を頼んでいたのか?(5話)

分かった謎

  • 赤峰が会いに行った人物は誰なのか?(1話)→松永理人
  • 獄中で絵を描いている男性は誰なのか?(1話)→志水裕策
  • 赤峰がノートに書いていた事件は何なのか?(2話)→松永理人の冤罪事件
  • “REIKO MOMOSE”とは誰なのか?(2話)→桃瀬礼子はNPO法人「わんはっぴー」の職員。2018年に亡くなっている
  • 獄中の男になぜ明墨は手紙を出し続けるのか?(2話)→弁護を引き受けるため
  • 志水が収監された理由は何なのか?(3話)→糸井一家殺人事件の犯人
スポンサーリンク

【アンチヒーロー】5話のまとめと感想

来栖を地獄に落とす代わりに、供述を翻してもらったという話でした。

明墨たちは絵里が事件をでっちあげていると分かっていましたし、絵里も明墨たちに証拠がないのは分かっていました。しかしお互いに協力したのは、来栖という男を罰するためでした。絵里は偽証罪の罪に問われたとしても、来栖を道連れにする覚悟でした。

もっとも絵里は惚れっぽくストーカー気質のある女性のようなので、別の意味でも怖い女性であることには変わりません。一度目をつけられたらどうあがいても、いい結果にはならないのかもしれません。

紫ノ宮と父の関係は父が逮捕されたことで、逆にフラットな関係に戻れたような気がします。きっと見捨てないでしょうし、場合によっては弁護もしそうです。

ドラマの内容とは関係ないですが、劇中歌の「♪ごめんね」という歌詞が出てくるタイミングで、伊達原がシンクロしたように「ごめんね」と言うのが面白かったです。

そして再び登場した緋山が、明墨と何か企てているようです。検察、政治家、警察ときて次はどこの不正を暴くのか?そして糸井一家殺人事件との関連性はあるのか?気になるところです。

【アンチヒーロー】5話のいいセリフ

心にやましい気持ちがある人間ほど、不安は募るものだからね。

←4話6話→

タイトルとURLをコピーしました