【あまんじゃく2】2020のネタバレと感想|登場人物のその後

スペシャルドラマ
記事内に広告が含まれています。

2020年3月30日にテレビ東京系列で放送した、【あまんじゃく 元外科医の殺し屋 最後の闘い】のネタバレと感想をまとめました。

唐沢寿明さんが元外科医の殺し屋を演じるシリーズ第2弾は、今回もアクションシーンありミステリーありと痛快クライムサスペンスに仕上がっていました。

最後の闘いは本当に最後なのか?登場人物のその後はどうなったのか?

スポンサーリンク

【あまんじゃく2】2020のキャストとスタッフ

キャスト

  • 折壁嵩男…唐沢寿明
    元・外科医の殺し屋
  • 梶睦子…木村多江
    折壁の元恋人で医師
  • 横倉義實…橋爪功
    弁護士で折壁に仕事を依頼
  • 名和潤造…野口五郎
    折壁と梶の大学時代の恩師
  • 宗村将史…金田明夫
    料理人。三波のせいで店が閉店に
  • 三波正昭…大鷹明良
    悪徳料理評論家。神の舌を持つ男
  • 比留川…山中崇
    セルズの戦闘員
  • 椙山啓介…中村俊介
    絵麻の夫で金貸し
  • 名和千代乃…大場久美子
    名和の妻。難病で入院中
  • 椙山絵麻…柴本幸
    啓介の妻でDVを受けている
  • 煮雪梨花…松本若菜
    三波の愛人
  • 梶優雨…髙橋來
    睦子の息子

スタッフ

  • 原作:藤村いずみ『あまんじゃく』(ハヤカワ文庫)
  • 監督:木村ひさし
  • 脚本:泉澤陽子
スポンサーリンク

【あまんじゃく2】2020のあらすじ

元・外科医の折壁嵩男(唐沢寿明)は相棒の弁護士・横倉義實(橋爪功)から依頼を受けて殺し屋をやっている。法では裁けない悪を、メスでがんを切除するように取り除くのが折壁の仕事だった。

元・料理人の宗村将史(金田明夫)から、悪徳料理評論家の三波正昭(大鷹明良)を殺害して欲しいという依頼が入る。折壁は三波の愛人である煮雪梨花(松本若菜)に近づき、証言や証拠を集めて社会的にも制裁を加えようと計画する。

さらにもう一つの依頼である椙山絵麻(柴本幸)からのDV夫・啓介(中村俊介)の殺害も計画していた。啓介を見張っていたところ、かつての恩師である名和潤造(野口五郎)も債務者だったことが分かる。

その後、今度は名和から妻の千代乃(大場久美子)を安楽死して欲しいという依頼が入った。

依頼の関係者の背後に蠢く謎の組織の影。梶睦子(木村多江)の息子である優雨(髙橋來)が誘拐されてしまい、折壁の身にも危険が迫る。

スポンサーリンク

【あまんじゃく2】2020のネタバレ

第一の依頼のネタバレ

  • 依頼人:宗村将史
  • ターゲット:三波正昭

依頼内容

料理屋をやっていた宗村のところに、料理評論家の三波が突然やってくる。予約の客が入っていたため断るとキレて帰った。それから一週間もしないうちに身に覚えのない食中毒騒ぎが起き、保健所が来て営業停止になってしまう。そのことを三波が週刊誌に書いたせいで、店は客足が遠のき閉店に追い込まれる

さらに、料理屋をやっていた娘の亜子もテレビに出演した際、ゲストに来ていた三波に酷評される。放送されたくないなら部屋に来いといわれ、亜子は三波に襲われてしまう。しかし、酷評のシーンは放送され、店に人が来なくなってしまった。

放送を見た宗村が急いで店に行くと、亜子は自ら腹に包丁を刺して亡くなっていた。宗村は自分だけでなく娘の命も奪った三波を殺害して欲しいと依頼に来た。

殺害までのネタバレ

依頼を受けた折壁は盗撮カメラを三波に仕掛ける。三波は相変わらず店を脅し、金を請求していた。さらに三波には愛人の煮雪梨花がいて、折壁は彼女に近づき三波に殺されるかもしれないと言う証言を隠し撮りする。

そうして得た盗撮映像をパーティーの会場で流し、チョコレートで固められた女性の像の顔の下には、梨花の顔が剥がれて出てくる。驚いた客やマスコミは騒ぎになり、三波はその場を逃げ出す。

待ち伏せていた折壁が捕まえて拉致し、亜子の店に連れて行き拘束する。目の前にはフグの白子が2つあり、神の舌を持っているなら毒の無いほうを選べるはずだと選択を迫る。三波は一つを選択して食べるが苦しみ出す。折壁はどちらも毒入りのものを用意していたのだった

第2の依頼のネタバレ

  • 依頼人:椙山絵麻
  • ターゲット:椙山啓介

依頼内容

絵麻は夫の椙山にDVを元々受けていた。子どもを妊娠すると更に酷くなり、このままでは子どもも殺されてしまうと思い依頼に来た。

殺害までのネタバレ

依頼を受けた折壁は早速椙山を見張り動向を確認する。執拗につきまとったり脅したりして金の取立てを椙山はしていた。その中の一人にかつて大学で教わっていた恩師、名和潤造も債務者だった。名和は妻の治療費のために椙山から借金をしていた。

結婚式の会場にまで取り立てに来ていた椙山を折笠は拉致する。そして拘束すると鼻からバルーンカテーテルを挿入し脳まで届かせる。中でバルーンを膨らませ、破裂した瞬間、椙山は死亡した

第3の依頼のネタバレ

  • 依頼人:名和潤造
  • ターゲット:名和千代乃

依頼内容

膠原病にかかっている妻は回復の見込みはなく、日々痛みに呻き苦しんでいた。彼女を楽にして欲しいという安楽死の依頼。

殺害までのネタバレ

依頼を受けた折壁は千代乃の病室へ向かう。点滴を塩化カリウムに変えて殺害した

黒幕のネタバレ

名和潤造

動機のネタバレ

20年前に死亡した娘ののぞみを冷凍保存していた名和は、最高のパーツを集めてのぞみに移植し完璧な人間を作ろうとしていた。そのため、天才教授の脳や元メダリストの心臓、三波の舌などを集めていた。

優雨とDNA型のシンクロ率が高かったため、優雨を誘拐し足りない臓器は彼のものを作ろうと考えていた。

殺害までのネタバレ

名和に誘われて酒を飲みに行き、盛られた薬でそのまま折壁は意識を失ってしまう。名和は折壁をCELLS(セルズ)のアジトに連れていき、排除するために殺害しようと考えていた。だが、折壁は部下の比留川と入れ替わり、事前に用意していたの比留川のマスクをつけて成りすます。比留川には自分の顔のマスクをつけて拘束しておいた。

折壁を処刑しに来た名和は銃を発砲して殺害する。だが、それは折壁のマスクをつけた比留川であると、名和はまだ気づかなかった。

睦子もまた清掃員に化けて潜入し、折壁と同じく比留川のマスクをつけていた。同じ顔同士が遭遇し一触即発な事態になるが、折壁がマスクを取って正体を晒し事なきを得た。だが、名和が折壁の遺体の靴下を見て、殺したのは比留川だということに気づく。2人は手下たちに追われてしまう。

手下たちをやっつける2人の前に現れた梨花との対決になり、折壁と梨花はすれ違い様に互いに攻撃を繰り出した。先に折壁が膝をつき脚に負傷する。しかし、梨花の胸には折壁のメスがしっかり刺さっていた

名和と対峙する折壁たち、彼の娘を蘇らせる計画をそこで聞かされる。名和は最初から折壁に接触するため借金をあえて椙山からした。そして、妻の千代乃の殺害を依頼したのも、妻が計画を知りやめさせようと思っていたからだった。

銃を発砲する名和から逃れ、2人が別の部屋に行くと名和は部屋をロックしてしまう。そしてその場で冷凍し殺害しようとする。そこで横倉が配電盤をいじって停電させて止める。慌てて部屋の中に入ってきた名和を捕らえた折壁は、彼の胸にメスを突き立て殺害する

優雨と絵麻を見つけ出して保護し、安心するのも束の間、名和は瀕死の状態ながら優雨に向けて発砲する。折壁がかばい撃たれてしまった

物語最後のネタバレ

睦子と優雨は折壁の墓参りをしていた。あの時、短い時間だったけれども、確かに3人で家族だったと墓に語りかける睦子。降り出した雨に優雨はなんていう雨なのかを問い、睦子は涙雨よと答えて雨に濡れながら帰る。

その様子を横倉と一緒に見ていた折壁は、穴の開いたコインを片手に見守っていた

スポンサーリンク

【あまんじゃく2】2020の感想

【あまんじゃく】の第2弾も面白かったです。昔でいうところの必殺仕事人なのですが、唐沢さんの演技がいちいち面白いです。気配を感じてはスチュワーデス物語の片平なぎささんを彷彿とさせる、威嚇するようなポーズをしたり、真面目におかしなことをしてくれるので楽しいです。

名和役の野口五郎さんや三波役の大鷹さんも、キレッキレの演技を真面目にやってくれます。そのお陰でコントをやっているわけでもないのに、何だか見ていて楽しいドラマです。

木村ひさしさんが監督なので、ちょこちょこ小ネタが入ってきます。新日本プロレス好きな人なら、所々で笑いが起きるようなネタも相変わらず健在です。そういった細かいことを知らずとも、ドラマ自体が面白いので楽しく見れる構成となっていました。

毎週このドラマを放送してくれないかと前回見た時も思いましたが、原作つきのドラマなため勝手に話を作るわけにもいきません。なので、ぜひ原作がたまったらまた放送して欲しいものです。

スポンサーリンク

【あまんじゃく2】2020の補足

結局CELLSとはどんな組織だったのか?こちらで改めて補足します。

  • 世界中の大富豪から金を集めてデザイナーベイビーを作っている
  • クライアントのDNA型とシンクロ率が高い人物を代理母に指名
  • 体外受精で妊娠した後、6ヶ月で中絶させる
  • 胎児の細胞をクライアントのために使う

折壁が例として挙げていたのが、完全に一致するDNA型を持つ腎臓を持つ胎児を作れば、重度の糖尿病患者は細胞移植することで完治する可能性が高いそうです。

要するに自分のクローンを作っておけば、必ず適合するのでパーツの入れ替えができるという話です。折壁も「人間はロボットじゃない」と言っていました。名和が集めたパーツで娘を生き返らせたとしても、いわゆる“テセウスの船”状態ではないかということです。

スポンサーリンク

【あまんじゃく2】2020の登場人物のその後

今回のドラマで登場した人物たちは最後どうなったのか?一部分かった人物のみ書いてあります。

  • 折壁嵩男:実は生きているが睦子も優雨もそれを知らない
  • 梶睦子:優雨と一緒に折壁の墓参り
  • 横倉義實:折壁と一緒に睦子たちを見守る
  • 三波正昭:無毒フグと間違えて食べたという扱い
  • 椙山絵麻:無事出産して子どもを授かる
  • 椙山啓介:折壁によって殺害
  • 煮雪梨花:折壁と戦って死亡
  • 名和潤造:折壁によって殺害
  • 名和千代乃:折壁によって安楽死
  • CELLS:摘発される
スポンサーリンク

【あまんじゃく2】2020のまとめ

タイトルでは“最後の闘い”とありますが、折壁は生存しているのでまだまだ続けられそうです。コインに当たって助かったということなのでしょうが、コインは思いっきり貫通していたのに大丈夫だったのか?と、思いますが大丈夫なようです。

娘のために奪った脳や心臓は大人のサイズなのに、娘にうまいこと移植することができるのか?そんなこともつい考えたくなります。また、数ある人体パーツの中から、なぜ三波の舌を必要としたのかも謎です。他にもっといいパーツがありそうですし、三波の舌だと思うとちょっとどうなのか。

などなど2時間ドラマ同様、突っ込みどころも満載なあたりが、あまんじゃくの面白さでもあります。また放送される日を非常に楽しみにしているドラマの一つです。

【あまんじゃく2】2020のいいセリフ

苦しみを取り除くのも、弱い者を救うことになるのではないですか?

タイトルとURLをコピーしました