【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】2話ネタバレ感想|第4の犠牲者が発見

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WOWOWで放送されている【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】の2話目は、新たなる犠牲者が発見されます。野木は警察に任意で聴取を受けますが、証拠もないためそのまま帰されます。吉佳はなぜ“八木沼”に心惹かれるのか?その理由の一つが分かります。

【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】の見逃配信はWOWOWのオンデマンドで視聴できます。
本ページの情報は2019年10月時点のものです。最新の配信状況はWOWOW公式サイトにてご確認ください。

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【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】2話のあらすじ

“首くくり殺人”事件の4人目の被害者が出る。井口にマークされていた野木は、取り調べを受けることに。取り調べの最中、野木は警察を忌み嫌う態度を見せ、井口らの怒りを買う。野木が必要以上に警察を嫌う理由は、過去の誘拐事件にあった。一方、吉佳は兄の剛志(平埜生成)の暴力から救ってくれた野木へ特別な感情が芽生え始めており、次第に野木と行動をともにするようになるが……。

公式HPより引用
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【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】2話のネタバレ

  • 冷凍車の中に発見された遺体は、今までの事件と同じ共通点があり、同一殺人犯による犯行と警察は考える
  • 4人目の被害者が殺された当日のアリバイについて、野木は警察に呼ばれて聴取される
  • 野木が犯人だと信じて疑わない井口は、数々の疑念をぶつけていく。だが、野木は当日漫画喫茶にいたと証言する
  • くびくくり事件には女が関わっている、3人目の被害者と接触したとき「全部カナのせいだ」と言っていたと野木は言う
  • 警察は裏取りをしに漫画喫茶に行くが、防犯カメラの映像も顧客データもコンピューターウィルスに感染して全部消えてしまっていた
  • 決定的な証拠も掴めず野木も体調不良を訴えたため、警察は仕方なく野木を帰すことにした
  • 具合が悪くなった野木は自宅に戻るなり倒れてしまう。意識を戻した際には隣の部屋の吉佳が看病しに来てくれていた
  • 吉佳は何か食事を作ろうとして冷蔵庫を開けるとノートがあった。その中には野木が子供の時に誘拐された事件のスクラップ記事が貼ってあった
  • 気付いた野木は吉佳からノートを取り上げ、抱き締めたまま再び寝床につく。吉佳は中学の時、八木沼に言われた言葉に救われたと話した
  • 朝起きた時には吉佳の姿はなかった。代わりに冷蔵庫にお粥が入っていた
  • 外に出た野木は中庭で花を植えてる吉佳を見かける。差し出されたシャベルを受け取り、花を植えるのを手伝う
  • 再び廃墟を写真撮影しに向かう野木、吉佳も後をついて一緒に回る。終えて街を歩いている時、吉佳は幸せそうなカップルや家族を見て銃で撃つ真似をする
  • 野木の張り込みを続ける井口たちは、2人が共犯なのか、それとも次の標的が吉佳なのかを考えていた
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【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】2話の感想

新たな犠牲者が出たことで、野木が警察に任意ですが聴取を受けます。一度疑いをかけられたら真犯人が捕まるまで、延々と事あるごとに付きまとわれるのでウザったいです。しかも、刑事自身が証拠がなくても勘で犯人だと決め付けているので、高圧的な態度を取ってきます。

主役を演じる古川さんはほとんどセリフもなく、基本的に無口で無表情です。そんな主人公が微かに表情を変え、心情を言葉でなく表情で伝えてきます。今回のシーンで最も印象的だったのは、吉佳が野木に「頭の中では何人殺しても自由だから」と言った後、口角がゆっくりと微かに上がる表情が印象的でした。難しい役どころを見事に演じています。

吉佳と野木のロマンスは一時の幸せな時間で儚くも切ないものに見えます。傷付いた2人の身を寄せ合う姿は見ていて感情を揺さぶられます。エモいです。

今回は新たに見つかった4人目の犠牲者の詳細と、なぜ吉佳は“八木沼”に惹かれるのか?その理由についてまとめました。

ネタバレの詳細となります。未視聴の方はご注意ください。

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4人目の犠牲者の詳細

新たに発見された犠牲者は廃墟の中というよりも、冷凍車の中で発見されました。手口が同じことから前3人の犯行と同一と見て警察は捜査します。

  • 4月25日に発見
  • 被害者:大塚千絵(22歳)
  • 3日間程度凍っていたと思われる
  • 冷凍車の中で絞殺されて発見
  • 第一発見者はトラックの持ち主

冷凍車は3ヶ月停めっぱなしだったようです。勝手に電源を使っていると苦情があり、トラックの持ち主が確認したところ遺体が発見されました。

廃墟ではなくなぜトラックの中?それについては分かりません。井口は「保存して後で食おうと思ったんじゃないか、人殺しの考えることなんか分からない」と皮肉とも推理とも取れないことを言います。

この事件の詳細はドラマ内でも記事が出て来ますので引用します。

25日午前10時43分ごろ、神奈川県川崎市のTG川崎製造工場内で「冷凍車の中で女性が亡くなっている」と110番通報があった。川崎南警察署によると冷凍車の中で大学生大塚千絵さん(22)が座った状態で発見され、その場で死亡が確認された。
現在、世間で注目を集めている「くびくくり事件」の被害者は1人目・及川亮子さん(23)2人目・大久保貴子さん(22)、3人目・奥村明日香さん(24)と若い女性3人。発見現場、殺害方法が酷似しており、廃墟でロープによる絞殺。殺害状況は3人とも手を結束バンドで拘束されており裸足。大塚千絵さんの発見現場は廃墟ではなかったものの殺害方法、状況ともに「くびくくり事件」の被害者と同じだった。
川崎南警察署などによると、現場となった冷凍車の持ち主のところに、苦情が入り様子を見に行ったところ冷凍車の中に座らされている被害者を発見し、110番通報した。現場の冷凍車は3ヶ月放置してあったようで、警察関係者によると被害者は凍らされてからすでに3日程度は立っているだろうとのことだ。

20代前半の女性ばかりが狙われています。警察は死後3日は経っているので4月22日のアリバイを野木に聴取します。しかし、野木のアリバイは防犯カメラ映像も顧客データも消えてしまっていたため、いたと証明もできないが嘘とも証明できません。

野木は3人目の被害者と事件直前に接触していたのが、コンビニの防犯カメラに映っていました。その時、最初は道を聞かれたと証言していましたが、実際はしつこい奴につけ回されているから、大通りまでついてきて欲しいと言われたそうです。そして「全部カナのせいだ」と言っていたと言います。

井口は当然デタラメ言っていると思いますが、警察上層部はこの証言を重視し“カナ”なる人物を探すよう言います。真相はどうなのか?現在のところまだ分かりません。

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吉佳が八木沼を慕う理由

中学時代、よくスクールカウンセリング室で会ったという2人ですが、それだけで吉佳は八木沼を慕うのか?それ以上の理由があったことが、今回吉佳の口から語られます。

吉佳は何の薬かは分かりませんが、大量の薬を一つずつ飲んでいこうとします。その手を握って止めたのは、八木沼でした。そして彼女にこう言います。「そんなことしなくていい。狂っているのは周りのほうだから」と。

吉佳の家が具体的にどういう家なのかは分かりませんが、どうやらあの兄だけではなく家族もおかしいようです。目には眼帯をして傷付いた吉佳は、八木沼のその言葉に救われます

あの時言われて何かすーっとした。私のクソみたいな家族は、やっぱりクソなんだって。なんていうか幸せになれる気がした。

吉佳は当時を振り返って八木沼に伝えます。吉佳は自分がおかしいのかもしれない、だからこんな目にと思ったのか、自殺をしようと薬を飲もうとしたのかも知れません。それを八木沼が全否定してくれたわけです。おかしいのは君じゃない、周りだと。

八木沼を慕う理由の一つが、この時の体験からだったということが分かります。

しかし、相変わらず暴力兄貴に襲われている吉佳です。幸せになる日は来るのか?心配です。

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【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】2話のロケ地

まんがねっとラウム 新宿本店

野木がいたという漫画喫茶

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【悪の波動 殺人分析班スピンオフ】2話のまとめ

新たに4人目の犠牲者が発見されたことで、井口は野木をますます怪しみます。しかし証拠はありません。野木はやったのか?それともやっていないのか?まだ全く分からない状態です。

そんな殺伐としている話ですが、吉佳とのロマンスが切なくともひと時の癒しを与えてくれます。普通に生まれて普通に育ったら、普通に幸せになれた二人かもしれません。しかし、普通に生まれて育ったら出会わなかった二人です。過去が今の必然となっている、なんとも物悲しいロマンスです。

今後、真犯人が誰なのか?そして、野木はどうするのか?楽しみな展開です。

次回第3話は10月20日放送予定です。

今回のいいセリフ

そんなことしなくていい。狂っているのは周りのほうだから。

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