【相棒20】19話のネタバレと感想|冠城亘卒業のカウントダウン

2022冬ドラマ
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【相棒20】19話「冠城亘最後の事件―仇敵」のネタバレと感想をまとめています。

反町さん演じる冠城亘が卒業するエピソードの前編です。登場人物の紹介と現状を説明するような回で、最終的に話はどう繋がるのか予測不能です。果たして冠城はどうなるのか?

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【相棒20】19話のあらすじ

かつて鑓鞍兵衛(柄本明)の秘蔵っ子と呼ばれていた、王隠堂鷹児(青戸昭憲)は選挙の際に党の公認を得られず落選してしまう。その後、事故に遭って亡くなってしまった。

王隠堂家の書生の京匡平(本宮泰風)は、鑓鞍のせいで殺されたと怒り襲撃しに向かう。だが、SPの津崎真茅(野波麻帆)が盾となり、襲撃は失敗に終わり京は刑に服した。

その京が出所したことで再び鑓鞍を狙っているという情報が、内調の社美彌子(仲間由紀恵)の耳にも入った。

鑓鞍に注意を促すが当人は思わぬ行動に出る。以前、自分の盾となって瀕死の状態に陥った津崎を、自分の警護につけたのだ。津崎は若い湯本律郎(柿本光太郎)と共に鑓鞍の警護をすることになった。

選挙が近付く中、鑓鞍はいわゆる“国替え”をして別の選挙区から立候補する。その選挙区は片山雛子(木村佳乃)がいる選挙区だった。

京と襲撃を共謀する王隠堂鷹春(勝野洋)は、反対する娘の美馬(酒井美紀)に対し暴行を加えて逮捕されてしまう。右京(水谷豊)はその背後に何かきな臭いものを感じていた。

一方、冠城(反町隆史)は最近しばしば早退したり、青木(浅利陽介)との約束をドタキャンしたりを繰り返していた。

すると週刊誌に冠城がパパ活をしているという記事がスクープされてしまう。冠城と一緒に写る少女は何者なのか?そして、鑓鞍襲撃はいつ実行されるのか?

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【相棒20】19話のネタバレ

最終回に繋がる話の前編です。真相が明らかになるのは次回となります。関係者の現状を主に説明するような回です。

鑓鞍兵衛襲撃事件

ここに来て突然、そんな事件があったという話が出てきます。事件は8年前にさかのぼります

鑓鞍兵衛の秘蔵っ子と言われ、頭角を現しつつあった王隠堂鷹児が選挙に出た際、当時選挙対策委員長だった鑓鞍が党の公認をなぜか外します

その結果、無所属で選挙に出た鷹児は落選してしまいました。その後、自転車に乗っていた際、カーブを曲がりきれずに崖から転落して亡くなってしまいます

王隠堂家の書生である京匡平は鑓鞍に対して怒り、短刀を持って襲撃しに行きました。

しかし、SPの津崎真茅が盾となり、鑓鞍には傷一つつけることができませんでした。津崎は生死をさまよう大怪我を負いますが、復帰しこの事件のお陰で出世します。

京はその後7年服役し、同じ囚人に出所後に再び襲撃すると言っていたそうです。

鑓鞍vs雛子

選挙が近付くに連れて怪しい動きが水面下で起きます。鑓鞍が国替えをして別の選挙区から出馬するという噂が社の耳に入ります。

直接話を聞いたところ鑓鞍は「息の根を止めたい候補者がいるんでね」と言います。その選挙区から出馬するのは、あの片山雛子でした

雛子も最初はデマだろうと思っていましたが、本当に立候補することになり直接話をしに行きます。

互いに腹の内は明かさず探り合うような、上辺だけの会話は聞いていて気味の悪いものでした。

どうやら、鑓鞍の地元の後援会は猛反対したにも関わらず、鑓鞍は独断で国替えを決めたようです。

本当に雛子を落とすための刺客として国替えをしたのか?何やらまだ裏がありそうな気がします。

鑓鞍の狙いとは?

国替えして選挙に出たりするだけでなく、かつての襲撃事件で負傷したSPの津崎を再び警護につけます

表向きは女性を警護につけることで、選挙中のイメージアップを狙っているようです。しかし、ずっと彼女に警護してもらっていたわけではなく、ここに来て突然指名しました。

京が再び襲撃に来るという噂を聞いたため、あえて彼女を選んだのだろうと思われます。その理由が恐らく鑓鞍にはあるのですが、そのことについて今回は明らかにされません。

彼女自身王隠堂家と何か関係があるのかと、思わず勘繰りたくなるような人事です。

津崎は湯本と組んで警護につくことになりますが、どうやら2人は単なる上司と部下というよりも、恋人のような関係らしく肉体関係があります。

前回の襲撃も彼女が何か関係しているのか?謎めいた女性です。

仇討ちの定義

京が鑓鞍を襲撃したのは鷹児の仇討ちだとなっていますが、右京さんは疑問に感じます。なぜなら仇討ちの条件を全く満たしていないからです。

  • 鑓鞍は鷹児を殺してはいない
  • 京は親類縁者でもない

という理由から仇討ちというにはおかしいと右京さんは言います。右京さんいわく、正式な仇討ちの資格を持つ人物は美馬だけです。

しかし、美馬は女性なため、京が助太刀をしたということならオーケーだそうです。

ここから考えられるのは美馬が本当に京に頼んだか、もしくは京の狙いは仇討ちでなく他にあったかです。

いずれにせよ本当に事を起こそうとしているのか?右京さんは疑問に思っているようです。

王隠堂家の謎の行動

京は天涯孤独の身で、王隠堂家に書生として引き取ってもらいました。以来、鷹児の秘書のようにして働き、鷹児が亡くなった際には鑓鞍への怒りを募らせます。

その結果、鑓鞍を襲撃に行きますが失敗に終わり、7年の刑に服していました。その京が出所してから、再襲撃の噂がにわかに立ちます。

京は王隠堂家の当主である、鷹春と一緒に共謀して鑓鞍を襲おうと計画を立てていると、娘の美馬が交番に行ってタレコミます。

すると鷹春がやってきて美馬を無理矢理連れ戻し、その場で持っていた杖で何度も叩いて折檻を始めました。

後を追っていた警官がその場で鷹春を逮捕し、警察に連れて行かれます。

騒ぎを聞きつけた捜査一課の面々が自宅に行くと、既に右京さんたちが京から話を聞いていました。

京は落ち着いた様子で状況を把握していました。あくまで計画を練ろうとしていただけで、凶器の類など所持していないと言います。

右京さんはなぜ鷹春はわざわざ騒ぎを起こしたのか、不審に思っていました。黙って実行すればいいものを、なぜ娘に暴力をふるって逮捕されたのか?

京は冷静なところを見ると、2人で何かを示し合わせているのではないか。いずれにしても京単独での襲撃はないと考え、総選挙のさなかに襲撃をするのではないかと考えます。

内調vs公調

内調こと内閣情報調査室と公調こと公安調査庁という2つの調査機関があり、今回の鑓鞍再襲撃の情報を最初につかんだのは公調でした。

社が内閣情報官に就任できたのは、鑓鞍のバックアップがあったからでした。恩人襲撃の情報を先につかんだのが公調だったことに、内心社は穏やかでありません。

なぜ公調が先に情報をつかむことができたのか?具体的な方法は言いませんが、社は公調の久角壱仁という人物と秘密裏に会います。

鑓鞍は公安調査庁を公安調査局に格下げしようと、閣議で進言していた過去がありました。公調にとっては憎き人物です。そして社も同様に公調不要論者です。

それゆえ、鑓鞍に対して関心があると久角は言います。さらに社の娘の話をしたりして、何とも不穏な空気となります。

冠城は元上司である日下部と久し振りに会って社のことを聞かれます。何かを知っていると思われているようで、冠城は知らないと言いますが日下部は信じていないようでした。

内調は元官房長官の鶴田翁助の命令で、一般市民の監視をこっそりと進めていました。社がトップに代わった際、非合法監視システムを全て破棄すると約束します。しかし、本当に破棄したのかどうかは分かりません。

内調と鑓鞍チームvs公調と王隠堂チームという図式がどうやら背後にあるようです

告発動画

捜一の面々は何か起きるに違いないと思い、連日王隠堂家に通いつめます。やがて、それが発端で京はある動画を投稿します。

  • 警察が襲撃計画を立てていると言ってつきまとっている
  • 恩人の鷹春が別件逮捕された
  • 今も監視下に置かれている
  • 内調が暗躍している
  • 鷹児は事故に見せかけて殺された
  • 国家権力が一市民を殺している

と言った内容を京は告発します。あえてデマを交ぜてネット上に拡散するよう仕向けているようです。

さりげなく共謀という言葉を使い、まるで京と鷹春が共謀罪という嫌疑をかけられて、捜一につきまとわれているという感じにさせています。

陽動作戦なのか?いずれにしても広範囲に影響が出そうだと右京さんは考えました。

鑓鞍を貶めるための手段か、それとも襲撃をしやすくするためのものか、その両方か?謎です。

冠城の不審な動き

青木が約束を2度もドタキャンされたと怒り、特命係にやってきます。女でも出来たのではないかと勘繰りますが、冠城はのらりくらりとかわして認めません。

最近は早退も多いようで、右京さんも詳しい事は分からないようです。その頃冠城は制服姿の女子中学生と思われる少女と、夜の街で会っていました。

まさかのパパ活か?と思ったら案の定、週刊誌にすっぱ抜かれます。当然、上層部にも絞られますが、いとこの娘だと言い張って正体を明かそうとしません。

右京さんはその相手が誰なのか、まずは冠城の姉の由梨に確認して冠城がウソをついていると暴きます。

相手と思い当たる人物が一人いると言い、年恰好もちょうどで冠城と接点があっても不思議ではない人物がいると。

すると冠城のスマホに着信があり、名前は「M」と表示されました。右京さんは確信をします。その相手とはマリア、すなわち社とロシア人スパイとの間に生まれた娘です

冠城はマリアと落ち合ってから、社の所へ一緒に行きます。自分の娘とはいつからなのかと、怒りながら問い詰めました。

冠城とマリアがなぜ会っていたのか?その理由は今回は明らかになりません。

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【相棒20】19話のまとめと感想

鑓鞍をかつて襲撃した人物が出所し、再び狙われるのかも?という話でした。

最終回の前編にあたる話なので話は完結しません。次回に真相が全て明らかになるでしょう。

鑓鞍と雛子、内調と公調、それに王隠堂家が関わり、最終的に何が狙いなのかが分かりにくい状況です。

鷹児の死が事故ではない可能性も高く、だとしたらなぜ消されたのか?そもそもなぜ党の公認がなくなったのか?という謎があります。王隠堂家も何をしている家なのかもよく分かりません。

マリアが何者かに狙われているのか、冠城は守ろうとしているようですが理由は不明です。

わざわざ“仇討ち”の説明に時間を割いていることから、誰が本当の“仇”なのかが事件の根底にあるような気はします。

それに付随して関係者の思惑が入り乱れ、冠城が生死や進退を賭けるような状況に陥る。といった感じではないかと予想しています。

事件の真相もさることながら、冠城がどういった形で卒業するのかにも注目です。亀山のように辞めてどこか行くのか、神戸のように別の部署に行くのか、甲斐のように逮捕されるのか?

今までと違う終わり方をするなら殉職の可能性がありますが、できれば再びスペシャルなどで顔を出して欲しいものです。

次回は3月23日21時から放送予定です。

【相棒20】19話のいいセリフ

放っとけませんよ!相棒が不名誉なパパ活疑惑をかけられているのですから。

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