【黒い画集~証言~】のネタバレと感想|谷原章介×浅香航大の不倫関係

黒い画集~証言~ スペシャルドラマ
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2020年5月9日にNHK BSプレミアムで放送された、【黒い画集~証言~】のネタバレと感想をまとめました。

過去に7度映像化されている松本清張原作のドラマを、今回は大胆なアレンジを加えてリメイクです。

中でも谷原章介さんと浅香航大さんが不倫関係という、今までの作品とは一風変わった内容となっています。

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NHK 2020年版【黒い画集~証言~】のキャストとスタッフ

キャスト

  • 石野貞一郎…谷原章介
    医師で既婚者。2人の子供がいる
  • 石野幸子…西田尚美
    貞一郎の妻
  • 梅沢智久…浅香航大
    工芸大の院生。貞一郎の愛人
  • 梅沢初枝…宮崎美子
    智久の母
  • 杉山孝三…堀部圭亮
    貞一郎の病院の患者で外車ディーラー
  • 石野貞則…吉村界人
    貞一郎の息子
  • 石野薫…山田佳奈実
    貞一郎の娘
  • 杉山沙紀…高月彩良
    杉山の娘

スタッフ

  • 原作:松本清張「証言」(『黒い画集』より)
  • 脚本:朝原雄三、石川勝巳
  • 演出:朝原雄三
  • 音楽:沢田完

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【黒い画集~証言~】のあらすじ

マンションでOLが殺害された事件の容疑者として、愛人関係にあった杉山孝三(堀部圭亮)が浮かび上がる。しかし、杉山には石野貞一郎(谷原章介)に会ったというアリバイがあるという。刑事はさっそく話を聞きに行くと、石野は杉山に会っていないという。この証言の結果、杉山は逮捕・起訴されてしまう。

無実を訴える杉山だったが、石野は頑なに証言を変えようとはしない。なぜなら、あの晩、石野は愛人と一緒に過ごしていたからだった。もし、杉山に会ったと証言したら、その日誰と何をしていたと聞かれるのだけは避けたかった。

しかも石野の愛人は、女性ではなく男性だった。

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【黒い画集~証言~】のネタバレ

今回起きた事件はすぐに容疑者が特定され、逮捕されます。この事件をきっかけに別の事件が起きてしまうという話です。

1:殺人事件が発生

今回発生した事件はこういう内容でした。

  • 被害者:水沢さおり(28歳)
  • 職業:OL
  • 死因:絞殺
  • 死亡日時:12月4日午後8時30分ごろ
  • 遺体発見現場:金沢市の自宅マンション

この女性が殺された事件がきっかけで、平穏な暮らしをしていた石野の人生が狂い始めます。

2:容疑者が特定

事件が発生してからすぐに容疑者が特定されます。被害者の交友関係を洗った結果、浮かび上がった人物はこの男でした。

  • 容疑者:杉山孝三(53歳)
  • 職業:外車のディーラー
  • 被害者との関係:会社の上司で不倫関係だった

殺されたさおりは杉山の愛人だったことが分かります。近所の住民などの証言から、事件当日もマンションに出入りしていたことが分かります。

被害者の爪から皮膚片が採取され、杉山のものであることも分かりました。しかし、杉山はアリバイを主張します。それは、事件発生時刻の頃、山代の交差点で石野と会ったというのです。そこで警察が石野に話を聞きます。

2-1:石野の証言

  • 何かの間違い。そんなところに行っていない
  • 午後2時に仕事が終わって論文に目を通していた
  • その日は家に戻っていない
  • 翌日朝10時に病院を出て自宅へ戻った

杉山は以前、石野の病院に通院していた患者でした。なので一応面識はあります。ですが、石野は事件当日ずっと病院にいたと証言します。

この証言が決め手になったのか、杉山は逮捕されます。

杉山が逮捕される

3:事件当日の真相

あの日、本当は何があったのか?実は石野は愛人の梅沢智久と一緒にいました。男性の愛人である梅沢智久とはどんな人物なのか?

3-1:梅沢智久について

  • 年齢:25歳
  • 職業:工芸大学の院生
  • バイト:陶芸教室の助手、バーテンダー
  • 出身:能登
  • 家族:母親のみ

幸子の通う陶芸教室の助手をやっている人物が、石野の愛人だったのです。当然幸子はこの事実を知りません。自分の息子とそう年齢の変わらない男を愛人として囲い、身の回りの面倒をみていたようです。

3-2:石野と智久のラブシーン

あの事件があった晩、石野は病院に一人残っています。午後5時10分過ぎに病院を抜け出して梅沢の所へ向かいます。梅沢は卒業制作の作品作りに窯を借りて焼いていました。石野と会った途端にラブラブな展開になり、さっそく2人はいちゃつき始めます。

そのいちゃつき具合はキスから始まり、シャツを脱いでベッドで抱き合い、胸に頬を寄せたりといったところまであります。梅沢の背後から石野が迫り、ベルトを外す音が聞こえ、梅沢がベッドヘッドに手をかけるぐらいの感じで終わります。

最終的な行為のシーンが映ったり、喘ぎ声のようなものはありません。ですが、十分2人の関係性が分かるシーンが入ります。だから地上波でなく、BSで放送したのかなと思えるような内容です。

3-3:あの夜の真相

その後、酒を買いに2人は開いている店を探しに行きます。それが山代の交差点のそばの店でした。

周囲を警戒してか石野は梅沢と一緒に店には入らず、1人で表で待っていました。すると、偶然車に乗った杉山が通りがかり、ぼーっと石野は車の中を見ると、杉山も気づいて互いに会釈します。

あれだけ警戒しているのに、車が来たときに隠れるでもなく、ぼーっと車の中を見る石野。意味不明です。

要するにあの時杉山と会ったと証言すると、2人の関係がバレてしまう。なので嘘をつくしかないというのが石野の考えです。

石野は男の愛人と一緒にいた

4:検察と裁判での証言

その後、検察でも石野は話を聞かれます。その時ももちろん石野は「見ていない」と証言します。しかし、自分のせいで無実の人が逮捕され裁かれるという良心の呵責もあるようで、検察官に妙な質問をし始めます。

Q:他に犯人はいないのか?容疑者は杉山だけなのか?
A:これまでは他に容疑者がいるという情報はない

Q:杉山が加賀市にいたという可能性は本当にないのか?
A:石野に会ったというのが唯一のアリバイ。車を見かけたという証言もなければ、経路に設置された監視カメラを調べたが、外灯もない暗い田舎の道なので、杉山の車がはっきりと映っていなかった。

検察は他の状況証拠や被害者との関係からも、起訴できることは間違いないと結論付けます。

杉山が犯人でないことは、石野が一番よく分かっています。そのため、石野は一人で悩み始めます。自宅に帰っても悩んでいると、妻がある事実を話します。

それは、杉山が夫のいないときに車のセールスにやってきてたという話です。

杉山は幸子に車を試乗させ、2人きりでドライブします。すると突然、幸子の体に触れてきて誘います。幸子はそのとき拒否をし、杉山に嫌悪感を抱いたのです。なので幸子はあんな人かばう必要はない、あの人が犯人に違いないとまで言います。

4-1:裁判での証言

石野は裁判で証言台に立ちます。そのときのやり取りはありませんが、傍聴席にいた杉山の娘、沙紀が石野に向かってなぜ嘘をつくのと食って掛かります。

ここから想像するに、石野は裁判でも偽証をしたということが分かります。命を救う医者なのになぜなのか?訴えかける娘の声が耳にこびりついて離れません。

その後、実刑判決が下されます。番組から内容を引用します。

金沢OL殺人事件 被告に実刑判決

去年12月に金沢市内のマンションで女性が殺された事件で、殺人罪で逮捕された杉山孝三被告(53)の判決公判が2日、石川地裁で開かれ、懲役8年が言い渡された。

公判後、杉山被告側は判決を不服として即日控訴。

殺人をして懲役8年、思っていたよりも軽い求刑ですが、即日控訴します。それもそのはず無罪なので争う姿勢です。

石野の偽証により杉山に実刑が言い渡される

5:関係に亀裂が入る

誰にも言えない秘密を抱えて石野は酒におぼれます。智久のところに行って飲み続けるという状態になります。そんな石野を温かく迎え入れるではなく、智久は石野から気持ちが離れ始めます。

苦しいという石野に対して、じゃあ本当のことを言ったら?と智久は勧めます。しかし石野は絶対言えないといって拒みます。そんな石野の姿勢に智久はこう思っていました。

  • 関係が知られても自分は構わない
  • 石野は自分との関係が恥ずかしいのか?
  • 結局家族や立場が大事なんだね
  • ゲイであることを恥じているから、同じゲイの自分といるだけ
  • 自分と恥を分け合うことで、楽になろうとしているだけ

そんなことはないと何度も否定する石野ですが、智久は気づいていました。石野はゲイであることを恥じていると。そして、こう告げます。

僕のことを愛してるっていうのは、自分自身や僕のことを軽蔑してるからなんだ。

傷の舐め合いをしているだけだと、愛しているという言葉自体、本当に愛しているからではないと智久は言います。今回偽証するのは結局家族や立場が大事だからだと、智久は思い知らされました。気持ちが少しずつ離れていきます。

石野が偽証するのは自分を恥じているから

6:疑惑と隠蔽

息子の貞則が家の外に出ると、杉山の娘の沙紀が待っていました。彼女は父親の無実を何とか証明したいため、貞則にもう一度あの日のことを父親に聞いてもらえないかと訴えます。

貞則はその話を父親にする前に母親に話します。あの晩おかしなことがあったと。

  • 父親の車を借りようと思って、友人と一緒に病院に行った
  • 外に車は止まっていた
  • 夜10時頃に病院のインターフォンを押したが出てこなかった

父親が出てこないので電話をかけようとしますが、友人の車を借りることにしました。貞則はいいます、あの日、本当に父親は病院にいたのかなと。

6-1:偽の真実と隠蔽

息子から話を聞いた幸子は石野の部屋に行って、他に何か隠していることはないか?と話します。すると石野はこう答えました。

  • あの晩、加賀市で杉山を見た
  • 温泉の旅館に行っていた
  • 行きずりの女性と一緒にいた

真実を話すようなフリをして、まだ嘘をつき続けます。妻は話を信用したのか、とりあえずビンタします。そして、偽の事実を知った妻なりに考えます。

  • 子供たちには知られたくないので、二度とこの話はしないで
  • 今さら本当のことをいっても逮捕されるし、女のことも知られる
  • 杉山に会ってなかったら、一審の結果は同じだった
  • あんな男のために家族が傷つく必要はない
  • 子供たちのために2人ともキッパリ忘れる約束をする

妻は何よりも子供たちを思い、夫の過ちをなかったことにします。しかし、夫はまだ真実を話していないことに、妻はこのときまだ気づいていませんでした。

偽の真実をいう夫と隠蔽に走る妻

7:智久との別れ

気持ちが離れ始めていた智久に決定的な瞬間が訪れます。それは、何も知らない妻が家に智久を招いて食事をすることで訪れます。

7-1:心の別れ

幸子は能を見た帰りに、偶然その場に居合わせた智久を家に招きます。手料理を振舞う幸子と、楽しそうに話す友人たち。そこに子供たちも帰ってきて一緒に食事をします。

楽しそうな笑い声や絵に描いたような幸せな姿に、智久はいつもより酒を飲みました。石野と2人きりで話すタイミングで、智久は思ったことを告げます。家では指輪をしていること、いい家族であること、やっぱり来るんじゃなかったと。

自分に見せる顔と違う石野の顔、それが楽しそうであればあるほど、自分が惨めに思えたようで来たことに後悔します。これが、智久の心を決別させる瞬間でした。

その後、智久は石野の連絡先を削除します。そして、怪しい美術商の金光と一晩共にします。

7-2:永遠の別れ

智久と連絡が取れない石野は焦り、智久の家へ向かいます。すると、金光に送られて帰ってきた智久を見かけます。2人は別れ際にキスをしたりしていたので、嫉妬からか石野は文句をいいます。そんな彼に対し智久は別れを切り出します。

  • 東京の美術商の男は作品を買ってくれる
  • 陶芸家としてのキャリアに石野ができることはない
  • 石野は家族と仕事を守りたい、自分は陶芸家として実現したい夢がある
  • 関係を続けてもお互いのためにならない
  • 自分は純情でも貞淑でもない
  • 色々な人と付き合ってみたい
  • 卒業したら東京へ行く
  • 自分のような人間は古い町では生きづらいから

智久は別れの決断を下していました。相手は石野と同じノンケのふりをした妻子持ちだといいます。お互い前を向くために関係を清算しようとします。

しかし、石野は智久を失いたくないようですがります。智久は「さようならだよ。最後にもう一度だけ抱きたい?」と聞き、石野はその言葉にキレたのか智久を殺害してしまいました。

新聞記事をドラマから引用します。

工芸大院生・遺体で発見
首に圧迫痕、他殺か

28日(火)の夜10時ごろ、「人が倒れている」と金沢中央署に110番通報が入り、金沢市前田町の住宅で、学生の梅沢智久さん(25)が一階の居間でうつ伏せに倒れているのが発見された。

捜査員が駆けつけたところ、梅沢さんの首に何者かに絞められた跡があり、すでに死亡していた。梅沢さんは特に争った跡もなく、現金の入った財布や預金通帳なども持ち去られていなかったため、中央署は梅沢さんと身近な人の犯行ではないかと考え殺人事件として捜査している。

捜査をしているようですが、石野はまだ逮捕されず一ヶ月が経過します。罪の重さに耐えかねて一度は薬を飲んで自殺しようとします。しかし、思いとどまりました。

智久の母から遺品として渡された品は、智久の焼いた作品でした。箱の裏には“石野貞一郎先生へ お別れの記念に”と書いてありました。石野はその作品を見て号泣します。

石野が智久を殺害してしまう

8:告白

自分の犯した罪や嗜好について、とうとう石野は妻に告白をすることを決意します。雷鳴轟く中、石野は今度こそ全てを話しました。

  • 自分は石野家に来る人間ではなかった
  • 明日警察に行く
  • あの晩一緒にいたのは智久だ
  • 自分は男しか愛せない。ずっとそれを恥じてきた

そして延々と自分の恋愛遍歴を語り始めます。出会って結婚して子供ができて幸せだったけど、やっぱり男が好きだと智久への思いを語ります。

当然妻は驚いて「何をいっているの?」となります。さらに「あなた私のこと騙してたのね」と25年の結婚生活が偽りだったと知らされます。

  • 智久を殺してしまった
  • 本気で智久を愛していた
  • でも家族も大事だった
  • 明日警察に自首する

幸子は子供は2人の子であることは変わりないと、慰めながら許すような態度を取ります。このままお別れも悲しいので、ウィスキーで乾杯をしようといい準備をしにいきます。

石野は同性愛者だったことも、人を殺したことも告白した

9:ドラマの結末

翌日、石野は自室で遺体として発見されます。自殺扱いです。息子や看護師も最近様子がおかしかったと話します。

真犯人が見つかったことで杉山は釈放され、刑事たちは誤認逮捕したことにぼやきます。

幸子は石野の墓参りに向かい、石野家を家族を守るためにはこうするしかなかったとつぶやきます。

あの晩、幸子はこう思っていました。夫は女として一度も自分を愛したことがない、25年間の結婚生活は嘘だったと。そこで、ウィスキーに夫の持っていた薬を入れて殺害したのです。

夫は気づいていなかったのか、それとも……そう考える幸子の脳裏には、あのとき笑顔でウィスキーを飲んでいた夫の顔でした。

9-1:登場人物のその後

  • 石野貞一郎:殺害。自殺として処理。
  • 石野幸子:夫を殺害、逮捕されず
  • 梅沢智久:石野によって殺害
  • 杉山孝三:無罪放免

石野殺害の罪は問われることなく自殺として処理されます。智久を殺したのは石野ということも現時点では分かっていないようです。

しかし、杉山は真犯人が逮捕されたため釈放されます。犯人は富山で空き巣に入っていた人物で、誰もいないと部屋に入ったら女性がいて大声を出したので殺害したと自白したようです。

警察は石野の死から1週間もたたずに犯人が捕まるのは、引っかかると話していました。幸子が裏で手を回したのか?謎です。

10:【黒い画集~証言~】のネタバレまとめと要約

水沢さおり殺害犯と動機

犯人:富山で空き巣をした男
動機:誰もいないと思って空き巣に入ったら、女性がいて大声出されたので殺害

梅沢智久殺害犯と動機

犯人:石野貞一郎
動機:別れを切り出されて逆上し殺害

石野貞一郎殺害犯と動機

犯人:石野幸子
動機:石野家と家族を守るために殺害

10-1:【黒い画集~証言~】の要約

マンションでOLが殺害され、不倫関係にあった杉山が容疑者として浮上する。杉山は事件当日、石野に会ったというアリバイを主張したが、石野は絶対認めるわけにはいかなかった。なぜなら、その日石野は愛人の智久と一緒にいたからだった。家族と立場を守りたい石野は偽証する。その結果、杉山は逮捕・起訴された。

その後も罪の意識が消えない石野に対し、智久の心は徐々に離れていく。自宅へ行ったとき、幸せそうな家庭を見て智久は別れを決意する。だが、逆上した石野は智久の首を絞めて殺害してしまった。

秘密を抱えきれない石野はとうとう妻に真実を告白する。話をすべて聞き終えた妻は、乾杯をしようとウィスキーに薬を混ぜて石野を殺害した。

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【黒い画集~証言~】の感想

元々の不倫相手を女性から男性に変更したことで、より大きな秘密になりました。絶対にいえないという意味合いが結果として深まり、いい味付けになっていました。

谷原さんと浅香さんの絡みはちゃんとあります。ただ抱き合う程度の関係でなく、キスをしたり上半身裸になって抱きあったりします。この2人がやっているからか嫌な感じにも見えず、むしろ浅香さんの智久はどこか儚ない存在でした。

この演出があるせいなのか、本来なら地上波でやりそうなドラマなのですが、BSで放送されました。

さすがにこのご時勢、監視カメラのみならずドライブレコーダーなどもあります。杉山のアリバイが他に証明できない、というのも無理がある気がします。しかし、あまり細かいことを気にしても仕方ありません。

このドラマの登場人物で誰が一番悪いのかといえば、やはり石野でしょう。彼が好き勝手したせいで、家族のみならず愛人まで苦しめます。そんな石野に最後、妻の鉄槌が下るのが痛快な話です。

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【黒い画集~証言~】のその他気になったこと

  • そのうち真犯人が見つかるよと他人事な智久
  • 金光のギラギラした眼差しが怖い
  • ビールを飲みながらじーっと智久を見る金光
  • 嫌いな人物を犯人にする幸子
  • 幸子のビンタが炸裂
  • ノンケのふりした妻子持ちが好みな智久
  • 散々男が好きだと告白した後に、謎の幸子アゲをする貞一郎
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【黒い画集~証言~】のまとめ

自分の性癖を隠すため偽証をしたことから、家族、愛人、仕事、最終的には命さえも失う男の転落ストーリーでした。

原作ファンの人からしたら、なぜ同性愛にした!?とビックリかもしれません。しかし、それがいいように作用する部分もありました。

  • 絶対に言えない大きな秘密になった
  • 妻の怒りがより強まる

妻は一緒に過ごした25年間はいったい何だったのかと、夫から知らされたときに怒りを通り越して殺意が芽生えました。

そうして夫は自殺ということで処理され、子供たちは真相を知らされることは決してないのでしょう。後でなんかの拍子で知ったとき、それこそまた殺人でも起きそうな怒りが爆発しそうですが。

石野は同性愛者だと言えずにずっと苦しかったといいます。しかし、問題をすり替えないで欲しいです。同性愛だろうが異性愛だろうが、ちゃんと別れてから次にいけば良かっただけです。よって、やっぱり石野のいうことは響きませんでした。

よくできたBL小説のような、面白い試みのドラマでした。

【黒い画集~証言~】のいいセリフ

貞一郎さんのように、嘘をつき続けながら生きるのはごめんだ。

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