虫籠の錠前 5話感想とネタバレ ナンバー6はカゴロクではなかった?

虫籠の錠前 WOWOW
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つい前回にナンバー6がカゴロクな流れでしたが、今回はカゴロクはナンバー6ではないらしい流れとなります。ヤナは和宇琶會に連れて行かれ、それを追ってナナミとカゴロクが向かいます。目まぐるしく話が変わる虫籠の錠前第5話をネタバレ含みで感想です。

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「虫籠の錠前」概要

「虫籠の錠前」はWOWOWライブで金曜22時~で放送されています。
カルト教団の残した莫大な遺産をめぐり、裏社会や能力者たちの抗争に巻き込まれていく、主人公2人のアクションミステリードラマです。

主なキャスト

  • ナナミ(清原 翔)
  • カゴロク(鈴木拡樹)
  • カズキ(宇野祥平)
  • サンゾウ(黒田大輔)
  • ヤナ(池田朱那)
  • ニト(萩原みのり)
  • シラク(定本楓馬)
  • サオトメ(松本享恭)

主なスタッフ

  • 原作:成田良悟
  • 監督:豊島圭介
  • 脚本:清水 匡 小寺和久
  • 主題歌: Survive Said The Prophet 「Right and Left」
前回はこちら
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あらすじ

和宇琶會に連れ去られたヤナ(池田朱那)を追って、ナナミ(清原 翔)とカゴロク(鈴木拡樹)は救出に向かう。そこではゴッドマム(千葉雅子)という和宇琶會のボスが食事をしていた。ヤナを連れて帰ろうとするナナミだったが、ヤナは自らの意思で和宇琶會に残ろうとする。自分の過去が知りたいというヤナだが、ナナミはそれ以上何も言えない。

マムはカゴロクにも興味を抱き、教団を破壊した時の様子を教えて欲しいという。しかし、自分はナンバー6ではないと答える。そして自分もナンバー6を探しているのだという。

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ネタバレ


続きはこちら

バッグを置き忘れて店に取りに帰ったヤナは何者かに連れ去られてしまう。店の扉に和宇琶會のハンカチが置いてあったことから、ナナミとカゴロクはヤナを助けに和宇琶會へ向かう。

二人が向かった先では和宇琶會のボスであるゴッドマムが食事をしていた。ナナミは席につくつもりもなく、肉を食べているマムに向かって「誰の肉だ?こないだヘマした幹部のオッサンか?」と嫌味をいう。
無礼な態度を取るナナミにそばにいたサンゾウ(黒田大輔)が怒り、いつもの爺さんが言ってたという俳句を言うと、マムは字余りだと言って怒る。
そして肉の焼き加減がなっていないとサンゾウの手を取り、鉄板に直接押しつけミディアムレアな肉の焼き具合を体で覚えさせる。その後、追い払ってナナミたちに乱暴な子でごめんなさいと謝罪する。

親譲りなのではと突っ込むナナミに、ヤナを養子にしたいとマムは言う。一般社会にいても力を持て余すだけで、個性を殺すことになるというマムに、詭弁だとナナミはヤナを連れて帰ろうとする。しかしヤナは自分のことが知りたいといい、和宇琶會に残りマムと一緒にいたいと言って拒む。

とりあえず席に着いて肉でも食えというマムに、結局みんな着席してカゴロクは肉を食べれて喜ぶのだった。マムは力を持っているなら力を使うべきだと主張するが、ナナミはその力が誰かを傷つけるかもしれないと反論する。理想を実現するためには犠牲も必要というマムに対し、ナナミは理想の行き着く先が和宇琶會かと皮肉をいう。

カゴロクに興味があるマムは、むしかごの庭を破壊した時はどんな気分だったときく。しかしカゴロクは辟易した様子で自分はナンバー6ではないと言い、むしろナンバー6を探していると答える。むしかごの庭では人が逃げ惑い死んでいくのを見ていた、中には子供いたという。どうしていいかわからずにいると、目の前で女の子が死んでしまったという。そして「俺はナンバー6を許さない」とカゴロクは言う。

そんなカゴロクに養子にならないかとマムが誘い、家族いるのかともきく。親の顔も見たこともないと答えるカゴロクに、マムは自分も親がいないと告げて家族になろうと続ける。二人のやりとりを冷ややかに見ていたナナミは、家族じゃなくて兵隊の間違いじゃないのかと突っ込みを入れるのだった。

一方自分の力が怖いというヤナは、自分のことがやはり知りたいという。そんなヤナにみんなでヤナのことを調べたらいいとカゴロクは提案する。そしてナナミは自分と同じくらい人付き合いが苦手だから、もう少しヤナと話し合いをさせてあげて欲しいと願う。

そこへサオトメ(松本享恭)が入って来くるが、実はマムと繋がっていたことがわかる。さらにヤナを和宇琶會に連れて来たのはサオトメだったのだ。

その頃、ヨシノ(新名基浩)とカズキ(宇野祥平)は二人で話をしていた。カズキはハニー(井澤勇貴)のことが気になって仕方なく、ヨシノに色々あれこれ聞き出そうとしていた。だがヨシノはカズキがハニーのことを殺そうとしてたじゃないかと指摘し、鍵を持っていたから仕方がなかったと言い合いが始まる。
終いにはカズキはヨシノの胸をつねりながら、誰に物言ってるんだとキレ始める。ヨシノは全く動じずに「言いつけてもいいのか?」と言い、カズキは渋々手を離すのだった。
そしてヨシノは片付けをカズキに命じ、「本物のヒーローを起こしに行く」といって部屋を後にするのだった。

サオトメはマムと繋がっているのは普通のことだと言い、マムは大勢の人に協力して貰っているからヤナを安心して預けろと言う。預けたらどうなるのかと問うと、それはこれから考えるという曖昧な返事だった。
ヤナは決心してナナミに自分はもう行くと言いながら、ナナミの反応を見ていた。そばでカゴロクがナナミを心配そうに見ているが、ナナミはヤナを止めるでもなく何も言わない。その姿にヤナは「全部嘘だったんだね」と寂しげに呟く。カゴロクが間に割って入ろうとするが、さっき食べた肉に麻酔が入っていて眠ってしまう。

残されたナナミにサオトメが銃を突きつけると、ヤナが止めに入るがサオトメはヤナに触れられることを嫌って突き飛ばす。それを見ていたマムはヤナの能力で見られると困ることでもあるのかと、逆にサオトメのことを怪しむ。そして、ハニーの焼死体が上がったが、鍵は持っていなかったことを教える。裏切ったら殺すからねと、サオトメに釘を刺すマムだった。

ナナミは銃を突きつけられた状態で、サオトメが引き金を引く瞬間目を閉じる。銃声が聞こえた後に恐る恐る目を開くと、撃たれたのは自分ではなくマムだった。額を撃ち抜かれたマムは、散々ふらついて歩いた後、床に倒れこんだ。殺されるのが嫌だからという理由で、サオトメはマムを撃ったのだった。

ヤナを人質に取りナナミに銃を突きつけるサオトメ、すると一瞬部屋が真っ暗になり、再び明かりがついた時にはヤナとサオトメは姿を消していた。麻酔で眠っているカゴロクを揺さ振り、ヤナを一緒に追いかけようとするナナミだったが、カゴロクは起きない。仕方なく一人でサオトメとヤナの行方を探しに部屋を出て行く。

ナナミが出て行ったのを確認するように、眠っていたはずのカゴロクは目を覚ます。そして扉が突然開いた先には、袋を頭に被った謎の男がカゴロクの前に現れるのだった。


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感想

前回ナンバー6の能力をヨシノが説明し、その能力に当てはまる力を発揮したカゴロクでしたが、今回早々とナンバー6ではないと否定します。

教団でのカゴロク

カゴロクが言うには教団で沢山人が死んだりするのを見たが、自分は何もできなかったといいます。
そして自分の目の前で女の子が殺されてしまったといいます。カゴロクはナンバー6を許さないといいます。
カゴロクもまたナンバー6を探しています。

前回「大事な約束がある」というのが、ナンバー6を見つけることなのでしょうか?

また、ナナミが出て行ってからわざわざ起き上がった理由も謎です。単独行動がしたかったのか、誰かと通じているのかよくわかりません。

だとするとナンバー6は誰なのでしょうか?また新たに誰か出てくるのかもしれませんし、既にいる誰かなのかも謎です。

スーパーヒーロー登場

2話目のラスト近くテレビのニュースで伝えられていた、連続殺人事件の自称スーパーヒーローが来ます。
テレビではこのように説明されていました。

  • 身長190cmぐらい
  • 20~30歳
  • 屈強な男
  • リュックサックを頭からかぶっている
  • 自称スーパーヒーローで偏った正義感をふりかざした犯行

この人物がかぶっている袋は、リュックというよりトートバッグです。このバッグはヤナが店に忘れて取りに来たバッグであり、ヨシノが本物のヒーロー起こしてくる、といって持っていたバッグでもあります。

前回終わり際、シラクが「自分はヤナのスーパーヒーローだから」と言います。もしかするとシラクがこのスーパーヒーローなのかもしれません。
シラクとこの人物は見た目は全く違います。あのバッグを頭に被ると変身してしまう、そういう能力なのでしょうか?そうするとシラクもナンバー4とかでバグなのかも?

ゴッドマムとは?

和宇琶會のボスで、教団崩壊後に生き残ったバグたちを養子にして囲っています。ナナミが指摘するように、恐らく兵隊として囲っているだけでしょう。
優しく接するようでいて、肉の焼き方一つ出来ないサンゾウには手荒く罰します。

和宇琶會はマムのやっている仕事の一つであり、他にも何か怪しいことをやっているようです。
多くの人から協力を得ていると言い、警察もその一つのようです。
どれだけの人との繋がりがあるのは謎です。

結局サオトメに撃たれてしまうのですが、即死でもおかしくない位置なのに死ぬまでの間が結構長く、人間ではないのか?と思うぐらいの死にっぷりでした。
実は生きてましたと出て来られても、なんら違和感のない死に様です。
一話で退場させてしまうには、もったいない濃いキャラです。

ヤナの過去とは?

ヤナが和宇琶會に連れ去られ、過去を知りたいからここに残るといっても、ナナミは黙ったままでした。
施設から頼まれて引き取ったとは言うのですが、その施設というのがなんなのかも言いませんし、誰から預かったのかも言いません。
むしろヤナには内緒にしておきたい、何かがあるのだとは思います。

ヤナは物の記憶を読み取れるので、手に入れた鍵を触った時に、もしかしたら何か読み取っているのかもしれません。

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まとめ

ナナミは色々知っているようですが言いません。鍵を欲しがった理由も曖昧ですし、実のところ何がしたいのは不明です。「力が誰かを傷つける場合もある」と言っていたあたり、自分も能力者なのか、傷付いた人たちを見てきているからなのか、何かしら思うところがあるのでしょう。次回は謎のスーパーヒーローVSカゴロクなシーンが見れるのを楽しみにしています。

今回のいいセリフ

人を傷つけるのは個性じゃなくて、人間そのもののサガよ。

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