【ボイス 110緊急指令室】4話ネタバレ感想｜撲殺事件の犯人の正体？

前回から引き続き森下葵の拉致事件となります。犯人を逮捕したまではよかったのですが、あの撲殺犯らしき人物が出て来ます。今回は顔が出ますが本当にこの人物が犯人なのか？

【ボイス 110緊急指令室】4話のあらすじ

　葵（矢作穂香）の居場所が掴めぬまま、事件発生から４時間近くが経過。
新田（森永悠希）が海外への逃走資金を稼ぐために葵のレイプ動画のライブ配信を予定する時刻が迫っていた。

　沖原（木村祐一）たち強行犯係は新田の逃亡ルートとなる港の張り込みに動くが、樋口（唐沢寿明）らECUと沖原たちが衝突！ECUは強行犯係とは別行動で葵の捜索に全力を注ぐ。

　葵の身に刻々と危険が迫る中、ひかり（真木よう子）は新田が樋口の妻・未希（菊池桃子）の殺害事件について関与をほのめかしていたことを樋口に話す。

　一方、緊急指令室で新田の過去を洗っていた緒方（田村健太郎）は、その意外な正体を突き止める。それを聞いた栞（石橋菜津美）は、妹の葵は廃校になった中学に監禁されているはずだと言い出し……。樋口とひかり、石川（増田貴久）は廃校へ急ぐ！闇に飲まれた廃校で、緊迫の救出劇が始まろうとしていた……!!

公式HPより引用

【ボイス 110緊急指令室】4話のネタバレ

【ボイス 110緊急指令室】4話の感想

葵事件もようやく解決したと思ったら、れいの撲殺犯のようにフードを被った男が出てきました。ひかりの父と樋口の妻を殺した人物と同一犯なのか？だとしたらなぜ殴って殺さないのか？顔を隠していた人物なので、顔を出しても同一人物なのかがわかり辛いです。

また強行犯の沖原の怪しい行動や、新田と栞たちの父親との関係など、謎が解明すると新しい謎が出てくるといった感じの流れでもありました。森下の父親の苗字の違いは意図的なものなのか？それともスタッフが手違いで書いているのか？色々不思議な感じです。

撲殺事件の犯人の正体？

今回一番気になる部分はこれだと思います。フードを被って今まで口元ぐらいしか見えなかったり、風呂に入って後ろ姿だけが見えたりの人物でした。とうとう顔を出したのですが、本当に同一犯か？とまだちょっと疑いが残ります。そんなフードの男を演じていたのは、手塚とおるさんでした。

ネット界隈では伊勢谷友介さんではないか？というウワサが囁かれていましたが、斜め上の手塚とおるさんの登場にビックリしました。伊勢谷さんと手塚さんを間違えるか？顔が出ていたら間違えることはないと思いますが、フードを被っていたらわからない可能性はあるのか？

二人の身長を比べてみると伊勢谷さんが180cmで手塚さんが175cmです。年齢は伊勢谷さんが43歳で手塚さんが57歳です。5cmの身長差があり14歳の年齢差があります。髪型は二人共オールバックのようなヘアスタイルですし、似てるといえば似ているのか？？

役者さんの風体以外にも疑問が残る部分があります。まずは殺し方です。あの鉄アレイのような道具で毎回殺害していた犯人が、今回に限って毒殺というか硫酸を飲ませて殺します。人を殴って殺すことに喜びを見出していたような犯人なのに、よりにもよって直接殴るとかでなく薬で殺すのか？

どうやら沖原が内部から情報をもらして、新田が犯人の顔を知っているということを知らせたのか？そこにうまい事トイレの個室に犯人は隠れて待っています。手錠の鍵を見つけた新田は、逃げ出そうとすることを想定したように、トイレに行った新田を犯人が殺害します。口封じで殺すにしても、警察の手を借りて殺すのか？

など、いくつか疑念も残る今回わかった犯人の正体です。

新田の過去

今回の主犯である新田は、森下栞、葵姉妹の父親と因縁があったことがわかります。新田の母親が担任教師だった森下の父親と不倫関係にあったのです。それを見てしまった新田は、家に放火して母親を殺します。その時の供述書なるものがドラマ内に出て来たので紹介します。

職業：学生（朝日野中学校2年生）
氏名：笹部優人

上記の者に対する殺人及びに現建造物等放火被疑事件につき、平成19年10月15日朝日野警察署において、本職は、あらかじめ被疑者に対し、自己の意思に反して供述をする必要がない旨を告げて取り調べたところ、任意次のとおりに供述した。

1.僕は、平成19年10月14日の午後4時ころ、浴槽に灯油を入れて火をつけました。家の中には母親がいるのを知った上で、火をつけました。
2.放火した理由は母親を殺すためです。
母親とこの家で生活することが嫌になったからです。
それは母親が僕の担任の先生と不倫していたからです。
僕は朝日野中学校に通っていて、担任は近藤和夫先生でした。
日は忘れましたが、掃除当番で遅くまで残っている時、なぜか隣の教室から母親の声が聞こえてきました。僕は不思議でしたが、扉が少し開いていたので覗いてみると、母親と近藤先生が抱き合っていました。
僕は頭の中がパニックになり、なんでこんなことを母親と近藤先生がしているのか訳がわかりませんでした。
それと同時に、母親と近藤先生に激しい怒りを感じました。

放火事件の後、新田は戸籍を偽造したので、本名は笹部優人というそうです。思春期なため余計に母親とそれも担任教師との不倫というのは、ショックだったでしょうし気持ち悪かったと思います。この担任教師が葵と栞の父親だと言います。父親は新田の母親との不倫で学校を追われ、離婚して二人の前から消えたそうです。

このせいで新田は“女”というものに対し憎しみを強めます。「俺は女を人間として扱わない。女なんて男を利用する時に愛嬌を振りまいて、邪魔になったら捨てやがる」と言ったりしていました。女が嫌いだから女を拉致って酷い目にあわせる、ということのようです。

森下家の謎

新田の話を聞くと森下の名前は誰の名なのか？と思います。以前出て来た栞のプロフィールとも合致しません。改めて森下家の謎を考えてみました。

森下淳一という実父も職業は教師となっていて、42歳で亡くなっています。実母は存命しているようなのですが、姓は森下ではありません。ということは志津は父方の兄弟となります。近藤の姓を名乗っていた時期はあるのかわかりませんが、事件発覚後に葵のつけていた名札は森下の姓です。

色々考えてみたのですが、この近藤という男はなんなのか？森下の姓は父親であって、母親は違う上に両親は幼い頃に亡くなっていて、志津が実の母親のように面倒みて来たといいます。だとすると、志津が近藤と結婚していたのか？産みの母親の存在は一体何なのか？もう単なるスタッフの間違えであって欲しいぐらい、この家の問題は謎です。

その他気になったこと

【ボイス 110緊急指令室】4話のまとめ

栞の事件もようやく解決したと思ったら、ここに来て撲殺犯の正体？が出てきてビックリです。この人物が本当にひかりの父と樋口の妻を殺したのか？歯を鳴らすシーンはありますが、同一人物なのか？ひかりが声を聞いたら一発で同一人物かどうかわかりそうですが、今回はそういったシーンはありませんでした。

撲殺犯の正体も疑問を抱きますが個人的に一番疑問を抱くのは、森下家の今に至るまでの遍歴です。近藤って誰なんだ？唐突な名前に混乱するばかりです。今回は次回に事件を持ち越していないので、新しい事件が最初から始まると思います。