ドラマ【監察医 朝顔】3話ネタバレ感想|職人技の編集技術が凄い回

監察医朝顔 2019夏ドラマ
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今回の【監察医 朝顔】は先週急遽予定を変更して、再編集した火災事件の話が放送されました。4人の遺体を調べて行くと1人だけ違う死因で死んでいるとわかり、その謎を推察して解き明かしていく回でした。

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ドラマ【監察医 朝顔】3話のあらすじ

 朝顔(上野樹里)は、恋人の桑原(風間俊介)からプロポーズされる。が、すでにふたりの関係に気づいていた平(時任三郎)は、「あいさつがない」などと言って交際に反対する。

 あくる朝、平は、朝顔と話すことを拒むかのように、いつもより早く出かけようとする。そんな平を玄関まで追いかける朝顔。そのとき、ふたりのスマートフォンに火災が発生し死者が出たという連絡が入る。

 4人のご遺体が朝顔たちのもとに運ばれてくる。捜査を担当する平と桑原は、現場には当時、5人の男性が出入りしていたことを朝顔たち法医学者に告げ、誰が生き残った1人なのかを突き止めるため、朝顔たちに、4人の身元究明を依頼する。

 茶子(山口智子)が不在の中、朝顔は、藤堂(板尾創路)や絵美(平岩紙)らとともに、1体ずつ解剖を行うが……。

公式HPより引用

前回のドラマ【監察医 朝顔】

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ドラマ【監察医 朝顔】3話のネタバレ

  • 火災事件が発生し4人が犠牲になる。防犯カメラを調べたところ、事件発生まで建物に入った人物は5人だった。そこで平は朝顔たちに誰がその場にいて誰がいなかったのかを、特定して欲しいと頼む。
  • 一人ずつ遺体を調べていくと、身長や体重、性別などが徐々にわかっていく。3人目まで調べたところで、防犯カメラの画像の特徴と一致する体格を割り振って特定していった。
  • 残る4人目の遺体を調べてみると、先に調べた3人とは明らかに死因が違うことがわかる。遺体の状態から4人目の人物は火災が起きる前に殺されていた。
  • 残された小さな金属片が免許証のICチップだとわかり、そこから井上幸二という人物ではないかと聞き込みに平たちは向かう。
  • 幸二の部屋を調べていくと井上雄一という人物の診察券が見つかる。桑原が病院に行って話を聞き終えて出たとこと、たまたま病院に来た幸二と出会う。追いかけて桑原が捕まえ連行する。
  • 平は雄一の勤めている会社に行き写真を見せてもらうが、幸二とは別の人物で雄一は兄であることがわかる。
  • 足が悪いという情報を得て、朝顔は遺体をCTで調べてみると、雄一の過去の診療記録と一致し遺体は雄一だと判明する。
  • 誰が雄一を殺したのか?自供をしない幸二に桑原が、お兄さんを殺した連中に復讐しようとして火をつけたのか?と問うと、幸二は自供を始める。
  • グループのリーダーである笠原に借金があった幸二は免許証を奪われ、アポ電強盗のグループに無理矢理参加させられていた。そこで兄が借金を肩代わりし、あの日事務所に金を持って来て免許を取り返す。しかし、笠原は兄を背後からドライバーのようなもので刺し殺す。
  • 遺体の処理をしろと言われた弟の幸二は、そのまま逃げるか自殺しようと思っていた。どうせ死ぬならあいつらも殺してやろうと思った幸二は、工場から薬品を盗み事務所に戻って放火したのだった。
  • 平と一緒に酒を飲んでいた桑原は、朝顔と結婚を前提にお付き合いさせてもらっていると挨拶をする。平は刑事は家族を寂しくさせる仕事だが、それでも朝顔は君を選んだ。朝顔をよろしく頼むと桑原に告げる。
  • その後、桑原は記憶がなくなるまで飲んだせいで、平が自宅に連れて帰ってくる。そして布団まで運んでいってあげたのだった。
  • 翌朝、朝顔はそんな桑原に呆れたように言うが、一緒に父の作ってくれたおにぎりを食べる。そこに電話が入り変死体が発見されたと聞き、朝顔と桑原は一緒に現場に向かうのだった。
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ドラマ【監察医 朝顔】3話の感想

京都アニメーションの事件の後に放送する予定だった今回の話ですが、まず冒頭にテロップが入りお悔やみの言葉と、こういう内容を放送しますと説明が入りました。ある意味アメリカのように訴訟社会ではないのか、日本のテレビ番組は冒頭にテロップが入ることが少ないです。

お国柄かアメリカはドラマだと“こういう内容があります。お子さんや苦手な人は見ないでください”的なものが入ったり、プロレスやおバカ映像のようなバラエティだと最初に“危険なので真似をしないでください”的なテロップとアナウンスが入ることが多いです。どちらもある程度の秒数入ります。

再編集で切ったシーンは、恐らく火災のシーンは全部削除したのではないかと思われます。と、いうのも火事のご遺体を解剖するのですが、一切“炎”のシーンがありませんでした。遺体はいつも映らないので、そこは元々ないと思われます。編集で切る前は建物が燃えてるシーンや、犯人が火をつけるシーンもあったのではないかと、前回までの朝顔が謎を解いて再現ドラマな部分を見ると思いました。

しかし上手に切ってあり、話がちゃんとわかるようになっています。逆にテンポが良いぐらいです。さすがプロの編集の人は違うなぁと感心しました。尺が足りなくなったため、次回の事件を最後にちょろっと入れたのか、今後こういう演出なのかはわかりませんが入ってました。

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4人の遺体一覧

解剖に回された遺体は全部で4体です。それぞれ損傷が激しく、年齢や性別、体重や身長を割り出すのに一苦労しているようでした。それでも身元不明にしないため、朝顔たちは昼夜問わず解剖し続けます。そして判明した4体を表にしてみました。

名前性別年齢身長体重死因
遺体A20代後半162cm51kg一酸化炭素中毒
笠原和馬30代後半187cm?kg高温による火傷死
遺体C20代前半175cm127kg窒息死
井上雄一30代後半172cm65kg心臓、左肺、右横隔膜にし開創

調べた結果雄一だけ火災で死亡したのではなく、燃える前に殺害されていたことがわかります。警察はここで殺した後、火をつけて逃げたのか?と最初は推理します。しかし実際はもっと悲しい話が、背後にあることがわかります。そして笠原が一番損傷していることが、全てがわかると納得いきました。

確かに京都の事件を思い出させるような、“放火”殺人ではあります。しかし、この話はあちらの事件とは全く違います。フジテレビが判断してカットしたのは良かったのか悪かったのかはわかりませんが、冒頭のテロップ挿入と職人技な編集技術には敬意を払いたいです。

朝顔の話が“放火”という直接的に事件を思い出させるという意味で自粛したのに対し、犯人になるまでの話だからか地上波じゃないからか、WOWOWの【ポイズンドーター・ホーリーマザー】の4話はそのまま普通に放送しました。脚本投稿から妬みでネットに悪口を書き込み、殺害予告をして殺しに行くという話です。

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桑原と平の関係

前回桑原のプロポーズを受け入れた朝顔ですが、平はどうにもまだ許せないのか朝顔が三人で話そうと言っても聞きません。いつも一緒に捜査しているのに、今回は一緒に捜査もしません。このままずっと一緒に捜査しないのでしょうか?

  • 事件が起きても桑原を本部に残して別の人と捜査に行く
  • 桑原が本部で仕事させるように言ったのは平
  • 桑原、それでもめげずに気を利かせて仕事する
  • その働きぶりが本部長の目に留まって褒められる

一緒に捜査したくなかったのもあるのかもしれませんが、桑原に県警本部での仕事を見せたかったというのもあるようです。所轄とは違い大人数で合同捜査をするような場なので、そのための準備や細かなことを桑原は買って出ます。そして最後には本部長が平に「面白い子ですね、桑原君」と褒めてもらえます。そして最後、平と二人で焼き鳥屋で飲みます。

  • 桑原が朝顔と結婚を前提に、お付き合いさせてもらってると平に報告
  • 朝顔は母親が死んだのは自分のせいだと思っている
  • 朝顔を傷付けたのは自分だと平がいう
  • 刑事は家族に寂しい思いをさせる職業だ

平は妻が死んだあの日、一緒に行くはずだったそうです。でも仕事で行きませんでした。大きな事件でもなく自分の担当でもないただの応援だったのに、あの日仕事を選んだと言います。刑事は事件が起きたら仕事に没頭する、うちに帰れないこともある。そういう仕事だと言います。

もし桑原が朝顔と結婚したら、朝顔や二人の間にできる子供にも寂しい思いをさせるかもしれない。朝顔は父を見て刑事の仕事を知っていたはずですが、それでも刑事である桑原と付き合います。また寂しい思いをするかもしれないのにです。平は朝顔が寂しい思いをするのが、どうやら心配だったようです。それでも朝顔は桑原を選らんだ。だから平は「朝顔をよろしく頼む」と桑原に自らお願いします。

この後桑原は嬉しかったのかとにか飲みすぎます。泥酔した桑原を自宅に連れて帰り、平は布団まで運んであげます。そして朝、朝顔は桑原に小言を言います。

  • 結婚前のお互いの親にも挨拶していない状態である
  • 彼女の父親で自分の上司の家で爆睡
  • それもランニングにパンツ一丁で寝ている
  • それを平がお姫様抱っこして運んだ

そんな姿をただ見てるしかない切ない気持ちがわかる?と朝顔は情けないと桑原に言います。確かになんとも言えない気分になりそうです。二人は平の作ったおにぎりを朝食で食べます。平は優しいいい父親だなとしみじみ思うシーンです。

その他気になったこと

  • タピオカミルクティーを飲む矢神
  • お礼は美味しいパフェを希望する矢神
  • “D”の発音はあえて“デー”な茶子
  • ヒマラヤでは「水面に映った満月をグイっと飲み干すと願いが叶う」らしい
  • どう見ても酒っぽいシーンだが飲んだのは水
  • 「朝顔おはよー」と寝ぼけて絡む桑原
  • 二日酔いにはちゃんと“しじみ汁”を出す朝顔
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ドラマ【監察医 朝顔】3話のまとめ

今回の【監察医 朝顔】は10番目の他殺でした。と、いうことは法医学の死因を全てやるという流れでは進まないのでしょう。編集されていたせいかわかりませんが、今回の話は普通によくある法医学ドラマのような流れです。遺体を調べて原因を特定して刑事が容疑者を捕まえ、犯人が自供して真相が明らかになるという普通の流れです。

前回のように中途半端に終わったりもせず、今回はちゃんと犯人がなぜ事件を起こしたのか?なぜ犯罪に巻き込まれたのか?まで結末があって良かったです。1話目のような遺族にスポットライトを当てるのか、それともよくあるタイプの流れになるのか?迷走しているのか、元々原作がそういう話なのか、わかりません。次回は死体自体が凶器のような話なのか?楽しみに視聴したいと思います。

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