ドラマ【監察医 朝顔】2話ネタバレ感想|夏に凍死する謎と桑原のプロポーズ

監察医朝顔 2019夏ドラマ
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今回の監察医朝顔は真夏に凍死した遺体の謎を解き明かす話となっています。そして朝顔に桑原がプロポーズをしますが、父の平はまだ二人が付き合っていることを知らないようでどうなるのか?

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ドラマ【監察医 朝顔】2話のあらすじ

 朝顔(上野樹里)が法医学者として働く興雲大学の法医学教室に、アルバイト希望の医学部生・安岡光子(志田未来)がやってくる。時給目当てで応募しただけで法医学には何の興味もなく、周りの空気を読まずに思ったことをすぐ口にする光子に、呆気にとられる高橋(中尾明慶)や絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)たち。主任教授の茶子(山口智子)は、そんな光子を気に入り、採用を即決する。

 同じころ、野毛山署強行犯係の平(時任三郎)と桑原(風間俊介)は、繁華街の路地裏でスーツ姿の男性の死体が発見されたという知らせを受け、現場に急行する。男は、財布やスマートフォンなど、身元の手掛かりになるものは何も所持していなかった。検視官の伊東(三宅弘城)は、熱中症による急性心不全の可能性に言及しながらも、司法解剖をしてもらった方が良いと告げる。平は、遺体と一緒に興雲大学の法医学教室へと向かうよう桑原に指示すると、現場周辺の捜査を始める。

 連絡を受けた茶子は、藤堂に解剖の執刀を頼み、朝顔にもサポートをするよう指示する。ほどなく、遺体が運びこまれた。丁寧に調べていく藤堂と朝顔。ところがその最中、記録用に写真を撮っていた光子は、あまりの光景にショックを受け、意識を失って倒れてしまう。そんな光子を室外に出し、解剖を続けた朝顔たちは、この男性が30℃以上もあった暑さの中で何故か凍死していたことを知るが……。

公式HPより引用

ドラマ【監察医 朝顔】のキャストはこちら

前回のドラマ【監察医 朝顔】

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ドラマ【監察医 朝顔】2話のネタバレ

  • 法医学教室にバイト募集のチラシを見て来たという安岡光子が来る。早速遺体の解剖を見学するが途中で倒れてしまう。
  • 解剖した結果、遺体の死因は凍死であることがわかる。しかし遺体発見現場は屋外で、日中外の気温は33度もあったという。
  • いつものもんじゃ焼き屋で朝顔と桑原が食事をしていると、桑原はおもむろに指輪を取り出して結婚を申し込む。しかし、朝顔は雰囲気もない場所でのプロポーズに断りはしないが、承諾の返答はしなかった。
  • 朝顔は夜に遺体が発見された現場に行ってわかったことがある。現場は夜になるとビル風が強く吹きぬける場所で、遺体があった場所の真下には水道管が通っていて地面の温度も低かったという。あの場で倒れてもし体が汗で濡れていたら、急激に体温低下をしたに違いないと推測する。
  • その頃桑原と平は聞き込みをしていた。たまたま写真を見た男が“課長”だと言って案内をしてくれた場所は、橋の下のホームレスたちの住居だった
  • 胃の内容物から遺体はフグを食べていたことがわかる。フグの入手経路を明らかにして欲しいと警察に頼まれていたが、フグが入手できず困っていた。そこで光子が大学にあるといってフグを入手する。
  • フグを解剖し遺体から摘出された毒と比べて誤差が少ないものを探すというやり方でフグの特定を始める。そして“ヒガンフグ”であることがわかった。
  • 平と桑原はホームレスたちに聞き込みをしていた。自転車の轍をたどっていくと、埋められた鍋がみつかる。そこで田所というホームレスを捕まえて問い詰める。
  • ヒガンフグは猛毒で症状が出ても食べていたに違いないと、体内から検出されたフグの毒の量から朝顔は推察する。よって“自殺”だったのではないかと考える。
  • 田所の証言では食べているうちにおかしくなった課長は、ふらふらとその場を離れてどこかにいってしまったという。そして田所は関わりたくなかったため、鍋を埋めたと証言する。
  • あまりの苦しさにかなりの発汗をした課長は、涼しい場所を求めてあの場所に行き着いた。そしてそのまま体温が低下し凍死したと朝顔は仮説を立てたのだった。
  • 朝顔は表に待っていた桑原と一緒に帰宅をする。その途中で、自分の母の話を始め、法医学者になった理由も話す。その話を聞いた桑原は涙を流しながら、また朝顔にプロポーズをする。このタイミングじゃないという朝顔だったが「どうしても今言いたくなった…。絶対に幸せにします。だから僕と結婚してください」と桑原は言い、朝顔は「はい」と言って受け入れた。
  • 自宅に戻り父から桑原と付き合っているのか?と聞かれ、朝顔は認める。しかし、父は挨拶もされていないし紹介もされていない。自分の部下となると話が変わってくるという。反対なの?ときく朝顔に、平は何も答えずにいた。
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ドラマ【監察医 朝顔】2話の感想

真夏に凍死という不思議な遺体の謎を解き明かすのは面白かったです。しかし、色々話を入れたいせいか、どうにもまとめ方が中途半端なところがあります。ここまで調べるのであれば、遺体の身元がわかった後、なぜその人がホームレスになってしまったのか?なぜ自殺しようと思ったのか?そういったことは一切説明されません。

そして朝顔の見立てが正しいのかどうかも、後で警察のほうから「ふらふら歩いていた姿が、防犯カメラに映っていた」とかの証明もされずに“仮説”のままで終わります。

人情に振り切るならもっと人情な部分を描いて欲しいですし、事件解決方面に話を持っていくならもっと他の捜査員もいるのだから、その人たちの話も描いたらいいような気がします。このへんはやっぱり刑事ドラマをよく作っているテレ朝のほうが上手にまとめます。

どのフグの毒だ?

ドラマ内でどのフグの毒かを調べるために、日本の沿岸で取れるフグを持ってきます。一つずつ解剖をしていきますが、どのフグの毒だったのでしょうか?

魚の名前食用可否
クサフグ筋肉以外×
コモンフグ筋肉以外×
ショウサイフグ筋肉・精巣以外×
マフグ筋肉・精巣以外×
アカメフグ筋肉・精巣以外×
トラフグ筋肉・精巣・皮以外×
ムシフグ食用として認められない
ヒガンフグ筋肉以外×
シマフグ筋肉・精巣・皮以外×
ゴマフグ筋肉・精巣以外×

ムシフグはどこも食べられないようですが、他のフグは場所によっては食べれるようです。そこで胃の中にあった毒の成分と比較すると、ヒガンフグが同じとわかります。

名前ヒガンフグ Takifugu Pardalis
体長全長35cmになる中型種
分布日本各地沿岸
毒性肝臓× 卵巣× 腸× 皮×
特徴日本各地の沿岸に生息。
筋肉以外強い毒性を含んでおり、肝臓は猛毒。
「食べると彼岸に行く」すなわち死んでしまう意味からその名がついた。
体の背面、側面は赤みをおびた褐色で、暗色斑があるが、若干の変異がある。腹面は白い。
体表には小棘はないが、皮にいぼ状の小さな突起が密集する。

胃の内容物はこんな感じでした。

  • ヒガンフグ
    • 魚皮63g
    • 魚肉426g
    • 内臓(肝臓含む)358g
  • 野菜(ハクサイ)32g
  • 菌類(シイタケ)26g
  • 全容量1005g(固形物以外の液体含む)

これに対しテトロドトキシンが18mgという量でした。ちなみにテトロドトキシンは経口摂取による致死量は1~2mgで、経口摂取では青酸カリの850倍程度の毒性を持つそうです。これにより1mgで死ぬものを18mgも含まれていたので、“自殺”ではないか?という推測を朝顔はしたわけです。

安岡光子とは?

今回新しく登場した志田未来さん演じる光子ですが、どんな人物でしょうか?今回登場したシーンから抜粋します。

  • バイト募集のチラシを見て来た
  • 医学部の3年生
  • 法医学には興味がない
  • 髙橋については雑用が得意な人扱い
  • 藤堂と絵美の二人については夫婦で同じ職場とか無理
  • 血とか平気だしスプラッター映画大好き
  • ご遺体は基本的に“死体”呼び
  • 平気と言っていたが解剖途中で倒れる
  • 大学のフグが沢山いる場所を知っていた
  • 猫は苦手?
  • 髙橋と二人で食事に行くのは嫌らしい

よくも悪くもずけずけと思ったことをそのまま言います。裏表がないと言えばそうなのでしょうが、ある意味ちょっとコミュ障っぽい感じです。法医学に興味がないと言っていますが、そのはずがないのが後でわかります。
それは茶子はバイト募集のチラシを図書館にある著書の法医学の本に挟んでおいたのです。興味がなければ手に取るはずもないので、どんな興味かはわかりませんが手には取ったのです。

今後朝顔と接していくうちにきっと法医学に興味を持ち始めるのかもしれません。

朝顔が法医を目指した理由

なぜ朝顔が法医を目指したのか?その理由が今回少しわかります。

  • 母を探して遺体安置所に行った先で茶子と出会う
  • 茶子は遺体に話しかけたりしていた
  • 何もできずにいた朝顔に「あなた生きているのよね」と茶子は手伝いを求める
  • それから母親を捜しながら茶子の手伝いをするようになった
  • 茶子から「お母さんを捜す前に自分たちの生活を立て直しなさい」と言われる
  • 自宅に戻っても何もやる気が起きなかった
  • しかし、母にしてあげられることを何かしなきゃと考える
  • そこで突然法医になろうと思った
  • 今も自分が法医になりたくてなったのかはわからない

茶子と出会うことで法医を目指すわけなんですが、明確に茶子に憧れてなったとか、死体の声を聞くんだとかそういった強い意思と目的があったわけではないそうです。
何かしなきゃと思った時に、頭に浮かんだのが法医だったというわけです。

この後、話を聞いた桑原に再プロポーズをされて朝顔は受けます。しかし、二人には平という壁がまだありました。ここをどう説得していくのか、それが今後の課題です。

その他気になったこと

  • 朝食食べているそばから夕食の話をして嫌がられる平
  • 事件内容をホワイトボードに書いたが使われない
  • 凄い光っている指輪
  • B級もんじゃ焼き屋と言われる
  • 刺身二切れに“猫かよ”と文句言う朝顔
  • もんじゃしか奢ってくれないと思われている桑原
  • そばにあるのはどうみても川だがフグを釣ってくる
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ドラマ【監察医 朝顔】2話のまとめ

想像していたように法医学の死因を全部やっていくのか?と思えるようなシーンとして、今回は9番目の自殺の話でした。12番目の死因がわからない不詳の死はないと思うので、難しそうなのが11番目の死因です。しかし、来週でまた“他殺”になったらこういう流れではやらないんだなと思います。

先週よりはぼんやりしない話だったのですが、やっぱりもうちょっと足りないところがあります。人情に振り切るなら振り切って欲しいですし、捜査をちゃんとするなら他の刑事ももう少し出して欲しいです。ドラマの方向性がどういった感じなのかまだわからないので、次回も視聴してみます。

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