NHKドラマ『会社員』第2話のネタバレ解説です。
今回は、斉藤るり(南沙良)が寺田一輝(加藤清史郎)を助けようとする理由が明らかになります。一方、宮木英理子(吉田羊)は山岸のパワハラ問題を隠蔽しようと、さらに危険な行動に出ます。
そしてラストでは、山岸のスマホから衝撃的な写真が発覚。寺田が受けていたのは、パワハラだけではなかったのでしょうか?
第2話で明らかになった事実を整理しながら、山岸のセクハラ疑惑や今後の展開について考察します。
第2話のあらすじ(ネタバレあり)
数か月前、スポーツジムで働いていた斉藤るりは、酔った客に絡まれたところを寺田一輝に助けられる。その後、会社で山岸から激しく叱責される寺田を目撃し、さらにスポーツジムのトイレで泣き崩れる寺田から助けを求められた。
現在、宮木英理子は寺田への手紙を勝手に開封したるりを解雇させようとするが、失敗に終わる。さらに、コンプライアンス室への報告を先延ばしにし、山岸にはパワハラの証拠となるデータを削除するよう指示していた。
一方、るりは英理子に山岸のPCを提出させ、独自に証拠を集め始める。新プロジェクト「ルーキス」のイベント会場にも現れ、山岸に接近。隙を見てスマホをすり替え、保存されていたデータを入手する。
そこには寺田を罵倒するメッセージだけでなく、大量の盗撮写真が残されていた。さらに、目を閉じた寺田のシャツがはだけ、胸元が露出している写真まで見つかるのだった。
第2話のネタバレ解説
るりはなぜ寺田を助けようとするのか?
るり(南沙良)と寺田(加藤清史郎)の出会いは、数か月前にさかのぼります。
スポーツジムの受付で働いていたるりは、酔っ払った客に絡まれていました。困っているところに寺田が現れ、客を追い払ってくれます。この出来事が、2人の最初の接点でした。
その後、会社で偶然寺田を見かけたるりは、声をかけようとします。しかし、寺田は山岸(大久保寿人)から激しく怒鳴られていました。
さらに別の日、スポーツジムのトイレから嗚咽が聞こえ、るりが駆けつけると、そこには苦しそうにしている寺田の姿が。寺田は泣き崩れながら、るりに助けを求めます。るりはすぐに救急車を呼びました。
その後、会社で思い詰めた様子の寺田を見かけたるりは、彼が持っていたクリニックの封筒に気づきます。そして、英理子(吉田羊)が寺田の診断書をシュレッダーにかける場面を目撃。すぐに裁断された紙を回収しました。
るりが寺田を助けようとするのは、かつて自分を助けてくれた相手が、今度は深刻な状況に追い込まれていることを知ったからです。
ただし、寺田が泣き崩れた原因については、まだすべてが明らかになったわけではありません。
社会保険労務士(社労士)は、労働・社会保険に関する手続きや、企業の労務管理について相談・助言を行う国家資格者。職場のハラスメント対策なども業務に含まれる。
るりが資格取得を目指して勉強していることも、彼女の行動を理解するうえで気になる設定です。

英理子はなぜ証拠を削除させたのか?
英理子は山岸のパワハラについて、単に厳しい指導が誤解されているだけだと説明し、コンプライアンス室への報告を先延ばしにしようとします。
しかし、夫の正則(田中直樹)は、パワハラかどうかを決めるのは英理子ではないと指摘。報告書を提出するよう求めますが、英理子は件名だけを入力した空メールを送り、後から添付ファイルを送るので口裏を合わせるよう要求するというトンデモ指示。
さらに、山岸のパワハラ的な言動を目撃した英理子は、本人を別室に呼び出します。そこで注意したのは、言動を改めることだけではありません。
山岸に、会社から支給されたPCなどに残っている証拠を削除するよう命じたのです。
英理子は山岸を守るためだと説明しますが、その一方で、るりには山岸のPCを提出しています。つまり、証拠を集めるよう求められながら、裏ではその証拠を消そうとしていたわけです。
英理子にとって、山岸は新プロジェクト「ルーキス」を成功させるために欠かせない存在。しかし、その山岸を守るために、自ら問題をさらに大きくしているようにも見えます。
英理子は山岸のパワハラを把握しながら、プロジェクトの成功を優先して証拠の削除を指示した。問題の解決ではなく、隠蔽を重ねている。
正則は妻に内緒で何をしていたのか?
コンプライアンス室に所属する正則は、妻である英理子から報告を先延ばしにするよう求められています。しかし、正則自身は寺田にヒアリングを依頼するメールをちゃんと送っていました。そして、寺田から返信が届きます。ただ、2話ではその内容は明かされません。
正則は妻の要求を受けながらも、寺田への調査を進めようとしているのです。
第1話では英理子に時間を与えていた正則ですが、いつまでも妻に協力し続けるつもりはないのかも?夫として妻を支えることと、コンプライアンス室の職員として問題を調査すること。その2つの立場が、今後どのように影響してくるのか気になるところです。
るりはどうやって山岸のスマホを調べたのか?
新プロジェクト「ルーキス」のお披露目イベント会場に現れたるりは、山岸に接触する機会をうかがっていました。
英理子はるりの動きを警戒し、山岸を壇上に呼んで引き止めます。しかし、プレゼン終了後、英理子がほかの人物と話している間に、るりは山岸へ近づきます。このとき、るりは「東海林るり」と名乗り、広報部の人間だと偽っていました。さらに、山岸が結婚していて1歳の子供がいることを事前に調べ、子供の話題から会話を始めます。
そして、わざとつまずいて飲み物を山岸に盛大にぶっかけてやります。怒鳴り声を上げた山岸は、周囲の視線に気づくと慌てて態度を取り繕います。その隙にるりは、山岸のスマホを同機種の別のものとすり替えます。彼女は事前に山岸の機種を調べておいたのです。
山岸がスマホの異変に気づいたことで、英理子もすり替えを察知します。しかし、るりはその間にデータを自分のスマホへ転送。再び山岸に近づき、スマホを元に戻すことに成功しました。
るりは山岸の注意をそらし、短時間でスマホのデータを入手したのです。
ただし、ここまでして証拠を集めようとするるりの行動も、相当に危ういものです。寺田を助けたいという目的があるとはいえ、手段を選ばなくなり始めています。
山岸のスマホから何が見つかったのか?
るりが山岸のスマホから入手したデータには、寺田を罵倒するメッセージが残されていました。
しかし、それだけではありません。山岸のスマホには、寺田を隠し撮りした写真が大量に保存されていたのです。
さらに、その中には、目を閉じた寺田のシャツがはだけ、胸元があらわになっている写真までありました。
これまで山岸によるパワハラが問題になっていましたが、この写真によって、単なる職場での嫌がらせではなかった可能性が浮かび上がります。
ただし、寺田が盗撮に気づいていたのか、山岸がシャツをはだけさせたのかは不明です。また、寺田が実際に性的な嫌がらせを受けていたかどうかも、第2話では明らかになっていません。
なぜ山岸は、これほど大量の寺田の写真を撮っていたのか?
山岸のスマホから大量の盗撮写真が発見された。ただし、性的な嫌がらせが実際にあったのか、寺田がどこまで被害を認識していたのかは、まだ明らかになっていない。
第2話の考察|パワハラだけでなくセクハラも?

山岸はなぜ寺田を大量に盗撮していたのか?
山岸のスマホから見つかった大量の盗撮写真。なぜ山岸は、これほどまでに寺田を隠し撮りしていたのか?
特に気になるのが、目を閉じた寺田のシャツがはだけ、胸元があらわになっている写真です。山岸がシャツをはだけさせたのかはわかりませんが、寺田に対して性的な関心を抱いていた可能性は考えられます。山岸は結婚しており、1歳の子供もいます。しかし、それとは別に寺田への特別な感情を持っていたとしても不思議ではありません。
また、山岸は普段から部下に対して威圧的な態度を取る人物です。パワハラ自体は寺田だけに向けられたものではありませんが、寺田への叱責には個人的な感情が重なっていたのかもしれません。
例えば、寺田に好意を抱いていたものの、相手にされなかったことで態度がエスカレートしたという可能性もあります。もちろん、現時点では寺田が山岸の気持ちに気づいていたのか、何らかの関係があったのかさえ不明です。
大量の盗撮写真が意味するものは何なのか? 第3話以降で明らかになるのか、気になるところです。
寺田は性的な嫌がらせも受けていたのか?
第2話では、寺田がスポーツジムのトイレで泣き崩れ、るりに助けを求める場面が描かれました。これまでは山岸のパワハラによって精神的に追い詰められたのだと思っていましたが、ラストの盗撮写真を見たことで、少し印象が変わりました。
寺田はパワハラだけでなく、性的な嫌がらせも受けていたのでは?
もし山岸が寺田に性的な関心を抱いていたのなら、一線を越えた可能性も。今回あえて大量の盗撮写真を最後に見せたのは、山岸と寺田の間には、まだ明らかになっていない問題があることを示唆しているように思えます。
今回の冒頭で「このドラマではハラスメントの描写があります」という注意テロップが表示された。これは第1話にはなかった。第3話以降も表示されるのか?
コラム|英理子は本当に山岸を切れないのか?
ここまで山岸をかばい続けてきた英理子ですが、今回ばかりはさすがに山岸を切るのではないか?
英理子にとって山岸は、プロジェクト「ルーキス」を成功させるために欠かせない人材です。システムの根幹を作った人物だけに、簡単には外せない事情もわかります。しかし、パワハラだけでなく、大量の盗撮写真まで見つかってしまいました。
しかも、英理子自身も盗撮については知らなかった様子です。これ以上山岸を守り続けることは、かえって英理子自身の立場を危うくするのでは?そもそも英理子は、会社に認められるために、これまで多くのものを犠牲にしてきた人物です。ようやく取締役への道が見えてきたところで、すべてを失うわけにはいかない。その気持ちは理解できます。
ただ、気になるのは夫の正則です。正則は英理子に報告書の提出を求める一方、妻には知らせず寺田への調査を進めています。夫として妻を心配しながらも、コンプライアンス室の職員として、問題を見過ごすわけにはいかないように見えます。
このまま英理子が隠蔽を続ければ、仕事だけでなく夫婦関係にも亀裂が入る可能性があります。最悪離婚という展開もありえそうです。会社での地位を守ろうとした結果、家庭を失ってしまう。そんな皮肉な結末も考えられます。
果たして英理子は、ここで山岸を切ることができるのか?もっとも、山岸を処分したところで、それですべて解決するわけではありません。英理子自身が行った隠蔽まで、なかったことにはできないのですから。
第2話のまとめ
第2話では、るりが寺田を助けようとする理由が明らかになりました。かつて自分を助けてくれた寺田が、今度は山岸のパワハラによって追い詰められている。その姿を見たことが、るりの行動につながっていたわけです。
一方、英理子は相変わらずプロジェクトの成功を優先し、証拠の削除まで指示していました。しかし、ラストで発覚した大量の盗撮写真によって、事態はさらに深刻なものになりそうです。
山岸はなぜ寺田を大量に盗撮していたのか?そして、寺田はパワハラだけでなく、性的な嫌がらせも受けていたのか?
また、英理子に内緒で調査を進める正則の動きも気になります。夫婦関係を含め、英理子がこれからどのような選択をするのか注目したいところです。
ここまで山岸をかばってきた英理子ですが、さすがに今回の写真を見て、考えを変えるかもしれません。ただ、寺田のことも心配です。対応を先延ばしにしてきた結果、取り返しのつかないことにならなければいいのですが……。
