【しあわせな結婚】5話のネタバレと感想をまとめています。
父が布施を殺したと思っていたネルラだったが、父もまたネルラが布施を殺したのではないかと思っていた。2人しか知らない事件の前にあった偽装誘拐。それが原因で2人は互いに疑っていたというが……。
【しあわせな結婚】5話のあらすじ
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— 「しあわせな結婚」木曜よる9時【テレビ朝日公式】 (@wasekon_tvasahi) August 7, 2025
第一部完結!
親子が隠す"秘密"
次回は8月14日(木)よる9時
✅第1~4話配信中https://t.co/olOwdX3HqF#大石静#阿部サダヲ #松たか子#板垣李光人 #玉置玲央#杉野遥亮 #岡部たかし #段田安則 pic.twitter.com/0rPFEfjpkN
鈴木ネルラ(松たか子)が父・寛(段田安則)に布施夕人(玉置玲央)を殺したのではときいた途端、寛は急に苦しみ出す。ネルラが救急車を予防とするが寛は拒み、困ったネルラは張り込んでいる黒川竜司(杉野遥亮)に頼んで病院に運んでもらう。
原田幸太郎(阿部サダヲ)がそのことを知って嫉妬するが、ネルラは幸太郎に本当のことを言わないといけないと話す。それは15年前の事件後の聴取で、一つだけついた嘘のことだった。
本当のことは父と自分しか知らないといい、幸太郎にもそのことを知ってもらおうと、ネルラは寛の退院を待って話すと約束するが……。
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【しあわせな結婚】5話のネタバレ
ネルラと布施が揉めたのは、布施の女性関係が原因ではなく、布施がレオの偽装誘拐をしたからだった。事件の直前に布施は寛に、イタリア料理のレストランをやりたいから出資してくれと頼む。それはもう絵を描きたくないという理由からだった。
寛はネルラが布施の絵が好きなことを知っていたため、ネルラを悲しませたくないとの理由で、模写でも贋作でもいいからとにかく冬の時代をしのげと言い、出資を断った。
その後、レオを誘拐したという電話が入り、寛は金を持って指定された場所に行くが、誰も現れなかった。自宅に戻るとレオがいて安心した寛だったが、ある日の夕食会で布施が発した言葉で、誘拐犯はこいつだったのかと確信する。
そのことをネルラに話すとネルラは布施に別れを切り出した。そして揉み合いになり、気付いた時には布施は亡くなっていた。だから父がやったと思っていたネルラだったが、父はネルラが殺したと思っていた。お互いに疑っていたが、今回話し合ったことで疑念が晴れた。
幸太郎は黒川と会い、それらのことを話す。だが、黒川はネルラがシロだとは思っていなかった。幸太郎はお互い惚れた女性のために、一緒に戦おうと切り出す。
その後、黒川はネルラに会い、真犯人はあなたのために自分が見つけると告げた。
義父倒れる
「お前じゃないのか?お父さんはずっと……」と口にした直後、寛(段田安則)が激痛に襲われて倒れた。鈴木ネルラ(松たか子)は救急車を呼ぼうとしたが、寛は拒む。そこでネルラは黒川竜司(杉野遥亮)に助けを求めると、黒川は寛を背負って車で関東医科大学病院付属病院に運んだ。
ネルラからのメッセージを受けた原田幸太郎(阿部サダヲ)が慌てて病院に駆けつけ、そこに黒川がいるのを見て驚いた。続いてネルラが到着し、事情を説明した。幸太郎は自分も2階にいたと告げたが、ネルラはメッセージに気づいていなかった。
寛の診断は尿道結石で、石はすぐに排出され、容体は安定した。幸太郎はこの病院には縁があるなと、出会ったときのことを思い出してつぶやいた。
父との秘密
自宅に戻った幸太郎は、ネルラの自画像の意味を問う。ネルラは自分の心と向き合っていると答えた。幸太郎は、その心で刑事の車にどんな思いで乗ったのかを質し、変化はあの刑事に関係があるのかと嫉妬をにじませる。
ネルラは、これを描いたのはどうしてもあなたと生きていきたいと思ったからで、真実を言わなければならないと感じたからだという。布施夕人(玉置玲央)を殺したのは父だと思っていた、と彼女は打ち明け、そのことを言わねばならないという決意の表情がこの自画像だった。
事件後の事情聴取で1つだけ警察にネルラは嘘をついた。布施と揉めていた理由を女性関係だと述べたが、それは虚偽で、真実を知るのは自分と父だけだと明かす。ネルラは明日父が退院したら父と一緒に話すと告げるが、今すぐ話せと迫る幸太郎。ネルラが沈黙を貫くと、幸太郎はやむなく了承した。
情緒不安定
幸太郎がニュースホープに出演する。「泣ける名曲シリーズ」のコーナーで松崎しげるが現れ、「愛のメモリー」を歌い始める。幸太郎は歌を聴く気分ではないが、聴くうちに涙を流し、カメラに抜かれる。その様子を自宅で見ていたネルラは驚いた。
事務所に来た幸太郎は、ニュースホープの話題には触れないでと同僚に先に告げ、倉澤チカ(堀内敬子)にもらった精力剤を飲んで新聞を開く。一面は警視庁トップ交代で、警視総監に大島警備局長が就任とあった。
黒川は佐久間次郎(野間口徹)に呼ばれて部屋へ出向く。再捜査の件を問われると、自分は殺しだと見ていると黒川は臆さず答えた。笹尾明(亀田佳明)刑事部長に何を命じられているのかと詰められるが、自分の信念で再捜査しているとあくまで主張した。佐久間は納得しきれないまま、ひとまず黒川を帰した。
偽装誘拐
ネルラから「事務所の近くにいる。会ってほしい」とメッセージが届く。幸太郎はネルラと合流すると寛のもとへ行き、3人で話す。ネルラは、レオ(板垣李光人)の誘拐騒動について父の口から幸太郎に話すよう促す。
布勢が死ぬ1ヶ月前、寛に非通知の電話が入った。レオを誘拐した、1000万をカンツルの袋に入れて指定の場所へ来いという内容だった。寛は急いで向かったが、1時間待っても2時間待っても誰も現れず、金を渡さなければレオが殺されると思い込み、夜になるまで待ち続けた。
その後どうやって帰宅したかは覚えていないが、自宅に戻るとレオは無事で、友人宅でゲームをしていたと言う。寛は誘拐の電話を悪質ないたずらだと考え、ネルラにだけ打ち明けたが、そんなことをする人間に心当たりはなかった。レオは今もこの話を知らないでいた。
後日の食事会で寛が、社内でカンツルのマーク変更案が出ていると話すと、布勢が「遠目でも1発でわかるからいいんじゃないですか」と口にし、寛は「こいつだったのか」と気づく。
誘拐騒動の直前、布勢は寛にイタリア料理店を始めたいから資金を出してくれと頼み、もう絵は描きたくない、とにかく描きたくないと訴えた。ネルラはこの事実を知らなかった。寛は才能を諦めるのは惜しい、模写でも贋作でもして冬の時代をしのげ、ネルラをがっかりさせるなと諭し、出資を断った。
寛は布勢がそれを根に持ち、レオ誘拐をでっちあげたのだと結論づける。今にして思えば、ネルラに「あんな男と別れろ」と言わなければ事件は起こらなかったと悔いた。
喧嘩の原因
不幸の始まりは、寛が誘拐騒動をネルラに話したことだった。ネルラがその内容を布勢に告げると、布勢は開き直り、「お前の父親が悪い。贋作を描けと言った」と父をなじった。
布勢は友人と歩くレオを見かけ、当分帰宅しないと踏んで誘拐を装う電話を入れたと述べた。金庫に1000万ぐらいはあるだろうと見込み、紙袋を抱えて慌てて飛び出す寛を目にして笑ったとも語る。偉そうに説教したくせに足がもつれるほど動揺していた、と侮蔑を重ねた。自分が受けた侮辱に比べれば、小事だというのが布勢の理屈だった。
ネルラは布勢に別れを告げ、この場から出ていけと迫った。揉み合いになったのち、ネルラは事情聴取で揉み合いの原因を「彼の女性問題」と説明した。誘拐の偽装を口にすれば、父が疑われると考えたからだ。
幸太郎が「殺したのか」と寛に問うと、寛は「殺してやりたいとは思ったが、殺してはいない」と否定した。あの日は役員の飯村が訪ねてきて、社内で排斥の動きがあるから気をつけろと警告していた。飯村に聞けば、犯行時刻に寛がこの部屋にいたことは証明できる。
ネルラは長らく父を疑い、父はネルラを疑っていた。考(岡部たかし)には誘拐を偽装したのは布勢だといってない、ネルラが犯人だと思われないようにするためだった。こうして15年間、2人は互いを疑い合ってきた。
やがてネルラにあの日の記憶が一部戻る。現場で見た足を父のものと誤認したために、父犯人説に傾いたのだと語ると、寛は「そうか。よかった。お前でなくてよかった」と安堵を漏らした。ネルラは、その父の態度にどこか引っかかりを覚えた。
犯人は誰なのか?
自宅で幸太郎とお茶漬けを食べながら、ネルラは五守のことを思い出し、布勢は殺していないが五守は自分が殺したのだと口にする。幸太郎は、そんなことを言えば五守が悲しむと諭す。
レオは赤ん坊の頃から神経質だったが、五守は穏やかだった。父も五守を跡取りにするつもりで期待していた。それでも父は1度もネルラのことも考のことも責めなかった。だからこそ、残されたレオだけは何があっても守り抜くとネルラは考える。
幸太郎は自分が1人っ子でわかりにくいが、ネルラにとって五守は弟で、レオはほとんど自分の子どものような存在だと結ぶ。その夜、寛は「今夜はお前と飲みたい」と言い、考と高価なワインを開けて飲んだ。
ベッドに横たわりながら、幸太郎は犯人がネルラでも義父でもないなら、第三者の可能性があると考える。そこへネルラが現れ、誘拐の件と記憶が戻った件を警察に話すつもりだと告げる。
事情聴取で辛い思いをすることになると幸太郎が問うと、ネルラはそれでもよいと応じる。そうしなければ幸太郎との未来も見えないからだと述べ、決意を示した。自画像はその決意の顔なのかと確認すると、ネルラはうなずいた。
【しあわせな結婚】5話の結末
幸太郎は毎朝、新聞記者の久米(佐藤まんごろう)に電話をかけ、表で落ち合って話した。久米が警視庁クラブのキャップになったことを確かめ、頼みがあると切り出した。
黒川の携帯に知らない番号から着信があり、相手は幸太郎だった。2人はカフェで会い、幸太郎は偽装誘拐の犯人が布勢で、義父にはアリバイがあると伝え、妻は布勢の向こう側で男の足を見ていると補足した。
黒川は証拠がない話だと退け、幸太郎は嘘だと断じる証拠もない、ならば第三者の線を洗うべきだと迫った。黒川がネルラが無実はと限らないと応じると、幸太郎は黒川が妻に執着する理由を挙げた。
3ヶ月前、渋谷で起きた殺人で、被疑者と目された厚産省事務次官に逮捕寸前で気づかれて自殺され、その件で捜査一課から所轄への異動をほのめかされた。布勢事件の再捜査は、その流れを覆す起死回生だろう、と。
さらに「妻とあなたは刑事と被疑者なだけか」と問い、黒川を呆れさせた。黒川はネルラと会った時に「『私のこと好きなの?』と問われて驚いた。あり得ない、自分は刑事だ」と突っぱねたが、幸太郎は「気持ちはわかった。これから惚れた女のために一緒に戦おう」と言い放った。黒川は無言のままだった。
ネルラが鼻歌で口ずさみながら歩いていたところに黒川が現れ、彼女は足を止めて向き合った。「私を待ってたの?」ときくネルラ、「はい。真犯人は自分が見つけます。あなたのために」と答える黒川。ネルラが「そうして」と応じると、黒川は「はい」とだけ言って歩き去った。
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【しあわせな結婚】5話のまとめと感想
布施が殺される前に偽装誘拐を起こし、ネルラとそれが原因で喧嘩となったという話でした。
布施を殺したのは寛でもない、ネルラでもないとなると、残る登場人物は限られてきます。幸太郎であることはまずないので、足が男性のものなら考か黒川ぐらいしかいない気がします。とはいえ、毎回後出しエピソードが追加されるので、誰か新たなキャラが登場するかもしれません。次回真犯人が突如現れるような予告ですが、本当に登場するのか?
また、今回で第一部完結ということらしいのですが、何が完結したのかちょっと分からなかったです。もしかして、父もネルラも犯人ではなかったので完結という意味なのか?いずれにしてもこの枠は毎回9話ぐらいで終わるので、残るところあと4話ぐらいになります。真犯人は誰なのか?そして2人は離婚するのか、そのままなのか?など気になるところです。
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