【下剋上球児】7話のネタバレと感想|南雲が監督に復帰!甲子園のスタメン発表

2023秋ドラマ
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【下剋上球児】7話のネタバレと感想をまとめています。

2017年夏、越山高校野球部は初戦を突破したが、2回戦に強豪の伊賀商業と戦って敗れてしまう。その後、南雲は正式に野球部の監督に就任し、甲子園を目指すために徹底的に練習試合をすることになり……。

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【下剋上球児】7話のあらすじ

2017年夏の甲子園予選大会で初戦を勝利した越山高校野球部だが、2回戦の相手は強豪高の伊賀商業だった。一時はリードしていたものの、楡伸次郎(生田俊平)のエラーを切欠に選手たちは動揺し、気付けば大敗していた。こうして越山高校野球部の2017年夏の予選は終わった。

南雲脩司(鈴木亮平)は無事運送会社に就職が決まり、その後横宗典田(生瀬勝久)に連れられグラウンドに行く。正式に監督として就任し、野球部を率いていくことになった。だが、今までスポンサーをしてくれていた、犬塚家からの援助がなくなり、予算的に苦しい状況に陥ってしまう。そこで南雲は日沖誠(菅生新樹)ら卒業生に相談し、遠征用のマイクロバスを手配することができた。

しかし、楡が部に顔を出さなくなってしまい、退学届が提出されていると知り……。

←6話8話→

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7話のネタバレ

甲子園を目指すとは

楡伸次郎(生田俊平)の担任の郷田(井上拓哉)から、退学届が出されていると聞いた南雲脩司(鈴木亮平)は、様子をうかがっていた。夏の予選で楡がエラーをした時、野原舜(奥野壮)は激しく叱責した。そのことが原因かと思った野原は、山住香南子(黒木華)たちと楡が働いている会社へ向かう。

楡がいないと勝てないと声をかけるが、楡は何も答えなかった。野原が楡に執拗に食い下がると、部のOBで楡と一緒に働いている長谷川幹太(財津優太郎)が止める。さぼらずに練習しておけば良かった、後から思っても遅いという気持ちが野原にはあった。

椿谷真倫(伊藤あさひ)は南雲に楡を説得するよう頼むが、無理に連れ戻そうとはせず、様子だけ見ておいてくれないかとお願いした。

来年1年生になる予定の中学生たちが、野球部の見学に来ていた。ベンチに空きがあるから、越山も候補に入れておいて欲しいと山住が説明をする。やがて監督の南雲への質問の時間となり、阪大輔(中山翔貴)という生徒が、この野球部はどこを目指しているのかと質問する。

南雲が1つでも多く勝ちたい、そこを目指していると回答すると、阪はベンチ入りして甲子園に行きたいと言う。南雲は「無理です…」と告げた後、「…とは言いたくない。未来は誰にもわかんないもんな。少なくとも無理だと諦めているやつがいける可能性はゼロだ」と答えた。

甲子園というのがあまりにも遠いと思っている風潮が部にあった。しかし中世古僚太(柳谷参助)はなんで先輩たちは、甲子園を目指していると口にしないのか不思議だった。「野球やってるやつで、甲子園目指さないやつなんていない。だから負けんねん」と呆れていた。

犬塚翔(中沢元紀)と日沖壮磨(小林虎之介)が歩いていると、偶然楡が素振りをしているのを見かける。甲子園を目指そうと思ったことがあるかときくと楡は「ないやつおるんか?」と躊躇いもなく答えた。

楡の問題

南雲は楡の仕事が終わるのを待って話しかける。何が嫌になって部にこなくなったのか、退学届を出したのかを聞き出そうとした。楡は郷田先生から、このままだと進級できないと言われたという。学校に行っても勉強分からないしつまらないし、行くだけ無駄だと楡は思っていた。

南雲は「野球だけやりに学校に行ったっていいんだよ。勉強できるやつだけで、世の中回ってるわけじゃないからな」と諭す。人それぞれ一人一人の取りえで世の中は回っていて、自分じゃそう思ってなくても、楡の取りえがきっと他の誰かを助けているかもしれないと続ける。さらに郷田先生も学校辞めろと言っていないだろうと、退学を考え直すよう説得する。

話しているうちにふと南雲は、楡の視力に問題があることに気付く。遠くがあまり見えていないのではないかとたずねると、確かにそうだと楡も認めるが、眼鏡をかけるのは嫌だし、コンタクトするのは怖いという。

そこで南雲は一緒に目医者に行き、コンタクトを入れるのを一緒に練習する。最初は怯えていた楡だったが、上手くできるようになった。

野球部に戻った楡は以前とは違い、エラーをすることもなくなった。強肩を活かしたバックホームは一際鋭かった。

蹴り続ける背中

横田が慌てた様子でやってきたと思えば、南雲と山住を連れ出す。連れて行った部屋には、丹羽慎吾校長(小泉孝太郎)と犬飼樹生(小日向文世)が待っていた。てっきり横田が2人に話を通していたのかと思っていた南雲たちは驚いていると、校長は経緯を話すよう迫る。

南雲はもう一度監督をやらせて欲しいと頭を下げて願うが、樹生の怒りは収まらない。山住があの子たちには自分ではなく、南雲が必要なんだと訴える。見かねた横田が割って入り、南雲と山住の2人がいて初めて部は成立するんだと説得する。

南雲は部員たちを見て目が覚めたという。留まらない彼らを見て、後ろ向きに生きている自分を恥ずかしいと思ったと。「もう一度、もう一度彼らと前を向いて生きていきたいんです。どうかチャンスをください。お願いします」と頭を再び下げた。

樹生と校長が駄目だと言おうとした矢先、横田は「失敗した人間の背中、いつまでも蹴り続けて楽しいですか?」といつになく神妙な面持ちでたずねる。そして「あんたらは、いっぺんも失敗したことないて言うんですか?失敗して失敗して、失敗重ねて今があるんとちゃいますか?」と説得を始める。南雲はその間、ずっと頭を下げ続けながら聞いた。

「南雲修司は自分の背中、子供らに見せようとしてます。みっともない、情けない背中です。それ蹴飛ばして何が教育者や!」と横田が感情的になりながら訴える。影響なんて出た時考えればいいと、何としても南雲を戻すために熱弁した。

横田の声に押された校長は、南雲に顔を上げるように言い、越山高校の評判を回復して欲しいと頼む。監督として予選を最低でもベスト8を目指すよう言われると、「いえ、優勝を目指します。彼らを甲子園に連れて行きます」と南雲は宣言した。

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7話の結末

甲子園出場を目標に掲げた南雲は、部員たちにもミーティングで目標を伝える。動揺する部員たちに向かい、南雲は以前に比べたら高いところにいるということと、行きたいところまで自分と山住先生が連れて行くと言うと、生徒たちに自ら考えさせた。やがて甲子園に行こうと部員全員が心に決めた

2017年秋、新キャプテンに椿谷がなることに決まる。年が明けて2018年春、越山高校は春季三重県大会ベスト16まで行った。

2018年6月、野球部28人中のベンチメンバー20人が発表される。

背番号1:犬塚翔(3年)
背番号2:日沖壮麿(3年)
背番号3:中世古僚太(2年)
背番号4:三鬼まさる(1年)
背番号5:椿谷真倫(3年)
背番号6:三宅晶(2年)
背番号7:久我原篤史(3年)
背番号8:幸上朝陽(2年)
背番号9:楡伸次郎(3年)
背番号10:根室知廣(3年)
背番号11:阪大輔(1年)

エースピッチャーは翔だったことに根室は悔しがった。翔もまた自分よりも根室のほうが、いいのではないかと悩んでいた。自宅に戻り樹生に背番号1番をもらったと翔が報告すると、樹生はとても喜んだ。自信がないことを樹生に告げると、「自信を持って、おじいを甲子園に連れて行って」と答えた。

最近試合を見に来てくれないのは、どこか悪いからかと心配する翔に樹生は、どこも悪くないと嘘をついた。翔は樹生に「必ず、甲子園に連れて行く」と約束すると、「強くなったね」と樹生は笑った。

2018年7月、夏の甲子園予選大会が始まる。初戦は9対2の7回コールド勝ちだった。2年連続初戦を突破した。2回戦も4対12の7回コールド勝ちだった。3回戦は接線となり、4対3で勝利した。越山高校は34年ぶりのベスト8へ進んだ

インタビューを受ける南雲は、無免許のことを突っ込まれるが冷静に返答した。主将の椿谷はインタビューをされた時に「日本一の下剋上を目指します」と答えた。

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【下剋上球児】7話のまとめと感想

南雲が正式に監督に復帰し、甲子園予選が開始したという話でした。

1年が過ぎるのがあっという間で、翔たちももう3年生になります。この年に甲子園に出場するのは、最初から分かってはいるのですが、どんな感じで勝ち上がっていくのかが楽しみです。

今回印象的なシーンはやはり、横田が校長と樹生に対して熱弁するシーンです。無免許教師だった南雲が、再び監督をやらせて欲しいと願っても、校長と樹生は却下するつもりでした。そこで見かねた横田が珍しく熱く語ります。

過ちを犯した人間をいつまで責め続けるのか?横田は南雲が立ち直るためのチャンスを奪うことを糾弾します。南雲の場合、部員たちにも慕われていますし、野球部を勝たせることもできる上、何よりも本人が基本的にちゃんとした人間なので、機会を与えるのはいいことだと思います。

今の世の中、一度失敗したら二度とやり直しができないような状況です。しかし、彼らも生きていかなければなりません。罪を犯した人とどう向き合っていけばいいのかを考えさせられる回でした。

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