【相棒22】1話のネタバレと感想|新シーズンから波乱!社美彌子が撃たれる

2023秋ドラマ
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【相棒シーズン22】1話「無敵の人~特命係VS公安…失踪に潜む罠」のネタバレと感想と考察をまとめています。

失踪した男性を探しているうちに、謎の宗教集団に行き当たる右京たい。男は偽名を使って潜入していたようだが、何のためにしていたのか。やがて事件は意外な方向へ進み、内調も調査をし始めた途端に、社が銃弾に倒れ……。

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【相棒22】1話のあらすじ

亀井美和子(鈴木砂羽)の通う料理教室の友人という、上原阿佐子(栗山千明)は杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)に人捜しを頼む。1年前から交際をしていた牧村克実(市川知宏)から、プロポーズを受けたのだが、2週間前から急に連絡が取れなくなったという。右京たちは依頼を引き受け、牧村の部屋へ行き手がかりを捜す。

一方、捜査一課の面々は転落死現場に臨場していた。亡くなった男性は平井蓮(永澤洋)という人物で、睡眠薬を飲んで飛び降りたように見えた。だが、伊丹憲一(川原和久)たちは床の引っかき傷を見て、誰かが平井を運んでベランダから突き落としたのではないかと考えていた。

捜査会議をしている最中に公安部の御法川誠太郎(田中美央)が割り入り、事件は公安が引き取るといって持って行ってしまった。なぜなら、亡くなった平井は『微笑みの楽園』という宗教の信者だったからだ。

1年前、平井の弟である翔(桐矢一)が、レストランで爆破事件を起こした。翔もまた信者だった。公安は教団を以前からマークしていて、翔を追い詰めるが屋上から身を投げてそのまま死亡してしまう。

右京は牧村がその事件を調べていたことを知り、教団本部に阿佐子も一緒に潜入しに行く。確かに牧村は潜入していたが、別の名前を名乗っていた。何かがおかしいと右京が感じ、亡くなった平井蓮の自宅を調べに行くと、そこには現在内調勤めになった青木年男(浅利陽介)の姿があり……。

2話→

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【相棒22】1話の見逃し配信

『相棒22』の見逃し配信は、TVerテレ朝動画で配信しています。無料配信終了後はTELASAで視聴できます。

本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

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【相棒22】1話のネタバレ

答えのない謎

亀山美和子(鈴木砂羽)の料理をご馳走になることになった、杉下右京(水谷豊)と小出茉梨(森口瑤子)は、浮かない顔をして亀山宅へと向かう。

もう1人分席が用意されていたのを見た右京が、他に誰が来るのかをきくと、美和子が通う料理教室の友人が来るという。遅れてやってきたのは上原阿佐子(栗山千明)という、女性弁護士だった。

シン・美和子スペシャルの味は、見た目こそまともな料理に見えたが、味はやはり美和子の作った料理だった。

阿佐子は右京が優れた警察官だと美和子から聞き、さっそく右京に答えが分からない相談を知り合いから受けたと話す。

1年付き合った彼氏がプロポーズをしてくれたが、2週間前から急に連絡が取れなくなって家にも帰って来ないという。その話を聞いた右京は、阿佐子自身の話ではないかと指摘する。

言い当てられた阿佐子は観念し、恋人の牧村克実(市川知宏)の写真を見せ、ぜひ調べて欲しいと頼んだ。

引き受けた右京と亀山薫(寺脇康文)は、早速牧村の部屋へ向かう。牧村はフリーの雑誌記者で、鞄とPCは持って行っていたようだった。ただ、なぜかフォーマル用の靴だけがないことを右京は気になった。

牧村が持っていた名刺の人物たちに話を聞きに行くが、誰1人牧村のことを知らないという。阿佐子はまるで彼らは口裏を合わせているようだと怪訝に感じた。

その頃、伊丹憲一(川原和久)たちは遺体が発見された現場に臨場していた。男は平井蓮(永澤洋)という人物で、睡眠薬を飲んで自宅から飛び降り自殺をしたように見えた。だが、床には何かを引きずった跡があり、誰かが睡眠薬を飲ませた後に、引きずってベランダから突き落としたのではないかと考えていた。

1年前の爆破事件

右京たちはそれから牧村の行き着けのレストランに行く。オーナーの末次広平(俊藤光利)は牧村のことを知っていた。このレストランは1年前に爆発事件に巻き込まれ、末次の妻は亡くなっていた。

犯人は平井翔(桐矢一)という男で、『微笑みの楽園』という宗教の熱心な信者だった。10年前に薬物テロを起こした『神の国』という教団から、分かれてできた教団だった。

そのことを糾弾していた社会学者の風間義晴(東龍美)に苛立った平田は、殺害をするために風間の行動を調べ、行きつけのレストランだったこの店に爆弾を入れた鞄を置いた。当時店内にいた13名のうち、5名が重軽傷を負い、風間を含め3名が亡くなっていた

公安は『微笑みの楽園』の組織的犯行を疑い、平井が接触するのではないかと思ってあえて泳がせた。だが、平井は教団と接触せず、結局1ヶ月後に平井翔の単独犯だと結論付けて逮捕に踏み切る。

追い詰められた平井はビルの屋上から身を投げ自殺してしまい、捜査はそのまま終了となった。

牧村はその事件を調べていた。さらに牧村は特ダネがあったと言っていた。あの事件には絶対『微笑みの楽園』が関わっていたと、そしてまた必ず次の爆破事件を起こすと牧村は言っていたと末次は語った。

阿佐子は話を聞いて教団を調べようと右京に提案した。

不審死

伊丹たちがさらに家宅捜索を続けていると、バスルームの天井裏に薬品が隠されていたのを発見する。調べた結果、爆弾を作るためのものだったと分かったと捜査会議で報告を受ける。

ただ、犯人の指紋は部屋からも一切出ず、丁寧に拭き取られていた。ますます事件性があると感じた刑事部だったが、そこに公安の参事官である成増孝徳(松田賢二)が現れ、この件は公安が引き取ると割って入る。

殺人事件だという刑事部と公安が揉め始めたところ、公安部部長の御法川誠太郎(田中美央)がやってきて、刑事部長の内村莞爾(片桐竜太)と話をする。内村は御法川に任せると言い、刑事たちはがっかりした

一方、角田六郎(山西惇)はガサ入れに向かう。暴力団が密売用の拳銃を鞄に詰めていたところに押し入り、男たちを捕らえた。

角田は迫水(池原丈暁)という男を取り調べ、大量の拳銃をどこに流そうとしたのか尋問する。すると『微笑みの楽園』に売ったと白状した。

潜入

右京と亀山と阿佐子は大胆にも『微笑みの楽園』に潜入することにした。正面ゲートから堂々と入っていく右京たち。なぜなら事前に右京が勧誘されたふりをしていたからだった。教団がやっているカフェで悩み相談をしていると、店長がやってきて勧誘を始める。右京はそれを利用し、堂々と教団にやってきたのだ。

教団の祭壇には平田翔の写真が飾られ、英雄扱いしているようだった。阿佐子が牧村の写真を子どもたちに見せると、いつも遊んでくれた人だと答えた。どうやら牧村は潜入取材をしていたのかもしれないと、右京は考え始める。

だとしたら、名簿に牧村の名前があるはずだと、阿佐子は立ち入り禁止区域を越えて、ファイルを探し始める。右京たちも手伝っていくうちに、牧村の名簿が見つかった。ただし、牧村克実の名ではなく吉川崇という偽名を使っていた

右京たちが探っていることに気付いた信者たちが、捕らえようとやってくる。急いで逃げた右京たちは、何とか捕まらずにすんだ。

追っ手をまいた右京たちが山道を歩きながら話をする。阿佐子の口ぶりはまるで、牧村が既に亡くなっていると思っているようだと右京は指摘する。さらに2週間前から教団のことを知っていたのではないかと言い、自分たちを利用しているのではないかと問う。

阿佐子は逃れられないと覚悟し、実は嘘をついていたと謝る。弁護した被告人から右京の話を聞き、右京なら牧村を見つけ出してくれるかもしれないと阿佐子は思った。そして、右京に接触するために、わざと美和子と親しくなった。

全てを謝罪した阿佐子は改めて協力して欲しいと頼み、亀山はもちろん協力するといい、右京も賛同した。

日が暮れて夜になり、近所の民家に泊めてもらうことになった右京たちだが、安心はできなかった。阿佐子の叫び声が聞こえ、右京たちは飛び起きて駆けつけると逃げていく男の姿があった。

阿佐子の鞄は荒らされ、財布と手帳の他になぜか牧村と写る写真まで盗まれていた。右京は恐らくこの家の主人が知らせたのだろうという。なぜなら主人の枕の下に、教団の聖典があったからだ。

阿佐子と牧村の関係を知られた今、今度は阿佐子が狙われると思うという右京。それでも阿佐子は彼になにがあったか、分かるまでやめないと覚悟を決めた。

再会

右京たちはその後、平井蓮の自宅にやってくる。牧村は恐らく翔の兄である蓮にも取材をしているはずだと、右京が推理していたからだ。マンションの住人に牧村の写真を見せると、平井の家によく来ていたという証言を得る。それもどうやら吉井の偽名を使って会いに来ていた。

部屋のドアに鍵がかかっていなかったため、そのまま室内へ上がりこむ右京たち。人の気配を感じ取り、別のドアから出てきたのはなんと青木年男(浅利陽介)だった。

青木は現在内調に所属しているので、社美彌子(仲間由紀恵)が調査に乗り出したのかと右京は察する。そのことを黙っておく代わりに情報を寄越すよう迫ると、青木は渋々捜査資料を見せた。

床の傷跡を確認し、発見された薬品は昨年の爆破事件と同じ材料だと知る。指紋が拭き取られていたことから、計画的犯行だろうと推理した。そうなると睡眠薬を飲ませたのも犯人だと察した。

しかしなぜわざわざ突き落としたのか、しかもわざわざ路上で人に見つかるようにしていたのか。犯人の目的は一刻も早く、遺体を見つけてもらい事件を公にすることにあったのではないかと右京は考える。

薬品の指紋も拭き取っていたところから、犯人は爆破計画を知っていた人物となる。ということは、信者なのか。様々な推理が巡っていく。

亀山は犯人はきっといい信者で、爆弾を作ろうとしていた平井蓮を止めようとして、仕方なく殺したのではないかと予想する。道路に突き落としたのも、一刻も早く次の爆破計画があることを、警察に知らせるためではないか。つまり、これは告発だと亀山は言う。だがそうなると、犯人は牧村の可能性が出てきてしまう

その頃、牧村は教団の施設にいた。彼は生きていた

襲撃

右京たちが歩いていると突然何者かが襲い掛かってくる。亀山と右京は応戦するが、青木と阿佐子は彼らに捕まりそうになる。何とか抵抗しているうちに右京と亀山が助けに入り、車で逃走することに成功した。

青木は牧村のことを知っていた。それどころか内調は、以前から彼の事を知っていたに違いないと右京が指摘する。今回の蓮の事件に関係があると思ったから、内調は調べな直したのだろうと予測する。牧村はいったい何者なのか、謎は深まるばかりだった。

公安は角田から得た拳銃の密売情報を元に、教団本部に強制捜査に入ることに決めた。一方、社は駐車場にとめた車を降りて歩いていると、男がいきなり銃を発砲して社は被弾してしまう

やがて青木の携帯が鳴り、社が撃たれたという連絡が入る。犯人はまだ捕まらず、拳銃を持ったまま逃走しているという。手には教団のマークのタトゥーがあったと、目撃者からの証言があった。なぜ内調のトップを狙ったのか、動き出した途端に銃撃されるとは偶然ではないと右京は思っていた。

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【相棒22】1話の結末

逃走した銃撃犯を捕らえるため、警察は行方を追っていた。芹沢慶二(山中崇史)が怪しい男を見かけて職質した途端、銃をいきなり発砲してきた。捜査員たちは体を張って男を取り押さえ、なぜ社を撃ったのかと問うと、神のご意思だと男は答えた。

角田が右京たちのところにやってきて、牧村の写真を見るとどこかで見た事があると言い出す。調べてみたところ、数年前に暴力団と関係していた過激なエコ団体が起こした事件関係者だった。彼は阿佐子には牧村克実、エコ団体には鈴木聡太、教団には吉川崇を名乗っていた。

きっと潜入捜査をしていたのだろうと右京は察する。本名は牧村ではなく、阿佐子も彼に利用されていたのだろうと。牧村は恐らく公安部の捜査員だと右京は言った。

2話→

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【相棒22】1話の考察

次回へ続く話なのでどういう結末になるのか、今出ている情報から考察してみました。

事件の黒幕

次回予告を見る限り、右京さんが御法川に「人を守らずして国を守れますか。それは権力の暴走というものです」と言っているので、黒幕は公安であることは確実です。さらに「いち警察官の君に、組織の何が分かる!」とキレる御法川に対し「ならばうかがいましょう!あなたに一市民の何が分かるというのですか!」と逆ギレします。

公安が不祥事を隠ぺいするため、一市民を犠牲にした。というのが事件の裏にありそうです。ただ、次回のあらすじで牧村が教団に取り込まれたことで、懲戒免職になったのを隠ぺいするためではなさそうです。なぜなら、「その一件を掘り返そうとしたためと“思われた”」とあるからです。つまり、真実は別にあるということでしょう。

どうやら公安と教団には何かしら繋がりがあるようです。それは公安の意義を見せるため、暴力団からわざと拳銃を横流ししてもらい、その銃を使って事件を起こさせ、取り締まるというものなのかもしれません。

以前にも相棒ではマッチポンプで警察の意義を高めるという話がありました。それの公安バージョンというのも考えられそうです。

牧村の動機

牧村には公安捜査員という顔の他に、別の秘密があることが次回のあらすじから分かります。現在出ている情報から推測できなさそうな秘密ですが、無理矢理考えてみたところ、気になるのは1年前の爆破事件です。

あの爆破で死者は3人いました。1人はレストランオーナーの妻、もう1人は教団に文句を言っていた社会学者、もう1人は誰なのか明かされていません

亡くなった2人の位置から考えると、もう1人の亡くなった人物はその近くに座っていた人の可能性が高いです。あの時、オーナーの妻から飲み物を勧められ、飲まずに「待っています」と答えた人物が映ります。しかもぱっと見、牧村本人にも見えます。

例えば彼が待っていた人物は恋人とかで、遅れてやってきた彼女が巻き込まれて死んでしまったとか、犠牲者が牧村の家族や関係者だとしたら、復讐の動機にはなりそうです。

もしくはあの事故で牧村は死んだ事にされてしまい、戸籍も失い何者でもない人物になってしまったとかもありそうです。タイトルが「無敵の人」なので、何者でもない人物なら当てはまります

そして事件を調べていくうちに公安と教団の関係が分かり、2つとも破壊するため動いているとも考えられます。

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【相棒22】1話のまとめと感想

失踪した婚約者は公安の捜査員かもしれないという話でした。

新シーズンは美和子の料理を食べることから始まり、社が撃たれるという波乱な展開です。即死ではなかったので、恐らく生きているのではないかと思われますが、小野田官房長のようなこともあるので油断はできません。

今回青木が出てきたので、社が撃たれたことを怒った冠城が次回出てきてくれたら面白いです。初回やスペシャルの時は、わりと過去の関係者が出てきたりするので、期待してしまいます。

謎めいた展開から始まり、最後はどんなオチをつけるのか?いずれにしても初回から後味の悪い回でないことを祈ります。

今シーズンは公安との戦いの話になるのか、それとも初回だけの煽りなのか。今後の展開が楽しみです。

2話→

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