【緊急取調室シーズン4】最終回のネタバレと感想をまとめています。
解散までタイムリミットが迫る中、事件の真相を明らかにするため奔走するキントリメンバーたち。果たして誰が罪に問われるのか?最終回を迎えた登場人物たちのその後がどうなったのか?
【緊急取調室4】最終回のあらすじ
/#緊急取調室
— 緊急取調室 (@kintori_tvasahi) September 13, 2021
最終回 拡大SP‼️🚨
9/16(木)よる9時から❗️✨
\#キントリ 最後の戦い
そして、解散へー
7年間の集大成です‼️😭🚨
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菱本進(でんでん)は逮捕後黙秘を続けていた。しかし、弁護士の羽屋田空見子(大塚寧々)が弁護を担当するなら話すという。真壁有希子(天海祐希)は突然やってきた羽屋田空見子を信用してはいなかった。そこで、彼女の経歴を探ることにする。一方、渡辺鉄次(速水もこみち)たちは被害者の秘書に話を聞きに行く。
宮越肇(大谷亮平)は次の内閣改造で国土交通大臣に任命されると噂され、有希子たちはその前に何とか真相を暴こうと奔走する。取り寄せた宮越の事件聴取と秘書の聴取、この2つを比較するとあることが分かる。菱本はやっていないと確信した有希子たちは、この事件の裏にもう一つ何かが隠されていると考えるが……。
【緊急取調室4】最終回のネタバレ
事件の真相とドラマの結末を簡単にまとめています。
秘書負傷事件の真相
菱本を警察に逮捕させて黙らせようと思った宮越が、グラスを割って秘書の須田の顔を切りつけた。その後、秘書と口裏を合わせて菱本の犯行に仕立てた。
空見子の目的
宮越の父親が地元の旭川で行った複合型施設の開発により、空見子の両親は店を失い借金を背負い、自宅に火を放ち一家心中をしていた。
空見子はその後、宮越の家に抗議をしに行くが父親は不在で、その時に対応した宮越肇が「お前みたいなやつが来るとこじゃないんだよ」といって追い返す。悔しかった空見子は猛勉強して弁護士になり、いつか宮越に復讐をしようと誓った。
そして大國塔子の弁護を引き受けた時、宮越のせいにするために、塔子が体調不良を訴えても病院に連れていかず、わざと塔子を見殺しにした。
事件解決までの流れ
菱本は取り調べで黙秘し、面会にやってきた弁護士の空見子が弁護を受けるなら話すと伝える。再び拘置所に戻される途中で有希子の存在に気づき、「空気が悪い」とメッセージを伝えた。その意図は空見子が宮越と繋がっていると察知し、空見子を洗うように伝えるためだった。
聴取を受けた2人はまったく同じ供述だったため、有希子たちは2人が口裏を合わせていると気づいた。実は空見子が宮越と須田に事情聴取された際、矛盾が生じないように口裏を合わせるべく台本を書いていたからだった。
空見子の経歴を調べてみると、彼女は宮越の選挙区である旭川市出身だった。また、以前に宮越と対談をしていたり、山上の証言から菱本が逮捕される前日に2人で会っていたことを知る。
有希子は空見子と2人きりで話をして追及する。すると空見子は宮越の指示で口裏合わせのための台本を書いたと自供。さらに、大國塔子が体調不良を訴えていても、病院に連れていかずに見殺しにしたのは宮越の指示だったと空見子は語る。
再び秘書の須田に聴取をして説得。被害届を取り下げるが、宮越を追及するのはやめて欲しいという。これにより菱本が釈放された。堅物が北海道警から取り寄せた資料を手に、有希子と菱本は空見子のところに向かう。
資料には空見子の両親が亡くなった原因が、宮越の父が開発した結果だったことが記載されていた。空見子は宮越に復讐するために近づき、大國塔子の死も宮越のせいにする計画だったことがわかった。空見子の自供により、宮越を取り調べていた小石川たちは聴取を中止した。
ドラマの結末
奨太から渡された携帯電話を使い、宮越に電話をする。波島パーク疑惑の関係者とやり取りをするために使用していた電話からの着信に慌てた宮越は、キントリの面々と再び会って話をすることに。
宮越を罪には問えないが、亡くなった秘書の東の息子、奨太を連れてきた有紀子たちは彼へ謝るよう要求する。しかし、宮越は謝らずにうわべだけの励ましを奨太にした。
それを聞いた奨太は携帯電話を持って宮越の前に立って差し出す。「先生は、先生のお父さんが嫌いなの?僕はお父さんが好き。これはお父さんが僕を信じてくれた証拠なんです。宮越先生、いい政治家になってください」と言って渡した。データのバックアップは取ってあると有希子は付け足した。
その後、宮越は波島パークを巡る疑惑と、通販会社キャリバリーの違法薬物関連が国交省と取引があったことが判明したため大臣を辞任。宮越と警察上層部との癒着が指摘され、北斗刑事部長が記者会見を開く。質問に暴言を発した刑事部長は責め立てられ、暗に癒着を肯定するように捉えられてしまった。
部署に戻った有希子たちは荷物を運び出し、空になった取調室で最後にみんなで「うぇーい!」と景気良くやって部屋を後にした。
最終回の時系列
キントリが解散するまでの時系列を掲載します。
- 9/22 9:00九段警察署取調室で菱本が取り調べ
- 9/23 15:30空見子が有希子の追及に自白
須田と宮越の聴取用に台本を書いていた
- 9/24 9:31須田に事情聴取
宮越にやられたと自白
- 9/25 8:28菱本が釈放
- 8:36宮越の事情聴取
- 17:02内閣の閣僚が発表
- 21:02宮越が大臣を辞任
- 9/30 13:03北斗刑事部長が記者会見
- 17:30部署から荷物の運び出し
- 18:00緊急事案対応取調班の運用停止
ハイジャック事件のまとめ
結局ハイジャック事件とはなんだったのか?事件発生から塔子の死亡までの経緯と真相をまとめました。
秘書の東が波島パーク疑惑に捜査が入るようにするため、塔子にハイジャック事件を持ちかけます。当初は断っていましたが、潜伏生活をすることに疲れたことと、支援者から食料の差し入れがなくなることをきっかけに思い直します。
餓死で死ぬことを拒んで支援者の小暮しのぶを殺害し、活動家としての華々しい死に場所を探していた塔子は話に乗りました。
東は疑惑の証拠が入ったPCと一緒に偽爆弾を持ち込み、そこで回収されたPCをきっかけに事件が明るみに出るのを期待していました。しかし、爆弾は本物だったことにされ、PCはなかったことにされて隠滅されます。
塔子は東を殺すつもりはなく、自分がハイジャック事件で散ろうと考えていました。ですが、東自身が塔子の手を借りて自殺してしまいます。
東は事前に息子の奨太に波島パーク関係者と連絡するための携帯を送っていました。
塔子は有希子たちの取り調べにより決意し、法廷で爆弾は偽物だったと証言します。
弁護士の空見子が塔子の弁護を担当しますが、宮越への復讐のための弁護でした。体調不良を訴える塔子を無視して病院に連れて行かず、宮越の指示で見殺しにしたとするためにです。そんな塔子が拘置所内で読んでいた本には、「はばたけ 羽根をもがれても」と書き記されていました。
登場人物のその後
ハイジャック事件の関係者のその後と、キントリ解散後にそれぞれどの部署に異動するのかを記載します。
- 真壁有希子:特殊犯捜査係
- 梶山勝利:警察庁捜査一課理事官
- 小石川春夫:警察学校の教官
- 菱本進:運転免許試験場の指導員
- 監物大二郎:溜池署刑事課
- 宮越肇:大臣辞職
- 須田太郎:秘書辞職
- 羽屋田空見子:逮捕・起訴か?
キントリのメンバーは1話の段階で異動先が明らかにされていました。また、堅物は今回登場した際、所轄の刑事になっていました。北斗刑事部長が癒着に問われて失脚したかどうかは、現時点では不明です。
宮越は大臣辞職し、秘書も辞職します。空見子は恐らく大國塔子を見殺しにした罪と、供述の口裏合わせをした罪で逮捕・起訴されるのではないかと考えられます。
番組最後にテロップで「同等部署の新設または継続については現時点未定である」と出ます。どうとでも取れるように終わっているので、新シーズンをやる可能性もありそうです。
【緊急取調室4】最終回の感想と総評
弁護士が大國塔子の死を利用して宮越に復讐を果たそうとしていたことがわかり、宮越は疑惑もあり大臣を辞職しました。
最終回は塔子の死の真相を探る話で、ハイジャック事件の話の真相は、結局のところ2話で明らかになった話が真実ということになります。塔子は餓死が嫌で三つ編みで小暮しのぶを殺害し、一人で山に死体を遺棄したということも真実だったのかと、高齢の彼女ができるのかと若干もやもやします。
今回のシーズンの総評としては、前シーズンのように被疑者が女性ばかりでなかったのは良かったです。しかし、やっぱりネタギレを感じますし、ゲストの選定も微妙な回がありました。また、オリンピックと重なったせいで放送がずれ、間延びしてしまった感じもありました。
もし新シーズンをやるとしたら、定年が近い春さんと菱さんをどうするのか?という問題が出てきます。2人とも入れ替えてしまうということが起きるのか、それとも何事もなかったように2人は続投なのか気になります。
今まで通りなら次シーズンは2年以上先と思われます。再び放送される日を楽しみにしています。