【緊急取調室シーズン4】の4話のネタバレと感想をまとめています。
取調室で重傷患者をベッドの上で聴取するという、前代未聞の取り調べに有希子が挑戦します。果たして工場で起きた事故は、痴情のもつれで起きた殺人事件なのか?真実を暴くため、有希子と被疑者のバトルが開始する。
【緊急取調室4】4話のあらすじ
よる🌃9時は「#緊急取調室」📝第4話
— テレビ朝日宣伝部 (@tv_asahi_PR) August 12, 2021
工場でガス漏れ発生!
自殺か、それとも殺人か⁉
真壁有希子(#天海祐希)
🆚
死刑を望む女・頼子(#高橋メアリージュン)
そして女をかばう謎の医師🥼が
解散迫る #キントリ チームの前に立ちはだかる💥https://t.co/0SL1yKu12K pic.twitter.com/b69MMfEwes
食品廃棄リサイクルシステムを開発した工場で、ガス漏れが発生し2人が死亡、1人が重傷となる事故が発生した。防犯カメラを調べたところ、重傷で病院に運ばれたエンジニアの橘頼子(高橋メアリージュン)が、自ら機械を操作してガスを発生させる姿が映っていた。
これにより真壁有希子(天海祐希)らキントリの面々が、取り調べを担当することになった。しかし、頼子は現在集中治療室に収容され、取り調べをできるような状況ではなかった。さらに担当医の折原政人(甲本雅裕)は患者の治療が優先といって、事情聴取を許可しない。
そこで一旦有希子たちは頼子の過去を探ることにすると、亡くなった専務の三上聡(内村遥)と彼女は同級生だったことが分かった。痴情のもつれで起こした犯行なのか?前代未聞のベッドに寝たままの被疑者への取り調べが始まる。
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【緊急取調室4】4話のネタバレ
事件の真相とドラマの結末を簡単にまとめています。
三上聡(内村遥)殺害犯
橘頼子(高橋メアリージュン)
動機
ずっと好意を寄せていた三上が自分のものにならないなら、せめてリサイクルシステムの開発は自分だけの手柄にしたかった。
そこで、わざと不倫関係にあったように見せかけて三上を悪役にし、彼の死後にシステムを開発したのは自分だと名乗る計画だった。
事件の真相
高校時代、三上と頼子は同級生だった。頼子は高校卒業後、大学へ進学するも学費が払えず、2年で中退しホステスとして働いていた。ある日、店で偶然三上と再会し、彼は自分の父親が経営する会社に頼子をスカウトする。
やがて会社に入った頼子は三上のために頑張り、画期的なシステムを開発する担当にまでなった。学生時代から三上を思っていた頼子だったが、三上は頼子を同僚としか見ていなかった。どんなに一生懸命やっても振り向いてくれない、それならばせめて仕事の成果を独り占めにしたいと彼女は思い始めた。
そこで頼子は三上に開発を自分一人の手柄にして欲しいと願い、色仕掛けをするが三上に「君のためにならないよ」と言われて諭されてしまう。同情や憐れみの言葉を投げかける彼が許せず、会社を退職するのと同時に殺害計画を練る。
メールの下書きににわざと男女の関係があったように残したり、不倫関係を周囲に分かるよう匂わせて社内でも噂になった。やがて事件当日、ガスを吸って死亡しないように時計を見てから機械を作動し、ガスが発生すると同時に空気孔のそばで倒れた。
自分に同情し憐れんでいる三上は来るはずと計算の上でおびきよせ、案の定やってきた彼はガスを吸って亡くなった。
ドラマの結末
有希子の挑発に乗ってすべて自白した頼子を「長い長い嘘から解放したいの」と抱き締めて諭すが、「あんな奴死んでよかった」とあくまで三上に対する恋心を彼女は涙を流しながら認めなかった。
取り調べに同席した医師の折原は、自分は頼子が自供するために利用されたと言う。しかし、きっと頼子は挑発だと分かった上で乗り、話す理由を探していたに違いないとも付け足した。
【緊急取調室4】4話の補足
最終的には事件に関係がありませんが、医師の折原について触れています。
医師の折原について
医師の折原が事件にどう関係あるのか、実は誰かと因縁があるのかと思って見ていましたが、まったく関係ありませんでした。ただ、警察に対して不信感がある人物として登場し、取り調べを邪魔するだけの存在です。
なぜ、彼が取り調べに対して非協力的なのか?その理由はこうでした。
10年前、殺人事件の被疑者を担当した時、警察の依頼で事情聴取を許可します。しかし、被疑者は逃走し、病院の屋上から身を投げて死んでしまいました。被疑者は何も語らないまま死んでしまったため、事件の被害者遺族は真相が知ることができず、真実が永遠に葬られてしまいました。
そのことを折原は後悔し、被疑者がたとえ大した症状でなかったとしても、警察の取り調べに対して非協力的だったのです。
しかし今回、有希子に「橘さんをかばう事はその時と同じように、事件の真相を隠す事になりませんか?」と説得をされて取り調べを許可しました。
もし折原が再登場するなら
この医師の折原は甲本雅裕さんが演じているせいか、何か絶対事件に関係があるに違いないと思わせます。ですが、結局のところ肩透かしでした。
果たして単なるこれだけの人物に、こんな過去の設定が必要なのか?という疑問が湧いてきます。すると本当にこの回だけの登場人物なのか?という疑問も湧き、再登場する可能性が実はあるのかもしれないという仮説を立ててみました。
有力なのは死亡した被疑者が起こした事件の被害者家族が、実は折原自身という説です。事件の真相が闇に葬られ苦しい思いをしたのが自分なので、同じような思いをさせたくないため、今回頼子の嘘に付き合ったというふうにも考えられます。
頼子が「死にたい」という言葉に対して「許さない。僕は絶対に死なせないぞ」と答えます。確かに患者を救うのが医師の仕事ではありますが、“許さない”という言葉に、何か別の強い思いが感じられます。
また、「命を繋ぐためとはいえ、時に患者に嘘をつく。我々医師と同じですね」と、折原が最後に言うセリフは言葉通りに受け止めればいいセリフですが、繋ぐ命は当人以外の可能性もありとも考えられます。例えば生かしたい人を生かすため、別の患者に嘘をついて見殺しにする的なものです。
忘れたころでもいいので、また登場してもらいたいと思わせるキャラでした。
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【緊急取調室4】4話のまとめと感想
同情や憐れみの対象にしか見られず、恋が実らないなら仕事で成果を残したいと思った女性が、殺人計画を立てて殺害するという話でした。
当初、不倫関係があったのではないかと思わせますが、結局のところ一切そういった関係ではありませんでした。頼子は貧しい生活を送り、学費が支払えず大学を中退して水商売で生計を立てていました。一方、三上は何不自由なく生活しています。2人の関係は高校時代とは違ってもう対等ではなかったのです。
恋心を抱いていた頼子にとって、同情や憐れみは関係が対等ではないと思い知らされます。そこで彼女は仕事を選びましたが、それも結局今回の事件が発覚して失ってしまうでしょう。
医師の折原が思わせぶりな存在で、もっと人間関係が何かしらあるのかと勘繰りたくなりますが、まったく関係ありません。完全に視聴者をミスリードするためだけに登場します。恐らく今回限りの登場なのだろうとは思いますが、それにしては過去設定がしっかりあるキャラでした。
次回はロボットを取り調べするそうです。できればゲストの杉田かおるさんと有希子のバトルが見たいです。
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