【刑事7人シーズン6】4話のネタバレと感想|×印が残された理由

刑事7人 2020夏ドラマ
記事内に広告が含まれています。

2020年8月26日に放送された【刑事7人】のネタバレと感想をまとめました。

殺害現場に残る謎の「×」印。新たな連続殺人の始まりか?

子供を連れて逃げる謎の男の正体とは?

スポンサーリンク

【刑事7人シーズン6】4話のあらすじ

背中を刺されて死亡した柴田茜(中島菜穂)という女性の遺体が発見される。現場に残された「×」印の意味は何なのか?天樹(東山紀之)たちは考える。

自宅には凛(鈴木結和)という茜の娘がいたが、その子供は連れ去られていた。近所の人の証言から逃げた男は朝倉佑二(田中幸太朗)という人物だとわかる。

天樹は朝倉の自宅に行って調べたところ、壁には一面新聞記事の切り抜きが貼られ、赤い×印が書かれていた。また、部屋には無線なども置かれている不審な部屋だった。

朝倉のことを調べていくと経歴も住民票もない人物で、偽名を使って生活していたことがわかる。だが、残された指紋を調べても前科者ではなかった。彼は何者なのか?天樹は過去のある事件を思い出す。

それは江東区で起きた未解決の女子高生殺人事件だった。被害者は望月奈緒(中村守里)という女子高生で、帰宅途中に何者かに襲われ殺害された。その現場にも今回と同じ被害者の血で描かれた×印が残されていた。

海老沢(田辺誠一)が茜の職場で聞き取りをしたところ、児童相談所に目をつけられていると言っていたことがわかる。さらに青山(塚本高史)水田(倉科カナ)が朝倉の行方を追い、ネットカフェで妙なことを調べていたことに気づく。

一方、天樹と野々村(白洲迅)は奈緒の通っていた高校へ向かい、卒業アルバムを見せてもらうとそこには逃亡中の朝倉がいた。彼は非常勤の美術教師で矢木俊平という人物だった。矢木は奈緒が死んだ二ヵ月後に退職したという。

海老沢は児童相談所へ話を聞きに行き、沼田正樹(濱津隆之)という職員と話す。近所の人から通報があったため、茜の家に行き何度か面談をしたという。だが、朝倉こと矢木のことは知らないと答え、茜は変な男につけられていたという。

天樹は矢木がなぜ奈緒が死んだ直後ではなく二ヵ月後に退職したのか引っかかっていた。彼が辞めた前後に起きた事件はただ一つ、歩道橋から北野悟(泉知束)という男が転落死した事件だけだった。

そこで北野の関係者に話を聞くと、彼はトラブルメーカーで虚言癖があったという。ある日、北野が店で喧嘩になり「あの女子高生みたいにしてやる」と言っていたという。そして矢木の写真を見せると、北野のことをしつこくきいてきたということもわかった。

やがて矢木が和菓子店に現れたという通報が入り、店に行ってみるとそこには袋に船の絵が描かれた菓子があった。ネットカフェの検索履歴から、矢木は船が描かれた菓子を探しているのではないかと気づく。

矢木は何の目的でこの店に来たのか?そして、北野の事件との関係は何なのか?深まる謎を天樹たちが追う。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

【刑事7人シーズン6】4話ネタバレ

1:階段転落事故の真相

堂本に頼み天樹は北野の死亡診断書を改めて見直してもらうと、階段から落ちただけにしては頭部の損傷が激しいといいます。

もしかすると何らかの強い力がかかって転落したのでは?事故ではなく殺人の可能性が強まります。

奈緒と矢木、二人の共通点は父親に虐待されていたということが、調べていくうちに判明しました。

二人の間には生徒と教師という関係以上の強い絆があったのではないか、天樹はそう推理します。

きっとあの晩北野がいっていたことを鵜呑みにし奈緒を殺した犯人だと思い、復讐をすべく矢木は彼を階段から突き飛ばして殺害したと。

しかし、単なる虚言であり北野は犯人ではなかったことに気づき、それ以来矢木は偽名を使い真犯人を捜し続けていたと天樹は考えます。

矢木の部屋にあった無線、それは警察無線を傍受するためのものであり、事件が起きたときに駆けつけていたのです。

そして今回ようやく奈緒の事件の時と同じ×印が現場に残されていたのを発見します。

5年前の犯人が現れた、そう確信した矢木は凛を連れて犯人を捜しに行きます

なぜ凛を連れて行ったのか?それには理由がありました。

矢木は奈緒を殺害した犯人と間違えて北野を殺害した

2:船の菓子の意味

ネットカフェで矢木はやたら「江東区 船」にまつわる検索をしていました。

当初は船で逃亡するのでは?と考えていましたが、和菓子屋に矢木が現れたことで水田が気づきます。

それは、船のイラストが描かれた菓子を捜しているのでは?と。

ここでネットカフェで「船 菓子 袋」とかを検索していたことがわかります。完全に後出しです。

凛を連れ去った理由、それは凛が母親の茜を殺害しているところを隠れて見ていたからです。

ただ、凛は全てを知っているわけではなく、一部を知っているのみなのではないか。

それが船の絵が描かれた菓子を持って来た人物=犯人という情報だったのです。

犯人を捜すために凛がどうしても必要だった、だから現場に隠れていた凛を連れ去ったと天樹たちは考えます。

そしてとうとう店を突き止めます。浮舟堂とそのまんまな名前の菓子屋に矢木は現れたという情報が入り、店員に話を聞くと5日前に菓子を買った人物を聞かれたといいます。

領収書を見せてもらったところ、ある人物にたどり着きました。

犯人は船の絵が描かれた菓子を買った人物

3:事件の真相

矢木は一足先に犯人の元にたどり着き、凛に確認をした後、建物内に入って行きます。

そこは児童相談所でした。犯人は職員の沼田だったのです。

ナイフを持って襲いかかる矢木、必死の抵抗をする沼田。もちろん天樹たちが駆けつけて止めます。

天樹たちも調べ上げていて、数々のことがわかります。

  • 茜の近所の人から児童相談所への通報はなかった
  • ありもしない虐待をでっち上げて茜に近づいた
  • 奈緒と同じ黒髪のボブスタイルで細身の長身の女性が襲われている
  • 同様の容姿の人がこの区域で何人か襲われている

矢木の部屋にあった新聞記事は、未遂も含めた同じ容姿の人が襲われた事件を貼っていたものでした。

証拠はないと開き直る沼田に水田が描いた絵を見せます。

それは、被害者たちから聞きだした特徴を捉えた似顔絵です。どう見ても沼田にそっくりな似顔絵です。

すると沼田は「あの女がいけないんだ」と言い出します。沼田の供述はこうです。

  1. でっち上げの通報で茜に近づく
  2. 茜の家を訪問したとき、浮舟堂の菓子を凛に渡して追い払う
  3. 茜と二人きりになった途端、沼田が襲い始める
  4. 抵抗する茜が沼田のことを殴る
  5. 沼田がそれにキレて殺害

奈緒の時も抵抗して自分を殴ったから殺害したといいます。底辺の女に殴られた=キレて殺害。という思考です。

では×印の意味は何なのか?沼田は語ります。

「テストで間違ったらバッテンもらうだろ。それと同じだよ」と。

沼田にとって女性たちは、自分の都合のいい性欲の捌け口としか見ていません。

なので自分を殴った、ましてや底辺の人に殴られたとなると、怒りの対象となり殺害をしたわけです。

奈緒も茜もそうして殺害されてしまったのです。

犯人は児童相談所の沼田だった

4:ドラマの結末

矢木も警察に連れていかれ取調べを受けます。

奈緒と矢木、2人は父親に虐待されたという共通点があり、次第に惹かれ合っていきます。

生徒との恋はいけないこととわかっていても、彼女を放っておくことができなかった。

奈緒が卒業したら結婚をしようと2人は考えていたことがわかります。

奈緒は矢木に初めて夢ができたといい、それはいつか子供が欲しい、家族が欲しいという夢でした。

でも矢木は勘違いして北野を殺害してしまった。犯人に復讐をすることを考え、偽名を使い今まで生きてきたと語ります。

調べていくうちに奈緒と似た容姿の人が襲われていると知り、それで事件現場へ急いで駆けつけていたのです。

ようやく茜の事件現場に残された×印を見つけたとき、凛を連れて必死に捜し回ったのです。

天樹はいいます。奈緒との間に子供がすぐできていたら、丁度凛と同じぐらいの歳だろうと。

凛に見る事が叶わない2人の子供の面影を重ねていたのではないか?と。

凛は母親の死のショックで声が出せずにいましたが、誘拐された事実については頑なに否定します。

そして矢木は誘拐容疑については被害者の証言が得られないため不問とし、5年前の殺人容疑で逮捕されます。

今回の殺人未遂については問われないのか?まるで触れられません。

矢木が連れて行かれるときに廊下ですれ違った凛は、彼へ「ありがとう」と告げ、それを聞いた矢木は涙しました。

凛のお陰で矢木は誘拐の罪には問われない

5:ネタバレまとめ

柴田茜・望月奈緒殺害犯

沼田正樹

動機

自分好みの容姿なので近づいて襲ったが、抵抗されたので殺害した。

北野悟殺害犯

矢木俊平

動機

奈緒を殺した犯人と勘違いして殺害

スポンサーリンク

【刑事7人シーズン6】4話の感想とまとめ

恋人を殺された恨みを晴らすため、唯一の手がかりを持つ子供を連れ回して、復讐しに行くという話です

ずっと矢木が悪者なミスリードで展開するため、最後に凛が矢木の誘拐を証言しないという説得力があまりありません。

もうちょっと矢木と凛の仲が深まるようなシーンや、凛が矢木に母親を殺した人をやっつけて欲しいと願ったりすれば、最後の「ありがとう」にも重みがあったように感じます。

ただ、その場合完全に「レオン」のパクりになりかねませんが。

今回一番面白かったのは沼田役の濱津さんの演技です。単なる変質者をそれらしく演じてくれます。

殺した理由は自分を殴ったからというどうしようもない理由、テストでもバッテンをつけるようにつけたと、ドヤって語る沼田。ノリノリです。

ゲストで犯人がわかってしまうのは、もうどうしようもないことなので、今回のようにノリノリな演技を披露してくれればいいかなと思います。

もちろん今回も片桐はお休みですが、次週はキャンプをしに出てくるようです。

次回は9月2日の21時から放送予定です。

タイトルとURLをコピーしました