前回会社を辞めた島崎が今回依頼を受けた仕事は、依頼人本人から依頼人を護るという複雑な仕事になります。
高梨も加入し『島崎警備』は2人体制でやることになりました。
【BG~身辺警護人~(2020)】2話のあらすじ
KICKSガードを契約解除された高梨(斉藤工)が新たに『島崎警備』に加入する。
沢口(間宮祥太朗)が持ってきた仕事は、全盲の天才ピアニストとして注目を集める、守尾恵麻(川栄李奈)の警護だった。
元々KICKSガードが受けていた依頼だったが、警護を降りることにしたという。その理由を知るため、島崎(木村拓哉)は依頼人の元に話を聞きに行く。
恵麻のマネージメント担当件社長の姉の美和(谷村美月)に聞くと、依頼人から依頼人自身を護って欲しいという依頼だった。恵麻は自ら死のうとしたりするため、無事コンクールに参加するまで護って欲しいという。
奇妙な依頼を島崎は引き受けたものの、恵麻は一筋縄ではいかない人物だった。島崎たちは依頼を完遂することができるのか?
【【BG~身辺警護人~(2020)】2話のネタバレ
今回から高梨が『島崎警備』に加入します。2人体制で受けた初仕事は、元同僚の沢口が持ってきた仕事でした。
1:今回の警護対象
今回警護をすることになった対象者は、こんな人物でした。
- 守尾恵麻
- 全盲の天才ピアニスト
- 5歳の時に事故で父が亡くなり、その時視力を失った
- 3年前に母親が亡くなっている
- 姉の美和が事務所の社長兼マネージャー
- 依頼内容:国際ピアノコンクールが開催される、ポーランドまで無事に連れて行くこと
しかし、KICKSガードも他の警備会社も断った理由が彼女にはありました。
それは、自らを傷つけるような真似をするということです。
いきなり車の前の飛び出してみたりして、警護する側としてはハラハラする対象者です。
なぜ彼女はそんなことをするのか?ピアノコンクールのプレッシャーから、逃れたいためなのか?護ることには変わりないと、島崎はこの警護を受けます。
挨拶をしにいくと、早速手痛い洗礼を受けます。
- (高梨は)こんなワガママな女護るのは面倒臭いと思っている
- (島崎は)どんな奴でも手なづけられるって自信を持っている
目が見えないからこそ見える。彼女は声を聞いただけで、相手の深層心理を読みます。
恵麻の前でお世辞や適当な返事は禁物です。
自分で自分を傷つける警護対象者だった
2:大学での警護
恵麻が出発前に最後のリハーサルで、大学へ行くのに付き添います。
しかし大学でも杖を持たずに歩くため、島崎はクロックポジションで障害物の場所を教えたりします。
恵麻の才能を妬むような声が聞こえたり不穏な中、会場で席につきピアノを弾こうとすると、そこには「何様?実力も無いクセに」と書かれた紙が挟まっていました。
恵麻を教えていた桜井が、紙を取って演奏するよういいますが、恵麻はそこになんて書かれてたのかを聞きます。
島崎が機転を利かせて応援メッセージだというと、読み上げてと恵麻はいい、桜井が「実力を発揮してください。応援しています」と答えます。
恵麻はそれが嘘だと気づき、「ハンディキャップだから得している」とでも書いてあったのだろう。先生やみんなが思っていることだと怒って会場を出て行ってしまいます。
島崎が彼女に「大丈夫ですか?」と声をかけると彼女はキレます。
- 同情しないでほしい
- 今のは私が悪い
- なのになぜ「大丈夫?」なんていうの?
- おかしいでしょ
島崎は「ありきたりなことをいって失礼しました」と、彼女が心を読む人間であることを痛感します。
そしてここからは、彼女と正直に誠実に向き合っていこうと考えました。
例えば渋谷に行き洋服を恵麻が買うとき、高梨は適当に「似合っている」と答えますが、島崎は「こっちの服のほうが合っている。自分の好みだと」正直に言います。
恵麻はその言葉を聞いて「なら信用できる」といって服を買いました。
- 恵麻を妬む人たちがいる
- 島崎は誠実に向き合おうと考える
3:危険な行動の理由
元々警護を引き受けていた菅沼が、高梨に電話をして恵麻がなぜああいう行動を取るのか、考えていたこと教えます。
- その店は恵麻と姉の母親が生きていたときによくいった店
- コンクールに優勝するまで行かないといっていた
- ポーランドには行かないつもりだろう
- 姉との関係に原因がある
- 危険な行動をするのは姉の前だけ
そのことを高梨はスマホのメモを島崎に見せて知らせます。
しかし恵麻は気づきます。なぜなら相手が黙っているときは、自分に見えない何かを見せているときだからです。
そこで島崎は正直に聞きます。姉と何か確執があるのかを。
- 社長のことを信頼していない
- あの人にとって自分は仕事の資本
- 目が見えないのは特別なことじゃない
- 目が見えないことを武器にしたくない
姉のことを社長と呼び、冷めた関係性であることがわかります。
全盲であるがゆえに注目され、特別扱いされている。そういう状況が本人は嫌でも、姉はプロモーションには打ってつけだと前面に押し出す。
そういうことから、お互いの信頼関係が崩れ始めているようです。
ただ、これだけのことで自らを傷つけたりするだろうか?まだ彼女には何か不満がありそうです。
恵麻が危険な行動をとる理由は、姉との関係に原因があった
4:何者かに狙われる
長い階段を下りるときも恵麻は人の手を借りようとしません。島崎はそばについて一緒に階段を下りていきます。
すると、どこからともなく何かが飛んできて壁に穴を開けます。
下で待機していた高梨が見上げると、階段の上からスリングショットで恵麻を狙っている謎の男がいます。
島崎と恵麻は一旦、階段そばに隠れますが、男は攻撃を止める気配がありません。
そこで、島崎が「バックアップ頼む」と高梨を頼り、高梨は鉄が入った鞄を持って島崎に渡します。
そして、恵麻と一緒に階段を下りていくと、恵麻が滑って階段から落ちそうになります。
咄嗟に島崎は恵麻を抱き、腕の中に入れたまま背中で階段を滑り落ちていきました。
恵麻の手を護るため、そんな体勢で落ちていったのです。
高梨が男を捕まえ、サングラスとマスクを外すと、なんと恵麻にピアノを教えていた桜井先生でした。
- 恵麻を護って島崎が階段から落ちる
- 襲ってきた男の正体は桜井先生だった
5:島崎が恵麻を誘拐?
病院で検査をした結果、手に異常はありません。しかし、恵麻は襲撃されたことで怯えていました。
笠松先生いわく人間は転ぶとき本能的に手をつくはずなのに、恵麻は手をかばうように倒れたといいます。
島崎が彼女の手をかばうようにして階段を落ちたため、幸い怪我がなく済みました。
なぜ桜井が恵麻を襲ったのか?その理由を恵麻はこういいます。
- 指導を辞めてから恵麻が成長したのが面白くない
- 姉と結婚できなかったのが、恵麻のせいだと思っている
姉の美和に桜井はプロポーズをしたが、姉は断ります。
理由は恵麻の夢を叶えるためには、人並みの結婚生活はできないと覚悟を決めたからでした。
みんなが不幸になる。だからコンクールには行かないという彼女を、島崎はどこかへ連れて行こうとします。
一方、島崎と連絡がつかない高梨は姉の美和といました。
島崎が誘拐したのでは?と焦る美和は、警察に届けようとさえします。
島崎はどんな時もボディーガードとして行動します。職務を放棄するような男ではありません。
高梨が美和を説得し、警察への連絡を少し待ってもらいます。
島崎が恵麻をどこかへ連れて行ってしまう
6:姉妹の絆
島崎が連れて行った場所は、恵麻が初めてピアノに興味を持った場所でした。
それは、姉の美和がピアノを習っていた教会です。
こんな安っぽい手段で気持ちが変わると思うの?という恵麻に、島崎は彼女の言葉を引用して諭します。
目が見えないことを武器にしたくないといっていたが、姉や周囲の人をハラハラさせた。あなたこそ武器にしているんじゃないのか?と。
一方、高梨は周囲の期待を裏切る事になると、美和がやきもきしているのを聞いてこういいます。あなたはどう思うのか?と。
そして島崎が高梨に電話をかけ、こっちの条件を飲むなら恵麻を返すといいます。
教会にやってきた美和に条件を告げます。姉に社長を引いて欲しいという条件でした。
今まで溜まってた恵麻の思いが爆発します。
- 私のために働くのやめて
- 私は普通の体
- 母に頼まれてピアノを諦めたの?
- そんなこと頼んでいない!
- 姉の言うとおりにするのはもう嫌だ
- 誰かを犠牲にしてコンクールで優勝しても嬉しくない
- 好きな人と結婚して
- 好きな仕事をして
- 私一人でやりたい
そして、「お姉ちゃんなんか大っ嫌い!」というと、美和はビンタします。
恵麻もやり返そうとしますが、島崎が間に入ってさせません。
ここからは姉の本心を語ります。
- 恵麻のピアノを聴いて、自分に才能がないと思い知った
- だから逃げた
- 惨めだった、死にたかった
- 今は本当に恵麻の夢を叶えたい
- そのためなら私は何だってする
好きなピアノを諦め、才能のある妹のバックアップに徹する。姉も辛く苦しい思いをしていたのでした。
そんなことも分からないで、人を感動させるピアノが弾けるの?と姉はいい、置いてあるピアノを弾き始めます。
その様子を見ていた島崎は恵麻にこう語りかけます。
恵麻さん。見えない事が特別な事じゃないって本気で思うなら、堂々と誰かの力を借りて夢を叶えてもいいんじゃないですか?
この言葉を聞いた恵麻は姉と一緒にピアノを弾きます。2人は再びピアノを弾く楽しさを思い出したのです。
7:ドラマの結末
姉と仲直りをした恵麻がコンクールに出発の日が来ます。しかし恵麻は一人で行くといって、島崎たちの護衛を必要としません。
恵麻なりに覚悟を決めて、コンクールに挑むことにしたのか、とにかく一人で向かいます。
高梨は空気を読まずに請求書を出し、島崎の治療費を払うといっているのに、「大したことないんで」といってもらいません。ひどいです。
そんな2人を見て美和は、いいコンビだといいます。
仕事を終えた島崎と高梨は事務所に戻り、改めて『島崎警備』に雇ってもらう話をします。
島崎は雇う前にKICKSガードを辞めた本当の理由を話すといって、前回の警備が出来レースだった話をしました。
全てを聞いた上で高梨は島崎と握手をし、晴れて『島崎警備』に入社しました。
そして早速、笠松先生から直接、島崎は依頼を受けることになりそうです。
菅沼を誘う劉
2人で食事をしている菅沼に、劉はある誘いを持ち掛けます。
それは、経営に携わってみないか、という誘いと、プライベートも支えて欲しいというものでした。
菅沼と高梨の関係が冷めたものになっているのを知り、劉社長は菅沼に接近してきました。
このまま菅沼と劉が交際するのか?また、劉の過去についても怪しい雰囲気が漂ってきました。
8:登場人物のその後
- 守尾恵麻:国際ピアノコンクールで準優勝
- 守尾美和:引き続き恵麻のマネージメント会社の社長
- 桜井祐司:傷害罪及び器物損壊の疑いで警察に捕まる
恵麻は結局優勝ではなく準優勝でした。それでも快挙だったようで、マスコミには大きく取り上げられています。
桜井は現行犯で捕まりますが、あの後被害届を出したかどうかはわかりません。
9:【BG~身辺警護人~(2020)】2話のネタバレまとめ
恵麻がコンクールに出たくなかった理由
姉の美和が自分のために夢や恋も諦めたのが、恵麻にとっては重く苦しかった。そこで、姉が自分のマネージメントをやめるなら、コンクールに出てもいいと条件を出す。
姉は当初、自分に才能がないことを嘆き苦しんだが、今は妹の夢を心から叶えてあげたいと思っていると告げ、共にピアノを弾くことで和解した。
【BG~身辺警護人~(2020)】2話の補足
沢口が調べた劉社長の過去について、こちらで補足します。
劉社長の過去
ネットの記事は全て英語で、日本では報道されなかったのかこういう内容です。
- IT長者の自宅に強盗が侵入 婚約者を銃撃
- 劉社長の婚約者 カミーラ・ベラ重態で入院中
- KICKS社長劉氏の婚約者 強盗事件の3ヶ月後に死亡
この記事を見て沢口は「これ、ヤバいよな…」と言います。何がどうヤバいのか?現時点では何も分かりません。
今のところはっきりわかっている事は、劉社長の婚約者が強盗に襲われて死亡した。ということです。
劉社長が婚約者を殺したのか?それともこの日以来、セキュリティーに興味を持ち始めたのか?最後の記事は2015年8月20日付けのものとなります。
どうやら、ボディーガードという職業に何か思うことがありそうな社長です。
沢口は冗談か「俺も島崎警備 行こうかな」などいっていたので、割と早く沢口は合流するかもしれません。
ただ、菅沼は劉社長と怪しい雰囲気になってきたので、すぐに合流はなさそうですし、下手すれば合流しないかもしれません。
島崎警備の請求書
今回のボディーガードでいくらかかったのか?請求書が出てきたので紹介します。
12:00~21:00 2名体制 | 1h/23,000 |
13:00~20:00 2名体制 | 1h/23,000 |
合計¥368,000
あの2人に警護してもらえるなら安い金額ではないか?そう思える値段です。
ちなみに島崎警備の開業日は、ホワイトボードで見たところ4月19日となっていました。
【BG~身辺警護人~(2020)】2話のその他気になったこと
- 「馬鹿にならない」のイントネーションを指摘する島崎
- 腕力だけで愛想がないと言われる高梨
- 面白いことを言わないから面白い高梨
- レトロってか雰囲気ある事務所と誤魔化す沢口
- 笑顔が不自然な高梨
- 単なるお人よしだと思われていた沢口
- 姫抱きする島崎
- ザッキーとナッシーというあだ名
- 島崎が“新撰組”したかいがあったという笠松先生
【BG~身辺警護人~(2020)】2話の感想とまとめ
高梨が島崎警備に参加し、2人体制で今回からスタートです。
早速もらった仕事は他の警備会社が断った仕事で、最初から大変な思いをしますがやり遂げました。
どうやら劉社長は何か企んでそうな雰囲気で、菅沼に言い寄ったりしています。
あの社長の場合、本当に好きでいっているのか、利用しようと思っていっているのかわかりません。今後、菅沼が大変な目にあわなければいいですが。
ボディーガードというものに、何か思うところがあるのか?まだまだ謎の多い話です。
次回は7月4日21時から放送予定です。
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