【ゼイチョー】2話のネタバレと感想|百目鬼華子と相楽副市長が兄妹だった?

2023秋ドラマ
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【ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~】2話「滞納者はお嬢様同級生」のネタバレと感想をまとめています。

今回の対象者は収入があるにも関わらず納税拒否をする人物だった。しかも相手は華子をかつていじめていた同級生で、公私混同していないという華子だが様子がおかしい。納税をさせるためには、彼女を納得させる必要がある。そこで饗庭はあることに気付き……。

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【ゼイチョー】2話のあらすじ

みゆきの市の副市長になった相楽義実(本郷奏多)は、饗庭蒼一郎(菊池風磨)と再会したそばから、百目鬼華子(山田杏奈)はどうしているかと聞いてきた。饗庭は部署に戻るなり、華子にどういう関係なのかをたずねると。相楽はかつての兄だと説明する。

今回の滞納者はパチンコ店の店員である小沼真名美(田辺桃子)だ。収入があるのに彼女は住民税をずっと滞納していた。饗庭と華子が徴税に向かうと、もしかして転校生?と真名美が華子の名前を聞いて気付く。真名美と華子は小中学時代の同級生だったのだ。

なぜ、納税をしないのかときくと、真名美はパチンコ屋に来る人たちを見て納めたくないという。店の常連たちの中には生活保護受給者や年金生活者でありながら、パチンコをして散財している人たちがいた。自分が納めた税金がパチンコに使われるから納めたくないというのだ。

その後、華子が真名美の店に行って再び話をするが、真名美は小学校の時の復讐なのかと聞く耳を持たない。華子は昔、真名美に貧乏を理由にいじめられていた過去があって……。

←1話3話→

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2話のネタバレ

華子と相楽の関係

相楽義実(本郷奏多)が百目鬼華子(山田杏奈)の名前を出したことが気になっていた饗庭蒼一郎(菊池風磨)は、直接華子にどういう関係なのかきいてみる。相楽は兄“だった”人だと言い、立ち上がってホワイトボードを使って説明を始める。

華子は生まれてすぐに父を亡くしていて、母が相楽の父と再婚した。相手の連れ子が相楽だった。つまり血の繋がりはない兄妹だ。しかし母はすぐに離婚したので、短い間だけの関係だという。

逆に相楽と饗庭の関係をきかれ、財務省時代の大親友だったと答えた。

納税拒否

今回、華子と饗庭が担当するのは、パチンコ店の店員・小沼真名美(田辺桃子)だ。収入があるのに住民税を滞納している状況だった。真名美の休憩中2人は会いに行き、名乗った瞬間、「あんた転校生?」と真名美は聞く。すると華子も「はい」と認めた。実は華子と真名美は小中学校の同級生だった。

徴税にかこつけて復讐しに来ているんだろうと言い出す真名美は、そもそも税金なんて払いたくないと突っぱねる。なぜなら、毎月1日と偶数月の15日は税金で養われているやつらがパチンコに来るからだという。

1日は生活保護の受給日で15日は年金の日だった。自分が税金を払っても彼らのパチンコ代に消えるだけだから嫌だとゴネる。華子が説得しようとするが、「変わってないね。そういう理屈っぽいところ」と言って真名美は仕事に戻ってしまう。

小学生時代のいじめ

復讐と言っていた真名美の言葉気になった饗庭は、帰りの車の中で華子にどういうことか聞く。華子の母は相楽の父と離婚後、仕事が見つからず生活が苦しくなった。やがて母が税金を滞納するようになり、家宅捜索されて動産差し押さえを受けることになった。

母は元の生活を取り戻そうと必死に働くが、無理がたたって華子が10歳の時に亡くなってしまう。その後、華子は父方の祖父母に引き取られることになり、転校することになった。その転校先にいたのが真名美だった。

真名美は華子の下駄箱から靴を取り出して持って行ってしまう。返してと追いかける華子に、他の子たちの前で「転校生ちゃん家、貧乏なんだって」といい、持っていた靴を「ボロボロだから捨ててあげる」と言ってゴミ箱に捨ててしまった。華子がそれを拾い上げると、みんなで「貧乏」と何度もコールした。

だからといって公私混同はしていないという華子だが、饗庭は彼女の様子がおかしいのを感じていた。そこで、あえて華子メインでこの件はいくと決めた。

憧れの人

饗庭は華子が捜索を受けたのに、よく徴税吏員になったと不思議に思ってきく。祖父母の家に行った後、助けてくれた人がいると華子は言う。

ある日、いじめにあっていた華子が1人で公園のベンチに座っていると、ある女性に話しかけられる。彼女は「華子ちゃん、顔を上げて。下ばかり見てたらもったいないよ」と声をかけた。その人が自分の目標だという。彼女は華子の家を捜索した女性徴税吏員だった。

女性の徴税吏員と言えばと饗庭は思いつき、昼食時に日比野みのり(石田ひかり)を食堂に呼び出す。彼女を見るなり華子は「違います」と否定した。名字は羽生というが、結婚して名字が変わっているかもしれないし、下の名前は分からないという。

そこで係長の橘勝(光石研)なら知っているかもときくが、慌てた素振りで知らないと答えた。

その後、饗庭は病院に行き、財務省時代の同僚である奥林礼二(結木滉星)の病室を見舞う。奥林は一命を取り留めていたが、意識が戻らない状態だった。何の反応も示さない奥林に、饗庭は構わず話しかけ続けていた。

税金の無駄遣い

華子は休日に真名美の勤めるパチンコ店にやってくると、そこで同僚の加茂原健介(鈴木もぐら)と遭遇する。パチンコをやりにきていた加茂原が華子にも遊戯を勧め、1球が4円と聞いた華子はレジ袋と一緒の値段だという。打ち出される球を見て、レジ袋が1枚、レジ袋が2枚とつぶやくのを見て、加茂原はげんなりした。

華子を見つけた真名美が店の外に連れ出し、もう来ないでくれと追い返そうとする。そこで華子は真名美の靴がボロボロだったことに気付く。昔から敵同士だし、働いても税金で持ってかれる気持ちは公務員には分からないと突き放す。華子は何も言えず黙ってしまう。

その頃、店では加茂原が常連客と親しげに話してた。大当たりしている客に向かい、今日ぐらい納税してみたらどうかと勧めるが、嫌な顔をされて離れていった。その様子を見ていた華子は、正直滞納しながらパチンコする人の気持ちが分からないとこぼした。

加茂原はああいう人たちは、お金を使いに来ているのではなく、時間を使いに来ているのだと説明する。彼らはパチンコ店でしか会わない友達と、話しながら打つのが楽しいのだと。華子は説明を聞いてもやはり、納得できなかった

不公平

華子は饗庭に真名美は税金を納めることができないのかもしれないと話す。なぜなら、靴がかなり履き古されていたからだ。靴も買い替えられないほど、生活が苦しいのかもしれないと華子は考えていた。そこで饗庭と一緒に真名美の家に行く事にした。

しかし、真名美は留守でそこにちょうどやってきたのが、恋人の内田卓也(戸塚純貴)だった。場所を変えて内田に2人は話を聞く。まなみとは同棲して2年目だという内田は、勤めていた会社が倒産し、現在失業中でハローワークに通っていた。生活費は貯金を切り崩しながら、真名美と折半して生活しているという。

ただ内田は実家への仕送りと、妹の学費を払っているので余裕が無いという。真名美はずっと苦労していて、高校を出てからも仕事を転々としていた。実家の建設会社は真名美が小学校の時には倒産していて、その後両親が離婚し真名美は父に捨てられたという。母親はその後苦労して体を壊してしまったそうだ。

全くそんなことを知らなかった華子が驚いていると、真名美がやってきて怒る。自分よりもああいう奴らを何とかしろと指差した先には、ベンチに座っていたパチンコ屋の常連客だった。自分は汗水流して働いているのに、あいつらは年金で昼から酒飲んでいておかしいだろうと、真名美の不満が爆発する。こういうのはもうやめてと言い残して彼氏と一緒に去った。

真名美のあの不公平感をなくさないと、分納の申し入れは多分受け入れないと思うと、饗庭は悩む華子に言った。

気になる人物

家宅捜索に行った帰りに饗庭は華子に、もう一軒臨宅しないかと誘う。それは以前、真名美の父親が経営していた建設会社の元社員で、玉木譲(ベンガル)という男の家だった。扉を開けて出てきたのは、真名美のパチンコ店の常連客の男だった。

以前の会社の話を聞いたところ、ちょっと前に銀行で真名美の父(山本東)に会ったという。今では社長も自分と同じように年金頼りの生活なのかと驚いたと言い、随分苦労してきたのだろうと玉木は会話から感じていた。

華子は仕事帰りの真名美を待ち伏せて、公私混同していたと謝罪をする。そして「私たちは敵じゃない」と言いながら、玉木と引き合わせるため公園に連れて行った。

玉木は子どもの時の真名美を知っていた。だが、成人してからの真名美は知らなかった。真名美の父には大変世話になったといい、社長は会社を守るため最後まで頑張ってくれていたと教える。さらに、離婚も借金を自分1人で背負うために別れたのだと聞いて真名美は驚いた。そして現在のお父さんは自分と同じ年金暮らしで、細々と生活していると思うと教える。

華子たちは事前に真名美の父に会って、手紙と通帳を預かってきていた。父は真名美のために少しずつ貯金をしていたのだという。それを渡された真名美は今さらそんな話されても関係ない、仲直りして面倒みろとでもいうのかと警戒する。

華子は納めた税金は巡り巡って誰かの生活を助けている、誰かの役に立っているのだと言い「みんなどこかで繋がっている。隣にいる人は敵じゃない」と説得を続ける。

自分とは違って華子は小学生の頃、貧乏なことも家族がバラバラになったことも隠そうとしなかった。どこまで人の気持ちを逆撫ですれば気が済むのかと、真名美が怒りをぶちまけると華子はごめんなさいと頭を下げた。

そして分納でもいいから納めてくれないかと頼むが、真名美はきっぱりと嫌だと拒絶した。家宅捜索になってしまうことを危惧する華子に対して、饗庭は今から家宅捜索しようかと軽いノリで言った。真名美は一歩も引かず、どうぞと彼らを連れて自宅へ向かった

本当の敵

真名美と一緒に部屋にあがって家宅捜索をする前に、饗庭は内田に前の住んでいた市から税金の滞納があるので徴収を頼まれているといって書類を見せる。内田の資産状況を調べたところ、何年か前に株で結構な額を稼いでいたことも分かった。

さらにハローワークには通っている記録もなく、妹の学費を払っているというが内田は一人っ子だった。内田が言っていたことは全て嘘だった。その気になれば、記録なんて徹底的に追うことができるのだと、公務員ナメないでくださいと饗庭は言った。

それを知った真名美は激怒し、その場で内田と喧嘩が始まる。いつまでも甘えんなと真名美はキレて、部屋から内田を追い出した。

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2話の結末

税務課は市長の米田保(佐戸井けん太)から通達があり、会議室に集められていた。来るまでの間の会話で、真名美がその後、彼氏と別れて一件落着になったと話す。真名美はわざわざ窓口まで納付しに来ていた。納得したわけではないが、あんな男を養っていた分ぐらい、税金払ってもいいかなと思ったという。内田はその後、就職して今後は給与からの天引きで納税することになった。

市長がやってきて集めた理由を説明する。市の税収が落ちているので、徴税強化体制を組み、滞納者から1円も取り逃さないということを態度で示すという。すると副市長が割って入り、徴税係の人には今後、家宅捜索を積極的にやるよう命じた

饗庭は奥林の病室に行き、相楽がこんなことを言っていたと、面白おかしく笑いながら話しかけていた。

←1話3話→

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【ゼイチョー】2話のまとめと感想

税金の使われ方に不満を持っていた真名美は、払いたくなくて滞納していたという話でした。

華子が血の繋がりはないが相楽と実は兄妹だったということや、奥林は実は生きていたということが分かります。ただ、親友だったという相楽と饗庭が、なぜ疎遠になったのかについてはまだ分かりません。

今回の話は納税者なら、一度は思ったことがある話でしょう。自分の払った税金が無駄に使われていると知った瞬間、支払うのがバカらしくなったという経験は誰にでもあります。巡り巡って誰かを助けているのだと、華子がいう事も分からなくはありません。しかし、真名美の職場環境だと、目の前で金がドブに捨てられているようでやはり辛いと思います。

パチンコを私生活でもよく打つ鈴木もぐらさんが、パチンコについて語るのが面白いです。彼らは金を使いに来ているのではなく、時間を使いに来ているのだと。一理あるとは思いますが、真名美を含めて打たない人にとっては理解しづらいです。

税収がなければ国も成り立たず、治安の悪化に繋がり、最終的には自分の生活をおびやかすことになります。わかってはいても、目の前で無駄遣いをされるとやはり腹も立ちます。せめてその瞬間を目にできない場所にいたいものです。

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