アガサ・クリスティ【予告殺人】のネタバレと感想|名前がややこしい

アガサクリスティ 予告殺人 スペシャルドラマ
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同局で以前放送した『そして誰もいなくなった』と『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』に続き、沢村一樹さんの演じる相国寺竜也警部が登場する物語です。

原作が有名な作品のリメイクとなりますが、一体どんな感じだったのか?

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アガサ・クリスティ【予告殺人】のキャストとスタッフ

ドラマスペシャル アガサ・クリスティ「予告殺人」はテレビ朝日系で2019年4月14日日曜21時~「日曜プライム」枠で放送されました。

キャスト

  • 相国寺竜也(沢村一樹)
  • 黒岩怜里(大地真央)
  • 多々良伴平(荒川良々)
  • 月見兎左子(芦名星)
  • 立花詩織(北乃きい)
  • 鬼瓦胖六(村田雄浩)
  • 土田寅美(室井滋)

スタッフ

  • 脚本:長坂秀佳
  • 監督:和泉聖治
  • 音楽:吉川清之
  • 原作:アガサ・クリスティ『予告殺人』(ハヤカワ文庫刊)
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アガサ・クリスティ【予告殺人】のあらすじ

のどかな田舎町にある古風な洋館・小径の館。そこの当主である黒岩怜里(大地真央)は、ある朝タウン紙『あさひタイムズ』の片隅に『殺人のお知らせ 10月29日金曜日 於・小径の館 お仲間のお越しをお待ちします』という広告を発見する。

その日の夜に、自分の館での殺人を予告するという謎の広告に目を輝かせた怜里は、さっそく親友で同居人の土田寅美(室井滋)に報告。家政婦のミッチー(ルビー・モレノ)にも「今日は忙しくなりそうよ!」とパーティーの準備を急がせる。

小径の館での殺人予告は町のあちこちでも噂になり、夜のパーティーには住人たちが続々。牧師の八矢(村杉蝉之介)とその妻・万智(山口香緒里)、館の居候・桃畑鳩児(山本涼介)・雉香(吉川愛)兄妹、『あさひタイムズ』編集長の芥川(鈴木勝大)とその母・芙美子(和泉ちぬ)、ヤメ検弁護士の武類(国広富之)とその妻・桜子(田島令子)、そして館で暮らす画家の立花詩織(北乃きい)といった面々が館に集まり、まさにパーティーが始まろうとしたその時――突然室内が真っ暗になり、銃声が3発鳴り響く! 次に灯りがともったときに客人たちの目に映ったのは、純白のドレスを真っ赤に染めて立ち尽くす怜里と、その傍らに倒れる見知らぬ男・車井(大浦龍宇一)の死体だった!

予告通り殺人が実行されたことで、翌朝の新聞には大きな見出しとともに事件のことが大々的に報じられる。警視庁捜査一課・特別捜査係の相国寺竜也(沢村一樹)と多々良伴平(荒川良々)がさっそく現場に向かうと、そこには、渋谷東署の名物警部、“鬼バン”こと鬼瓦胖六(村田雄浩)の姿が。運転免許証から被害者・車井の身元が割れ、現住所の管轄である渋谷東署の鬼瓦たちが臨場してきたというのだ。

現場検証の後、被害者の足取りを追った相国寺らは、車井が怜里のことを「昔から知っている」と言っていたことを知る。そのことを確かめるため、怜里と寅美に会った相国寺と月見兎左子(芦名星)は、この館に住む人たちのことや怜里の亡くなった妹・楼里のことを聞かされる。怜里と周囲の人々との不思議な関係が明らかになっていく中、第二の殺人が起こってしまい…!?

捜査を進めていくにつれ、少しずつわかっていく複雑な人間模様。相国寺たちが真相に近づくとき、怜里と彼女を取り巻く人間たちの衝撃的な過去が明かされる!

公式HPより
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アガサ・クリスティ【予告殺人】のネタバレ

オチを先に知りたい人はこちらからどうぞ。

犯人

黒岩怜里こと黒岩桜里

車井殺害の動機

姉である黒岩怜里が、50億円の遺産を受け取れる予定だったが死んでしまう。そこで、無一文だった桜里が姉に成りすますことで、遺産を手にしようとしていた。

しかし、偶然出会った小樽にいた時の病院の守衛である、車井が声をかけてくる。この町で自分が桜里であることを知る唯一の人物だったため、桜里は殺人ごっこの犯人役として彼を招いて殺した。

百々子殺害の動機

車井を殺害した際、そこにいなかった人物を思い出したのを、偶然通りかかった桜里が聞いたから、口封じのために殺害した。

寅美を殺した動機

唯一親友だった寅美にだけは、自分が成りすましている真実を話す。

最初は寅美もうまく口を合わせてくれていたが、最近よく名前を間違えるのでバレると思って殺した。

逮捕への道筋

相国寺は桜里が犯人だとはわかったが、物的証拠が何もなかった。

そこでいつも嘘をついている家政婦のミッチーに頼み、一芝居打ってもらうことにする。その結果、桜里は口封じにミッチーを殺そうとし、そこへ警察が来て逮捕した。

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アガサ・クリスティ【予告殺人】の感想

妙なあだ名と登場人物名

名前が非常にややこしい名前でした。

海外の人みたいなあだ名が、各人ついています。正直いって誰が誰だかさっぱり分かりません。
あだ名がなければないで変わった名前なので、やっぱり頭に入ってこないです。

視聴中は役者さんの名前で人物を識別していました。

思った以上にあっさりな過去

登場人物が多いのに、容疑者候補が少ないです。

登場したきりあまり触れられない人物も出てきて、数人が容疑者になるだけです。
また、公式HPではそれぞれに衝撃的な過去があるような煽りでしたが、それほど因縁や怨恨もなく意外とあっさりしていました。

しかし過去に色々あったりすると、逆に日本のよくある二時間ドラマになってしまいます。
そういう意味では、この程度の関係性で良かったのかもしれません。

トリックは一つだけ

最初の殺人以外、トリックらしいトリックが出てきません。

なぜアリバイがあるのに殺害できたのか?といった謎が最初の殺人だけです。
二人目の殺人に至っては、行き当たりばったり過ぎます。
みんなにアリバイを確認したら、あっさり犯人逮捕できそうです。

アガサ・クリスティ【予告殺人】のその他気づいたこと

  • 暗い中で発砲したら、他の人に当たりそう
  • かすり傷の割には出血の多い怜里
  • やたら人数多い渋谷署の刑事たち
  • 基本的に嘘つきな家政婦を雇う謎
  • 大親友なのにドラは祝ってもらったのが初めて
  • なぜか録画でなく録音で思い出を残すドラ
  • いつの間にかくっついている芥川と詩織
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アガサ・クリスティ【予告殺人】のまとめ

最初にインパクトがある殺人が起きた後は、軽はずみな犯罪が重ねられる感じでした。
最初こそ練りに練った犯罪ですが、残りはオマケみたいな感じです。

また、現代に落とし込むと、やはり色々不自然な点があります。
もう少し前の時代設定にしたほうが、良かったような気がするドラマでした。

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