【特捜9シーズン3】3話のネタバレと感想|オムライスのレシピ

特捜9 2020春ドラマ
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第3話「殺人オムライス」のネタバレと感想を、テレビを見る時間がない人にも分かりやすくまとめて要約しました。

今回のゲストは真飛聖さんでした。過去に虐待を受けた人たちが、自分を救うために取った行動とは?バールが全てを叶えてくれます。

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【特捜9シーズン3】3話のあらすじ

フレンチレストランのオーナー栗原俊也(斉藤悠)が店内で撲殺されていた。第一発見者の従業員の青山香織(佐藤玲)は栗原との関係は良くなかった。強い動機はあるが、死亡推定時刻の頃にヘッドスパに行っていたというアリバイがあった。

そのヘッドスパへ行き江藤ゆり子(真飛聖)に話を聞くと、香織がいうようにその時間は確かに施術を受けていたことが分かる。

浅輪直樹(井ノ原快彦)が栗原の遺体発見現場で見つけた写真の切れ端を、鑑識の佐久間朗(宮近海斗)に頼んで解析してもらいその場所へ向かう。すると近所の家から悲鳴が聞こえ、室内に篠田浩一(緋田康人)の遺体が発見される。

第一発見者の篠田絵美子(山口香緒里)もまた、ゆり子のヘッドスパの客だった。

ゆり子、香織、絵美子の3人にはある共通点があった。

強い動機があるのに完璧なアリバイがある被疑者2人、特捜班が謎に挑む。

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【特捜9シーズン3】3話の犯人のネタバレ

物語の結末だけを早く知りたい人は、こちらのネタバレをどうぞ。

栗原俊也殺害犯

篠田絵美子(山口香緒里)

篠田浩一殺害犯

青山香織(佐藤玲)

2人の動機

香織は先代のやっていた洋食屋を引き継ぎたかったのに、栗原が戻って来てフレンチレストランに変えようとする。自分の居場所がなくなってしまうと思った香織は、ゆり子にそそのかされて交換殺人をすることに決める。

絵美子は暴力夫のせいで、自分の好きな絵も描かせてもらえなかった。夫が死ねば幸せになれると思った絵美子は、ゆり子にそそのかされて交換殺人を決心した。

事件の真相

絵美子は夫殺害時にはアリバイがあり、香織も店のオーナー殺害時にはアリバイがあった。ただ、二人に共通していたのはヘッドスパ「yuri」に通っていたということだった。

そこで聞きこみをしていくうちに、ゆり子は過去に虐待を受けていて、父親を自らの手で殺害していたことを話す。しかし、罪に問うことはできなかった。

小宮山と村瀬が香織に聞きこみをしに行き、絵美子の夫が殺害された時刻のころ、何をしていたか問う。香織はその時刻、店にいたと答える。絵美子の写真を見せても知らないという香織だが、夫の浩一の写真を見せると表情が変わる。

青柳と矢沢は絵美子に話を聞きに行く。栗原が殺された時刻に何をしていたか問うと、曖昧な返答が返ってくるだけだった。そこで、香織の写真を見せるが知らないという。栗原の写真を見せると表情が変わった。

矢沢は自分が過去イジメられていた時、絵を描いてそのキャラクターと話すことで救われていた。絵美子がゴミ箱に少女の絵を捨てていたのを見て、その時のキャラクターを描いて語りかける。「今、幸せですか?」と問いかけると絵美子は涙した。

一方、小宮山は香織に先代のオムライスを作ってもらう。客が来たら帰るという小宮山に、村瀬は客なんて来ないと言う。なぜなら、殺人が起きた店で食事など誰もしたくないと言い、SNSの反応を香織に見せる。そして、小宮山が「あなたが守りたかったのは、先代のオムライスの味じゃないの?」と問われようやく気づく。

絵美子は取り調べで自殺しようと思った時、ゆり子が現れて諭されたという。自分はこのバールで救われた、だからあなたも必ず救ってくれるといい凶器を渡す。そして栗原をバールで殴って殺害したと自供する。

香織もまたゆり子からバールと資料を渡され篠田の家へ向かう。そしてバールで篠田を殴って殺害したと自供する。栗原さえいなければ、店を守れると思ったと語った。

2人が罪を認め交換殺人をしたということをゆり子に告げると、2人が裏切るはずがないと言って信じない。2人を救ってあげたというゆり子だったが、自分の仲間に引きずり込んだだけだと指摘する。ゆり子は自分の力で生き残った、傷ついてなんていないと言いながら涙した。

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【特捜9シーズン3】3話のネタバレ詳細

今回は2人の被害者が発見されます。同一人物の犯行なのか?それとも別々の犯行なのか?特捜班がそれぞれの関係者に当たります。

【特捜9シーズン3】3話の事件概要

被害者その1:栗原俊也

  • 職業:フレンチレストランオーナー
  • 死因:鈍器で頭を殴られ脳挫傷
  • 殺害現場:自分のレストラン
  • 死亡推定時刻:午前11時~午後1時の間

被害者その2:篠田浩一

  • 職業:小木曽物産会社役員
  • 死因:鈍器で頭を殴られ脳挫傷
  • 殺害現場:自宅
  • 死亡推定時刻:午前10時~午後12時の間

事件の被疑者

2つの事件に強い動機がある2人の被疑者が出てきますが、どちらも完璧なアリバイがありました。

その1:青山香織

  • 被害者との関係性:レストランの従業員
  • 動機:オーナーから暴力を受けていた
  • 怪しさ:先代の店を守りたい気持ちが強くある

その2:篠田絵美子

  • 被害者との関係性:篠田の妻
  • 動機:夫からDVを受けていた
  • 怪しさ:好きな絵を描くことも許されない息苦しさがある

共通の知り合い

怪しい2人の被疑者が出入りしていた店、それは有明にあるヘッドスパ「yuri」という店です。
この店のオーナーである江藤ゆり子という女性、いったい何者なのか?

  • 人気高級ヘッドスパの経営者
  • 香織と絵美子のアリバイを証言
  • 警察官に強い恨みがある
  • 香織や絵美子が苦しんでいることを知っている
  • 暗渠について思うところがある

思わせぶりな発言をしては、浅輪たちを混乱させます。そこで、以前、捜査を担当した刑事に話を聞きます。すると、暗い過去があったことが分かります。

  • ゆり子は父親に虐待を受けていた
  • 警察官に全てを話すと父親を注意してしまう
  • キレた父はその後虐待がエスカレートする
  • ゆり子の父、江藤一郎は川で死んでいた
  • その川は現在、暗渠になっている

ゆり子が警官を恨む理由はここにありました。そして、暗渠はゆり子の暗い過去を思い出させる場所でした。
そこで、浅輪はゆり子に話を聞きに行きます。

ゆり子は父親を殺害したことを認め、地獄を終わらせるには自分で何とかするしかなかったと言います。この件については罪に問えませんでした。

虐待された人の特徴

早瀬川先生がDV被害者の特徴を挙げます。

  • 罪悪感を覚えやすい
  • 他人の欲望を満たそうとする
  • 自己評価が低い

どんなに酷いことをされても、自分に問題があると思いがちだと言います。
虐待を受けた人は脆く、悲しみ、怒り、そして愛を求めているといい、誰よりも信じられる人を探しているようです。

絵美子と香織も虐待を受けていたため、誰よりも信じられる人=ゆり子だったのです。

事件の真相

2つの事件の真相は交換殺人でした。その手引きをしたのがゆり子です。

栗原殺害の真相

自殺をしようとしていた絵美子の前にゆり子は現れ、絵美子を救うために自分が父親を殺害した凶器であるバールを渡す。

栗原を殺害するため絵美子は店に行きバールで栗原の頭を殴る。立ち去ろうとした時、栗原に足を捕まれて絵美子は転倒してしまう。写真が床に散らばり慌てて持ち去ると、一部が破れてしまった。その欠片を見つけた浅輪が、場所を特定したところ、それは絵美子の家の近所だった。

絵美子は栗原を殺害したことで、自分の夫が殺害される時間帯にアリバイを作りに出かけていたのだった。

篠田殺害の真相

栗原殺害時にはアリバイを作りに香織は出かけていた。栗原が殺されたことで、今度は自分が殺害をするべく待ち合わせ場所で、ゆり子からバールと資料を受け取る。
そして、事前に鍵を開けておいてもらい、篠田の家に入ってバールで殴り殺した。

事件の黒幕

虐待被害者だったゆり子は、虐待に苦しんでいる絵美子と香織を救おうと思い、自分がそうしたようにバールを渡して殺害を勧める。すっかりゆり子を信じていた2人は、ためらうことなく実行に移した。

しかし、殺害をしたところで自分の求めていた幸せは手に入らなかった。絵美子は矢沢に指摘されて気づき、香織は小宮山に指摘されて気づく。そして2人ともゆり子に凶器を借りたこと、交換殺人を計画したことを自供する。

2人が自供するとは思っていなかったゆり子は取り乱す。浅輪は2人を救ったのではなく、自分と同じような道へ引きずり込んだだけだと指摘する。だがゆり子は自分は虐待サバイバーであり、あの時救われたと言いながら、その目には涙が浮かんでいた。

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フットレストのオムライスのレシピ

倫子がレシピを自分なりに分析し、玉子がふわふわな理由を突き止めます。そこには隠し味で変わったものが入っていました。

オムライス(2人分)
  • 卵…6個
  • 玉ネギ…1/4個
  • とりもも肉…80g
  • ごはん…300g
  • 塩・こしょう…少々
  • バター…大さじ3
  • ケチャップ…50g
  • マダラ(すり身)…80g

作る手順などは残念ながら紹介されません。

ただ、溶いた卵の中にマダラのすり身を入れるというのが、フットレストのオムライスの秘訣だということでした。

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3話のネタバレまとめ

  • 交換殺人だった
  • 栗原を絵美子が殺害し、篠田を香織が殺害した
  • ゆり子は父親を殺していた
  • 2人に凶器のバールを与えたのはゆり子
  • 3人とも虐待被害者だった
  • 救われなかった香織と絵美子が自供する
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【特捜9シーズン3】3話の感想

バールが願いを叶えてくれる魔法の道具のように授けられるのが笑ってしまう反面、恐ろしさを感じました。

虐待を受けた人だからこそ、虐待された人の気持ちが分かる。それを逆手に取って洗脳し、自分と同じ殺人者になるよう引きずり込みます。

本人は“救ってあげた”と思っていますが、第三者から見たら悪事に手を染めさせたという風にしか見えません。
しかも、殺人をした2人はまったく幸せになっていません。要するに救われてないのです。

虐待から解放されるどころか、新たな罪の意識が生まれるという救いようのない状態です。

では、虐待を受けた時どうしたら良かったのか?相手が死ぬか、自分が死ぬかしかないじゃないか。
そんな極限状態になる前に、早い段階で逃げるのが大事なんだろうなと思いました。
「本当にあなたのことを愛している人が、日常的に暴力をふるうと思いますか?」というシンプルな問いに対し、疑問をすぐに感じる必要があります。

本当にあなたを愛している人は、あなたを日常的に殴ったりしません。
当たり前のことに気づける内に逃げましょう。

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【特捜9シーズン3】3話のその他気になったこと

  • フランス語はギリ読める浅輪
  • 肉のようなものは肉じゃない何かと語る青柳
  • 青柳の理屈っぽさに辟易とする早瀬川先生
  • 新藤の頭は“硬い”
  • 笑っているのに目は笑っていないと言われる浅輪
  • 物陰から突然現れる班長にみんな驚く
  • ドブ川と連呼しまくって嫌がられる浅輪
  • 殺害現場の掃除を自分でする香織
  • 塀がうまく乗り越えられない矢沢
  • バールの万能感
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【特捜9シーズン3】3話のまとめ

虐待被害者が同じ被害者をそそのかし、虐待加害者を交換殺人するという話でした。

人を殺してその後ハッピーに生きられるか?今回の犯人2人はまったくハッピーな結果になりませんでした。もしハッピーに生きていたとしたら、その後も何か障壁になる人物が現れたらまた殺しそうで怖いです。

自分の人生を妨害する人からいち早く逃げる。そして、妨害するような人には近づかない。仮にそれが家族や恋人だったとしても。

あなたのことを本当に考えていてくれる人は、あなたを犯罪の道に誘ったりしません。今回のゆり子のような人物のような人がいたら、その人からも逃げる必要があります。

何事もおかしいなと思ったら固執せず、すぐに行動しましょう。
あなたの人生を幸せにするのは、他の誰でもなくあなたです。

次回は4月29日21時から放送予定です。

【特捜9シーズン3】3話のいいセリフ

あなたの人生を代わりに生きることは、誰にもできないんですよ。

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