【シューカツ屋】のネタバレと感想|水川あさみが福井で就活支援

スペシャルドラマ
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2020年2月26日にNHK BSプレミアムで放送されたスペシャルドラマ【シューカツ屋】のネタバレと感想をまとめました。

結婚後、初出演となる水川あさみさん主演の福井県発地域ドラマ。国公立大学では一位という就職率を誇る福井大学を舞台に、就活支援に突如配属された主人公が問題児たちを相手にどうするのか?

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【シューカツ屋】のネタバレ

就活支援室に配属

婚活に来ていた美野里(水川あさみ)は、誰にしようか迷っていたところ、突然叶野仁志(橋本じゅん)に声をかけられる。お互い名刺を出すと、同じ大学が職場だとわかり、恥ずかしさのあまり美野里は逃げ出した。

大学に行くと叶野がやってきて就職支援室へスカウトする。断る美野里だが強引に連れてこられ、そのまま就職支援室のみんなの前で挨拶することになってしまう。

早速仕事の内容を説明するVTRは、叶野の熱い思いを伝える内容だった。大学は就職率97.6%を誇り、国公立大学の中では全国一位だと同僚の長谷部徹(田上晃吉)が説明する。さらに、様々な資料を頭に入れるように言われて美野里はゲンナリしていた。

未だに就職が決まらない生徒たちを集め、模擬グループディスカッションを始める。そこに来た学生は花岡真実(白石聖)、内村佑(篠田諒)、植田直成(上川周作)の3人だった。だが、植田は突然出て行ってしまう。慌てた美野里が追いかけて話を聞くと、意味のない内容と就活用の勉強会的な内容に、呆れて出て行ってしまったのだ。

植田は去年ずっと家にいて留年をした生徒だという。就活も全くしていないということだった。

10月時点で231名まだ就職が決まっていない。ここからが就活支援室の腕の見せ所だと叶野は言い、“お見合い”をすると言って企業の資料を持ってくる。美野里が目を通してみるがみんな知らない会社ばかりだった。だが、それは隠れた優良中小企業だと叶野はいう。

知られざる優秀な会社を迷える学生に結びつける、これが高い就職率を誇る秘訣だった。現在の生徒は情報の海に溺れている子が多いため、好きになってもらうために企業訪問バスツアーを企画していた。学生はいい条件の会社に入れるし、就職率の高さで学校の人気も出る、ウィンウィンの関係だと叶野は誇った。

そうして美野里が任された生徒は、さっきのグループディスカッションに来た3人の生徒だった。

美野里は幼なじみの安藤理恵(高橋愛)がやっているスナックにいた。そこで“伝説の縁結びさん”と言われる木村幹江(かとうかず子)と話をする。そこで言われた言葉にデジャブを覚える。

  • 幹江
    • 積極的な子は黙っていても結婚できる
    • 問題はガツンといけない子たち
    • 自信がないなら売り込みましょう
    • 時間がないなら相手探しましょう
  • 叶野
    • 面接が苦手なら売り込みましょう
    • 行きたい会社がないなら一緒に探しましょう

婚活版、叶野仁志こと伝説の縁結びさんの成婚率は3割超えであった。そこで早速紹介された男性は、美野里のタイプではない男性だったため断った。バスツアーをするから今度来たらいいと言われ、参加する気満々の美野里だった。

  • 就職支援室に半ば強引に連れてこられる
  • 担当の生徒3人は問題児
  • 就活と婚活は似ている

バスツアーに出発

美野里の婚活バスツアーは就活バスツアーに丸被りだった。美野里は就活バスツアーの中でガッカリする。叶野は福井の会社の特徴について語る。

  • ユニークな着眼点のある会社が多い
  • カーブミラーとか水槽のガラスとかニッチな商品を扱っている
  • 日本で売れない商品は海外で売ったりする

という特徴を生徒たちに教える。見学に行ったぐらいで興味を持つものだろうか?美野里は考えるが叶野は自信を持って「接してみると自分だけが“魅力的”と感じる一面が見つかるもんなんだよ」と答えた。

  • 1社目:カーテン制作会社 福井市
    • オーダーメイドのカーテンを作っている
    • 大手家具チェーン店に納品している
    • 福井は繊維関係の会社が多いので、地元のお得意さんだけでやっていける
    • 営業に新規獲得とノルマがない
  • 2社目:眼鏡メーカー 鯖江市
    • 眼鏡フレームは大正・明治は大都市がメインだった
    • 今は鯖江が1位
    • デザインと機能性を両立した眼鏡を完成させた
  • 3社目:機械メーカー 福井市
    • 3Dプリンターの世界初の機構を備えている
    • F1のパーツから1人1人形が違う骨や歯だって作れる
    • 大きなケガをした人に生きる夢や希望を与えられる
    • 今は顧客の7割が海外
    • 日本にもっと広めて国内の需要を開拓したい

3社目の機械メーカーには幹江が勧めて来た人物がいた。話を聞いている生徒たちの表情が次第に生き生きとして来たのを見て叶野が「風景の一部だった会社が、実際接してみると印象がガラっと変わる」と語る。

  • 4社目:繊維製品メーカー 嶺北繊維 福井市
    • 会社を興した植田道久(津田寛治)が一代で大きくした会社
    • 地元では知らない人がいない大手

だが、4社目で問題が起きる。ツアーに参加していた花岡がこの会社を受けていたのだ。しかし、内定保留のまま返事はまだ出ていなかった。そこに内定した人がツアー参加者に向けて話をするという事態に、嶺北繊維側から保留者の前で内定者が話をするのは困るといわれる。

花岡は内定式が既に終わっていることを初めて知り、自分はもうこの会社は受からないと分かってツアーを途中で帰ってしまう。

良かれと思ってセッティングしたことが、裏目に出てしまった美野里は次の日早くから就職支援室へ来る。今回の事態を知って叶野が話を聞く。美野里はもう自分には無理なのではないかと思っていると、「また無理っていうつもり?」と叶野に言われてしまう。

叶野は美野里をスカウトしたのは、「学生のいいところや夢を見つけてあげられない」と言っていたからだと言う。“見つけて”あげるものだと最初から分かっているところが気に入ったからスカウトしたのだった。美野里は思い直して再び就活支援室で奮起する。

  • 福井県の会社はユニークな着眼点がある会社が多い
  • 花岡が内定保留だった会社へ行ってしまう

問題児たち

花岡にまずはこないだのことを謝る美野里、そして花岡は繊維工業科に入った理由や志望動機が、他の子よりもしっかり書いてあると告げる。だからもっとアピールをしたほうがいいとアドバイスするが、花岡は自意識過剰だと思われたらとあまり乗り気でなかった。

もう一人の担当生徒である内村に、おすすめの会社をリストアップしたものを渡す。早速スマホで年収を調べ始める内村は、平均年収が安いから嫌だという。美野里はスマホを取り上げてお気に入りリストを削除し、情報に振り回され過ぎだと指摘する。

平均年収が安いのは平均年齢が低いからであって、その分若い人が活躍していることだと教える。そして、内村の長所は面倒見のいいところだと言い、そういうタイプの卒業生が内定をもらった企業をリストにしたのだと教える。

最も問題児な植田のところへ向かう美野里、部屋に入るとそこには植物が沢山あった。育てた植物を売って学費や家賃を自分で払っているという植田、やたらコストパフォーマンスや効率を気にするイマドキの若者だった。コスパというわりに大切にしていると、美野里が告げると植田は怒って追い出した。

生徒たちが美野里のアドバイスを聞かない

美野里のひらめき

植田のことに頭を悩ませていた美野里は理恵の店に行く。そのことを店にいた幹江にも話すと、婚活もやめた途端に彼氏が出来たり結婚する人もいるという。自分の手柄にはならないが、お節介をすることでアシストはできているのではないかと語る。それを聞いて美野里はひらめいた。

植田を連れてやってきたのは農業研修学校だった。ここは農業を学びながら年150万円の給付がもらえる。最初は渋る植田だったが、学校の先生がやってきて説明を始めると次第に目が輝き始める。ミディトマトの温室では、肥料のことや育て方について先生と一緒に語るほどだった。

植田は昨年一年間知り合いの農家を手伝っていた。しかしまったくうまくいかず、悔しい思いをした。それで留年もしたということを美野里に語った。

内村は渡したリストは全部ピンと来なかったという。だがお陰でいいとこが見つかりそうだといい、続報を期待してくれという。

嶺北繊維に内定辞退者が出たため、二次面接前に会いたいと推薦入社の話が出る。そこにちょうど嶺北繊維の社長がやってくるが、花岡の件ではなく息子の件で来たという。息子とは植田のことだった。息子は会社を継ぐのだから就職活動などする必要もないし、美野里のしていることは余計なことだという。

そこに植田が来て会社を継ぐことを言っていないのか?と父に問われると、会社は継がないとは言うものの本心を伝えることができない

花岡は子供服メーカーに内定がもらえそうだから、嶺北繊維の面接は辞退したいという。大学で学んだことが生かせない販売の仕事だが、やってみたいと思っていた。

収拾がつかなくなってきたところに叶野がやってきて謝る。美野里を担当にしたのは見当違いだと社長に言われるが、叶野はそうとは思わないとはっきり言った。

植田と父の間に確執があった

傷付くのが怖い?

植田の父にあれ以上余計なことを言って傷付くのが怖かったのではないのか?叶野に先ほどの一件について言われ、美野里は過去を思い出していた。以前結婚を考えていた相手がいたが、その時も傷付くのが嫌で自分の気持ちに目を背けていた

叶野は話を聞いて自分の過去を語る。大きい会社でリストラ担当だったが、その時ほとほと嫌になった。就職支援室の前の室長にスカウトされてここに来た。おっさんになってからの初めての挑戦に、家族は猛反対だった。でも、逃げずに自分の意志を貫けてよかったと思うと言う

植田のやりたいことは就職で叶わないと思った美野里は、農業研修学校へ彼を行かせてあげることに悩む。叶野は残りの2.4%の子どもに寄り添うのはいいことだ。そもそも美野里をスカウトしたのだって、肩身の狭い子に寄り添ってくれると思ったからだと言う。

美野里はそこで植田の父のことを調べ、行きつけの店や知人に話を聞きに行く。そうしていると、植田がスーツを着て就活していたことを聞かされる。美野里は慌てて植田の家に行って話を聞く。父親のコネで取引先の銀行へ面接へ行ったという植田、内定をもらって内心ほっとしたこと、父親の言うことに間違いがないことを告げる。

美野里は本当にそれが植田のやりたいことなのか?と、問うと、理想を押し付けないで欲しいと言い、美野里だって支援室が自分の居場所だって誇りを持って言えるのか?と逆に言われてしまう。一瞬言葉に詰まる美野里に「それなら僕と一緒だ」と言う植田、美野里は思い直して「違う、私は見つけた。お父さんのとこに行こう」と言って連れ出す

  • 美野里は傷付くのを恐れて後悔した過去があった
  • 植田を連れて父親と話し合いをさせようとする

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