【真犯人フラグ】3話のネタバレと感想、ドラマ内に登場した小ネタについてもまとめています。
前回終わりで埋まっていたローファーが掘り起こされ、遺体は出なかったものの光莉の靴だと判明します。そして謎の男・橘一星の正体が分かり……。
【真犯人フラグ】3話のあらすじ
第2話ご覧いただきありがとうございました??3話の60秒PRを公開です??#新居に埋まっていた#アレは一体…??#そして#真相を求めて山奥へ??#トンネルの奥には犯人がっ??#真犯人フラグ??#西島秀俊#芳根京子#宮沢りえ#ザワつく日曜日#第3話10月24日夜10時半放送 pic.twitter.com/ithXhTexca
— 真犯人フラグ??【公式】日曜ドラマ第4話11月7日夜10時半放送! (@shinfla_ntv) October 17, 2021
新居建設予定地に埋まっていたローファーを掘り起こしてみたが、埋まっていたのは靴だけだった。相良凌介(西島秀俊)は安堵すると、不在着信があった二宮瑞穂(芳根京子)に連絡をする。ドライブレコーダーに3人の姿が映っていたことを知らされ、急いで会社に戻って映像を確認する。傘を見た凌介は妻のものに間違いないと確信した。
喫茶店で林洋一(深水元基)と会った凌介は、建設を延期しないかと持ちかけられる。しかし凌介は断り、予定通りに建設して欲しいと願った。
そこに謎の男がメモを挟んだ絵本を置いて立ち去る。瑞穂にその話をすると、SNSのアカウントだと教えられ連絡を取ってみることに。
万が一の事もあるので「至上の時」を待ち合わせ場所に指定し、瑞穂も店員のふりをして同行する。やがて現れた人物は橘一星(佐野勇斗)だった。彼が告げる驚きの内容とは?
【真犯人フラグ】3話の時系列
テレビやスマホなどに映る日時から時系列を作成しています。
- 10/28
21:38瑞穂から不在着信が入る - 21:47瑞穂に連絡
会社に戻ってドライブレコーダーの映像を確認
- 10/29林と喫茶店で会う
謎の男がメモを置いていく
- 21:21SNSに新居での一件についての投稿
- ぷろびん動画公開
- 10/30
13:00会社で瑞穂に相談 - 夜至上の時で橘と会う
- 11/1会社に凌介宛の荷物がたくさん届く
バタコさんから瑞穂宛にも荷物が届く
- 警察で捜査会議
- 夜凌介の家に河村と日野が来る
- 11/2週刊追及で編集会議
- 11/3光莉のスマホの電源が入る
- トンネルでスマホ発見
- 夜トンネル付近の茂みで妻の指輪発見
- 21:06警察に匿名の電話
妻にかかった保険金の受取人が凌介だという情報
【真犯人フラグ】3話のネタバレ
今回はローファーを掘り起こし、橘が仲間になって光莉のスマホ発見という流れになります。
靴と傘
新居建設予定地に埋まっていたローファーを警察を呼んで掘り起こした結果、あったのは靴だけでした。安堵した凌介がスマホを確認したところ、瑞穂から不在着信があり電話をかけます。すると、ドライブレコーダーに3人の姿が映っている映像があったと報告がありました。
急いで会社に戻って映像を確認した凌介は、顔は映ってなくても傘を見て妻だと確信します。なぜなら、その傘は凌介が妻に贈った傘で、デザイナーのサインが入った限定100本の傘だったからです。
映像の時刻は17時18分で、篤斗がサッカー教室に行ったのは、コーチの山田いわく17時半頃になります。それまで3人は一緒だったのかと凌介はその時思いました。
謎の男
林は井上という人物から凌介を説得しろと言われます。そして「これ以上ややこしくなると、お前の縁談にもあっちにも影響がでるかもしれないだろう。優先順位間違えるなよ」と釘を刺されました。
林は凌介と喫茶店で会って話し、新居の建設工事を一旦中断しないか?と持ちかけられます。しかし凌介は「あの家で家族と一緒に暮らしたいんです」と断ります。仕方なく林は承諾してその場は立ち去りました。
その後、凌介の席に近づいてくる謎の人物が、『ピエールとライオン』という絵本にメモを挟んで置いていきます。凌介が急いで追いかけますが逃げられました。
事件についてお話したいことがあります。
@442241295_ こちらにご連絡を
というメモが挟まれていました。その様子を陽香が遠くから見ています。
数字の意味が分からない凌介は瑞穂に聞きます。するとSNSのアカウントではないかと言われ、凌介は彼女に丸投げして『R・S』というアカウントを作り、連絡を取ってもらうことにしました。
すると、「文面で残したくないので、会って話をさせてください。二人だけで」と返事がありました。もしものことを考えて、会う場所を「至上の時」に指定しました。
瑞穂も店員に扮して店で待ち、凌介が待っていると現れたのは、なんと橘一星でした。
何度となく会いに行こうとしていたと語る橘ですが、なぜ会おうとしていたのか?その理由は光莉の交際相手だったからです。凌介は16歳の光莉と23歳の橘が、付き合っていると知って衝撃を受けます。
出会いのきっかけはパン屋でした。1つしかなかったあんバターフランスパンを、2人で取ろうとしたのが始まりです。ある日、光莉のことをつけているストーカーのような男がいるのを見かけ、橘は彼女を家まで送っていってあげます。
やがて2人は惹かれ始め、橘の母親と別れた父親が先が短いため息子に会いたいと言い出し、母親と橘の仲がこじれます。それを知った光莉が説得し、そのうちに2人は交際するようになりました。
そんな橘へ10月19日の16時7分に光莉から「たすけて」とメッセージが届きます。それを凌介に見せ、きっと誰かに誘拐されたに違いない、光莉は自分にとっても大切な人だと橘は告げます。
そして、橘にも家族捜索の手伝いをしてもらうことになりました。
謎の荷物
全国から凌介宛に荷物が会社に届きます。中には炊飯器失踪ということで、炊飯器を送ってくる人や、ローファーを送ってくる人がいました。
さらに、バタコさんから瑞穂宛に荷物が届きます。そのタイミングでバタコさんから連絡が入り、瑞穂が対応すると「中見た?」と聞いてきました。その場で開けてみると、中には“かがやきの土”なるものが大量に入っていました。
あなたが願いを強く念ずれば、奇跡が起きて花が咲き…その時、あなたの願いが叶うのです
150年以上前から「かがやきの土」は、幾多の奇跡を起こし、人の願いを叶え、かがやきに満ちた世界へ導いた奇跡のような土です。
あなたにも願いを強く念じることで、奇跡を起こし、かがやきに満ちた世界へ――。
問い合わせ:社団法人かがやき・きせき
htp://kagayaki.world.co.jp
という説明がありました。バタコさんは良かれと思ってしているのか、瑞穂は思いっきり引いてしまい、適当に対応して電話を切ります。
その後、望月と一緒に会社の外に土を捨てに行きます。何か願っているのか?と問われた瑞穂は、無難に世界平和とかにしたらというと、まずはここの平和じゃないかと望月は会社を見ます。そこで瑞穂が「課長のご家族が無事戻って来ますように」と言って願うと、望月は怖い顔をして彼女を見ました。
靴の持ち主が判明
阿久津からローファーの情報を流したのかと凌介に電話があり、否定はするもののSNS上で情報が拡散されていました。凌介はドライブレコーダーの映像を提出すると告げると、靴をDNA鑑定した結果、光莉のものだったと阿久津は教えました。
その後、捜査会議で現在の状況を整理します。
- ローファーからは光莉のDNA以外の痕跡はない
- 現場周辺に不審な指紋や足跡は見つかっていない
- 林が受けた電話は現場近くの公衆電話から
- 防犯カメラ映像や目撃情報はない
- 発信者は林の証言から女性
- 冷凍遺体の身元は現在も不明
という状況です。
進展がないといえば進展がなく、まだどうとでも取れるような状況だということです。
一方、凌介は河村と日野が励ましにか部屋を訪れ、3人で酒を飲みました。どうやら真帆はキャンパスのマドンナだったらしく、それを射止めたのが凌介だったようです。日野や河村に限らず、みんな彼女が好きだったそうです。
編集会議
「週刊追求」編集部では炊飯器失踪事件をどういう方向性で取り扱うか、編集会議をして考えます。
まず誘拐の目的は何なのか?誘拐ビジネス・人身売買・愉快犯と案を上げますが、どれもしっくりきません。
1人で3人を同時に誘拐できるのか?という疑問には、両角は「父親が事故に遭った」とか言えば簡単だと言います。単独犯の可能性もあると考えました。
なぜこの3人を狙ったのか?と考えていると、河村は「3人を誘拐したのは目的じゃない。手段だ」とひらめきます。冷凍遺体もローファーも凌介へのメッセージで、目的は凌介を苦しめることだと考えます。
どちらにせよ未だ公表されていない、冷凍遺体のことを書かないとまとまらない。こうしている間にネットの誰かにすっぱ抜かれるのが一番萎えると、編集部員はボヤきます。その頃もぷろびんは適当なのか本気なのか、考察動画をせっせと上げていました。
山田と朋子の関係
篤斗が通っていたサッカー教室のコーチである山田と、凌介の団地に住む朋子が妙な会話をします。警察に何かを聞かれたかと問う山田を、朋子はどこか敬遠しているように距離を取ります。
「万が一話が食い違うとマズいかな~と思って」と思わせぶりなことを言う山田、変に疑わたくないと朋子が答えます。すると山田は、もっとアグレッシブにやりとりしないかと迫りますが、取りあえずこれでと言ってスマホを見せて朋子は立ち去りました。
失踪当日、山田と朋子の間に何かがあったのか?いずれにしても朋子は山田をあまり快く思ってないようで、逆に山田は朋子に好意を持っている様子でした。
光莉のスマホを発見
「至上の時」で瑞穂と橘が待っていると、遅れて凌介がやってきます。ローファーのことを流出させたと警察に凌介は疑われていました。そこで橘が調べてみると、あるアカウントが見つかります。
炊飯器旦那の新居に、掘り返した跡。ある筋から、女子高生のローファーが埋められていたとの情報入手。警察と炊飯器旦那は、この事実を隠している。
という投稿が見つかったのです。誰が投稿したのか?それは分かりませんが、凌介が疑われるように仕向けているのではないかと瑞穂は考えます。
すると、突然橘が光莉の居場所が分かったかもしれないと言い出します。なぜなら、カップル専用アプリなるものを入れていて、GPSでお互いの位置情報を共有できるのだそうです。要するに光莉のスマホの電源が入ったということです。
位置が示す場所は群馬県でした。凌介は瑞穂と橘の3人でその場所へ向かうことにし、河村にも連絡を入れておきました。
近くに来て車を止めた先には、トンネルがあります。そこで橘は光莉に電話すると、トンネルの奥から音が聞こえてきたのです。暗い中、入っていった先に光莉のスマホが落ちていました。さらに奥へ向かおうとすると、銃を突き付けられます。正体は同じくスマホの電源が入ったのを知り、やって来た阿久津たちでした。
その後、河村たちもやってきて、何か手がかりがないか周囲を探すことにしました。
ドラマの結末
何の手がかりも見つからず諦めかけた頃、トンネル傍の茂みであるものが見つかります。それは真帆の結婚指輪でした。内側に彫られた文字を見て、凌介は彼女のものだと確信します。自然に抜けるなんてことはないはずなのに、凌介はなぜ指輪がそこにあったのか悩みます。
署に戻った阿久津に匿名の情報提供の電話があったと知らされます。それは、真帆が失踪する直前に生命保険に加入していたという情報でした。しかも受取人は凌介です。
その頃、凌介の家を朋子が訪ねてきます。カレーを作りすぎたとか言いながら、食欲があまりないという凌介にグイグイ押し付けていったのです。どこか嬉しげな様子の朋子、山田といた時とはまるで別人です。
橘と瑞穂は2人で、何の恨みがあって凌介がこんなことをされるのかと話していました。
そしてどこかでは、カセットテープの再生ボタンを押すと流れるお経、位牌には「簒奪院盗幸不和離苦信士」という戒名、遺影に映る人物はなんと凌介だったのです。
3話のぷろびんの考察を考察
毎回考察してくれるぷろびんの動画ですが、今回はダイジェスト版に編集されていました。実際にアカウントがあって動画も公開しているので、詳しい内容を知りたい人はご覧ください。
ドラマ内では「炊飯器失踪 激ヤバ資料入手!これもう旦那が犯人で確定だろ【考察】」というタイトルで、10月29日に公開されました。
- 凌介が大学の文芸サークル誌で書いた推理小説「懺悔の旅路」という話がある
- 遺留品を犯人が旅しながら埋めていく
- 完全に現在の状況と一致しているので凌介が埋めた
- 埋めた場所を点と線で結ぶと逆五芒星になる
- 旦那がなんらかの儀式をしようとしている
という考察でした。
この推理小説は1993年の文芸サークル誌「杜若」で、確かに凌介の名前で書かれています。見えた一部分だけですが紹介します。
『懺悔の旅路』相良凌介
彼女は、とても美しい人だった。人よりも色素の薄い肌に黒目がちな大きな瞳がよく目立つ。日本人離れした尖った鼻に薄い唇。僕の知る限りでは誰よりも美しい人だった。彼女は、僕のクラスメートだった。彼女と少しでも距離を詰めたく、僕は何度も彼女に話しかけた。最初の時こそ、彼女には全く相手にされなかったものの、高校を卒業する頃には、僕の隣に彼女がいた。僕と彼女はとても気が合い居心地のいい関係を築いていたが、僕と彼女はそう長くは続かなかった。大学を卒業し、僕が東京で就職することになったのをきっかけに僕たちは別々の道を選択した。ある日、彼女が亡くなったらしい、そんな話を耳に地元へ戻った。彼女は一年ほど前から行方がわからなくなっていたが………
この物語に出てくる“彼女”は、容姿の描写から真帆を指しているように思えます。どうやらこの彼女も1年前から行方不明になっていて、後に亡くなっています。
小説をもっと見せてくれればいいのですが、それ以上はハッキリと読み取れる部分が少なく、途切れ途切れにしか読み取れません。ただ、この動画の0:30頃に映るシーンでは、「彼女の死因は」とか「による失血死」という文字が見えます。
遺留品を結んだ5つの地点はぱっと見た感じ、東京or神奈川、和歌山、鳥取or島根、鹿児島or熊本、岩手の5つです。今回光莉の遺留品はローファーこそ神奈川ですが、スマホは群馬で見つかったので、小説内の遺留品を埋めたと言われる場所にはないようです。
相変わらず大きな嘘に少しの手がかりを残してくれるような、ぷろびんの考察動画です。河村たちに妨害されてアカウントがバンされてしまうのか?このまま続けて欲しいものです。
3話の小ネタ
今週出て来た小ネタの数々を、分かったものだけですが記載します。
ハオルチア・オブツーサ
光莉が回想で「ハオルチア・オブツーサかわいいよね」と、真帆が言っているという話が出てきます。
ハオルチア・オブツーサとは日本語で雫石と呼ばれる多肉植物のことで、この植物自体の花言葉はありませんが、ハオルチア全般の花言葉として「小さな愛」という花言葉があるそうです。
ピエールとライオン
光莉が子どもの頃に好きだった絵本で、橘がメモを挟んで置いていった本です。「ヴィヨンの妻」に続き登場してきたこの本はどんな内容なのか?
「ぼく、しらない」ばかりを繰り返すピエールに怒り、両親は出て行ってしまう。ピエールは突然現れたライオンに食べられてしまい、戻ってきた両親が助け出し、出て来たピエールはその後「はい、わかりました」と答えるようになった。というような話です。
いい子になったというよりは“転倒”したことで変わった、ということを教えるような話になっています。現在の流れから凌介がピエールなのか?と思わせるような話です。
サラトガ・クーラー
橘が「至上の時」で注文する飲み物です。一見お酒のように見えますが、ノンアルコールドリンクです。この“サラトガ”はアメリカのニューヨーク州にある町の名前で、温泉リゾート地として有名です。
また、別の由来として先住民のモホーク族の言葉でサラトガという言葉があり、「丘の傍の泉」を意味しているそうです。
モスコミュールを彷彿とさせる飲み物ですが、基本的にノンアルコールカクテルとなります。
『セブン』
落合が言っていた「メッセージですよ『セブン』的な」というのは、先週に引き続きデヴィッド・フィンチャー監督の撮った映画の一つです。
キリスト教の“七つの大罪”をモチーフに、それぞれの罪に見合った殺し方がされた遺体が発見されます。当時衝撃的な結末が話題となった作品です。
映画のようなら家族が亡くなってしまい、凌介がやってしまうのか?そんな深読みができます。
『魔王』
猫おばさんが歌っていた「魔王の娘が~」という歌は、シューベルトの歌曲『魔王』です。あらすじを簡単に説明します。
高熱を出した息子を医者に連れて行くために、父親が夜の闇を馬でかけていきます。息子は高熱にうなされて幻聴に襲われ、風に吹かれた木々の音がまるで魔王の囁きのように聞こえました。その息子は結局途中で亡くなってしまいます。
父親が凌介で息子が篤斗を指しているのか?それとも猫おばさんの言う「魔王の娘」というのが光莉を指していて、魔王=凌介なのか?意味深です。
【真犯人フラグ】3話のまとめと感想
埋まっていたのは靴のみで、橘は光莉の交際相手でした。新たに光莉のスマホと真帆の指輪が発見されます。
相変わらず伏線なのかちょこちょこあちこちに散りばめてくるため、考察する人たちを振り回して楽しんでいるような作りです。どれが真相に繋がるのか?実際のところ終わってみなければ分かりません。なので、細かいネタも拾わざるを得なくなっています。
何気に神奈川県は未成年と成人の交際は問題ないのか?と思って調べたところ、男女が婚約中または真摯な交際関係にある場合は、わいせつな行為等の対象外でした。なので光莉と橘は恐らくセーフなのでしょう。
今は満遍なく登場人物を“怪しい人物or味方”に振り分けているような雰囲気です。この倍ぐらい登場人物がいないと、この調子で進んだら誰かしら矛盾が出てきそうな気がします。ただ、2クール目に新登場の人を入れてくるとは思います。
なぜ凌介が誰かに恨まれているのか?その理由について、いつか説明があるのか、それとも別に恨まれていないのか?次回は記者会見をなぜか開くようで、燃料投下してくれそうです。
次回は1週お休みで11月7日22時30分から放送予定です。