ドラマ【らせんの迷宮~DNA捜査~】6話のネタバレと感想をまとめています。
恩師からの手紙で神保は安堂と一緒に研究所に向かうが、それは恩師の罠だった!?8年前に起きた事件の真相を暴かなければ、安堂の命が失われてしまう。タイムリミットが迫る中、神保は証拠を見つけ出すことができるのか?
【らせんの迷宮】6話のあらすじ
#らせんの迷宮🧬第6話
— 【公式】らせんの迷宮〜DNA科学捜査〜🧬11月26日(金)夜8時放送🥼 (@tx_kin8) November 12, 2021
11月19日(金)夜8時放送⭐️
最終章突入‼️
恩師・静原に呼び出され
同級生と久々の再会を果たす神保(#田中圭)🥼
しかしそこにはとある企みがあり…💉
8年前の事件の犯人とは⁉️
豪華ゲストは#高橋光臣 #山田明郷#小松利昌 #柏原収史#橋本マナミ #朝倉あき
是非ご覧ください🚓💨 pic.twitter.com/GJydBcfrwz
神保仁(田中圭)は恩師の静原博史(山田明郷)に呼ばれて、安藤源次(安田顕)と一緒に研究所へ向かった。
そこには、かつて神保の研究パートナーだった槇村明良(高橋光臣)や、大学時代同じ研究室で学んだ田丸哲也(柏原収史)、緋山香菜子(橋本マナミ)、山富高明(小松利昌)も集まっていた。
久しぶりの再会を祝して乾杯をし飲み物を飲んだ瞬間、神保と槇村と静原以外の4人が倒れこんでしまった。そして神保も注射を打たれて意識を失ってしまう。
目を覚ました神保たちは拘束されていた。そこへ、静原と槇村がやってきて驚きの説明をする。神保を除く4人に毒を注入したと。彼らを助けるためには槇村と協力して、8年前の事件の遺留品から真犯人に繋がる証拠を見つけ出すしかないと、神保は脅される。
納得いかないまま神保は協力をすることになり、安堂は他の3人から事件の聞き込みを開始することになったが……。
【らせんの迷宮】6話のネタバレ
今回で話は完結せずに次回の最終回まで続く話です。恩師の娘を殺害した人物は誰なのか?神保が証拠を分析して捜します。
事件関係者
- 槇村明良…高橋光臣
静原細胞再生医療研究所・所員 - 静原博史…山田明郷
静原細胞再生医療研究所・所長 - 田丸哲也…柏原収史
ミステリー作家 - 緋山香菜子…橋本マナミ
美容再生医療・研究者 - 山富高明…小松利昌
万能細胞・開発研究者 - 静原沙也加…朝倉あき
静原の娘
恩師の罠
拘束され監禁されてしまった神保たちは、恩師の恐るべき計画を知らされます。8年前に娘が殺された事件の真犯人を探し出してもらうため、彼らにフグ毒であるテトロドトキシンを注入しました。
田丸・緋山・山富の3人は娘の遺体の第一発見者でした。静原はどう考えてもこの3人のうち誰かが犯人に違いないと言います。なので今回3人を集めて計画を遂行したのです。
解毒剤を打たなければ4時間で死に至ります。自ら犯人だと名乗り出るか、それまでに神保が犯人を探し出すか。助かる道はそれしかないと静原は言います。槇村は最初からその計画を知り、静原に協力していました。
そのやり方に神保は反抗して協力できないと言いますが、安堂にも毒を注入されているため、従うしかありません。槙原と協力して当時の遺留品を調べ、真犯人に繋がる証拠を見つけることになりました。
神保は解放されて槙原と証拠の分析に向かいますが、安堂たちはその場に取り残されたままです。安堂はさっそく拘束バンドを知恵を使って切り、他の3人の拘束も解いてやりました。
そして、神保が証拠を探している間、3人に当時の話を聞いてみることにします。
8年前の事件
静原の1人娘である沙也加が殺された事件は、今安堂たちが監禁されているこの部屋で起きました。
死因は後頭部を強く打った事による脳挫傷でした。現場に争った跡があったことから、警察は誰かに突き飛ばされた可能性が高いと判断し、殺人事件として捜査をしました。
当時容疑者として浮上したのは、第一発見者である田丸・緋山・山富の3人です。しかし、警察は証拠を見つけられず事件は迷宮入りしました。
そこでまず、山富に安堂は話を聞きます。3人は元々静原の教え子で教授が研究所を作るタイミングで、この研究所に移り働いていました。神保だけは別の大学から声がかかり、そちらへ行ったのです。
その2年後に事件が起きます。深夜まで実験をしていた山富は、0時頃に物音を耳にしました。そこで、様子を確認しに行くと沙也加の遺体を発見します。田丸と緋山とは廊下で合流し、3人で見に行って発見しました。他に怪しい人物は見ていません。
0時までの間に何をしていたのかを安堂が聞きますが、3人ともアリバイはありません。
脅迫状騒ぎ
では、事件前後のことを話して欲しいと安堂が聞き込みを続けます。
事件の前日に沙也加のロッカーに脅迫状が届いていたのです。内容は「静原沙也加 お前を殺してやる」と赤い文字で書かれていました。当時、科捜研が脅迫状を調べましたが、誰が書いたかは分かりません。
田丸は自分は事件の1ヶ月前に研究所を辞めていたので、自分ではないと言います。しかし、緋山は田丸と沙也加が言い争っていたのを見ていました。それは田丸が実験データを改ざんしていたことについてでした。
田丸には沙也加を殺害する動機があると緋山は主張します。しかし田丸が言うには沙也加はあの時、先生には内緒にしていてくれたと言います。自分が研究所を辞めた理由、それは研究者としての限界を感じていたからだと。データを改ざんしなければ論文も書けない、そんな自分に嫌気が差して辞めたと主張します。
沙也加を恨むどころか感謝している、もう一つの夢だった小説家で成功できたのだから。と田丸は言いました。
事件の真相
安堂と神保の情報を合わせて整理すると、脅迫状が書けたのは緋山か山富だと分かります。さらに、沙也加の白衣からも微量の塩化コバルトが検出されました。
塩化コバルトと聞いて槙村は、田丸の小説デビュー作『陶芸教室殺人事件』を思い出します。この物語はイケメン陶芸家がマダムたちを毒殺し、次々と遺産を横取りしていく話でした。そして、その時使われた毒が陶芸教室の顔料である塩化コバルトだったのです。
田丸はしかしその頃研究所にはいません。では誰が塩化コバルトを使用したのか?それは山富だと槙村は言います。以前、山富が田丸に頼まれて塩化コバルトを使ったトリックの実験をしていたのを思い出します。
山富は脅迫状は確かに自分だと認めます。沙也加にフラれた腹いせに書いたのだと。しかし殺しは否定し、なぜか田丸を人質にとります。静原に解毒剤を打たないと君も死ぬんだぞ、と説得されて解放します。
そこへ神保がやってきて、山富が実験していたのはクリーンルームだから塩化コバルトが外に出るはずがないと言います。
そもそも脅迫状にも白衣にも塩化コバルトは付着していなかったのに、自分が鑑定する前に何者かがつけたに違いない、山富を犯人にするためにと推理します。
塩化コバルトは湿気を吸うと赤く変色し、一見赤い染みにしか見えません。しかし、乾けば元の青色に戻るという性質を持っています。神保は最初槙村の白衣に赤い染みがあると気付きましたが、今は青色に変わっているのを思い出しました。
調べれば脅迫状と沙也加の白衣から検出されたものが、槙村の白衣についているものと同じだと分かると神保は言います。
しかし、それは沙也加殺しの犯人という証拠にはならないと槙村は言います。神保は枯草菌という菌が紗弥加の白衣から検出されていることを指摘します。
枯草菌とは納豆菌のことで、増殖力が強くどこにでもあるありふれた菌です。そのため、当時の科捜研は証拠品としてみなさなかったのです。
この枯草菌はかつて神保と槙村が協力して研究し、DNAを作り変えた菌だったのです。神保はこの菌を槙村に預け、彼は今も1人で研究し続けていました。
神保は言います。2人が作り変えた枯草菌のDNAと、今回検出されたものを培養してDNA配列を調べれば、同じものかどうか一発で分かると。
つまり、槙原が沙也加殺しの犯人だったのです。
ドラマの結末
真実を知った静原は「あの研究のために沙也加を殺したのか?君には絶対渡さない」と言って、突然折りたたみナイフを取り出して槙村の腹を刺してしまいます。
腹を刺された槙村はその場から逃げ、別の研究室へ向かいます。後を追いかける静原は部屋に入ると鍵をかけ、ポケットから何やら薬品を取り出してまき始めました。
やがて化学反応を起こした薬品が発火し、扉を叩いて神保は開けるよう必死に説得します。安堂は毒が回ってふらふらになりながらも危険を察知し、神保を扉から引き剥がした瞬間、爆発が起きました。
安堂と神保は爆発に巻き込まれずに済みましたが、槙村と静原は果たして……。
【らせんの迷宮】6話のまとめと感想
娘を殺した犯人を捜してもらうため、神保に無理矢理証拠を再鑑定させるという話でした。
中々凄い展開で話が進み、最終的には真犯人である槙村と静原がどうなったのかは分からずに次回へ続きます。
静原が言う「あの研究」というものの説明が今回はなく、次回予告を見ると世界を滅亡させるようなものらしいです。それを自分のものにするために沙也加を殺害したのか?その動機も今のところ不明です。
毒を注入されているのに、何だかんだと頑張る安堂に早く解毒剤を打ってあげて欲しいものですが、それは後回しにされてしまいます。
静原は残りの命が短いようなので、こういった計画を実行しようと思ったのかもしれませんが、それにしても気絶している間に毒を盛るという凄い展開です。
また、神保も神保でよく冷静に鑑定していられるなとも思いますが、彼の場合変わった人間なので可能なのでしょう。
次回最終回は11月26日20時から放送予定です。