ラジエーションハウス 2話 ドラマ感想 アナログとデジタルの違いは?

ラジエーションハウス 2019春ドラマ
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今回の話は主に小野寺技師長にスポットライトを当てた話でした。別居中の妻が離婚届を送っても破り捨ててしまうので、息子が離婚届を持って病院に直接来ます。父親の仕事ぶりを意図せず見学することになる息子、渡した離婚届はどうなる?

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ラジエーションハウス概要

月曜21時からフジテレビ系で放送している「ラジエーションハウス」は、放射線技師という立場から「視えない病」を見つける医療ドラマとなっています。

キャスト

  • 五十嵐唯織(窪田正孝)
  • 甘春 杏(本田 翼)
  • 広瀬裕乃(広瀬アリス)
  • 軒下吾郎(浜野謙太)
  • 威能 圭(丸山智己)
  • 悠木 倫(矢野聖人)
  • 黒羽たまき(山口紗弥加)
  • 小野寺俊(遠藤憲一)
  • 辻村駿太郎(鈴木伸之)
  • 鏑木安富(浅野和之)
  • 大森 渚(和久井映見)

スタッフ

  • 原作:「ラジエーションハウス」(原作:横幕智裕・漫画:モリタイシ)
  • 脚本:大北はるか
  • 音楽:服部隆之
  • 主題歌:MAN WITH A MISSION 「Remember Me」(ソニー・ミュージックレコーズ)
  • プロデュース:中野利幸
  • 演出:鈴木雅之・金井紘・野田悠介・関野宗紀

2話ゲスト

中越典子・鶴田忍・宮田早苗・田中奏生・石田星空・菊池敏弘・杉田雷麟

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あらすじ

唯織(窪田正孝)は、甘春総合病院院長の渚(和久井映見)から、放射線科医として働く気はないのか、と問われる。しかし唯織は、医師免許を取ったのは放射線技師として働く上で病気について深く知った方が良いと思ったからだと言って断る。放射線科医とタッグを組めば最高の診断ができるはず、と続ける唯織。その思いを受け止めた渚は、技師として働く以上、周囲に医者であることがばれないように、と釘を刺さした。

ラジエーションハウスの技師長・小野寺(遠藤憲一)は、妻から離婚を突きつけられていたが、それを拒否し続けていた。膝の痛みを訴える少年・健太郎(石田星空)のレントゲン撮影を行った際、離婚したら会えなくなるかもしれない息子のことを思い出す小野寺。辻村(鈴木伸之)とともに健太郎のレントゲン画像の読影をした杏(本田翼)は、成長痛の可能性があるとしてしばらく経過を見ることにする。

一方、唯織と裕乃(広瀬アリス)は、MRI検査にもかかわらず携帯電話を手放そうとしない富恵(宮田早苗)に手を焼く。閉所恐怖症だという富恵は、携帯電話に保存してある愛犬の写真を見せ、一緒じゃなければ入れない、と騒ぎ立てた。そのとき唯織は、かつて杏が捨て犬の手当てをしたことを思い出す。杏がそのときのことを覚えていれば、自分のことも思い出すかもしれないと考える唯織。 富恵は、威能(丸山智己)の機転によって無事にMRI検査を終える。

ところが、その間に表につないであった富恵の愛犬が逃げてしまうトラブルが発生。唯織は、後を追って無事捕獲したものの、犬を連れ去ったと疑われ、部長の鏑木(浅野和之)から叱責される。実は富恵は、鏑木が研究費を支援してもらっている金田製薬の会長夫人だった。

健太郎に会った杏は、成長痛のことを話し、心配しないよう伝える。そこで健太郎は、母子家庭で、仕事ばかりしている母・美佐子(中越典子)に構ってほしくて大げさに痛がったことを打ち明けた。杏は、そんな健太郎に「お母さんはどんなに忙しくても、健太郎くんのことを一番大事に思っているはず」と話す。

検査を終えた健太郎は、美佐子とともに病院を出てバスを待っていた。ところがそこで、美佐子が激しい腹痛に襲われて倒れ……。

公式HPより引用
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感想

今回は小野寺技師長がメインの話でした。このタイプの進め方の話の場合だと、メンバーの個性がちゃんとわかっていいです。前回ではぼんやりとしかわからなかった、威能の持っている個性が今回は少しわかりました。

小野寺技師長とは?

ラジエーションハウスの技師達の責任者です。普段は主に競馬のことしか考えていない感じで、定年まで穏便に波風立てずに勤め上げたいようです。

  • 妻子がいるが別居中
  • フィルム撮影時代からのベテラン技師
  • レントゲンを非常に綺麗に撮る技術あり
  • 技師の仕事をある意味割り切ってる

そんな穏便に物事を片付けたい技師長ですが、鏑木医師に他の患者を先に看るよう言われても、自分が責任取るといって唯織に作業を続けさせます。
いざという時は頼りになる人物です。

その仕事ぶりを息子が隠れて聞いていますが、あとで離婚届を渡されます。
しかし、技師長は「バーカ、離婚なんてするか!」と離婚届に大きく文字を書いて息子に渡します。
それを見た息子もどこか嬉しそうなのが良かったです。

アナログとデジタル

今では当たり前のデジタル技術ですが、昔は一枚一枚撮影して、その後現像するという方法でした。このフィルムというものは一度失敗したら失敗したままで、その分ロスが生まれます。
現在だと連写なども気軽にできますが、当時はフィルムを使う量をできるだけ減らしたかったので、そう気軽に連写もできませんでした。

一般の人の場合は、撮ったフィルムを現像所へ持っていって、現像してもらう枚数によってお金を払います。要するにフィルム代+現像代という料金がプリントした写真のために必要だったのです。

当然、レントゲン写真に使うような大きなフィルムは高額で、焼き付ける現像紙なども高いです。ブレていたとかよく写っていない、なんてことがしょっちゅう起きないように、撮影する人の技術が求められていたのもわかります。

小野寺技師長は今では役に立たない技術だといいますが、唯織はだからこそデジタル時代の今でも技師長の写真は綺麗だといいます。

しかし、その差の理由については、詳しい説明がありませんでした。
フィルムのものとデジタルのものを見比べて、重ね合わせて陰影の差で発見します。

元々陰影の差が出てしまうものなのか、フィルムだと見えてデジタルだと見えないものなのか、具体的な説明は一切ありません。
現実に過去の事例があったならば、その説明をちゃんとして欲しかったです。

杏の過去

全く唯織のことを覚えていない理由が少しわかります。

飼い犬が逃げて建設現場に行ってしまったのを、一緒にいた兄が代わりに探しに行きます。
その時、足場が崩れ落ちてきて、兄は下敷きになって死んでしまいます。
それ以来杏は過去のことを思い出さないようにしているようです。
自ら過去の記憶を封印している可能性があるということです。

なので、唯織が犬を杏が飼っていたことを思い出して犬を杏に見せますが、杏は犬は嫌いだという理由もこの事故の原因だからでしょう。

切り札とは?

大手製薬会社の会長が検査に来ますが、健太郎の検査を優先させて何とか阻止します。
その時に「いざとなったら切り札がある」というのですが、その切り札とは妻の誕生日というのが切り札でした。

以前に会長の妻が検査に来ていて、MRIの検査をする際、駄々をこねます。
そこで威能が手を取ってエスコートすることで無事検査を終えます。
妻は威能を気に入ったらしく、「誕生日のお祝いに来て欲しい」と伝えていたようです。
その結果、威能は妻の誕生日を知り、会長にその話を伝え、元々入っていた会食の予定をキャンセルするということになります。

前回はよくわからなかった威能の個性が、今回のナイスアシストによりわかりました。

その他気になったこと

  • 子役の演技が上手
  • 院長は健康グッズマニアで押し付けに来る
  • 苦丁茶はマズいらしい
  • 廊下を走るなと言ってるそばから走る唯織
  • 息子がすぐそばにいるのに気づかない小野寺
  • 揉めてる間に検査したらいいのに
  • 瞳にレントゲン写真を映す謎の演出
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まとめ

前回よりも個人に焦点を当てた話となっていましたが、今回の話のほうが個人的には面白かったです。毎回個人に焦点を当てて唯織が狂言回し的ポジションになるのか、あくまで唯織が主人公といった感じで進むのか、今後どうなっていくのかまた来週見てみようと思います。

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