第7話では、萌子が離婚を急いだ理由と、離婚保険は支払われたのかという点が大きな焦点となりました。
卓球金メダリスト・大河内萌子が突然離婚を切り出したことで、夫・広也にかけられていた離婚保険の調査が始まります。
不倫疑惑、違約金問題、保険金支払いの可否――
しかし事件の核心は、裏切りではなく「誰を支えたいのか」という感情にありました。
本記事では、第7話の事件構造と結末を、ネタバレありで整理します。
※本記事はドラマ『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』第7話のネタバレ解説です。
各話の事件整理や未回収の謎については、
→ 『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』各話まとめ記事もあわせてご覧ください。
第7話の事件ポイントまとめ
- 萌子が突然、夫・広也に離婚を告げる
- 広也には離婚保険がかけられていた
- 萌子とマネージャー華村に過去の交際関係が判明
- 離婚の背景にあったのは“不倫”ではなく“本来の愛の相手”
- 広也はすべてを知りながら結婚していた可能性
- 最終的に保険は告知義務違反で取消
告知義務違反とは、契約時に重要な事実を伝えていなかった場合に契約が取り消される制度です。
第7話は犯罪事件ではなく、「契約」と「感情」の境界線を扱った回でした。
本作ではこれまでも、保険制度の倫理がたびたび問われてきました。
→ 第4話「いじめ保険」解説はこちら
7話の結論
保険契約の扱い
告知義務違反により契約取消。保険金は支払われず。
離婚の本質
裏切りではなく、萌子が“支えたい相手”を選んだ結果。
天音の立場
事実は報告するが、感情には踏み込みすぎない。
天音が“すべてを暴かなかった”判断については、第3話でも描かれています。
→ 第3話ネタバレ解説はこちら
登場人物
レギュラー
- 天音蓮(玉木宏):保険調査員
- 栗田凛(岡崎紗絵):天音の助手
- 深山俊雄(小手伸也):「深山リサーチ保険調査」の所長
- 佐久間凌(渡部篤郎):警視庁特別捜査対策室 室長
- 沢木孝雄(野間口徹):「オリエント保険」の損害調査部 部長
- 濱名沙月(結城モエ):沢木の秘書。霊感がある
ゲスト
- 大河内広也:萌子の夫
- 大河内萌子:卓球金メダリスト
- 華村風香:チームマネージャー
- 久保茂樹:萌子のダブルスパートナー
- しずく:深山の元妻
- みつ葉:深山の娘
時系列解説
① 離婚保険の調査依頼
沢木から「離婚保険」の調査依頼が入る。
対象は大河内広也。妻・萌子から一方的に離婚を告げられたという。
しかし天音は違和感を覚える。
CM違約金が発生するタイミングでなぜ急ぐのか。
② 不倫疑惑の浮上
萌子と久保に熱愛疑惑。
だが久保は否定。
一方で、マネージャー・華村の挙動に違和感。
深山は尾行の末、ペア食器を購入する場面を目撃。
③ 華村の結婚式の違和感
華村は結婚予定だが、式場スタッフの反応がおかしい。
さらに天音は、萌子と華村がお揃いのストラップをつけていることに気づく。
その付録は2012年の雑誌のもの。
つまり、二人の関係は広也より前から続いていた。
④ 本当の理由
萌子は告白する。
- 広也には支えられてばかりだった
- 華村といると、自分が支える側でいられる
- 華村の母は認知症で、進行前に結婚式を見せたかった
離婚は不倫ではなく、“自分が支えたい相手を選ぶ決断”だった。
⑤ 広也の本音
広也もまた真実を知っていた。
- 結婚前から萌子の想いに気づいていた
- 日記や写真も見つけていた
- それでも「見なかったこと」にした
離婚を告げられた時、悲しさと同時に「解放」も感じた。
最初から、自分が一番ではないと知っていたから。
⑥ 保険の結末
広也は事情を知りながら契約していた。
告知義務違反に該当し、保険は取消。
佐久間は事の顛末を見届けた上で語る。
「結局、愛なんてものに保険はかけられないのかね」と。
深山パート|“保険をかけない愛”
今話は深山の物語でもありました。
娘・みつ葉との関係。
傷つくことを恐れ、どこか距離を置いていた父。
しかしみつ葉の言葉で気づきます。
保険は「起きてほしくない未来」への備え。
だが愛まで“保険”で守ろうとすれば、それは最初から距離を作る行為になる。
深山はひざまずき、娘に「もっとちゃんと愛を伝えたい」と告げました。
そしてみつ葉が渡したメダルゲームのコインは、条件付きの許可です。
“保険なしの関係”を始める小さな合図でした。
深山の家族パートの変化は、今後の展開にも関わってきそうです。
→ 未回収の謎まとめはこちら
Q&A|第7話を整理
Q1. 萌子は不倫していたの?
A.不倫というより、広也と出会う前から華村と交際していました。
気持ちの整理がつかないまま結婚していた可能性が高いです。
Q2. なぜ離婚を急いだの?
A.華村の母の認知症進行前に、結婚式を挙げたかったからです。
違約金よりも時間を優先しました。
Q3. 離婚保険の保険金は支払われた?
A. 告知義務違反と判断され、支払われませんでした。
広也は事情を知りながら、契約していた可能性が高かったからです。
まとめ|支える側でいたいという選択
第7話は、裏切りの物語ではありませんでした。
- 支えられる愛
- 支える愛
- 知りながら選んだ関係
最終的に保険は取り消されました。
けれど、誰かの気持ちが間違いだったとは言い切れない。
保険は“未来の不安”を数値化できますが、「感情の重さ」までは測れません。
だからこそ、天音は最後に踏み込みすぎませんでした。
そして深山は、愛に保険をかけないと決めました。
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この回が刺さる人/刺さらない人
刺さる人
- 夫婦のリアルな距離感を描いた話が好き
- 善悪よりも感情の機微を見たい人
- 深山の人間味に弱い人
刺さらない人
- 明確な犯人や悪意を求める人
- スカッとする勧善懲悪が好きな人
この回が刺さった人へ
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異性愛、同性愛、片思い、執着、友情――「愛」のかたちは一つではないと教えてくれます。
→『きみはポラリス』|三浦しをん
▼ この回が刺さった人におすすめの視聴先
第7話で描かれたのは、裏切りでもスキャンダルでもなく——「誰を支えたいか」という、静かな選択でした。
このドラマは毎回、
- 善悪では割り切れない事情
- 契約と感情のズレ
- 大人の不器用な覚悟
を丁寧に描いています。
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