【プライベートバンカー】4話のネタバレと感想|完全無欠の裏金スキームを崩せ

2025冬ドラマ
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【プライベートバンカー】4話のネタバレと感想をまとめています。

天宮寺家の次男・昴のパパ活スキャンダルが、週刊誌にすっぱ抜かれる。しかも裏金を渡していたのではないかという疑惑もあった。庵野は政界の重鎮が行う裏金作りを暴き、天宮寺グループの株価を守ろうとするが、あまりに完璧なスキームで……。

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【プライベートバンカー】4話のあらすじ

天宮寺昴(吉田ウーロン太)は民自党議員として、政界の重鎮・久松康雄(堺正章)の派閥に所属していた。久松はパーティー券を売ったバックマージンとして、現金を昴に渡す。昴はその足でハナウマハンバーグに行き、パパ活相手の岩崎愛美(青野楓)に封筒ごと現金を渡した。

その様子を張り込んでいた週刊誌記者に写真で撮られ、パパ活相手に裏金を渡していると指摘される。昴は慌てて金ではなく、ハナウマハンバーグのお食事券だと言ってごまかそうとした。

週刊誌から掲載前のゲラを見た美琴(夏木マリ)は憤慨し、庵野甲一(唐沢寿明)を呼びつけて株価が6000円台を下回ったらクビだと言い、何とかするよう命じる。

久松の裏金作りのスキームを暴こうとする庵野だが、あまりにも完璧な手口に証拠もつかめず……。

←3話5話→

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【プライベートバンカー】4話のネタバレ要約

久松の秘書である望月を見張っていたところ、暗号資産を相対屋を使って現金化していたのが判明する。

久松は裏金を暗号資産で受け取っていたのではないかと庵野が疑うが、アカウントに入るパスコードを知る人以外は資産を確認できない。今の法律で久松を追及する事は不可能だった。

庵野は昴を説得し、昴は記者会見で裏金を久松からもらって、パパ活相手に渡したと話す。それにキレた久松が、国税を天宮寺グループに行かせようとする。

庵野はそれを止めに久松の所に行き、久松の息子は事故で亡くなったことになっていたが、望月が息子だと見破った。

そして詐欺で警察に追われていた息子が偽装死していたと警察に話すぞと、彼の指紋がついた庵野の名刺を手にして取り引きを持ちかける。渋々久松は取り引きに応じ、国税の査察は免れた。昴はその後、議員を辞職した。

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【プライベートバンカー】4話の詳細なネタバレ

パパ活議員

庵野甲一(唐沢寿明)は天宮寺丈洋(橋爪功)と会い、丈洋から「うちには色々秘密がある」と言われていた。天宮寺昴(吉田ウーロン太)は「久松会と同士の集い2025」で壇上に立ち、久松康雄(堺正章)について話すが、順風満帆が読めず恥をかく。裏に呼ばれた昴は「前回の超過分」として札束を久松から渡された。昴はその後、ハナウマハンバーグでパパ活相手の岩崎愛美(青野楓)と会って金を渡す。愛美は金を受け取るとすぐに席を立ち、店を出た。

店を出た後、昴は週刊イズムの記者に呼びかけられ、パパ活をしているのではないかと言われる。記者は愛美に金を渡している場面の写真を見せ、政治資金パーティーでキックバックされた裏金ではないかと追及する。昴はそれが金ではなく食事券だと弁明し、ハナウマハンバーグの食事券を見せる。記者に「食事券でパパ活していたのか?」と言われ、困惑する昴の前に突然傘が開き、庵野が現れて助け出す。庵野は天宮寺美琴(夏木マリ)から「絶対にスキャンダルを起こさせるな」と言われてやって来ていた。

お食事券で汚職事件

翌日、美琴の元に「お食事券で汚職事件」という見出しの週刊誌記事のゲラが届く。美琴は怒り、ゲラを破り捨てた。記事掲載まであと4日、掲載は止められない。昴はパパ活などではないと説明するが、天宮寺努(安井順平)は「若い女がお前なんかと本気で付き合うわけがない」と切り捨てた。昴は家族に突っ込まれ、懸命に弁明するが、美琴に「そんなことどうでもいい!あなた、自分が何をしたのかわかっている?」と一喝される。

ピンとこない昴に、伊勢崎大和(吹越満)が説明をする。ハナウマハンバーグは今年で40周年を迎え、大々的にキャンペーンを実施中で、食事券プレゼントもその一環で用意した。だが、記事が出ると店にパパ活のイメージがつき、ファミリー層をターゲットにする企業には大きなイメージダウンとなることが話される。

しかも昴はただの政治家ではない。あだ名はバカ息子、好感度も低く、叩きがいのあるキャラクター。メディアのいいおもちゃにされ、話題になること間違いなしと庵野が言う。伊勢崎も株価が急落するのは確実だと予測した。

美琴はこれは庵野の失態でもあると言い、プライベートバンカーとして株価を守るよう命じる。現在の株価1万1580円が6000円を下回ったらクビだと命じ、庵野は「全てお預かりいたします」と請け負った。

裏に道あり

庵野は昴に封筒の中身が裏金かどうかを確認し、記事が出る前に裏金をパパ活に使ってしまったことを謝罪するよう命じる。そうすれば、世間は久松派の裏金事件で大騒ぎになるが、天宮寺家には影響がないと庵野は言う。昴は「そんなことをしたら、久松先生に迷惑がかかる」と拒否し、自分の政治生命が終わると主張。庵野は、「大切なものを守るためには、大切な何かを犠牲にしなければならない」と語り、究極の選択を強調する。美琴は「いいじゃない、そうしなさい」と言って立ち去り、庵野はすぐに会見の手配をした。

会見前、庵野は昴に封筒を渡し、グループを守るためだと告げる。しかし、その後、昴は久松の私設秘書である望月正太郎(岩瀬亮)に声をかけられ、別室に連れて行かれる。久松と庵野はそれぞれ別の位置からその様子を見ていた。

会場には御子柴と久美子もサポートで来ていた。久美子は久松が清廉潔白なイメージだったので、裏金のことを信じられないとつぶやく。御子柴は「情弱はイチコロだ」と呆れて馬鹿にする。久美子は暗号資産で損をしたことを話し、「みんなが儲かると言ったから買った」と言う。庵野は「人の行く裏に道あり花の山」という格言を引用し、利益を得るためには他人と同じ行動をしてはいけないと御子柴が語る。庵野も「人気だから、誰かが勧めていたから、そんな上っ面のイメージに翻弄されているうちは、搾取され続ける」と説いた。

会見失敗

会見が始まると、壇上に上がった昴の様子が異常だった。すると急に感極まり「すいません!中止にします!」と言うなり走って逃げてしまう。その様子をテレビで見た美琴と伊勢崎は、どういうことかと庵野に尋ねる。庵野は「久松に口止めされたのだろう」と推測する。

記事が出るまであと3日。どうするつもりかと美琴に詰められた庵野は、久松が裏金に関与している証拠をつかむという。もし公表されれば、昴がどうしようと話題は裏金疑惑一色になるだろうと。それより美琴が株価の低下を、なぜそこまで気にしているのかと尋ねると、庵野は事情があるなら教えてほしいと頼む。昴を説得する材料になるかもしれないと話す。

美琴は会社の株を担保に、銀行から300億の融資を受けていたことを明かす。掛け目が60パーセントだとしたら、株価が6000円を割ると担保不足となり、補填しなければならなくなると説明する。努や沙織(土屋アンナ)はそのことを知らないようだが?と庵野が尋ねると、詳細を語ることを美琴は拒む。「どうしてそんな大金を?」と尋ねる庵野に説明しようとはしなかった。

政界の重鎮

暗号資産の勉強会「みんなで学ぼう!暗号資産規制法」で、庵野と昴が話す中、庵野は昴にグループは300億の借金があることを伝える。グループを救うためにも裏金だと認めるべきではないかと話す庵野に、昴は久松先生を裏切ることはできないと拒否する。昴は久松が自分を本当の息子のように思ってくれていると話し、久松が昔事故で息子を亡くしていたことを明かす。昴は別の方法を考えてくれるよう頼む。

その後、久美子が記者に扮して久松に裏金について質問するが、久松は一切関わっていないと否定する。続いて、庵野は投資家と名乗り、久松に直接接触する。久松は暗号資産の規制強化について慎重派で、庵野の問いかけにはうまくかわす。そこに昴が現れ、庵野の正体をバラしてしまう。久松は「なるほど」といった調子でその場を去る。

息子の死

記事掲載まであと2日。久松の事務所の収支報告書を入手したが、特に怪しい点は見つからなかった。久美子は政治家が様々な項目で、非課税で金を支給されていることを知り、不公平だと文句を言うと、庵野は「そうやって誰かに頼っているうちは、搾取され続けるでしょうね」と諭す。

久松は現在、都心に大豪邸を建設中で、それ以外にも高級車5台、マンションを3戸も所有していた。息子は10年前に海外留学中に交通事故で亡くなっていたが、留学は表向きの情報で、実際には巨額の詐欺事件を起こし、警察に追われていたところを久松が海外に逃がした、というのが真相だと御子柴が話す。息子は前科もあり、かなりの悪党だとも言われる。

久美子は昴の学生時代の友人に話を聞いたが、口を揃えて「馬鹿だけど嘘をつかないいい奴だ」と言っていたと話す。一方、御子柴は「裏金パパ活嘘つき馬鹿野郎なのは事実だ」とディスり、「人は見る方向によって、いくらでも別人に見えるんです」と呆れた様子を見せる。

その時、庵野はひらめいたように、「今日から彼を追いかけてくれ」と御子柴に望月の資料を渡す。

国税で脅迫

美琴から呼び出しを受けた庵野が向かうと、天宮寺グループに国税の査察調査が入ることになったと知らされる。昴の話によると、久松が教えてくれたと言い、しかもその査察を止めることもできるという。止める条件は、明後日の週刊誌の発売と同時に会見を開き、裏金を否定し、お食事券を恋人に渡したと嘘をつき通すことだった。伊勢崎は、国税を使った明らかな脅迫だと指摘する。

美琴は丈洋に電話し、久松を何とかしてもらうよう頼む。すると、ちょうど丈洋は久松の事務所で話をしていた。実は庵野が事前に丈洋に伝えて手を回していたのだ。電話の音声をオンにしたままで話す丈洋、久松は昴に嘘をつかせるわけにはいかないと断られる。美琴は昴を引き立ててくれたことに感謝しつつも、これまでにいくら献金してきたかとそのことをチラつかせる。

昴は母がバックアップしていたことを知り、自分の実力で成り上がったのではなかったのかとがっかりする。久松は「みなさんでよーく考えてみてください。ちなみに国税も優秀ですよ」と言い、電話を切る。伊勢崎は、条件を飲むしかないかもしれないと述べ、美琴も「パパ活レストランとして笑いものになるほうがまだマシね」と受け入れる。

美琴は昴をなぜ政治家にしたかというと、一族から政治家を出せば世間にアピールできると思ったからだと話し、昴に久松の言うことをきいて国税を止めさせるよう命じる。昴は渋々言うことを聞くしかなかった

さらに美琴は「あなたもクビ」と庵野に言い放つ。庵野は株価はまだ6000円を割っていないと言うものの、美琴はあさっての会見で終わりだろうと予測する。庵野は「諦めちゃダメ、最後の最後まで。自分の尊敬する経営者の名言だ」と言うが、美琴はその言葉が薄い名言だと笑う。その言葉が美琴が言ったものだと、彼女の著書を持ってきて説明した。

時間はまだあると言い、念のため査察に備えて対策をさせてくれと頼む庵野。「私ならお守りできます。一円たりとも彼らには渡しません」と宣言した。

相対屋とは?

庵野たちは事務所でグループの帳簿を確認していると、沙織がやってきて「脱税が見つかったらどうなるの?」と質問する。庵野は多額の追徴課税を支払うことになり、場合によっては刑事罰もあると説明する。沙織は母がそうなることを期待して、笑いながら戻っていった

久美子は「これ全部なんて無理じゃない?」と言うと、庵野も無理だと答え、実は個人的に調べたいことがあったと言う。すると、張り込みをしていた御子柴から電話があり、庵野は現場に向かう。

庵野たちは望月が入った店を覗き、USBのようなものを渡し、金のやり取りをしているのを目撃する。しかし、見つかって追いかけられ、逃げてなんとか追っ手をまいた。望月が渡していたのはコールドウォレットで、暗号資産の受け渡しができるデバイスだった。庵野は彼らが「相対屋(そうたいや)」だと確信する

相対屋とは、海外の暗号資産を現金で買い取る業者のこと。暗号資産を現金に換えると、額によっては50%程度の税金がかかるが、それを彼らに売ればゼロにできると御子柴は説明する。久美子は「脱税、犯罪だ」と言うが、告発するための証拠はなかった。

その後、偶然歩いていた望月を見つけ、庵野が声をかけて名刺を渡すが、望月はそそくさと逃げ、タクシーに乗り込むと庵野の渡した名刺を握りつぶし捨てていった。

今回のスキーム

庵野は裏金が暗号資産で、受け取られていたのではないかと考えていた。暗号資産は株や現金とは異なり、電子データとしてのみ取引されるため、アカウントに入るパスコードを知る人以外は、資産を確認できないと御子柴が説明する。つまり、裏金のやり取りをしても、第三者には絶対にバレないということだと庵野は理解する。久松は政界の重鎮であり、権力と情報を手に入れることは簡単だと語り、相場操縦も自由自在だと説明する。

久美子はよくわからず、御子柴が改めて説明を加える。裏金を暗号資産という形で受け取っていることで、絶対にバレない状況が作られていると話す。しかし、現金化すると税金がかかり、記録も残るため、相対屋を利用すればその問題も解決できると庵野は言う。これを「完全無欠の無限裏金スキーム」と名付け、今の法律では久松を追求することは不可能だと結論づける。しかもその法律も久松自身が握っているというのだ。

一方、昴はハナウマハンバーグで食事をしながら愛美に電話をかけるが、全く繋がらなかった。そこにウェイトレスがやってきて、封筒をテーブルに置いていく。直後に望月から電話が入り、明日の会見用原稿を送ったと言われ、その通りにお願いしますと言われて昴は了承する。

望月は「これで週刊誌が発売されても、裏金からあの馬鹿のパパ活お食事券が中心になるだろう」と話す。望月の言葉に対して、久松は高笑いして「ありがたいねえ、この国のそういうところが、大好きだーっ!」と叫んだ。

大荒れの記者会見

記事掲載当日、グループに国税がやってくる。昴の会見も始まり、グループの株価はどんどん下がっていく。その会見で、昴は突如として食事券を渡したのは事実ではないと発言する。

実は、庵野は望月から原稿を渡された直後、昴と会っていた。昴は言われるがまま裏金を受け取り嘘をつくことになり、庵野は「人に決めてもらう人生は楽でいい」と冷静に語る。

その後、御子柴は昴に、愛美と望月が話している盗撮写真を見せ、彼女が久松とつながっていることを教える。昴は最初からパパ活をするように仕向けられていたことを知り、信じられずにいる。しかし、庵野は「多くの国民もそうです。真実を知らず、心から政治家・久松康雄を信じています。あなたが彼女を信じ続けたように」と話す。

久美子も「自分もそうだった」と語り、それが嫌なら自分で考えて、正しいと思うことをするしかないと説得する。そのためには、本当のことを知らなければならないとも話す。そして、「あなたは嘘が下手です。それは、嘘をつきたくないからですよね?」と続ける。

美琴が身内の誰かを政治家にしたいと言った際、丈洋は即答で「だったら、昴にしろ」と言ったという。庵野は、「嘘がつけない昴様のような方にこそ、政治家になってもらいたいと思ったからではないでしょうか?」と昴を説得する。

会見で昴は「彼女に渡したものは、お食事券ではなく、久松先生から頂いた裏金です」と言い切る。会見を見ていた久松は怒り、国税に連絡しろ、逆らったらどうなるか思い知らせてやると命じる。その瞬間、庵野がやってきて、「話がある」と告げる。

会見では裏金であると認識していたと話す昴。久松から差し出された金を断ることができなかったと説明していた。

決断の時

一方、庵野は暗号資産を受け取るスキームについて説明を始める。久松が「証拠はあるのか?」と尋ねると、庵野は証拠はないと答える。しかし、スキームを実現するには、暗号資産を動かすためのパスコードを望月と共有しなければならないと言い、望月をよほど信頼していることがわかると話す。庵野は「政治家と秘書を超えた強い絆があるようだ」と指摘する。

望月は10年前に亡くなったとされる息子の孝雄ではないかと迫り、整形して顔を替えたのだろうと指摘する。望月の過去の経歴が見つからないことに触れ、怪しい人物が突如現れて政治家の秘書になった点が匂っていたと笑う。

久松はキレて、「もういいだろう、証拠はないだろう」と制しようとするが、庵野はこの件については証拠があると言う。かつて巨額詐欺事件の容疑で警察に追われていた、死んだはずの容疑者の指紋が新たに見つかったとしたらどうなるかと話す。さらに、望月が捨てた庵野の名刺を見せながら、「さすがに警察も動くんじゃないでしょうか?」と続ける。

「自分は探偵でもなんでもない、プライベートバンカーだ」と言い、ご用命の際はぜひともと名刺を差し出す庵野。しかし、その前にお願いがあると切り出すと、久松は「参ったよ、私の負けだーっ!」と叫び、国税を止めた

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【プライベートバンカー】4話の結末

記者会見で、昴は「私は昔から何をやらせても駄目駄目で、迷惑ばかりかけて生きて参りました。だからこそ、政治家になったからには、少しでも皆様のお役に立ちたい、その一心で働いて参りました」と述べる。そして、裏金を受け取ったことを認め、責任を取って辞職することを表明し、頭を下げて謝罪する。

会見の間、株価は何とか6000円を割らずに持ちこたえていた。そして昴の真摯な姿勢が世間で評価され、好感度が上昇していた。久美子は「やっぱり自分の言葉で話すって大事よね」と感心する。

一方、久松は会計上のミスだと裏金への関与を否定し、結局生き残りそうだと御子柴が指摘する。久美子は「これからは私達一人一人が、イメージにだまされず、自分の頭で考えなきゃいけないっていうことですよね」と語った。

久美子は丈洋が昴を政治家にすると言っていた話に触れ、「ちゃんといいところ見ていたんですね」と感心するが、庵野は「ああ、あれは…」と口ごもる。実際の丈洋は昴は政治家に向いていないと思っていた、と介護士の相馬英美子(山崎静代)にこぼしていた。庵野は「だったらいいな、という私の願望です」と答える。

その後、昴と会った庵野は「見事な会見だった」と昴を褒める。昴は「原稿のお陰だ」と感謝し、頑張って覚えたと話す。会見前に庵野は「カンペなしのほうが効果的だ」と提案していたのだ。昴のその人の意見に流されやすい、柔軟さも政治家に向いていると庵野に言われる。庵野は再出馬する際には、ぜひ声をかけてほしいと告げた

視聴者に向けて庵野は語る。「ちょうど扱いやすい政界の駒が欲しいと思っていたんです。将来が楽しみです」と。

天宮寺家一堂が勢揃いする中、美琴は株価が持ち直したどころか、むしろ上がっていたと上機嫌で報告する。さらに、庵野のクビは撤回された。

伊勢崎がやってきて、全員が揃ったことを確認した庵野は、「プライベートバンカーとして、報告があります」と告げる。査察に備えて資料を確認していたところ、ある事実に気付いたと言い、「天宮寺アイナグループ、どなたかが横領していますよ」と話す。

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【プライベートバンカー】4話の金融格言

人の行く裏に道あり花の山

利益を得るためには、他人と同じ行動をしていてはいけないということを、暗号資産で失敗した久美子に忠告します。上っ面のイメージに翻弄されているうちは、搾取され続けると庵野も続けました。

そもそも大事なお金を自分で考えずに投資すること自体、投資家に向いていないのかも知れません。とはいえ、誰もが四六時中、投資するために色々調べることもできません。ですが、人がいいと言っているのはなぜなのか?と、立ち止まって考えてみるぐらいはする必要がありそうです。

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【プライベートバンカー】4話のまとめと感想

息子のスキャンダルで下がる株価を守り、逆に株価を上げたという話でした。

色々な時事が盛り込まれている話でした。西田敏行さんが亡くなった代わりというわけではないでしょうが、堺正章さんがこういった役をやるのは『西遊記』繋がりのようで、感慨深くもあります。

政治家や芸能人はもちろんのこと、友人知人ですら、私たちは全ての顔を知る事はできません。メディアの影響で、一面だけ見て聖人君子だと思ってしまいますが、当然そんなことはありません。

なら、大体の人は悪人でだらしないと思っておけばいいのかというと、それもまた人間不信になりそうです。なので、信頼するのもほどほどにというのが、結論となるのでしょう。いい面を見つつ、悪い面もあると理解しておく。ましてや自分の大切な財産を、他人に全部委ねるなんていうのは、論外ということでしょう。

このドラマは毎回、久美子を無知な人として登場させ、御子柴と庵野が知恵を与えていきます。耳が痛い話ではありますが、ドラマ仕立てでこの世のサバイバル方法を教えてくれます。お陰で何事も慎重に、自分で考えるクセがつきそうです。

誰が横領しているのか?横領額はいくらなのか?次回も楽しみです。

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【プライベートバンカー】4話のいいセリフ

そうやって、誰かに頼っているうちは、搾取され続けるでしょうね。

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