【オクトー】2話のネタバレ感想|夫が死んで喜ぶ妻のすごい理由

2022夏ドラマ
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【オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜】2話のネタバレと感想をまとめています。

下の階の夫が上の階の住人を殺害し自殺した事件が発生。加害者の妻を聴取をした朱梨が見た色は【喜び】の色だった。彼女はなぜ夫が死んで喜んでいるのか?

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【オクトー】2話のあらすじ

小説家の鈴本千弦(橋本まなみ)の夫・鈴本拓人(吉岡睦雄)が、上の階の住人である吹田美琴(浦郷絵梨佳)を殺害し、その後自ら命を絶つという心中事件が発生する。風早涼(浅香航大)と一緒に千弦の聴取をする心野朱梨(飯豊まりえ)は、彼女の目から見えた“喜び”の色を書き留める。

夫が不倫相手と心中したのになぜ彼女は喜んでいるのか?朱梨が導き出した答えは……。

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【オクトー】2話のネタバレ

不倫相手との心中と思われていた事件が、実はもっと身勝手な動機が裏に潜んでいたことが分かります。

402号室からはしごを伝って502号室に侵入し、吹田美琴(浦郷絵梨佳)を殺害した鈴本拓人(吉岡睦雄)はその後自らも命を絶った。鈴本の妻で小説家の千弦(橋本まなみ)に風早涼(浅香航大)と心野朱梨(飯豊まりえ)は事情聴取をする。朱梨が千弦の目に見た色は“喜び”の色だった。夫のスマホには遺書が残されていたが、美琴とのやりとりは何も残っていなかった。

その後、鑑識から美琴の部屋にあった大量のプレゼントの中に、鈴本の指紋がついた袋が見つかったと風早は知る。キャバ嬢の美琴の客の1人が鈴本で、2人は不倫関係にあったのではないかと警察は考えた。再び千弦に聴取をした際、不倫の話をしてみるが“喜び”の色は変わらなかった。だが、小説で賞を取った時の話になると、“怒り”の色が見えてきた。“喜び”の色に“怒り”の色が混ざり合うと“自尊心”を意味する。千弦は他人を排除したいと思っていたのではないか、朱梨は感情の意味を考えた。

殺害現場を見た後、朱梨は鈴本夫妻の部屋へ向かう。隣の部屋から物音が聞こえ、風早が401号室を訪ねて話を聞く。隣人の鳴島響子(あいなぷぅ (パーパー ))の話によると、隣の部屋から大きな音を立てたわけでもないのに、壁を叩かれたことがあるという。さらに夫の奏一(野澤剣人)がいうには、上の階にも苦情を言ってたという。

3度目の聴取で千弦に騒音被害について話を聞く。1ヶ月前にマンションの管理会社に鈴本は苦情を入れていた。鈴本と美琴は不倫関係なのに、なぜ直接言わずに管理会社に言ったのか?きっと美琴に相手にされていなかったのではないか、と千弦は冷ややかに話す。一通り話を終えた千弦は仕事がしたいので自宅へ戻りたいと言う。風早と朱梨は事件後も、同じ生活を同じ場所で続けたがる千弦に驚いた。

なぜ“喜び”の色が見えたのか、悩んでいた朱梨に風早は会って欲しい人がいるという。連れられて行ったのは401号室の鳴島響子のところだった。話し声に気付いた千弦が顔を覗かすと、響子の目から“恐怖”の色が見えた。その瞬間、朱梨は殺害現場に向かい、今までのスケッチを床に広げて並べる。千弦の色の理由が分かった。

4回目の千弦への聴取で朱梨は事件の全貌を話す。美琴と夫を殺害したのは千弦だと。まず、4階のベランダからはしごをかけ、美琴の部屋に侵入後、寝ているのを見計らってナイフで殺害。その後、夫を起こしてはしごがかかっていることを伝え、共に美琴の部屋に行く。遺体を発見し慌てる夫の隙をつき、ナイフで殺害したのだろうと。

千弦は勘違いをしていると告げると、知っていたときっぱり答えた。執筆中、美琴の部屋から聞こえる騒音に悩まされた千弦は引越しをしようと夫に言う。しかし、夫は耳を貸さずにいた。不倫には薄々気付いていた千弦は、隠していたプレゼントをある日発見する。だが、その場で問い詰めなかった。

またある日、仕事の打ち合わせで外出した千弦だったが、キャンセルされて自宅に戻ると夫はいなかった。すると夫の携帯電話の着信音である『月の光』が隣の家から聞こえてきた。ベランダから覗き込んでみると、夫が隣の家の響子と不倫している現場を見てしまう。夫の不倫相手は上の階の美琴ではなく、隣人の響子だった

ではなぜ不倫相手の響子ではなく、無関係の美琴を殺害したのか?千弦は不倫とか隣の女とかはどうでもよく、隣室で浮気している際に物音を立てていることが許せなかった。現場にプレゼントをわざと残したのは、2人が不倫関係にあることを偽装するためだった。騒音を出す原因である上の階の美琴と、隣の部屋で不倫をしている際に騒音を出す夫、千弦はその2人を排除しただけだった

2人して私の才能を邪魔してくるから消えてもらうしかなかった。そう告げる千弦は誰にも邪魔されることなく、静かな部屋で一人執筆作業ができる“喜び”に浸っていた。浮気相手の響子が“恐怖”を感じていたのは、鈴本と美琴が関係していないことを知っていたから、事件の裏に千弦の存在があると勘付いて怯えていた。隣の部屋でびくびく怯えながら生活する響子を思うと、千弦はまた喜びを感じていた。朱梨はそれはそんなに嬉しいことなのか、疑問に思ってたずねる。だが千弦は「あなた、やっぱり面白い」としか答えなかった。

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15年前の事件と刑事になった動機について補足

15年前の事件で新たに分かったことと、朱梨が警察官になった動機について補足します。

事件当時の概要

事件があったのは今から15年前となります。当時の家族の年齢はこうでした。

  • 心野陽介 44歳
  • 彩 44歳
  • 紫織 20歳・大学生
  • 朱梨 13歳・中学生

何月に起きたのかは不明ですが、19日の午後6時過ぎに隣人が警察に通報して発覚します。姉と一緒に自宅に戻ってきた朱梨は、異変に気付きます。姉が奥へ向かうと、母と父の遺体がありました。心配になった朱梨が見に行こうとしますが、姉は見てはだめだと言います。

やがて、二階から物音に気付いた犯人が降りてきます。手には父と母を殺害したナイフを持ち、2人を目掛けて振り下ろしてきました。姉は咄嗟に朱梨を抱き締めてかばい、背中にナイフが突き刺さってしまいます。さらに刺そうとした犯人、隣人からの通報でやってきた警官に気付いて逃げ出します。

朱梨は刺されずに済みましたが、姉は重体でした。病院で目を覚ました朱梨は、呼びかける看護師の目を見ます。この時、初めて朱梨の能力が目覚めしました

犯人について

一家を襲った犯人は指名手配され、逃走中に遺体で発見されます。名前は綿貫猛司という人物で、自殺したということになっています。動機については朱梨の父が刑事だったことから、過去の捜査絡みで逆恨みしたのではないかと言います。

父の遺体には死亡後も複数回刺した跡があり、かなりの恨みを持った人物による犯行とされています。姉が妹をかばってケガをしたように、父は母をかばうような姿勢で2人とも絶命していました。

動機も死因も本当なのか?もしかしたら、何か別の理由があったようにも感じる説明です。

朱梨の警察志望動機

事件後、朱梨は人の感情が色で見えるようになりますが、姉の紫織は感情を失ってしまいます。そこで朱梨は姉の感情がどうやったら取り戻せるのか悩みます。犯罪は愛や後悔など様々な感情が入り乱れ、平時よりも強く動くことに目をつけます。警察官として多くの事件に立ち会えば、姉の中に閉じ込められている感情を引き出すヒントがあるかもしれないと考えました。

朱梨が警察官になった理由、それは姉のためだったのです

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【オクトー】2話のまとめと感想

喜びの感情の理由は、騒音の元凶を排除できたからという話でした。

夫が亡くなり“喜ぶ”妻は夫の不倫に怒っていたというよりも、執筆活動の邪魔をする騒音に怒っていました。上の階では深夜までパーティーをして騒いだり、隣の部屋からは夫が不倫相手との最中の音がうるさかったりと、騒音について悩まされます。

そこで、騒音の原因となっている夫と上の階の住人を殺害すれば、騒音がなくなると思って殺害しました。騒音から解放された妻は、静かに執筆ができることを“喜んで”いたわけです。不倫夫を殺したという結果は変わりませんが、動機が痴情のもつれではなく騒音だったのです。

浮気相手が上の階の女性のように思われましたが、実は隣の家の女性だったという、ちょっとした驚きがありました。最初から朱梨が聞き込みに行っていればすぐに分かったことですが、人見知りな朱梨は風早にお願いします。風早は感情の色は見えませんが、刑事の勘で気付きます。明確に色として見えなくても、感情を汲み取ったのです。

15年前の事件について小出しで毎回情報が出てくるようで、今回は犯人の名前や被害当時の年齢や大まかな状況が分かりました。さらに上司の雲川が事件の捜査に関わっていたことも分かります。本当に逆恨みから起きた事件なのか?まだまだ不明な点が多々ありそうです。

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