ドラマ【ノーサイド・ゲーム】最終回10話ネタバレ感想|登場人物のその後

ノーサイド・ゲーム 2019夏ドラマ
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【ノーサイド・ゲーム】最終回10話はアストロズとサイクロンズの優勝決定戦と、アストロズの存続がどうなったのか?そして登場人物たちのその後についても少し触れられていました。最終回、ラグビーが人を感動させます。

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ドラマ【ノーサイド・ゲーム】の最終回10話あらすじ

カザマ商事買収の一件を収束させて常務に昇進した脇坂(石川禅)は、これまでの態度を一変させラグビー部廃止を公言。次の取締役会でアストロズの予算削減を提案するという。これが可決されればアストロズ は廃部に追い込まれてしまう。君嶋(大泉洋)は日本蹴球協会の専務理事・木戸(尾藤イサオ)にプラチナリーグの改革案を持ち込むが…。
一方、アストロズはサイクロンズとの全勝対決に向けてハードな練習に励む。ブレイブス戦で膝を負傷し た浜畑(廣瀬俊朗)も懸命なリハビリを続けていた。そんな時、君嶋は練習グラウンドに怪しい男性がいる との知らせを受ける。その男・赤木(櫻井翔)はいったい何者なのか。
そして、ついに決戦の日を迎える。

公式HPより引用
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ドラマ【ノーサイド・ゲーム】最終回10話のネタバレ

  • アストロズのファンイベントに見慣れないスーツ姿の男がうろうろしていた。サイクロンズのスパイではないかと、君嶋に報告が入り声をかける。その人物はブルズの新GMになった人物で、アストロズを見本にしてチーム改革をしようと思っていた。
  • 君嶋は日本蹴球協会へ行き木戸と話しをする。木戸はかつてラグビーワールドカップの誘致を、周りの反対を押し切って決めたという一面もあった。このままで本当にいいのかと詰め寄る君嶋に、自分だって何とかしたいが一人だけの力では無理だという。
  • 脇坂がどこから風間社長の銀行口座のコピーを入手したのか、君嶋は探っていた。すると、脇坂と風間社長は高校の同級生であることがわかった。
  • 取締役会議前の晩、アストロズの部員がグラウンドで横になる君嶋のところへ来た。今までの感謝とサイクロンズ戦への勝利を誓い、君嶋にも会議を頑張れとエールを送る。君嶋は部員とファンのため、自分の命を賭けてやってみせると約束した。
  • 取締役会議当日、脇坂はアストロズの予算半減を提案する。さらに、日本蹴球協会が変わらなければ、今後も今まで通り金をむしり取られるだけだと主張する。対する君嶋は2年前から比べての成長を語り、地域住民との交流など数字で見えない部分の貢献を語る。だが、脇坂は赤字であるアストロズを切り捨てるため、採決をさっさと取ろうとする。
  • メッセージで木戸から連絡が入り、蹴球協会の理事会で富永解任が決定したという。これで蹴球協会の改革も始まる。だが、引き下がらない脇坂に社長が、会社は営利目的と社会的繋がりを持つためにあるという。アストロズがその役割を担っているならいいじゃないかと押す。結果、アストロズは今まで通りの予算で運営することになる。
  • 会議ではさらにコンプライアンス問題についても語られる。カザマ商事の隠ぺい工作には、わが社の社員が関わっていると君嶋は言う。その人物は脇坂だと名指しで言い、証人として風間社長を君嶋は呼んでいた。
  • 会議の前に君嶋と滝川、そして風間社長は3人で会って話していた。この買収問題でたった1人得をした人物、それは脇坂だけだと。脇坂は風間を友人だとは思っていない、単なる捨て駒に使われたんだと説得していた。
  • 会議に現れた風間社長は何でも話すと言う。君嶋は脇坂に正々堂々とぶつかってこないあなたに、会社の未来を語る資格などないと言い、会社から出て行くよう通告する。脇坂はその場で崩れ落ちるしかなかった。
  • アストロズとサイクロンズの優勝決定戦が始まる。控え室で君嶋は選手への感謝、そしてラグビーへの愛を語りみなを奮起させる。
  • スタメンで出場した七尾がラックに入れるのか、それが柴門は心配だった。一瞬ためらう七尾、だが浜畑の声を聞いてラックの中に入る。七尾にはもう恐怖がなくなり始めていた。
  • だがサイクロンズは七尾の研究をし尽くしていた。さらに佐々のパスも読まれ、攻撃が通用しない。それどころか里村が攻撃に加わり、アストロズは翻弄され前半大差をつけられる。
  • 選手たちが控え室に戻る前、観客席ではアストロズの応援歌を歌う。その声はスタジアム全体を包み、選手たちの心に強く響いた。
  • 控え室で後半の選手交代を告げる柴門、浜畑に出場を要請し浜畑はそれに応える。七尾と交代かと思いきや、七尾と浜畑のダブルスタンドオフでいくという。
  • 浜畑のケガの状態が心配だった君嶋は声をかける。完全には治っていないという浜畑に、今後の選手生命にかかわるのではと心配する君嶋。浜畑は今後なんてない、俺の選手生命は今日で終わりですといい、君嶋に深く感謝をする。君嶋は浜畑をもう一度呼び止め、きつく抱き締めてから送り出す。
  • アストロズの逆襲が始まる。七尾と浜畑のダブルスタンドオフに翻弄されるサイクロンズ、浜畑が七尾にキックパスをし七尾が開いたスペースからドロップゴールをする。そうして2トライ差まで詰め寄る。
  • それを警戒したサイクロンズは、ディフェンスが早めに動きキックパスを阻止しようとする。浜畑は七尾にではなく普通にパスをし、その隙をついてトライを決める。
  • 残り2分、1トライで逆転となるところまで追いつく。時間をギリギリまで使うサイクロンズから、ボールを奪い取り浜畑がサイドを走る。だが、タックルで捕まり倒れそうになる前、膝が悲鳴をあげる中、七尾を信じてボールをパスする。もうダメかと思った時、七尾の足がボールにタッチし上がったそれを取る。そしてタックルをされ倒れこみながら、ボールはトライを決めた。
  • ノーサイドの笛が鳴り31対32でアストロズは優勝した。試合後、チーム関係なく握手をする選手たち、里村は佐々と、浜畑は全ての選手に拍手で迎えられた。柴門と津田も互いに健闘を称えて握手をした。
  • その後、君嶋は本社に戻り浜畑が新GMに就任する。滝川を見かけた君嶋は声をかけ、ジュニアラグビーを見ながらラグビーの未来の話をするのだった。
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ドラマ【ノーサイド・ゲーム】最終回10話の感想

池井戸作品なのである意味結果は想像できると思います。わかっていてもやっぱり感動する、それが池井戸作品というものです。スカっとする脇坂との話と、本格的なラグビーシーンを入れた試合部分の話、それがこの最終回の構成となります。

散々浜畑の話を語っていますが、やっぱり浜畑が格好よくてたまりません。君嶋が浜畑を送り出すシーンは、演出もあってか心震わせられます。

言葉で語るよりも試合を見て感動して欲しい、そんな意気込みが伝わる試合のシーンです。1つのボールをトライするまで、どれだけの人がタックルをしパスを回すのか、迫力ある試合をドラマでも再現してくれます。

このドラマを見てラグビーに興味を持った人が、そろそろ始まるラグビーワールドカップの視聴にも繋がり、ラグビーが日本で盛り上がったらよいなと、ドラマに携わった人たちの思いも強く感じました。TBSと日本テレビ、局を越えてエールを送るという、ラグビーという題材のせいか清々しい関係性です。

最終回なのでアストロズ、カザマ商事買収の件、登場人物のその後について全話を通してまとめました。

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アストロズについてのまとめ

君嶋がGM就任する前としてからの比較を表にしました。

就任前就任後
順位リーグ最下位1年目リーグ2位
2年目リーグ優勝
観客動員まばらホームゲームは満員
チケット売り上げ01億5000万
ファン皆無ファンクラブ発足
地域交流なしボランティア活動
地域イベント参加
ジュニアチームなし発足

たった2年でこの劇的変化は驚きです。君嶋がどれだけ優秀なGMかわかります。それも部員のみんなが協力してくれたからできることで、君島1人の力ではここまで達成することは無理だったでしょう。

最初は監督も決まらず柴門にお願いすることから始まります。予算が足りない分、佐倉たちにも手伝ってもらいコーチの予算を省きます。ボランティア活動するための金をまたもらいに行ったり、常に頭を悩ませるのは“金”でした。

途中で里村が抜けてしまい困りますが佐々が成長して補い、さらに七尾という新戦力も入ります。足りないものは常に知恵を使って補い、選手もちゃんと成長します。それもこれも、心の支えとして浜畑がいたからという部分が大きいです。

蹴球協会の改革も決まりこれからよくなる分、ライバルチームももっと成長するでしょう。敵はサイクロンズだけではなくなりそうです。それでも、改革しなければラグビー自体なくなってしまうと君嶋は頑張りました。来期も廃部にならずアストロズは存続するようなので、よかったです。

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カザマ商事買収についてのまとめ

一転二転したこのカザマ商事買収の話ですが、結局のところ何がどうなって、なぜこんなことになったのか?全話を通してみたまとめです。

  1. 白水商船の船が座礁し炎上
  2. カザマ商事のバンカーオイルが不良品だと発覚
  3. 風間社長は会社を手放すことを決断
  4. 脇坂に相談をして隠蔽して売りぬくことを計画
  5. 滝川に買収を打診
  6. 風間から会社を奪いたい滝川飛びつく
  7. 君嶋に買収を阻止
  8. 君嶋が左遷されたのでもう一度買収にチャレンジ
  9. 君嶋が隠蔽に気づき会議の場で暴露
  10. こっそりと脇坂は風間の銀行口座のコピーも資料につける
  11. 滝川左遷され脇坂が出世
  12. 君嶋が脇坂と風間社長の仲に気づいて探る
  13. 滝川と君嶋で風間社長を説得しに行く
  14. 会議で風間社長を証人として呼び脇坂の不正を暴露

そもそも、カザマ商事に問題があるということを忘れてはいけません。ここが不良品のオイルを作っているから、色々な人間が巻き込まれ不幸になります。

それを出世に利用したのが脇坂でした。まずは邪魔な君嶋を左遷し、会議で暴露し滝川を左遷。そうして空いた椅子に自分が納まるという策略です。脇坂の問題はみんなのことを裏切ったことです。味方だと信じていた君嶋、風間社長を裏切り、ゲームの駒として使います。その恨みによってみずからの首が絞まります。

滝川は風間社長に対する復讐心が強すぎて、何も知らずに毒を飲まされるところでした。しかし、この件があってからは君嶋とラグビーを通じて打ち解けてきます。

最終的にカザマ商事の買収は立ち消え、脇坂の処分はどうなるのか分かりませんが、君嶋は会社を出て行けと息巻きます。

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登場人物のその後

全ての登場人物については語られませんが、わかった範囲でまとめます。

  • 君嶋:本社に戻り経営戦略室長に就任。アストロズの部長としてチームを支える
  • 浜畑:選手を引退し、アストロズのGMに就任
  • 柴門:引き続きアストロズの監督
  • 滝川:前回と変わらずのトキワ自動車の金融子会社
  • 脇坂:去就は不明
  • 風間:社長のままと思われる
  • 社長:社長のまま

君嶋は念願の本社復帰をします。それも出世して戻ってきました。そして浜畑はどうなるのかと思ったら、なんとアストロズGMになりました。

最後に少しだけ柴門とやり取りをした時、君嶋みたいに頑固だなと言われた浜畑が、「あの人のこと俺尊敬してますんで」と言います。GMとしての尊敬は本当にされていたんだなと思う会話です。

脇坂はどうなったのか?それについては特に言いません。あの状況で残ることができるのか、本人のプライド的に耐えられるのか次第でしょうか。

風間についても謎でして、恐らくどこにも会社を売り抜けないはずでしょうから、まだ社長のままではないかと思います。それともどこかを騙して売るのか?白水商船がそれを阻止しそうですが、謎です。

島本社長についても特に代わるという話もなく、試合会場に見に来ていた時にはまだ「社長」と呼ばれていたので社長のままかと思われます。

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ドラマ【ノーサイド・ゲーム】最終回10話のその他気になったこと

  • スパイ扱いされるブルズGM赤木
  • ネットニュースを確認するため、一斉にスマホを見る取締役たち
  • 脇坂だけ茶色いスーツ
  • 崩れ落ちて椅子にぶつかる脇坂
  • 真希はラグビーが結構好き
  • 凄い距離を蹴る七尾
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ドラマ【ノーサイド・ゲーム】最終回10話のまとめ

オチは誰もが大体想像つくオチで終わります。ラグビー×サラリーマン、そんな組み合わせがしっくりと物語にはまりました。毎回何かしらの問題が起き、何かしらのヤマ場を作り感動させる。そんなドラマなのですが、日曜の夜に放送するにはピッタリだったと思います。

ラグビーチームの運営というのも大変だと、しみじみ思う内容でした。14億円もの金をつぎ込んでは回収もできず、よく今までやってきたなと感心します。ですが、社長も言いますが企業とは営利目的の組織であると同時に、社会的存在でもあるわけです。昨今、利益だけを追う“企業”の理念を忘れているような会社が多いですが、今一度考えて欲しいものです。

このドラマは池井戸作品好きの人は楽しめたと思います。しかし予定調和な話が苦手な人や、ラグビーとかちょっとといった人には響かなかったかもしれません。個人的には楽しめました。話としては最終回がドラマチックで面白いですが、9話の浜畑が七尾に語るシーンが、全話通して一番好きなシーンでした。

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