【Living(リビング)】最終回のネタバレと感想|青木&優香夫婦が共演

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2020年6月6日NHKで放送されたリモートドラマ【Living】最終回「敬遠」は、青木崇高さんと優香さんの実際の夫婦が共演しました。

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【Living】最終回のあらすじ

微熱があるため妻の祥子(優香)と子供から隔離された部屋にいる東山(青木崇高)は、仕事の話を電話でしていた。

テレビの仕事をしている東山だが、テレビを見てもつまらない。SNSには批判の声が溢れている。そんな状況に文句を言いまくる。

退屈に耐えかねて外に行こうとした瞬間、消したはずのテレビがついた。画面に映し出されるのは高校野球、それはかつて自分が投手として投げた試合だった。

強打者に対して全打席敬遠した東山だったが、テレビでは勝負するシーンが映し出され……。

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【Living】最終回のネタバレ

優香さんは声のみの出演です。青木さんがトランシーバー越しに会話をし、画面上は一人芝居状態で進みます。

1:グチだらけ

東山はテレビの仕事をしていますが、テレビには批判的な人物です。どんなグチをいっていたか?

  • バラエティー番組に対して
    • 笑いを足している
    • 笑っていれば面白いと思っているのか
  • ドラマに対して
    • つまんなそうだな。2秒でわかる
  • SNSを見て
    • みんなよくおしゃべりするねー
    • 出たよ批判だ、批判
    • テレビはクソですよー

基本的に何に対しても文句です。わざわざ見て文句をいうという、文句をいうのが趣味みたいな人物です。

そんな東山が退屈に耐えかねて外に行こうとします。すると消したはずのテレビが突然つきます。

2:野球の思い出

テレビ画面に映し出されたのは高校野球でした。それは、東山がかつてピッチャーとして出ていた試合でした。

  • 平成の怪物といわれる強打者坂口との対決
  • 5打席すべて敬遠した
  • 試合結果は勝利し甲子園に出た

監督からの指示で全打席を敬遠し勝利した。しかし、東山はこの試合に納得してません。様々な言い訳をします。

  • 監督の指示が正しい、勝負するわけがない
  • 自分たちは勝ち組、坂口くんは負け組
  • 自分のあの日の調子なら敬遠する必要なかった
  • 監督の指示に従っただけで、何も悪いことはしていない
  • プロ野球選手坂口は待っても来ない

この対戦相手の坂口選手は将来を期待されていた選手でした。しかし、この試合の後、悔しすぎてバットをロッカールームに叩きつけて手首を骨折します。そこで彼の野球人生は終了したのです。

結果を知っている東山ですが、試合を見続けるとなぜか最後の打席は勝負をします。

東山は興奮し試合の行方を見守ります。2ストライク取った後、投げた球はホームランにされました。

この結果、テレビではサヨナラ負けをします。しかし、東山はどこか満足げでした。

3:ドラマの結末

負けた試合を見た東山は、「それでいいんだよ、いいボールだった。全力だったもん」と満足げです。

部下にカットしろといっていたシーンを流すよう指示し、自分が全責任を取ると電話します。

妻には会社をクビになるかもしれないと連絡すると、妻は「いいんじゃないの、この後一緒にビール飲もう」と優しい声をかけてくれます。

緊張しながらテレビを見た東山は拍子抜けします。シーンは結局カットされていました。

あれだけカットしたくない駄々をこねていた部下だったのに、なぜなのか?

いざ行動に起こすとなったとき、ビビったのか?

東山が責任を取るなんていうこと自体珍しく、裏に何かあると悟ったのか?

全ては謎のまま終わります。

4:【Living】最終回の要約

微熱があるため妻と子供と同じ部屋で一緒にいられない東山は、電話で部下にシーンをカットしろと指示していた。

退屈さからテレビを見ては文句をいい、SNSを見ても文句をいう。暇すぎて外に行こうとしたとき、突然テレビがついた。それは自分がかつて投げていた試合で、強打者相手に全打席敬遠したという試合だった。

試合には勝ったが東山的には悔いの残る試合だった。なぜか最終回、テレビの東山は敬遠でなく勝負をする。その結果、サヨナラ負けをしてしまう。

不思議と東山の心は晴れていた。部下にシーンをカットせず放送するよう命じ、いざ放送する番組を見守る。

だが、シーンはカットされていた。

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【Living】最終回の感想

優香さんは声だけの出演なので、青木さんの一人芝居にかかっているドラマです。

このドラマの伝えたかったことは何なのか?具体的に説明はないので、視聴者それぞれが想像する内容となっています。

自分が感じたのは変わったところで、すぐに効果は出ないと感じました。

普段の東山はきっと文句ばかりいって、上にはペコペコするが下には当たりが強い人物だと想像できます。

そんな東山が過去の後悔を晴らせて、心を入れ替えたとしても、周りは簡単に信じないのではないか?責任を取るといっても、後で知らないふりをされるのではないか。部下がそう考えて、やっぱりカットした。という可能性も考えられます。

3話と4話はブラックなオチで終わり、「そんな都合よく人生はうまくいかない」。と皮肉をいってくるような内容に感じました。

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【Living】最終回のその他気になったこと

  • 矜持を“えりもち”と読む部下
  • つまんなそうなドラマは「Living」3話
  • 棒で球を打つのに何が楽しいのとぼやく東山
  • えりもち食べなくていいのかと突っ込む東山
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【Living】総評

リモートドラマの第2弾として放送された【Living】は、実際の兄弟姉妹や夫婦が登場しました。

全話通して見て感じた、良いところと悪いところをまとめました。

良いところ

  • 短時間で見れる
  • 出演者が豪華
  • 想像して楽しめる

悪いところ

  • 何がいいたいのか、ハッキリとはわからない
  • 登場人数が少ない
  • ドラマの前後にある話が不要に感じる

良いところは出演者の豪華さです。実際の兄弟姉妹、夫婦が共演するのは見ていて楽しいです。

ただ、登場する人数としては、基本的に2人なので少ないです。これはリモートドラマなのでしかたないでしょう。

短時間の話なので飽きる前に終わります。1話と2話はシュールな話で、3話と4話はブラックジョークな話でした。

良いところでもあり、悪いところでもありますが、どの話も具体的に何がいいたいのかは伝えません。自分で想像して楽しむ内容でした。

冒頭と後に入るドングリと作家のやり取りは、人間の良いところはどこなのか?人間の未来はどうなるのか?という哲学的な話をします。

このやり取りが必要だったのか?もっと『世にも奇妙な物語』のタモリさんのように、一人で話すだけでも良かったのではないか?と感じました。

しかし、この部分がないとドラマが何をいいたいのか、余計にわからない気もします。

リモートドラマは、出演者の演技力にすべてかかっています。最終回はほぼ一人芝居です。

舞台演劇をやっている人や、コントなどで慣れているお笑いの人などが、この形式のドラマと相性がよさそうです。

想像して楽しむタイプのちょっとシュールな、面白い試みのドラマでした。

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