【殺した夫が帰ってきました】3話のネタバレと感想|ついに遺体発見!帰ってきたのは夫かそれとも……?

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WOWOWのオリジナルドラマ【殺した夫が帰ってきました】の3話のネタバレと感想をまとめています。

大雨の影響で仙台市の山中から白骨遺体が発見される。そうとは知らない茉菜は、過去を教えて欲しいという夫に、自らの壮絶な生い立ちを語る。やがて遺体の身元が判明し……。

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【殺した夫が帰ってきました】3話のあらすじ

仙台市の山中で発見された白骨遺体の身元を特定するため、まずは遺留品の腕時計のシリアルナンバーを洗うよう、西垣秀雄(菅原大吉)は岩本高次(川西賢志郎)に指示する。

鈴倉茉菜(山下美月)は会社でとうとう自分のデザインが採用され、念願のデザイナーデビューを果たす。その祝杯を夫の和希(萩原利久)とあげていた。

記憶が戻らないため茉菜との出会いのいきさつを知りたい和希は、茉菜の過去を知りたがる。茉菜は当初話すのをためらったが、重い口を開き壮絶な生い立ちを語り始めた。

やがて遺体の身元が特定され、茉菜は警察署に呼び出される。帰って来た人物は夫なのか、それとも……?

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【殺した夫が帰ってきました】3話のネタバレ

発見された遺体は、腕時計のシリアルナンバー、歯の治療痕から鈴倉和希と判明した。それを知った茉菜は同時に、家に戻って来た人物が誰なのかと戦慄する。

バイト先へ電話するが、そんな人物はいないと言われる。さらに自宅のポストに「オマエが殺した」と書かれた手紙が投函される。慌てて事件当時持っていた鞄をクローゼットで探すが見つからない。

男の言っていたことは全て嘘だったと気付いた茉菜は、仙台へ行って警察署で聴取を受ける。刑事の質問にずっと黙っていた茉菜だが、重い口をようやく開くと「私が夫を殺しました」と自白した。

遺体発見

鈴倉和希(萩原利久)が茉菜(山下美月)に口づけようとするが、茉菜は身を引き、ふたりは互いに謝罪し合った。和希は話題を変えるように、「明日にはきれいになっているだろう」と言い、雨が降ると嫌なものや心のもやもやが流れる気がするとつぶやきながら窓の外の雨音に耳を澄ませた。その一方で、茉菜は送りつけられてきた物が和希によるものでないなら、いったい誰なのかと不安を抱く。

山中では白骨遺体が発見され、刑事の岩本高次(川西賢志郎)が鑑識所見によれば死亡から数年が経過していると推定された。現場で見つかった腕時計のシリアルナンバーを追うよう、西垣秀雄(菅原大吉)は岩本に依頼した。

同居を始めて三か月が過ぎ、住まいが手狭になったことから、和希は引っ越しを提案した。茉菜も前向きに考えた。

充実の日々

高城由美子(望海風斗)は店舗販売用の限定商品について、採用するデザインを5点に決定した。ホワイトボードに掲示された採用案の中に茉菜の作品は見当たらなかったが、提出数が最も多かったことを評価され、追加枠として選出された。谷村美穂(土居志央梨)は「念願のデザイナーデビューね」と声を掛けて祝った。

仕事を終え、茉菜と和希は町の中華料理店で小さな祝いの席を設け、和希が以前「こういうのがいい」と言っていた餃子とビールで乾杯した。和希は自分のとの生活が茉菜の手助けになった上機嫌になるが、茉菜は調子に乗りすぎだと苦笑する。やがて和希は「どんな仕事をするかって大事だ」と呟き、それを聞いた茉菜が何かを思い出したように不安げな表情を浮かべると、和希に無理に思い出さなくていいと笑って宥めた。

茉菜の過去

12年前の盛岡。忘れたい過去はいくつもある、と茉菜は回想する。喫茶店で初恋の人である間瀬匡人(松本怜生)と向かい合い、英和辞典を借りた。引っ越して来たのは最近かと訊かれ、母が三度目の結婚をしたからだと答える。転校は大変だったのではと問われるが、茉菜は学校に通っていないと言い、間瀬を驚かせた。ふだんは働いており、義父の仕事を手伝っているとも付け足した。

自宅に戻ると、携帯に保存した間瀬との写真を眺めていた。そのときメールが届き、財布を忘れたので今家の前にいると書かれていた。振り向くと窓の外に間瀬の姿があったが、室内の茉菜を見た途端に立ち去る。茉菜は慌てて追いかける。

追いつくと間瀬は「どういうことだ、同意の上なのか」と詰め寄った。茉菜は嫌に決まっている、抵抗しても結局は押さえ込まれる、母に近づく男たちに何度も繰り返されてきた、と打ち明ける。そして、自分はどうやっても普通にはなれないと嘆いた

夫との出会い

和希は宮城県警の令和6年中に発見された身元不明遺体の一覧を閲覧し、茉菜の過去を知りたいと告げた。茉菜は思い出したくないとためらうが、和希は「記憶が戻らないかもしれないから教えてほしい、これからのためにも」と頼む。茉菜は紅茶が入るカップを和希に渡し、向かい合って椅子に座った。

茉菜は盛岡の小さな町で生まれ、身内は母だけだった。父は生まれたときには不在で、母からは「産まなければよかった」と言われ続けた。最悪の環境に耐えかね、16歳で家を飛び出し、どこでもいいから逃げたい一心で自分にとっての「普通」を探しに出た。仙台に移り、年齢を偽って住み込みで水商売を始めた。それしか生きる術がなかった。

以前話に出た親友はそのときの同僚であり、今は連絡を取っていないと答えを濁す。22歳で和希に出会い、結婚を機に水商売を辞めたが、幸せになれると思った矢先に和希から暴力を受けた。その後、東京へ移り、茉菜はかねてから望んでいた夢をかなえた

和希は「茉菜にとっての『普通』は見つかった?」と問いかける。茉菜は小さくうなずき、「これ以上何かを望んだらだめだと思う。もう十分で、何も失いたくない」と続けた。和希は「俺との生活もその中に入る?」と尋ね、茉菜は「あなたは昔の鈴倉和希じゃない。だからこれからも一緒にいたい」と返した。和希はその言葉に安堵し、「話してくれてありがとう」と静かに礼を述べた。

夫でないなら誰?

翌朝、茉菜が新しい部屋を見に行く日を決めようと尋ねると、和希は日取りを決めて仕事へ向かった。茉菜は自宅でデザイン画を描きつつ、二人で住む部屋の間取りを思い描いて楽しむ。

そこへ仙台の市外局番から電話が入り、西垣から白骨遺体発見の報が届く。それは和希と確認され、時計のシリアルナンバーと歯の治療痕が一致しているという。西垣は詳しい事情を聴くため来県を求め、茉菜はショックで言葉を失っていたが最終的には承諾した。

「今そばにいる和希は誰なのか」という不信が膨らむ。茉菜は和希が働くはずのかすが警備に確認の電話を入れるが、登録はないと言われる

動揺の中、ポストに投函音が響き、盛岡の消印がある封筒が届く。中には「オマエが殺した」と書かれた紙が一枚。茉菜は当時所持していたカバンを探すが見当たらず、夕方になっても和希は戻らない。茉菜は、あの男の言葉がすべて嘘だったと悟った。

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【殺した夫が帰ってきました】3話の結末

茉菜は一人で仙台行きの夜行バスに乗り、大山警察署で西垣と面会した。通されたのは取調室のような殺風景な部屋で、茉菜は戸惑いを隠せない。

行方不明になった時期は4年前の6月だと説明するものの、西垣から「夫が遺体で見つかったのに冷静すぎる」と追及され、茉菜は「実感が湧かない」と曖昧にかわした。

さらに夫の捜索願を出していない点や、4年前の2月に夫が茉菜に生命保険を掛けていた事実を指摘され、沈黙する。西垣が「話さなければ時間をかけて調べる」と告げると、茉菜は「わかりました。全てをお話します」といい「私が夫を殺しました」と自白した。

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【殺した夫が帰ってきました】3話のまとめと感想

夫の遺体が発見されると同時に、夫と思われた男は姿を消したという話でした。

和希と思われた男は結局何者なのか?何のためにやってきたのか?そんなよく分からない人物と、一緒に住んでいたのが怖すぎます。

夫を殺したと自白する茉菜ですが、予告を見る限り逮捕されずに話は続きます。どうやら殺人でなく事故扱いになるようです。実際茉菜は殺したのかどうかは不明ですが、捜索願を出さずにいたとは知りませんでした。さすがにそれは怪しまれるでしょう。

具体的なシーンはないので分かりませんが茉菜の話から察するに、母の恋人または父親に性的暴行を受け続けていたようです。生まれたことを母に疎まれ、義父には犯され、夫には暴力。茉菜の人生は絶望の連続です。

着ている服が青系が多かったり、警察から電話がかかってきて以降、画面が妙に揺れたりする演出が茉菜の心情を表すようで良かったです。

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