【婚活探偵】3話のネタバレと感想|黒崎が警察を辞めた事件

2022冬ドラマ
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BSテレ東のドラマ【婚活探偵】3話「暴く女」のネタバレと感想をまとめています。

今回のお見合い相手は“女鬼平”の異名を持つ検察官の女性だった。同業者とのお見合いはすぐに打ち解け意気投合する黒崎。猫カフェデートも順調に進んでいたが、黒崎の過去の事件のせいで思わぬ方向に……。

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【婚活探偵】3話のあらすじ

2年前まで刑事だった黒崎竜司(向井理)はある事件がきっかけで警察を辞めた。それは、逮捕した男が留置場内で自殺したことだった。

今回のお見合い相手は沢木麗子(野波麻帆)という、“女鬼平”の異名を持つ検事だった。同業者あるあるに共感した黒崎はすぐに打ち解けて意気投合し、交際をスタートさせた。

一方、受けた依頼はその時、黒崎を目にかけてくれていた署長の黛勢太郎(堀部圭亮)に関する依頼だった。娘の新菜(岡本夏美)からの依頼で、父が辞めることになった原因は黒崎にあると疑い、自分でケリをつけるよう命じられる。

過去の事件を調べることに気落ちしていた黒崎だが、麗子から連絡をもらい猫カフェデートに興じる。猫派な2人は盛り上がり、麗子は黒崎の癒しになりたいと自ら申し出る。

これは最愛の人だと、今回こそ結婚を決めると意気込む黒崎だが、麗子には別の目的がある疑惑が浮かび上がり……。

←2話4話→

【婚活探偵】3話の見逃し配信

【婚活探偵】3話の見逃し配信は1月29日21:54まで、ネットもテレ東Tverで無料配信されています。

それ以降はひかりTVでの配信になります。

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【婚活探偵】3話のネタバレ

黒崎の過去が分かる話です。そして婚活は黒崎の勘違いで今回も実らず終わります。

黒崎の過去

黒崎は渋谷東署の刑事だった。署長の黛勢太郎は警察キャリアで、実家は黛ホールディングスという大手ゼネコンという家柄だった。次期警視庁副総監になると噂されている人物だが、それを感じさせない人物だった。

そんな黛に目をかけてもらっていた黒崎は、2年前、妻を殺害した容疑で逃走していた、田代憲作という男を逮捕する。だが、田代は拘留中の留置場内で服毒自殺をして亡くなった。

その時、身体検査をしていたのは黒崎だった。本来毒など持ち込めない留置場内での自殺、黒崎の責任が問われるが遺体を解剖した結果、口腔内に毒を仕込んでいたということが分かり、黒崎は処分を免れた

だが、黛は監督責任を問われて辞職した。その後、黒崎も追うように辞職し現在に至る。この事件は黒崎の苦い記憶として刻まれた。

今回のお見合い相手

黒崎が過去の事件を思い出し語っていた時、まどかからお見合いに遅刻しないよう確認のメッセージが入る。黒崎は話を切り上げてお見合いの場へ向かった。

今回、お見合いする相手は沢木麗子39歳、公務員の女性だった。向こうから指名が入り、お見合いすることになった。

黒崎が婚活スタイルに変貌し、待ち合わせのラウンジに行くと、そこに遅れて麗子も現れた。初めてのお見合いで緊張する麗子、黒崎もまた手汗でびっしょりだった。

公務員だというが具体的な仕事は言わず終始緊張する麗子、黒崎に現在は探偵をしているのかと問うと、なぜ以前は違う仕事をしていたのを知っているのか?と突っ込む。そして何者なのかと逆に聞き返した。

麗子はさすがですねと言い、実は刑事時代から知っていると告げる。そして小さな箱を黒崎に渡し、中を開けてみるとそこには検察官がつけるバッジが入っていた。麗子は検事だったのだ。

黒崎は改めて麗子の名前を口にし、彼女が女鬼平の異名を持つ人物だったと気付いた。正義のためなら何でもやるという噂の麗子は、婚活のために登録したサイトで黒木の名前を見つけて指名したと言う。

検事という仕事柄、合コンに行っても引かれて相手にされず、麗子は気付けば女として見られてない状況だった。しかし、昔から不正とかズルが許せなかった麗子は、仕事が一番大事だし手を抜きたくないと語る。

ではなぜお見合いに?と問う黒崎。麗子は「コンビニ行きますか?」と唐突な質問をした。もちろんと答える黒崎に「私…お弁当買うとき、途方に暮れることがあるんです」と言う。

なぜなら、購入した弁当は特に食べたいものでもなく、生命維持をするためだけの餌と変わらないからだった。「私このエサ一生ひとりで食べ続けるんだ」と思い、このままでは独りで死んでいくという危機感を抱いたからだった。

黒崎も同じく思っていたために激しく共感し、自分を見つけてくれてありがとうと感謝した。そして、もしよかったら一緒にお弁当を食べられるようにならないか?と、積極的なアプローチを開始する。その言葉を聞いた麗子は驚きと同時に喜んで涙を流した。

交際をまどかに報告すると喜んでくれた。今回は無理していない、最愛って感じだと恋に酔いしれる黒崎。まどかはそんな黒崎を心配そうに見た。

今回の依頼

事務所に行くとそこに待っていたのは、黛新菜だった。彼女は自分の恩人でもある黛の娘だ。仕事の依頼だといって横柄な態度を取りながら告げる新菜。2年前、渋谷東署で起きた事件を調べろと言う。それは、黒崎が警察を辞めることになった事件だった。

留置場内で服毒自殺をしたというが、その毒はそもそもどこから持ち込まれたのか?黒崎が身体検査をした時には見つからず、後に解剖の結果で口腔内に仕込まれていたと分かる。

黒崎はそのお陰で責任を問われなかったが、黛はそのせいで辞職した。実家の会社がその後、信頼ががた落ちして大変だったと新菜はグチる。

だが、その解剖結果の資料が改ざんされた疑いがあると新菜は言う。黒崎も2年前に気付いて調べたが、誰が改ざんしたかまでは分かっていなかった。

誰かが父親を陥れたに違いない、なぜなら父は副総監に内定していたからだと新菜は言う。さらに、改ざんしたのは黒崎の可能性もあると疑っていた。自らケリをつけろと言う新菜、黒崎は記憶の奥に封印していた事件に再び調べることに気落ちしていた。

猫カフェデート

そんな黒崎のもとに麗子から電話が入る。唐突に猫派か犬派かと問う麗子、黒崎はダントツ猫派だと熱く語った。麗子もまた猫派だった。

そんな2人が向かった先は猫カフェだった。ずっと来てみたかったと言う麗子は猫たちの写真や動画を撮ってはしゃぐ。黒崎も同じく猫たちの愛らしさに触れて和んだ

黒崎が楽しそうにしているのを見た麗子は、ちょっと元気になってくれて良かったと微笑む。何かあったのか?とたずねるが、仕事のことなのでと黒崎は言わずにいた。

自分に何か役に立てることはないかと問う麗子、猫ほどのパワーはないが頑張って癒したいと申し出た。黒崎はその言葉に喜ぶと同時に、麗子が落ちたゴミを拾って片付ける姿に感銘を受ける

きっと依頼を乗り越えたらもっとすてきな黒崎になる、でもこれ以上すてきになられたら困ると麗子はのろける。そして、あなたは一人じゃない、ちゃんと頼って欲しいと告げた。黒崎はその言葉だけで今回の依頼が乗り越えられる気がすると答えた。

麗子を見送る際、軽くお互いに手を振り合うのも黒崎は嬉しかった。恋の余韻に浸る間もなく、八神がやってきてあの女誰?と聞く。黒崎は慌てて2年前の事件の担当検事だといってごまかした。

黒崎の推理

八神は自分なりに動いていたが分からない事があると言う。解剖結果が改ざんされたということは、田代は毒を持っていなかったということになる。しかし服毒自殺をしているということは、田代はどうやって毒を入手したのか?と。

誰かに殺されたのかと八神が聞くが、争った形跡もなければ無理矢理飲まされた痕跡もなかった。そもそも、なぜ田代は自殺したのか?という疑問には、田代が多額の借金を抱えていたからだと説明する。

田代が妻を殺した理由、それは無理心中だった。借金を苦に2人で自殺を決めたが、田代は死にきれなかったのだ。だから、田代は留置場で自殺を図った。すると黒崎はあることをひらめき、八神に手に入れたいものがあると頼む。

バーで八神の報告を待つ黒崎、手に入れてきてもらったものはある写真だった。田代と妻は同級生で、その当時の部活動の写真を持ってきてもらった。そこには、田代の妻と並んで黛の姿が写っていた。3人は同じ剣道部に所属していたのだ。

八神はさらに自分たち以外にも2年前の事件を再捜査している人物がいると言う。しかもその人物は黒崎が過去に担当した事件を調べまわっているという。恐らく2年前の事件が黒崎だとにらんでいるに違いないという八神。その人物とは麗子のことだった

最初から麗子は婚活でなく自分を探るために近付いてきたのかと、黒崎は寂しげに笑った。

疑心暗鬼になる黒崎

翌日、まどかに麗子が別の目的で申し込んでいたとチクる。事務所に盗聴器がないか調べてもなかったが、恐らく彼女は自分を調べるために近付いてきたのだと。

麗子はこの場合、退会になるのでは?と問う黒崎だが、証拠がないと退会処分は難しいとまどかは言う。逆に黒崎の勘違いなのではないかと聞くまどか、黒崎は全くそう思っていなかった。

まどかはメールのやり取りをチェックしているが、その内容は本気に見えると経験談を語る。しかし、黒崎は本気にさせるためにやっているのだから、当然だろうとキレた。

夜、事務所で黒崎が張っていると麗子がやってくる。現場を押さえたと思った黒崎だが、彼女は明日仕事で会えないから誕生日プレゼントを持って来たと言う。

完全に疑っていた黒崎は麗子に「これがあなたの正義なんですか?これがあなたのやり方なんですか?」と、皮肉っぽく告げた。そして「沢木さん。私は本気でした。本気であなたを…でも、もう…」と告げると、麗子は話を遮るようにして謝って出て行ってしまった

見つかったときのカムフラージュまで用意してるなんて、黒崎は彼女に失望していた。そしてプレゼントの万年筆を分解し、中に盗聴器が仕込まれていないかを確かめる。だが、そこには何もなかった。黒崎は自己嫌悪に陥り、朝まで独り事務所に残った。

翌朝、麗子から明日時間がないかというメッセージが届く。自分のためにもケリをつけないとなと、黒崎はつぶやいた。

事件の真相

呼び出された黒崎は最初から言ってくれれば、いくらでも協力したと麗子に告げる。そして2年前の事件の調査報告書を渡しながら真実を話し出す。

2年前、田代に毒物を渡して解剖結果を改ざんし、当時の署長だった黛を辞職に追いやった人物、それは黛本人だと。その理由として、解剖結果を改ざんできる人物は限られていること。田代と黛が親友だったことを挙げる。

黛は妻の後追い自殺をしたいと懇願する田代に、田代があらかじめ自殺用に用意していた青酸カリを留置場で渡した。その後、黒崎の責任にならないように解剖結果を改ざんし、罰を受けるために自ら辞職したと説明する。

黒崎はここに来る前、黛とバーで会って話をしていた。黒崎の話を聞いた黛は、さすがだなと言い自分はどうすればいいかを聞く。今さら警察に自供しても恐らく、警察と検察はどちらももみ消すだろうと。

黒崎は自分から願うことは、真相を明るみにすることで、ある検事の立場が悪くならないようにして欲しいと願った。それはもちろん麗子のことだった。「娘にはまたつらい思いをさせてしまうな」と黛はこぼした。

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【婚活探偵】3話の結末

事件の真相を語り終えた黒崎だが、麗子は何の話をしているのかと聞く。麗子が2年前の事件どころか黒崎の事件全般を調べていたのは、黒崎のことを知りたかったからだった

「私…黒崎さんのことが好きなんです」と告白する麗子、しかし好き過ぎて仕事が手につかないと言う。どんな時でも黒崎のことを考えてしまい、気がついたら黒崎が過去に扱った事件の資料を読んでしまうという麗子。資料の黒崎直筆の名前を撫でては、ときめいて溜息を漏らしていた。

それでもまだ止まらず、誕生日プレゼントをサプライズでこっそり置こうと思ったら、ちょうど出くわしてしまい恥ずかしくて死ぬかと思ったと言う。しかし、黒崎に「これがあなたの正義なんですか?」と言われて正気に返ったのだ。

黒崎は自分の正義感が強いところを好いていてくれていたのに、恋愛にうつつを抜かしている自分にガッカリしたと言われた気がしたと。麗子は最初から仕事でなく、本当に婚活目的で入会していたのだ。

黒崎にフラれて目が覚めたという麗子、「本気であなたを…でも、もう…」という言葉を聞いてフラれたのだと悟っていた。もうこんな自分とはつきあえない、そう言われて分かったのだと。

黒崎は慌ててそんな意味ではないと否定するが、麗子の気持ちはもう吹っ切れていた。フッてまで優しくするのは卑怯だと言い、やっぱり自分は仕事が一番だと語る。

黒崎が2年前のつらい事件を時間をかけて正したことを尊敬する。自分も恋愛にうつつを抜かさず、正義を全うしていきますと宣言して去っていった

黛は週刊誌に告白記事を掲載させ、握りつぶされないようにした。その記事を読みながら所長は、2年前に真相が本当は分かっていたんじゃないか?と問う。八神は世話になった上司のため、事件にフタをしていたなんてカッコいいと喜ぶ。黒崎は「買いかぶりです」と答えた。

そして、報告書を書くために引き出しから取り出したのは、麗子にもらった万年筆だった。黒崎は「孤独死まっしぐらだ」とボヤいた。

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【婚活探偵】3話のまとめと感想

警察を辞めるきっかけになった事件の真相を暴くと同時に、早とちりした黒崎がフラれてしまうという話でした。

刑事時代に世話になった人が、自分のせいで辞めさせられてしまったと黒崎は思っていました。しかし、実際は恩人自ら行ったことで辞職したのです。

黒崎は2年前にも気付いていたのでは?と最後に問われ、買いかぶりだと言って否定します。恐らく本当に知らなかったのではないかと思います。なぜなら、八神に写真を入手してもらったことで、真相に近付いたからです。

もし、2年前も知っていたのであれば、今さら八神に写真を入手してもらう必要もありません。ただ、薄々黛がやったのかもと感じてはいたのではないかと思われます。

今回のお見合い相手は無理せず話せるという意味で、本当に黒崎に合っていた気もしますが、黒崎にフラれたと思った彼女はすぐに吹っ切ってしまいました。女性は吹っ切ってしまうともう元には戻れません。黒崎の存在すら、忘却の彼方に追いやる勢いで吹っ切るでしょう。

毎回どうやって婚活が失敗するのか、そこが見所の1つでもあります。今回は黒崎が麗子を疑ってかかったため、せっかくの恋が壊れてしまいました。人の不幸を望んではいませんが、その理由付けが手を変え品を変えて面白いです。

次回は1月29日21時から放送予定です。

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