【先生を消す方程式。】最終回のネタバレと感想をまとめています。
静を人質にとられた義澤は、朝日に抵抗できません。さらに朝日は義澤を消そうと、刀矢にナイフを渡しますが……。
波乱の最終回はどうなるのか?
【先生を消す方程式。】最終回のあらすじ
前野静(松本まりか)を教室に連れてきた頼田朝日(山田裕貴)は、静がなぜこんなことになったのか、自分が犯した罪について告白する。
そして、静を突き落としたことで立場が逆転したと語り、生徒たちへ方程式を教える。義澤経男(田中圭)は怒るが静を人質にとられているため何もできない。そんな義澤に朝日は殴る蹴るの暴行を加える。
さらに朝日は義澤を消すため、藤原刀矢(高橋文哉)にナイフを渡して刺すよう命じる。もしやらないと静を殺すと脅迫する朝日。義澤は生徒たちに最後の授業を始める。
【先生を消す方程式。】最終回のネタバレ
最終回のネタバレは4つです。
- 今回の方程式
- 義澤vs朝日
- 贈る言葉
- ドラマの結末
結論から言うと、朝日は死にます。
どうやって死んでしまうのか?ドラマの内容を順に追っていきましょう。
1.今回の方程式
今回は朝日が教える方程式と義澤が教える方程式があります。1つずつみていきましょう。
勇気-正気=恐怖
静を突き落とした後、自分をいじめていた平岡に朝日は報告しにいきます。
すると、朝日が本当にやったことにビビり、それ以来立場が逆転しました。
朝日は言います。勇気から正気を抜く行動をすると、人に恐怖を与えることができると。
そして静を盾にして、義澤に土下座をさせますが、価値は0円だとまるで相手にしません。
さらに刀矢にナイフを渡し、義澤を刺さないと静を殺すと脅します。
そこで義澤はみんなに伝えたいことがあると、方程式を書きました。
人生×愛すること=地獄
人を好きになることと愛することは、似ているようで違うと義澤は言います。
そして人には2種類いて、誰かを愛したことがある人と、誰かを愛したことがないまま死んでいく人がいると言います。
結婚して子供がいても本気で誰かを愛したことがない人もいると言い、本気で人を愛した時に言葉では言い表せない感情で体が覆われます。
自分が愛しているのにその愛を向けられないことは地獄。でも地獄だとしても、愛する事を知った人間は人に優しくなれると言います。
静がああなってしまってから、義澤は全力で生徒と向き合うことに決め、愛すべき人が目の前にもいたと気づきます。
君たちに出会えて幸せだ、恨んでいない、愛していると義澤は生徒たちに語りました。
義澤は生徒たちに最後の方程式を教える
2.義澤vs朝日
刀矢は朝日に命じられて義澤を刺すよう仕向けられます。しかし、刀矢は義澤ではなく朝日を刺したのです。
ですが朝日は防刃チョッキを着ていたため、ナイフは刺さらず返り討ちにあってしまいます。
そこで義澤が刀矢を助けるため、静の呼吸器に手をかけ「さよならだ、静」と言って外してしまいます。
そして義澤は朝日をボコボコにしますが、「殺さない」と言います。
なぜなら、生徒たちはもう朝日のことなんて怖くないからです。
彼らは朝日を殴らない代わりに、全力で孤独を与えることにします。
警察に行って罪を認めて償おうとしないなら、正義を持って全力で朝日をいじめると宣言します。
朝日が何をしたのかネットに拡散し、孤独に生きるしかないように追い込むと。
これは復讐ではなく、生徒から朝日への教育だと。
すると朝日は孤独であるのを嫌がり、義澤に抱きすがります。
義澤の鼓動は打ってなく、彼が生きる屍であることを知ると、また朝日が義澤を殺そうとナイフを振り上げました。
そこになぜか雷が落ち、朝日はそのまま倒れ、死んでしまいました。
朝日に雷が落ちて死ぬ
3.贈る言葉
生徒たちに朝日に殺されそうになったと言えばいいと伝え、義澤はその場を去ろうとします。
日の光にも弱く体は死んでいるので、屍として森の中で暮らすという義澤。
生徒たちが会いに行ってもいいか?と聞くと、「駄目だ」と来させません。
そして彼ら一人一人に言葉を贈ります。
- 力へ:「力で開かない扉はたくさんある。その扉が開くとしたら知恵と…愛だ」
- 薙へ:「何もなくなった時に、残ったものを信じろ。そこにある愛を死ぬほど大切にしろ。そこからまたたくさんの花が開く」
- 弓へ:「たくさん恋しろ。無様でいい。たくさん恋して傷つけば、きっと愛にたどり着く。その時の弓は最高にきれいだ」
- 刀矢へ:「自分の後悔は一生消える事はない。たくさんの愛を知って、本当のリーダーになれ」
- 命へ:「弱さを知る者が一番強い。お前のおかげで二度生きれた。ありがとう」
生徒たちは義澤に感謝をし、義澤は亡くなった静を連れて学校を去ります。
義澤は静を連れて学校を去る
4.ドラマの結末
静を自分が埋まっていた場所の辺りに埋めて、バラを一本挿して弔っていた義澤。
そこになぜかまた雷が!
すると地面から手が現れ、静があの世から蘇ってきました。
自分が置かれた状況が分からず、混乱して叫ぶ静。義澤が声をかけることで落ち着きを取り戻し、これからは2人で死んだまま生きようと義澤が言います。
その後、義澤は静にプロポーズをして、あの日できなかった「いってきます」のキスをしました。
2人で森の奥へと消えていく頃、学校の屋上で死んでいたはずの朝日の目が開きます。
2人は何か感じたのか振り返りました。
静が生き返り朝日も蘇る
【先生を消す方程式。】登場人物のその後
- 義澤経男:生きる屍として森の奥で静と暮らす
- 頼田朝日:雷に打たれて死亡するが蘇る
- 前野静:死亡後、埋まった場所に雷が落ちて蘇る
- 藤原刀矢:犯した罪を償うことから歩き出す
- 長井弓:義澤にたくさん恋をしろと言われる
- 大木薙:義澤に仲間を信じろと言われる
- 剣力:義澤に知恵と愛で扉を開けと言われる
- 伊吹命:義澤に2度生きれたと感謝される
義澤、静、朝日の3人はみんな死んでみんな蘇ります。
今後生きる屍として生きていくことになるのでしょう。
生徒たちは特に逮捕されるとか、そういった話もなく普通に学校生活に戻りそうです。
義澤も朝日に呼び出されて殺されそうになったと、嘘をつけと生徒たちに告げます。
もしかしたら刀矢は妹殺しを警察に話して、何かしらの罰を受けるのかもしれません。
【先生を消す方程式。】最終回のまとめと感想
朝日と静が死に、2人とも蘇るという終わり方でした。
前半は普通の学園ものだったドラマが、後半になるとゾンビものになるという変わったドラマです。細かい事やリアリティーが気になる人は、到底見れるようなドラマではありません。
しかし、ここまで振り切ってくれると、逆に馬鹿馬鹿しくて笑えるドラマになります。ある意味カルト的なドラマです。
主役の田中さんと朝日役の山田さん静役の松本さんが、おかしなことを一生懸命演じてくれるお陰で、ツッコミ入れながら楽しく見れるものとなりました。昔の大映ドラマのようなドラマでしょう。
鈴木おさむさん脚本のドラマは、どれもこれも振り切っていて、意図的に狙っているところがあります。ですが、そういったドラマが減った今、逆に新鮮に感じて話題になるという効果を生み出しています。
数あるドラマの中で埋もれないための、生存競争の手段の一つとして、こういったドラマもアリなんじゃないか。そんな気にさせます。
ちゃんとしたドラマが見たい人にはオススメできませんが、土曜の夜に細かいことを気にせずただ笑って見るには面白いドラマでした。