【ジャンヌの裁き】6話のネタバレと感想|弱者を救うつもりがまさかの結果に

2024冬ドラマ
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【ジャンヌの裁き】6話「裏切り者が判明…ひき逃げ起訴相当が悲劇を!?」のネタバレと感想をまとめています。

桧山検事の内通者と思われる人物が姿を消し、検察審査会に正式に新たな審査員が加わる。剛太郎は元妻の佐和子からある事案を取り上げるよう提言される。その事案とは国会議員の運転手がひき逃げをしたというもので……。

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【ジャンヌの裁き】6話のあらすじ

甲野美弥(高岡早紀)が失踪したことで、彼女が桧山卯之助(田中直樹)検事の内通者だと審査会のメンバーは考えていた。そして代わりに鈴女敦(関智一)が正式に審査員として加わることになった。

越前剛太郎(玉木宏)は元妻で記者の草壁佐和子(優香)に、今まで検察審査会が担当してきた事案は、全て桧山の意向で不起訴にしてきたものだと言われる。

不起訴にしてきた人たちに共通するのは、お金持ちの息子やその家族で、みな民進党の国会議員・藤堂貴美子(高橋由美子)に献金していた。

そこで佐和子は貴美子の運転手がひき逃げをしたが、不起訴になった事案を審査会で取り扱うよう剛太郎に勧め……。

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【ジャンヌの裁き】6話のネタバレ

今回の事件

今回取り上げる事案は『藤堂貴美子議員専属運転手ひき逃げ事件』だ。

  • 発生発覚時間:2023年11月13日21時頃
  • 発生場所:東京都杉並区高円寺
  • 事件概要:サラリーマンの男性・中原恭平(橋本恵一郎)さんが帰宅途中、横断歩道を渡っている際に藤堂貴美子(高橋由美子)議員の専属運転手・今井健太(坂田聡)の車にはねられ死亡。今井は一度現場を離れるも30分後に戻り、警察へ通報した。

被害者は今井の通報後、病院に運ばれたが手の施しようがなく死亡した。ひき逃げで死亡事故なのになぜ不起訴だったのか?まずは運転手の今井に話を聞くことにした。

今井は貴美子の運転手を5年ほど勤めている。まさか不起訴になると思っていなかったと言い、被害者の方には本当に申し訳ないと深々と頭を下げた。

貴美子は民進党の最大派閥の長老・庄司新之助の秘蔵っ子と呼ばれ、今最も勢いのある有力女性議員だった。

今井の話では事故当日、貴美子は車に乗っていなかったという。なぜ現場に戻ったのかと聞かれ、逃げてはいけないと思い直したからだという。

起訴でも不起訴でもどちらでも構わないから、迅速に結論を出して欲しいと言う今井。どこか焦っているようにも見えた。

突然の訪問

審査員たちは今井の話を聞いた後、部屋で話し合っていた。事故当時の監視カメラの映像はなく、ドライブレコーダーの映像も全部消えていた。だが根津信也(長谷川純)がドラレコの映像を復元できるかもしれないと言う。

事故にあった車が買い取り業者が既に引き取っていたので、業者を呼んで話を聞くことにした。

突然部屋に桧山卯之助(田中直樹)がやってくる。審査員たちは思わず圧倒された。

桧山は頭を下げるなり「お願いします、この事案を取り上げるのはやめてください」と頼む。貴美子は日本の未来を作る人物なので、事案を取り下げてくれないかということだった。

近藤ふみ(桜井ユキ)は被害者のために、真相を知る必要があると言って拒む。剛太郎も同じく拒んだ。

すると桧山は「後悔しますよ」と言うが、剛太郎は毅然とした態度で、お引取りくださいと言って追い返した

妨害

ふみが1人で帰宅していると、背後から足音が聞こえてくる。ふみは走り出して逃げると、偶然剛太郎と遭遇する。

事情を聞いた剛太郎はふみに、もらいもののリンゴをおすそ分けするため、自宅に来てもらった。

すると剛太郎の電話に編集者から連絡が入る。漫画の連載中止が決まったというものだった。その話をふみも娘の幸(安藤セナ)も聞いて衝撃を受ける。

もしかして桧山の仕業なのかもしれない。ふみは剛太郎に迷惑をかけているのではないかと思い、距離を置くことにした。

翌日、剛太郎は直接桧山に犯罪行為だと文句を言いに行く。桧山は犯罪行為かどうかは自分が決めると取り合わない。

そして「大きな正義を守るためには、時には小さな犠牲が出ることも致し方ない」と桧山は語る。

弱者の気持ちが桧山は分かっていないと主張する剛太郎に桧山は、真実を本当に明らかにしてもいいのかと妙な質問をする。剛太郎は迷うことなく、いいに決まっていると返答した。

佐和子と寿就一(音尾琢真)が審査会にやってきて、ふみに美弥が失踪したと報告する。彼女のやっていたネイルサロンももぬけの殻だった。

美弥の夫・甲野慎作(石井正則)の取り調べをしていたのは寿だったので、調べるのを手伝ってくれていた。

今回の件で夫から話を聞こうと思っても、既に故人であることをふみはその時知らされた。

一方、佐和子も上からの圧力で、これ以上桧山の事を調べるなと注意されていた。納得のいかない佐和子はその晩、剛太郎の家にやってくる。

事情を知った剛太郎は佐和子の似顔絵をその場で描いて見せる。自分がこんな顔をしているのかと佐和子はつぶやく。

剛太郎が「俺達は大丈夫だから、後悔しないで欲しい。佐和子が思うこと信じて、後悔しない道を進んでほしい」と告げると、佐和子はうなづいた。

剛太郎もまた、自分も後悔をしたくないと感じていた。翌日、ふみに会った剛太郎は「近藤さんと一緒に桧山の関わった事案を調べ始めたこと、僕は後悔しません。僕も変われるんだと思えたので。それに、今の自分結構気にいってます」と言い、気にしないように告げた。

不都合な真実

審査会はひき逃げ事故を起こした車を、買い取った業者の轟木駿(松嶋健太)に話を聞く。

ドラレコの映像が買い取る前に消えていることがあるのかを聞くと、そういうこともあると驫木は答える。

ただ、車を買い取った時に気になったこととして、車のシート位置が妙に狭かったので運転しづらいのではないかと思ったと言う。それを聞いた審査会はある事に気付いた。

その後、根津がドラレコの復元を終えたと言い、画像を審査員たちに見せるが何も映っていない。ただ、音声は入っていた

事故の瞬間の音を聞くが、特に何も問題がないように感じた剛太郎は、今回の件を諦めようとしていた。

すると審査員の蛇塚保(山本龍二)が、「会長諦めんな。もう一回だ」と何度も音声を繰り返し聞く。

やがて高森健一(入江甚儀)が何かに気付く。衝突音の後にドアが開く音が聞こえ、その後に何かが聞こえるというのだ。

剛太郎も耳をすまして音声を聞き入ると、確かにその音が聞こえた。

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事件の真相

審査会は藤堂貴美子を呼んで話を聞く事にする。剛太郎はやってきた貴美子に開口一番、真相が明らかになったと告げる。

事故車を買い取った業者の証言で、シートが前になっていたという話をする。今井が運転していたなら狭いが、もっと小柄な人が運転していたならちょうどいい

つまり、貴美子が運転していたのではないかと切り出すと、今井は前の方に詰めて運転する癖があると弁解する。

さらに事故が起きた際の音を聞かせる。ドアが開いた音に続いて聞こえてきたのは、ハイヒールで歩く足音だった。今井はさすがにヒールははかないのでは?と剛太郎は詰める。

真相は貴美子が一人で運転をしていて、中原をひいてしまった。そして今井に身代わりを頼んだ。剛太郎がそう結論付けると貴美子は、憶測で決め付けるなと怒って部屋を出て行った。

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【ジャンヌの裁き】6話の結末

今井は不起訴相当にあたるが、今回掴んだ真相を公表しようと剛太郎は決める。恐らく再捜査時に今井は犯人隠避に問われ、起訴は免れない。さらに貴美子については、警察が再捜査するだろうとふみは予測した。

真相を暴いて喜ぶ審査会の面々たち。そこへ今井が「話しちゃったんですか?」と言ってやってくる。

みなが呆気に取られていると今井は「どうして…そんな…」とその場に崩れ落ちた。

今井の1人息子は心臓病で、移植手術の必要があった。身代わりになることを条件に、貴美子が移植の費用を出してくれる約束だったのだ

犯罪だとは分かっていたが、子供が痛がって泣く声を聞くと、いても立ってもいられなかったと今井は動機を話す。

「でもやっぱり、悪いことってのはできないもんですね。ただあの子は、あの子の命は…誰が…どうやって救ってくれるんですかね?」と、剛太郎にもたれかかりながら今井は嘆いた。

事情を聞いた審査員がみな暗く沈んでいるところに、桧山が拍手をしながら入ってくる。「ご苦労さまでした。私の思い通りに動いてくれましたね」と剛太郎の頭に手を置いた。

そして「弱者を救おうとしているあなたたちが、他の弱者を苦しめることになるなんてね」と皮肉を言い、だから本当にいいのかを何度も聞いたと桧山は呆れた。

「正義というものは、一筋縄にはいかないんです。そうだ越前さん、正義を成し遂げることはできましたか?ここで」と言って去る桧山に、剛太郎は呆然としたまま何も言い返すことができなかった

貴美子は桧山に自分を裏切ったのかと文句を言うと、庄司の命を受けて貴美子を切った事を明かした。

正しい事をしたつもりだったが、本当にこれでよかったのかと悩み出す審査員たち。ふみはそれでも自分たちは正しいことをしたと主張するが、審査員たちの心は引いていた

高森は「いろんな価値観があっていいと思いますけど、近藤さんの正しさだけを押し付けてほしくないですかね」と珍しくはっきりと言って出て行く。

審査員たちみんながバラバラになってしまい、ふみと剛太郎だけが取り残されて途方に暮れた。

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【ジャンヌの裁き】6話のまとめと感想

実際は議員がひき逃げしていたが、病気の息子を救うため運転手が身代わりになっていたという話でした。

今回の話は今までとは違い勧善懲悪ではなく、正義とは何かを訴えかけてくる話です。高森が言うように、正義は人それぞれでして、自分の正義を強要することはできません。

ただ、検察審査会では何かしら答えを出さないとなりません。今回の場合、ひき逃げで訴えられていた今井は結局ひいていないので不起訴相当と結論付けます。

そのせいで子供の命が見殺しになると今井は嘆きます。だとしたら、そもそも不起訴にした桧山に文句を言うべきでしょう。今井が収監されていれば、検察審査会にこの案件は巡って来なかったのですから。

仮に息子が救われたとして、成長した息子が父の不正で救われた命だと知ったら、どう思うのか?これはこれで悩みそうです。思考の沼にハマりそうな回です。

美弥の夫が実は故人だったことが分かり、裏切り者というよりも、美弥ももしかしたら復讐に燃えている可能性がありそうです。

剛太郎のパクリ疑惑がなぜ起きたのかについての説明はなく、連載中止になったという事だけ分かりました。

多様性だコンプライアンスだと騒がれる昨今、答えを何かしら導かないとならない状況だと炎上しがちです。

もし、導き出した答えが間違いだったとしたら、訂正を速やかにして欲しいです。人は間違える生き物ですし、時代によって答えも変わります。バージョンアップをするように、変化を恐れずに生きたいものです。

【ジャンヌの裁き】6話のいいセリフ

ここで正しい判断をすることが、正義だと思ってます。

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