【半沢直樹(2020)】2話のネタバレと感想|お、し、ま、いDEATH!

2020春ドラマ
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2020年7月27日に放送された【半沢直樹】の2話のネタバレと感想をまとめました。

買収を仕掛けられたスパイラルを守るため、半沢たちが動き出します。

しかし、その裏側には巧妙な罠が……

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【半沢直樹(2020)】2話のあらすじ

結局、諸田(池田成志)三木(角田晃広)は銀行へ異動となり、半沢(堺雅人)森山(賀来賢人)は改めて電脳雑技集団に買収案を提示しにいくが断られてしまう。

森山は瀬名(尾上松也)に連絡をしても会ってもらえないが、電脳からの買収防衛対策を練っていた。半沢はそれを見て、電脳とは取引がもうないので遠慮なくやれと応援する。

スパイラル社内では電脳による買収に賛成する社員らも多く、瀬名は頭を抱えていた。そこに太洋証券の広重(山崎銀之丞)がやってきて、買収に対抗する策を告げる。それは、新株を発行して全体の株を増やすことで、買い占められた比率を下げるというやり方だった。

その増やした新株を買うには1000億円ほどかかるが、そんな会社はあるのかと心配する瀬名。だが、広重には既に目星はついているという。

銀行に戻った三木だったが、証券部には所属できたものの、希望の営業ではなく総務という名のコピー取りやお茶汲みの仕事だった。うまくできない三木に対し、伊佐山(市川猿之助)を始めみな馬鹿にしたり冷たく当たる状況だった。

直接スパイラルへ向かった森山だがやはり会ってもらえず、自分の立てた買収防御案を置いていった。一度はゴミ箱に捨てるが、万年筆で書かれた文字を見て瀬名は再び手に取る。添えられた手紙を見て誠意を感じ、森山に連絡し2人で会うことになった。

森山を銀行のスパイだと思っていたことを瀬名は謝り、渡された案がよくできていることを褒める。森山は自分1人で作ったわけではなく、半沢に手伝ってもらったと答えると、半沢に会ってみたいと瀬名が興味を示した。

半沢に瀬名と会った時の話をし、スパイラルの防衛策を広重が説明する場に同席して欲しいと森山が頼む。承諾した半沢は一緒にスパイラルへ向かい、秘密保持の契約を結んだ後、新株を買うホワイトナイトは誰なのか問う。

それはフォックスというPCと周辺機器を扱う会社で、急成長させた経営手腕が注目されている会社だった。社長の郷田(戸次重幸)もやってきてスパイラルを買収することで、どういうメリットがあるのかを説明する。

元々、郷田の著書を読み心酔していた瀬名は、広重にも急かされた結果、明日8時に契約をすると決める。だが、半沢は気になる事が2つあった。1つは東京中央銀行の動向で、もう1つはフォックス自体のことだった。

フォックスの業績は順調とはいえず、1000億を用意できないのではないか。仮に銀行が融資するのであれば、メインバンクはなんと東京中央銀行だという。電脳が買収するために金を貸している銀行が、スパイラルを助けるフォックスに金を貸すはずがない。

半沢がそう考えていると、どこからか聞きつけた伊佐山が半沢を呼び出す。スパイラルとの打ち合わせに行っていることを、誰が流したのか?浜村(今田美桜)たちが昼食をしていたとき、偶然居合わせた岡社長(益岡 徹)に話をしたという。

半沢は伊佐山にどこが新株を買おうとしているのか問われるが、三木がお茶を零したことで話題が変わり、それ以上追求をしてこなかった。半沢はそのことに違和感を覚えていた。

渡真利(及川光博)苅田(丸 一太)との飲みの席に森山も同席し、半沢は銀行の買収情報が知りたいと頼む。しかし、証券部のセキュリティは強く、情報を知っているのは恐らく伊佐山1人だけだという。そこで半沢は森山を連れて場所を変え、三木を呼び出し酒を飲む。

三木のことを許せない森山だが、心からの謝罪をする姿に嘘があるとは思えないと考える。三木にコピー機にデータが残っていないか問うが、やはり毎回削除されているという。原本は伊佐山が持っている1つだけとのことだった。

誰が伊佐山に話をしたのか?岡社長に直接問う半沢、岡社長は自分も責任を問われるのだから話すわけがないと否定する。スパイラルに関わっていることを知っている人物の中で、半沢は最も怪しいと感じていたのは郷田だった。

もし、東京中央銀行に1000億の融資を受けていたとしたら、これはとんでもない計画が見えてくる。スパイラルはどうなってしまうのか?

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【半沢直樹(2020)】2話のネタバレ

1:フォックスの真実

フォックスとの契約当日、8時までの間にそれぞれ動き出します。

渡真利は融資課の担当者に話を聞くのを待ち、浜村と尾西は電脳とスパイラルの前で張りこみです。

三木は伊佐山が買収の書類をしまっているのをじっと見ています。

浜村が張っていた電脳の前で、社長と副社長が誰かと会っています。その写真を撮って急いで森山に送りました。

しかし、森山はあろうことかスマホを充電中で気づきません。

もう時間切れかと思った矢先、渡真利から電話があってフォックスに1000億円の融資があると報告が入ります。

フォックスは業績悪化していて、身売りの噂まであるそうです。さらに郷田社長は投資に失敗し、巨額の損失を出していると教えられます。そんな会社になぜ貸すのか?渡真利も不思議に思います。

森山はスマホを取りに戻り瀬名に電話します。8時を回り契約を急かす広重を無視して話し、フォックスの状況について半沢が説明します。

もし、フォックスが東京中央銀行以外の銀行の名前をいったら、嘘になる。東京中央銀行の名前を隠したいに違いない。そこで電話を繋いだまま、瀬名は郷田に電話をかけてどこの銀行に融資を受けたのか聞きます。

すると、郷田は白水銀行だと答えました。本当は東京中央銀行から融資を受けているのにです。

これで瀬名も確信します。この契約はワナだったんだと。

半沢と森山が急いでスパイラルへ向かいました。

フォックスに融資しているのは、東京中央銀行だった

2:逆襲の三木

着々と証拠固めが進んで行く中、ついに三木が動きます。

伊佐山がいない隙に部屋に入り、資料のコピーを取ろうと決意します。

半沢に電話をし「私だってみんなのために1つくらい、役に立たせてくださいよ」そう告げて電話を切ります。

「あの野郎、ギャフンと言わせてやる」と、三木の反骨精神に火が灯りました。

三木は鍵を使い、備品の補充に行くフリをして部屋に入ります。普段からどこに何があるか、見ていた三木はすぐに買収計画の書類を見つけ出します。

しかし、そこに諸田がやってきて、書類を見せろといいます。万事休すかと思った視聴者たち。

三木が見せたのは備品の書類でした。あれ?なんで?と思う視聴者に説明です。

三木は実は買収計画のファイルと全く同じファイルを、万が一に備え用意していたのです。

なので諸田には見つからずに済み、写真を撮ってすぐに半沢へメールで送ります。

その資料を見た半沢は、今回のカラクリについてわかりました。

三木が買収計画の資料の写真を撮って半沢に送る

2:買収のカラクリ

スパイラルについた半沢と森山、そこに瀬名社長と広重がいます。今回のカラクリの証明として、視聴者にわかりやすくホワイトボードを使って半沢が説明してくれます。

電脳はすでに4割の株を所有しています。

ここで新株を発行し、フォックスが買ったとすれば、電脳の持ち株の比率は下がります。

しかし、フォックスごと電脳が吸収することにより、あっという間に過半数以上を所有することになります。

そう、フォックスと広重は最初からそのつもりだったのです。

三木の撮った証拠をつきつけ広重に迫る半沢、しかし誰からのものかは言えないため、広重はでっち上げだと開き直ります。

半沢は三木の思いを汲み、決して名前を出すことはしません。

そこで広重があくまでシラを切って電脳なんて知らないというので、ダメ押しをします。

それは、浜村が撮った写真、広重と電脳の副社長が挨拶のハグをしている姿でした。

知らないわけがない、証拠をつきつけられた広重はとうとう観念します。

誰がこのスキームを立てたのかと問うと、伊佐山だと白状しました。

フォックスの新株購入計画は、最初から伊佐山の計画だった

3:ドラマの結末

新株購入の契約を結ぶことができなかった広重は、伊佐山に電話をしこの件からは手を引くと告げます。

電脳でそれを聞いた伊佐山は悔しがり、三笠副頭取同席の元、半沢を呼び出して話をします。

岡社長と一緒に向かった半沢に、伊佐山は逆恨みで銀行に損失を与えたと迫ります。

しかし、半沢は逆恨みしているのはそっちだといい、そもそも自分のところの仕事を奪って損失を与えていると反論です。

さらに、スパイラルと正式にアドバイザー契約を結んだと告げ、これは正式な業務だと主張します。

銀行と子会社の証券会社、それぞれ敵対する顧客を持ち、お互いにやりあう覚悟を固めたのです。

そこで三笠副頭取は伊佐山に手加減なしだ、徹底的に叩き潰すよう命じます。

帰り際、今度は大和田から電話があり頭取室に2人は向かいます。

頭取の前でも半沢は言論を変えません。セントラル証券の業務として、顧客の要望に応える。それが親会社の銀行と対立しようとも。

しかも、買収を防ぐことができたら、セントラル証券の実績を世間にアピールできるいいチャンスだとまでいいます。

大和田が隣でキャンキャンいいますが、半沢は無視して頭取のモットーである“顧客第一”をアピールです。

「全身全霊をかけて、銀行と電脳雑技集団連合軍を叩きのめすつもりです。ご覚悟を」と啖呵切ります。

頭取はそれぞれの顧客のためにベストを尽くしてくれと告げ、不問となりました。

そしてスパイラルを救う新たな方法として、目には目を“逆買収”を提案しました。

  • 正式にスパイラルとアドバイザー契約を半沢は結ぶ
  • 銀行と全面対決を決意する
  • 逆買収を提案
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【半沢直樹(2020)】2話の補足

1:今回の小ネタ

毎回、池井戸作品の小ネタを入れてくる半沢ですが、今回はフォックスの取引先の銀行が各作品に登場する銀行の名前でした。

  • 白水銀行:『鉄の骨』に登場
  • 埼玉中央銀行:『陸王』に登場
  • 関西シティ銀行:2013年版半沢直樹第一部に登場

となっています。池井戸作品ファンの人をニヤニヤさせる憎い演出です。

2:郷田の著書

郷田の著書がそれっぽい著書で面白かったので記します。

  • 『僕の人生の勝算』
  • 『郷田行成 飽くなき挑戦』
  • 『新時代のリーダー力』コンピューターと称される頭脳を持つ男
  • 『郷田行成 フォックスをつくった経営論』会社は看板じゃない中身だ 一冊で分かる郷田行成のヒストリー

コンピューターのような頭脳を持ち、経営論まで語る人物ですが、投資で失敗し巨額の損失を出し、身売り寸前まで会社を傾かせます。

そんな人物だからこんな本を恥ずかしげもなく出せるのかもしれません。

ちなみに『僕の人生の勝算』は幻冬舎ならぬ“札幌舎”という出版社から出ています。演じている戸次さんの出身地とかけている憎い演出です。

3:今週の新名言

前回大和田が新たなおもしろ名言を出し、今回も妙な新名言を出してくれました。

伊佐山に呼び出された半沢が、帰りがけ銀行で大和田に遭遇し絡まれます。

絡む大和田は人事に口を利いてやってもいいと偉そうにいい、半沢は当然お断りし「自分の身は自分で守る」と答えます。

すると大和田何を思ったのか「はい、残念でした。そんなものは守れません」といったかと思えば、「お し ま い DEATH!」といって首を掻っ切るポーズつきで告げました。

アドリブなのかそういう演出なのか、どっちにしても“笑わせ”ようとしているとしか思えないセリフです。

しかし、半沢はもちろん笑わずに苦々しい顔をして大和田を見ます。

LINEのスタンプにでもなったらよさそうな、そんな大和田のポーズが面白かったです。

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【半沢直樹(2020)】2話のその他気になったこと

  • また目の前で紙を破られ投げつけられる半沢
  • ラブレターをもらったことがあるらしい半沢
  • ヤバいぐらいに字が汚い森山
  • 浅野支店長といい上司に恵まれないといわれる半沢
  • コントみたいな眼鏡のズレ方をする三木
  • 瀬名のバイブルは郷田社長の著書
  • せこいと言われる広重
  • なぜかそこにいる岡社長
  • フォックスとスパイラルのキャラ同士手を繋ぐプレゼン
  • コントみたいにすっ転ぶ三木
  • 対人スキルはなかなかあるらしい三木
  • 証券部のセキュリティは通称“松の廊下”
  • おじさん用の飯では物足りないから肉を食いに行こうと誘う半沢
  • 三木は日本酒派
  • 妙なポーズで無関係アピールをする広重
  • 声が裏返る広重
  • くたびれすぎな上に報酬はゼロな広重
  • 「詫びろ」の連呼はまるで歌舞伎な伊佐山
  • 大和田からの電話に嫌な顔をする岡社長
  • 悔しげに「半沢~」という大和田
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【半沢直樹(2020)】2話の感想とまとめ

スパイラルを助けるフォックスが実は仕組まれた罠だったという話でした。

親会社の利益を損なうと怒る伊佐山に、そもそも横取りだろという的確なツッコミと論破にスカっとする回です。

大和田のジョーカー的振る舞いも怪しげで、半沢と副頭取をぶつけて横から美味しいところをかっさらうという魂胆が見え隠れします。

三木の扱いがポンコツ扱いで気の毒なぐらいでしたが、彼はただのポンコツではやはりありませんでした。

よくよく考えると東京中央銀行に入社できるのですから、ポンコツなわけありません。

できる人たちの中にいるからそう見えるだけで、世間一般から見たらとてもできる人物でしょう。

そんな三木を評価する半沢に応えるべく、危ない橋を渡る三木というのもいい話でした。

逆買収を仕掛けるという展開になりますが、資金はどこから借りるのか?親会社が貸してくれるとも思えないのですが、どうなるのか?

次回は8月2日21時から放送予定です。

【半沢直樹(2020)】2話のいいセリフ

俺がどうなろうとそんなことはいい。自分が必要だと思う仕事に全力を尽くす。それがサラリーマンだろ?

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