【ハムラアキラ】2話の依頼内容
立て続けに依頼が舞い込み喜んでいた晶ですが、すぐに調査が終わってしまうという繰り返しでした。まるでコントのような依頼終了の流れに思わず笑いが零れます。
依頼1
- 依頼人:角野史郎
- 内容:袋田浩継の素行調査
- 前金:50万円
袋田は5年前に運転した車をバス待ちの列に突っ込ませ、7人をはね飛ばした。直前まで飲酒していて懲役6年の判決を受ける。だが、仮釈放されて親の豪邸で仕事もつかず遊びまわっている。
依頼人の角野の息子はこの事件の被害者で、脊髄損傷し車椅子生活を余儀なくされている。角野は袋田が現在も飲酒をしている証拠を掴み、重度のアル中だと分かり運転免許が再発行されないことを望んでいる。
調査開始
袋田は早速飲み屋に入り、大ジョッキ3杯を飲む。早速調査が終わってしまう、ノンアルコールビールかもしれない、そうであって欲しいと願う晶。そこに2人乗りのバイクがやってくる。下りた人物がいきなり袋田を工具でボコボコに殴り始める。
結果
袋田を襲った犯人は袋田が起こした事故の被害者家族と判明。お陰で袋田は酒を当分飲めない状態となり、調査は一日で終了。
依頼2
- 依頼人:須藤明子
- 内容:いとこの石塚幸子の捜索
- 前金:10万円
いとこの幸子に電話をしても繋がらず、手紙も戻ってきてしまう。祖母が亡くなり空き家状態のままにしておくわけにもいかず、幸子に相談したいので捜して欲しいという依頼。
調査開始
依頼人が以前送った住所に向かい聞き込み調査をする。ちょうど花に水をやっていた女性に幸子のことをたずねる。「私です」との返答。
結果
団地の4階から1階に引っ越したらしい。発見されたので調査は一日で終了。
依頼3
- 依頼人:鈴木夫妻
- 内容:教え子の大隣正樹の捜索
- 前金:30万円
かかってきた「助けて詐欺」っぽい電話の声が教え子の大隣の声に似ていたので、警察に相談する前に直接大隣と話してからにしたいという。
調査開始
ネットで大隣の名前を探すと特殊詐欺の容疑で逮捕されていた。同姓同名であって欲しい、淡い希望を抱いて刑事の柴田に聞くとやってくる。
結果
柴田は大隣の写真を見るなり「うちの署にいる」と言い、さらには大隣はグループが内部分裂して仲間を殺し山へ埋めたと言う。筋金入りのワルらしい。調査は即終了した。
白熊探偵社の料金表
今回、依頼人が次々やってきたので、料金の説明やら返金したりやらで白熊探偵社が、どういった感じの料金設定か分かりました。
個人向け調査
調査内容 | 基本料金 |
---|---|
浮気・不倫調査 | \12,000~※1時間 |
結婚・信用調査 | \130,000~ |
人探し・尾行・行方不明者調査 | \70,000~※1日(4日目以降は1日につき\40,000) |
盗聴器・盗聴器発見調査 | \60,000~ |
マンション・テナント入居者調 | \30,000~ |
不動産調査 | \50,000~ |
法人向け調査
調査内容 | 基本料金 |
---|---|
企業信用調査 | \50,000~ |
人事・採用調査 | \40,000~ |
マンション・テナント入居者調査 | \30,000~ |
不動産調査 | \40,000~ |
この基本料金に加え、実費も請求すると言っていました。
そして契約を結ぶ時には念書みたいなものも書きます。
調査利用目的確認書
私は、「暴力団等反社会勢力」に該当しないことを誓約し、調査委任契約書に署名・押印するとともに、調査(報告書)の利用目的が下記事項でないことをここに認め、本確認書に署名・押印いたします。
- 社会的差別の原因となるもの
- 盗聴・盗撮行為目的
- ストーカー行為等(つきまとい等)目的
- DV法に係る被害者の所在調査目的
- 各種法令に抵触する可能性のある調査目的
- その他公序良俗に反する調査目的
というものにサインと押印をして契約が完了します。前金である程度お金を渡し、調査報告の時に残りのお金を返すといったシステムでした。
【ハムラアキラ】2話に出てきた本
今回の企画は『サマーホリデーミステリフェア』とイベントとして『真夏のホラーナイト』を開催します。企画の本がいくつか置いてあるのですが、すべては確認できなかったので分かったものだけ記載します。
サマーホリデーミステリフェアの本
真夏のホラーナイト
『炎天』は単品では発売されておらず、下記の本にそれぞれ『八月の暑さのなかで』『八月の炎暑』というタイトルで収録されています。
この『真夏のホラーナイト』というイベントは、ポスターにこう書いてあります。
作家菊池嘉伸さん×MURDER BEAR BOOKSHOP 店長富山泰之による特別対談!
8.13(火)午後8時開催!!皆様、ふるってご参加ください
参加費1500円
さらに、プリントにこのイベントのプログラム内容が書いてあるのですが、遠目にしか映らないのですべては分かりませんでした。ロジャー・コーマンが撮ったポー作品のような映画を見たりするっぽかったです。
【ハムラアキラ】2話の手書きポップ
今回富山が書いたポップは『炎天』の貴重な本の説明となります。
絵も音楽も凄い!! Art book×Progressive Rock『炎天』
画集や写真集の老舗JASCHEN社からSOUND AND VISIONシリーズの一冊として、たった608部限定でリリースされたイギリスの怪奇小説作家ウィリアム・フライヤー・ハーヴィーによる珠玉のホラー短編集。
聴く者を圧倒する迫力あふれる朗読はあのSFテレビ映画『宇宙大進撃』でジョージア・タケイを演じた日本人俳優、フォレスト・キシダ。音楽は70年代英国プログレッシヴ・ロックを牽引した超絶技巧ギタリスト、ロジャー・フィリップ。CRIMSON PRINCE脱退後、映画音楽家として絶頂期を迎えた最中の録音で、サウンド・スケープ期とヌーヴォー・メタル期のまさにミッシング・リンクと呼ぶべき超超レア音源。スーラの点描を思わせる耽美的な美しいイラストは『クリムゾン王子の目覚め』などの数々のプログレ名盤のジャケットデザインを手がけたロバート・ディーン・ジュニア渾身の力作。150ページ、オールカラー、CD1枚つき。できれば富山の手元に置いておきたい1冊!
『炎天』が実際こういう形で発売されたのかどうかは、調べてみましたが分かりませんでした。このポップの内容は作者のウィリアム・フライヤー・ハーヴィー以外はすべて架空のものとなります。『宇宙大進撃』というSFテレビ映画もなければ、CRIMSON PRINCEなるバンドもありません。
フォレスト・キシダは俳優の故・岸田森さんのことを恐らくパロっていて、クリムゾンプリンスはキングクリムゾンをパロってると思われます。誰が書いているのか?美術さんが書いているのか、古書指導の人が書いているのか、面白いポップなので毎回見るのが楽しみです。
【ハムラアキラ】2話のその他気になったこと
- どうぶつ村の保安官うさぎックスというキャラ
- 暑すぎて着ぐるみの頭を取ってしまう晶
- 足りないのは依頼人と笑う富山
- 結婚できないバカ女呼ばわりされる晶
- 調査対象がうさぎ、うさぎワールドに潜入という仕事
- みずがめ座がツイていると聞いて握りこぶしな晶
- 立ち飲み屋の名前は「べろべろ」
- ノンアルコールビールで酔う人もいて欲しい晶
- 袋田はまさに袋叩きにあったと依頼人に報告する晶
- 晶のうさぎ姿は“似合っていた”という村木
- 「忙し過ぎて困っちゃう~」と言っているそばから暇になる晶
- バカンスといってもパックのツアーだと突っ込む鈴木・夫
- 本物の探偵みたいと鈴木・妻から言われて「本物です」と即答する晶
- 寝起きの割りには理詰めで特殊詐欺の電話に対応する鈴木・夫
- トラック並みにうるさい古書店の室外機
- 呼んでもいないのに近所だから来る柴田
- 幸せに懐疑的なので不幸になると言われる晶
【ハムラアキラ】2話のまとめ
今回も終了後は何とも言えない空しさが残る話でした。殺人的な夏の暑さは人格者で通っている人物の頭までおかしくなってしまうということか?『炎天』の最後の一文について岡田に聞かれた時、晶の唇は動いても音が出ません。その後、晶の呟きで「この炎天下じゃ、人間だってたいがい変になる」と言います。
あの母親は施設からも追い返され、音が鳴ると騒ぎ立てていました。変になったのは母親のほうなのか、糸永のほうなのか?それともどちらもなのか?家の中で何が行われていたのか、それは一切映らないので正直いってわかりません。
母親は最初シルエットでしか映らず、実在しているのかも謎でしたが、最後救急車で運ばれていったところをみると母親はちゃんといました。実はとっくに殺していて、騒いだフリでもしていたのかと思ったら生きていたようです。
次回は2月7日(金)22時から放送予定です。