【白日の鴉2】のネタバレと感想|寺尾聰と伊藤淳史のコンビ再び

白日の鴉スペシャルドラマ

2020年5月10日にテレビ朝日で放送された【白日の鴉2】のネタバレと感想をまとめました。

前回の放送から2年ぶりに続編が放送された【白日の鴉2】の今回のテーマは、“オレオレ詐欺”となっています。

詐欺の受け子を捕まえたことから、更なる事件が発生し…。

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【白日の鴉2】のキャストとスタッフ

キャスト

レギュラー

  • 新田真人…伊藤淳史
    羽野南交番勤務の警官
    立花健作が自殺するのを止められなかった過去がある
  • 森光理奈…福田沙紀
    明立医大病院看護師
    新田の恋人
  • 石亀清…斉藤暁
    羽野南交番勤務の警官
  • 五味陣介…寺尾聰
    かつては腕利きの弁護士
    警察からは“ゴミジン”と呼ばれて煙たがられている
  • 楢崎警部補…戸田昌宏
    かつてのハコ長
    今は刑事になった
  • 福地巡査部長…三浦誠己
    羽野南交番勤務の警官
    現在のハコ長

ゲスト

  • 龍野真一…要潤
    ガイナス不動産の社長
  • 立花康平…佐藤寛太
    明立大学に通う大学生
    受け子をやって逮捕
  • 町田ミカコ…堀田茜
    キャバクラ店員
    理奈の高校時代の同級生
  • 松坂志乃…森口瑤子
    小料理屋の女将
  • 立花健作…梨本謙次郎
    康平の父・自殺している
  • 立花雅恵…舟木幸
    康平の母・夫の死後病気がちに
  • 鴨下警部補…大西武志
    捜査二課の刑事
  • 井上警部…吉満寛人
    捜査一課の刑事
  • 荒山誠…小野ゆたか
    キャバクラのオーナー
  • 布川巡査部長…庄野崎謙
    羽野南交番勤務の新人警官
    上昇志向が強い

スタッフ

  • 原作:福澤徹三『晩夏の向日葵 弁護人 五味陣介』(光文社文庫刊)
  • 脚本:吉本昌弘
  • 監督:土方政人(共同テレビ)
  • 公式HP

【白日の鴉2】のあらすじ

詐欺の受け子である立花康平(佐藤寛太)を捕まえた新田真人(伊藤淳史)は、五味陣介(寺尾聰)に弁護を依頼する。保釈された康平は松坂志乃(森口瑤子)の好意で小料理屋で再び働くことになり、街で偶然見かけた女性が自分を勧誘した女性だと気づく。新田にそのことを伝え、新田は独自に捜査を始める。

森光理奈(福田沙紀)が店に潜入したところ、高校時代の同級生である町田ミカコ(堀田茜)が詐欺の勧誘をしていた。ミカコは店で詐欺の会話していた荒山(小野ゆたか)と門脇(谷田歩)の録音データを手に入れ、荒山のことを脅して金を得ようとする。

独自に捜査をしていたことを咎められた新田は捜査ができず、康平は自分で動くことを決意する。

ある晩、ミカコが店からワゴン車に乗せられて運ばれていくのを目撃した康平は、バイクで後をつけていく。しかし、男たちに見つかり襲われて気を失ってしまった。目覚めたときに手には血まみれのナイフが握られており、そのそばにはミカコの遺体があった。

そこに警察が通報を受けて現れ、再び康平は逮捕されてしまう。

【白日の鴉2】のネタバレ

オレオレ詐欺の受け子が捕まることから始まり、物語は徐々に大きな組織へと近づいていきます。その裏側には因縁めいたものもありました。

1:オレオレ詐欺事件発生

巡回中の新田と石亀が老人が話を聞いてみたところ、どうやらオレオレ詐欺っぽい事件に遭遇します。応援を要請している時間もなかったため、2人で協力して受け子がやってくるのを待ち構えました。

そこに現れた男を2人で取り押さえ、現行犯逮捕します。事件の内容をドラマ内の新聞記事から引用します。

明立大生 オレオレ詐欺で逮捕

武蔵野中央署は9日、「オレオレ詐欺」で受け取り役の「受け子」をし、現金200万円をだまし取ろうとしたとして、東京都羽野市の明立大学に通う、立花康平容疑者(22)を詐欺未遂で現行犯逮捕した。立花容疑者は「お金がほしかった。荷物を受け取るだけでお金がもらえる仕事があると紹介された」と容疑を認めているという。

署によると、立花容疑者は何者かと共謀し、羽野市の女性(81)から現金200万円をだまし取ろうとしたという。

女性宅には9日午前10時ごろ、「お金をなくしたので至急現金200万円を貸してほしい。会社の者が午後3時に家に行くからそれまでに用意して欲しい」という電話があったという。

逮捕されたのは立花康平という大学生でした。

取り調べでも記事のような内容を供述します。新田は同情して康平の家を訪ねると、病気の母親がいました。康平は働けない母親の代わりにバイトをし、奨学金をもらって大学に通っていたそうです。当然、金銭面で苦しかったため、今回のバイトに手を出してしまったわけです。

そこで新田は五味に弁護を頼むことにしました。

1-1:詐欺組織を店に例えると?

理奈に説明するために組織の話を店に例えて新田がします。

組織での呼び名役割店に例えると?
金主(かねぬし)組織の頂点オーナー
番頭現場責任者店長
掛け子電話をかける役店員
出し子お金を引き出す店員
受け子直接お金を取りに行く店員

その他に「名簿屋」や「リクルーター」などがいると説明します。

末端である受け子の康平は、上の人の名前も顔も知りません。ただ、女の子に誘われて荷物を受け取るだけで3万円もらえるといわれてやっただけでした。

オレオレ詐欺の受け子が逮捕

2:父親の死

新田から弁護を依頼された五味は、さっそく康平に面会に行きます。そこで康平は2年前に父親が自殺した話をしました。

  • 脱サラして銀行に金を借りてアパート経営を始めた
  • 3年ぐらい前に突然ガラの悪い連中が増えた
  • そいつらが元々いた住人を追い出してしまう
  • 家賃収入も減って返済にも困るようになった

なぜかガラの悪い連中が住み始め、嫌がらせをします。銀行への返済に困ったところ、知り合いが助け舟を出してくれました。

  • 知り合いから「ガイナス不動産」を紹介された
  • 弁護士を使ってあっという間に問題解決した
  • 資金援助もしてくれた

ここまではいいのですが、突然貸した金を全額返せと貸し剥がしします。

  • 返せないなら土地と建物を寄越せ
  • アパートが乗っ取られる
  • 母親が体を壊す
  • 父親が川に身投げして自殺

この自殺した父親が、新田が止めることができなかった人物で、立花健作という男でした。

その後、保釈申請をし、康平は無事保釈されます。

逮捕されたのは、新田が自殺を止めれなかった人物の息子だった

3:勧誘した女性を発見

元々バイトしていた小料理屋で康平は雇ってもらい、何とか仕事を見つけることができました。客の忘れ物を届けに店を出たとき、偶然キャバクラの前で見かけた女性が自分を誘った女性だと康平は発見します。

  • バイト先に飲みに来た女に誘われた
  • 荷物を受け取るだけで3万だといわれた
  • 渡された電話番号に電話をすると男が出た
  • 仕事が入ったら電話すると言われて待っていた
  • 電話が入って荷物を受け取りにいったらあの日逮捕された
  • 3万は荷物と交換だったのでもらっていない

そのキャバクラは元暴力団員の男、荒山が経営する店でした。電話の男が荒山かどうか、それは分からないと康平はいいます。自分は罰せられて彼らは罰せられないのが悔しいと、康平はいいます。

相談を受けた新田はこっそりと捜査を始めます。さらに理奈に店へ潜入させるという手段を取ります。

3-1:理奈の潜入調査

体験入店で入った理奈はスマホをいじっているフリをして、荒山の写真を撮り新田に送ります。なかなか優秀です。

店にいた女性のミカコは、理奈の高校時代の同級生でした。店を終えて外にでた理奈は、表で待っていた新田と落ち合ってその日は無事終了しました。

理奈は個人的にミカコに会い、あの店が詐欺の手助けをしているのではと話します。ミカコは知った上でリクルーターをやっていたことをいいます。元々理奈と同じ看護師になりたかったミカコ、もう昔の私なんていないといって話を聞いてもらえません。

3-2:新田の尾行

新田は新田で捜査をしていました。荒山をつけていった先のマンションで、どうやらさらに上の人物と話しているのが見えます。念のためその男が乗っていった車のナンバーを控えておきました。

さらにマンションの住人に管理会社のフリをして、人が大勢出入りしている部屋がないかたずねます。すると、205号室がいつも出入りしているという話を得ました。

その部屋がオレオレ詐欺のアジトなのか?新田は考えますが、入らずにその場を立ち去ります。

そうして捜査していることを、別の課の鴨下に知られ新田は怒られます。捜査がしたくてもできない、そんなジレンマに陥りました。

3-3:密談

キャバクラに門脇という男がやってきて、荒山と何やら2人きりで話を始めます。

  • 大口の入金があってまとめて5000万だ
  • そろそろ引導を渡せ
  • 土地建物で20億はくだらないだろう
  • 先月のじいさんのように自殺に追い込め
  • その後、根こそぎ土地建物をもらう

オレオレ詐欺の作戦を立てています。2人が帰った後、ミカコはスマホを置き忘れたといって、その部屋に取りにきました。

  • 康平を勧誘したのは、理奈の高校時代の同級生であるミカコ
  • マンションにオレオレ詐欺のアジトがありそう
  • 荒山と門脇がオレオレ詐欺に関与している

4:新たな事件発生

独居老人が自宅で死んでいるという通報が入り、新田たちも駆けつけます。その老人は以前、新田が町で声をかけていた女性でした。警察が調べた結果、以下のことが分かります。

  • 通帳に数回にわたって高額な金が引き落とされている
  • 残高はほとんどなかった
  • だまされたと知ってそれを苦に自殺したのか

オレオレ詐欺の被害者ではないかと警察は考えます。

4-1:ミカコ殺害

ミカコはあの日、スマホに2人の密談を録音していたと荒山にいいます。1千万で買ってくれないか?そうやって交渉すると、荒山は了解して金を渡す約束をしました。

いざ受け渡しの日、ミカコに金を渡すどころか、拉致して廃工場へ連れていきます。その姿を見ていた康平は、スクーターで車を追いかけていきました。

工場へついた荒山たちはミカコを殺害しようとします。そこで物音を立てた康平に、男たちは気づき探します。隠れていた康平でしたが見つかってしまい、殴られて気を失ってしまいました。

目を覚ましたとき、康平の手には血のついたナイフが握らされていました。そのそばに、ミカコの遺体があります。康平は荒山たちにハメられたのです。

なぜかすぐに警察が駆けつけ、その場で康平は確保されてしまいました。

  • 独居老人が自殺
  • ミカコが殺害

5:康平が再び逮捕

逮捕された康平は取り調べを受けます。殺していない、気づいたらナイフを握っていた。そう説明する康平に刑事は追及します。

  • なぜあの場所に行った?
    • あの女の人と話したくてつけていった
  • なんの話を?
    • オレオレ詐欺に誘ったのに、自分は捕まってもあの人は捕まってないから
  • 誰がやった?
    • 紺色のワゴンに乗った2人組の男たち
  • 車のナンバーは?
    • 覚えていない
  • 2人はキャバクラの人間か?
    • 多分そう

曖昧な供述な上に、ミカコを殺害する動機があると警察は考えています。しかし、現場に落ちていた金のライターは康平のものではありません。

さらに悪いことに母親が逮捕を知り倒れて病院に搬送されました。

5-1:五味と面会

再び逮捕された康平と面会する五味は、以前理奈が撮影した荒山の写真を見せます。すると、コイツがキャバクラの女の人を殺したと、殺害した場面を見ていないはずなのに言い切ります。

何かまずいことを知られて口封じをしたのかもしれない、五味はそう考え、康平に無実を証明してやると約束しました。

現場に落ちていたライターの指紋を照合した結果、荒山のものだと判明します。警察は荒山に話を聞きにいきました。

しかし、殺害時刻のころは店にいたといい、ライターはミカコに盗まれたものだと嘘をいいます。決定的な証拠がないため、警察も逮捕することができません。そこで一度は勝手に動いて怒られた新田が再び動きます。

荒山がミカコを殺害した?

6:真犯人逮捕

新田はミカコのことを聞きこみ、殺害現場に足を運びます。そこには何も手がかりがなく、途方にくれていたところ、偶然通りがかった釣り人に話を聞きます。

  • 事件の夜、車がとまっていたのを知らないか?
    • 知っている
  • 車のナンバー覚えてる?
    • 覚えてる。カミさんの誕生日と一日違いだから覚えていた

夜釣りに来ていた釣り人は、その日のことを覚えているだけでなく、車のナンバーまで覚えていました。それを照合したところ、荒山の妻のものだと分かります。

さっそく新田は刑事課に報告し、車を捜索することになりました。すると、中から髪の毛が発見されます。その髪の毛を分析した結果、ミカコのものと判明しました。

これにより荒山が逮捕されます。

6-1:荒山逮捕

逮捕された荒山をさっそく警察は取り調べします。最初はシラを切る荒山ですが、共犯の黒服の藤井が命令されてやったといっているというと、ペラペラしゃべり始めます。

  • ミカコが脅してきた
  • つけてきた奴がいたからそいつに被せようと思った
  • 門脇に命令されてやった
  • ミカコのスマホは川に捨てた

殺害を荒山は自供します。それを五味に新田が報告すると、五味はそう簡単にはいかない気がするといいます。

名前が出た門脇を今度は聴取します。当然シラを切る門脇、警察もさらに突っ込んで聞くのかと思いきや、あっさり帰してしまいます。なぜか?それは、回収されたスマホの音声を解析したところ、門脇と荒山の会話は録音されていなかったのです。

門脇の名前もなければ、荒山がオレオレ詐欺の一味という証拠すらない。どうなってしまうのか?

  • 荒山の妻の車からミカコの毛髪が発見
  • ミカコの録音データにあの密談はなかった

7:証拠発見

新田は何かないか、ミカコの家にいきます。そこで、ミカコの伯母に会いました。ミカコはなぜあのとき高校を辞めてしまったのか?その過去が語られます。

  • ひどい母親と暮らしていた
  • 仕事をしたくないからミカコを働かせていた
  • さらに家に男を連れ込む
  • ミカコは高2のときに家出をした
  • その後、転々として苦労をしたと思う

母親がとんでもない人物だったため、ミカコは家を出て生活していたということです。なので高校も辞めてしまったわけです。

理奈がある本を部屋で見つけます。それは「看護師になりたい」という本でした。付箋が沢山貼られ、ミカコが本当になりたかったと感じさせます。ページをペラペラめくっていくと、SDカードが見つかります。

音声を再生してみたところ、あの密談の内容が録音されていました。ミカコはちゃんと録音していたのです。しかし、荒山と話す人物が門脇なのかどうか、聞いただけではわかりません。

でも、新田は気づきます。聞き覚えのある着信音がするのを。それは以前、荒山をつけていったマンションで聞いた音でした。そのとき、新田は車のナンバーも控えていました。調べた結果、車の持ち主は門脇だと分かります。

7-1:門脇逮捕

逮捕された門脇ですが、まったく話そうとはしません。あの録音データの声の主が門脇だと荒山はいっているといっても気にした様子はありません。

そこで五味が動きます。門脇の弁護人にかけあい、自分が面会いくことを承認させます。面会に来た五味は門脇を脅すような話をし始めました。

  • 荒山は間違いなく起訴されるので、あんたも引きずり込まれる
  • 詐欺の件とミカコ殺害の件で合わせて最大30年求刑される
  • 仲間がいる可能性があるから保釈はされない

こう脅された門脇はどうすればいいのか五味に聞きます。五味はこう答えました。

取引しろ。自分のやったことはすべて認めて金主の名前を言え。

殺しについてはどうにもならないが、組織犯罪であるオレオレ詐欺は司法取引の対象なので、減刑される可能性があると提案します。

門脇はこれに応じて金主の名前を言いました。それは龍野真一でした。

7-2:龍野真一とは?

門脇が吐いた金主である龍野とは何者なのか?現時点で分かっていることはこうです。

  • SNSなどでも人気の実業家
  • 街の再開発にも協力している
  • 理奈の働く病院にも寄付をしている
  • レストランなども経営している
  • ガイナス不動産の社長

康平の父を自殺に追い込んだ不動産会社の社長、それが龍野でした。それをうっかり志乃が康平に話してしまいます。康平は父親の敵を取ると復讐に駆られ、どこかへ行ってしまいました。

それを知った新田と五味が、父親が自殺した橋にいるのではないかとそれぞれ向かいます。そして、父親が自殺したとき、止めれなかった警官が新田であることを五味は教えます。

新田は康平に謝り、父親がきっと君と巡り合わせてくれたに違いないと、復讐を止めようと五味と一緒に説得します。母親を思うなら自分を見失ってはいけない、そう諭された康平は涙を流して納得しました。

ここで五味が“復讐作戦”を思いつきます。

ここまでのまとめ

  • ミカコを殺害したのは荒山
  • 門脇の指示でミカコを殺害した
  • 詐欺グループの金主は龍野
  • 康平の父親を自殺に追い込んだのは龍野の会社

8:復讐作戦

五味が考えた作戦はこうです。

  • 康平に門脇の部下のふりして龍野に電話をかけさせる
  • 門脇から龍野とのやり取りの録音を預かっている
  • 門脇の家族からそれなりの金をもらえないなら、警察へいけといわれている
  • 1億円の小切手を持って龍野のレストランで会う約束をする

オレオレ詐欺とミカコの脅迫の手口を足したやり方で、龍野を呼び出すことに成功します。

レストランで待っている龍野の元に康平がいき、録音したものを聞かせます。それは、さっき電話でやり取りしていた音声でした。龍野と門脇の会話の音声なんて最初からなかったのです。

康平はいいます。「俺が誰だか分からないの?立花健作の息子だよ」と。しかし、龍野はまるで意に介さず、だまされるほうが悪いと開き直りました。さらに自分のほうが社会の役に立つ、君や君の父親よりもと挑発します。キレそうな康平を止めに五味と新田もやってきました。

8-1:3年前の事件の真相

新田が3年前、アパートに住みついた連中を一人ずつ見つけて話を聞きました。

  • 門脇に頼まれて龍野の会社の金で雇われた
  • 裁判で証言もすると約束した

さらに、康平の父親と不動産会社を繋いだ知人にも話を聞きました。

  • 違法な融資だったと供述
  • 裏帳簿に龍野からの金も書きとめてあった

康平の父親の所有しているアパートを乗っ取るため、男たちを雇い住人を追い出し嫌がらせをします。そこに親切なふりして金を貸し、一気に金を返せと迫り土地とアパートを奪い取ったというのが真相でした。

それもすべて龍野が関わっていて、最初からそうするつもりで計画したものだったと分かります。今回の老人が自殺した手口も同様に、追い込んで自殺させた後に土地建物を奪おうという作戦だったのです。

8-2:龍野の考え

悪いやつには悪いやつなりの考えというものが、善悪とは関係なくあります。龍野の考え方はこうです。

  • 自殺なんてよくある、だまされるほうが悪い
  • 役にも立たない連中の金を俺が使っているだけ
  • 利用されるやつがアホ
  • これはゲームで、負けたほうが金を払うと決まっている
  • 払う金がなくなったらそいつの人生はゲームセット
  • 取り返したかったら、今度はゲームに勝てばいいだけの話

こんな考えになるなんて、よっぽど酷い人生でも歩んできたのか?そんな気にさせますが、実際は父親の会社を引き継いだだけのボンボンです。

そんな龍野に五味の喝が飛びます。

8-3:五味の考え

嫌いなタイプな人間だからか、五味も結構毒づきます。

  • なかなかいい店だな、腐った金の臭いがする
  • さもしい奴が考えそうなことだ
  • 本当の金は家族を養い、子供を学校に行かせ、幸せな生活を送るためにある
  • 一生懸命に働いて手に入れたもの、それが価値ある本当の金だ
  • お前はその人たちの金を横取りする盗っ人だ
  • 会社を受け継いだだけで、人に誇れるようなものを何一つ生み出していない

腐った金の臭いがすると言って登場し、金について語った挙句、龍野を全否定します。色々な人を見てきた五味だからこそ、辿りついた境地なのでしょう。

9:ドラマの結末

五味たちが証拠をつきつけると、龍野はその場から出て行ってしまいます。逮捕しなくていいのか?と思っていると、石亀と布川が龍野の車の前に立ちはだかって止めます。ちょっといいシーンです。

遅れて二課の人たちがやってきて、新田は3年前のガイナス不動産の詐欺事件と、今回の録音と録画データを渡します。これで逮捕かと思いきや、なんと龍野は車から出て逃げ出します。

追いかける制服組の3人、みんなで協力して取り押さえ、公務執行妨害の現行犯逮捕しました。今まで新田を面倒くさいやつだと思っていた布川も、なぜ新田がこんなに首を突っ込むのか、この瞬間のためだと分かります。

1ヶ月後、法廷で康平の裁判が結審します。懲役2年、執行猶予4年の判決でした。裁判長も更正することを願い、執行猶予をつけたようです。後は康平の頑張り次第だと五味は語り、康平は新田に父も感謝していると思うと告げて別れました。

9-1:登場人物の結末

  • 龍野真一:逮捕
  • 立花康平:懲役2年、執行猶予4年の判決
  • 町田ミカコ:殺害
  • 門脇太:逮捕、司法取引で減刑か
  • 荒山誠:逮捕
  • 立花雅恵:退院

それぞれの判決や容疑は分かりません。龍野は殺人共謀が追加されるのか、詐欺のみなのかも不明です。

康平は執行猶予がついたため、最後、退院した母親と一緒に2人で帰ります。

門脇も司法取引が適用されて減刑されたのか不明です。荒山は司法取引させてもらえないのか、すると門脇よりも罪が重そうです。

詐欺グループの全貌解明なるか?今後の取り調べ次第になりそうです。

10:【白日の鴉2】のネタバレまとめと要約

町田ミカコ殺害犯と動機

  • 殺害犯:荒山誠
  • 動機:録音した会話で脅されて、門脇に殺害するよう指示された

詐欺グループの内容

  • 金主:龍野真一
  • 番頭:門脇太
  • 店長:荒山誠
  • リクルーター:町田ミカコ

10-1:【白日の鴉2】の要約

オレオレ詐欺の受け子で逮捕された立花康平は、かつて新田が自殺を止めることができなかった立花健作の息子だった。

康平が自分にバイトを紹介した女性を見つけ、新田が理奈を店に内偵させた結果、理奈の高校の同級生町田ミカコだとわかる。ミカコはキャバクラの店長である荒山を脅し、詐欺の話を門脇としていた音声データと引き換えに金を要求する。

ミカコは口封じに殺害され、康平がその犯人に仕立て上げられてしまう。新田の捜査で証拠を掴み荒山が逮捕され、ミカコの家にあった音声データを発見し、門脇が逮捕される。

五味が司法取引で金主の名前をいうよう門脇を説得、その人物は康平の父を自殺に追い込んだ不動産会社の社長、龍野真一だった。

康平に録音データを持っていると嘘をついて龍野を呼び出し、3年前の事件の真相を捜査した新田が暴く。逃げる龍野を新田は取り押さえて逮捕した。

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【白日の鴉2】の感想

真面目な警官新田とやさぐれ弁護士五味のコンビが、今回も事件を解決しました。いまだに手法を変えて存在する特殊詐欺を題材に、“金”というものに関して五味と龍野が持論を語るのも面白かったです。

ちょっと不思議に思ったのが、なぜ龍野はそんなに金が欲しいのかということです。親から継いだ会社もあり、自分は会社をデカくしたとドヤっていた龍野が、なぜオレオレ詐欺をする必要があったのか?金に困っているようには見えませんし、贅沢でもしたいのか、ロケットでも宇宙に飛ばしたいのか、謎です。

同様に番頭の門脇も腕のいい貴金属ディーラーだといいますし、荒山も一応キャバクラを経営しています。みんな仕事を持っている人たちなのに、なぜこんなことをするのか?借金でもあるのか何なのか。もう少し犯罪に手を染める動機について知りたかったです。

だますほうが悪いのかだまされるほうが悪いのか、この問題が詐欺では度々取り上げられます。いつも思いますが、だまされて当然な詐欺をしかけてくるのが詐欺師です。なので、だまされないという選択肢はあってないようなものです。

「自分はこんな手口にはだまされない」という人がいます。だまされなかった場合は、相手が下手な詐欺師で運が良かっただけです。詐欺師のほうが何枚も上手だ、自分が優れているわけではない、そう思って気をつけましょう。

【白日の鴉2】のその他気になったこと

  • 新田の彼女でなければ理奈を口説いているという五味
  • 勝手に居酒屋のホワイトボードを使う五味
  • 廊下でバーベキューをやる住人
  • 洗濯物もたたまされる新田
  • 志乃の前で酒はあんまり得意じゃないという嘘をつく五味
  • できるだけゆっくり帰ってくるよう指示する五味
  • ヒモによくいるタイプといわれる新田
  • 口うるさい女房といわれる新田
  • 詐欺に加担した僕がいうもおかしいですが…という康平
  • 根拠もない約束をする志乃
  • わしのようないい人もいると自称する五味
  • タクシーでかけつける五味
  • 音声データをカセットテープとつい言ってしまう五味
  • “偶然”録画していた理奈と志乃
  • 思いやりの塊と呼ばれる新田
  • まずいラーメンにも飽きたとぼやく地獄耳な五味
  • 美味しいラーメン作りに行くという新田

【白日の鴉2】のまとめ

新田の目の前で自殺してしまった人の息子を逮捕することから始まり、調べていくうちにオレオレ詐欺グループのトップまで辿りつくという話でした。

新田は目の前の問題を一つ一つ丁寧に解決し、寄り添っていく人物です。五味はなんだかんだいって、ちゃんと正義のために知恵を使って戦います。そんな見た目はまったく違う2人ですが、根底は同じなため協力して悪を捕まえます。

康平の更正に寄り添っていると、もっと大きな悪を見つけてしまったという感じです。そして理奈も潜入したり、交番の他の警官も協力してくれたりと、新田の真っ直ぐな人柄のお陰で人が動きます。

そんな急がば回れといった話が、AIだなんだと効率化を叫ぶ世の中に一石を投じるようで面白かったです。

【白日の鴉2】のいいセリフ

どう言いつくろったところで、お前はしょせん腹黒いただの鴉だ。

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