WOWOWのドラマ【フィクサーシーズン3】2話のネタバレと感想をまとめています。
都知事選が始まり、それぞれの陣営で熾烈な戦いが繰り広げられる。そんな中、誘拐犯に設楽は人質を交換しないかと提案をする。
その候補に選ばれたのは……。
【フィクサー3】2話のあらすじ
#フィクサー #Season3
— 【公式】WOWOW「連続ドラマW フィクサー」Season3: 第2話 10月16日(日)放送! (@fixer_wowow) October 8, 2023
今夜、
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日本を動かすのは有権者か、黒幕か🤔
フィクサー・拳一(#唐沢寿明)の囁きで達哉(#町田啓太)が出馬‼️#WOWOW#小泉孝太郎 #石坂浩二 #古田新太 #内田有紀 #小林薫 pic.twitter.com/I4Inj1J9Do
都知事選に立候補した元新聞記者の渡辺達哉(町田啓太)だが、苦しい状況だった。都議会のドンである黒羽真二郎(石坂浩二)が推す四方田正美(高島礼子)と、民自党推薦の川本栄太(徳重聡)の一騎打ちのような状況だった。
その頃、設楽拳一(唐沢寿明)は人質の交換を犯人に提案したものの、誰を差し出すかはまだ告げていなかった。
夜遅く1人事務所に残る渡辺の元を訪れた設楽は、自分が交換要員になろうと思うと伝える。渡辺は驚くと同時にある気持ちが芽生えてくる。
最終的に設楽が犯人に伝えた人物とは……?
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2話のネタバレ
窮地
前総理の殿村茂(永島敏行)の口利きで、渡辺達哉(町田啓太)を応援すると登録していた人数が、一気にいなくなっていた。それは黒羽による妨害工作の結果だった。
四方田正美(高嶋礼子)が街頭に立てば、女性たちが大勢集まり聞きに来た。一方、川本栄太(徳重聡)の所にはメディアがインタビューに来ていた。
渡辺の街頭演説は人がほとんど集まらなかった。沢村玲子(内田有紀)は心配げに様子見ながら、自身のニュース配信で川本と正美の一騎打ちになるだろうと報じる。
玲子は設楽拳一(唐沢寿明)にこのままで大丈夫なのかと言いに行く。設楽はまるで気にした様子もなく、玲子に人質交換を犯人に申し出たとメールを見せる。そして、身代わりになるのは渡辺だと明かした。
正気かと驚く玲子に設楽は飄々と、身代わりになれば連日報道され、渡辺の知名度も上がると答えた。もし殺されたら運もそれまで。そんなやつが都知事になれるはずもないと、設楽は笑い飛ばした。
奇策
遅くまで事務所に1人残っていた渡辺のところに設楽はやってくる。人質の交換を提案したのはいいもの、身代わりの候補に悩んでいるという。須崎一郎(小林薫)を差し出せば応じるだろうが、さすがにそういうわけにもいかない。
そこで設楽は自分が身代わりになろうと思っていると告白する。滅多に味わえない体験だから、死ぬ気で犯人を説得してみると語ると同時に、しばらく会うことはないかもという。そして、選挙は落ちても受かっても、いい経験になるから頑張れとエールを送って去った。渡辺は心配そうに設楽を見送り、その後思い悩む。
部屋に戻った設楽は犯人に人質の候補が決定したとメールを送信した。すると渡辺から着信が入り、設楽は満足げにした。
やってきた渡辺は身代わりの役目を自分にやらせてもらえないかと志願する。埋立事業の被害者だから、犯人はきっと納得すると思うと乗り気だった。
選挙戦はどうするのかと問う設楽に渡辺は、これが選挙活動になるという。人質の氏伊原早紀(大友花恋)が解放されたら、都民の支持も上がるだろうと続けた。まるで驚いたように設楽は「なるほど」といった。すべては設楽の思い描いたとおりに事が運んだ。
不安
設楽は須崎に連絡して人質交換に渡辺を出すと報告する。さすがに危険すぎると須崎は反対した。だが設楽は娘が犠牲になったら、それこそ社長が埋立事業を中止にするだろうといった。警察の目が光っているのにどうするんだと問う須崎に、その点は考えてあると設楽は答えた。
一方、渡辺は母親の響子(斉藤由貴)に身代わりになる話をすると、猛反対にあっていた。設楽にそそのかされたに違いないという響子だが、渡辺は自分で申し出たんだという。さらに冤罪は晴れたが、仕事も友人も失った自分が、今できることをやりたいと説得する。響子は何も言い返すことができなかった。
設楽は板倉晃司(小泉孝太郎)にも、渡辺を身代わりにすることを伝える。そして、警察が動きに気付かないよう、取り計らって欲しいと頼んだ。板倉もまた反対するが、設楽の意思は変わらなかった。
仕方なく板倉は条件が1つだけあるといい、自分も現場に行くと言い出す。設楽は1人で来るならいいだろうと、条件を飲んだ。
暗躍
黒羽真二郎(石坂浩二)は側近から現在の戦況報告を聞く。支持率は正美が29%で川本は28%、渡辺は5%で6位だった。正美と川本が拮抗している状況に、黒羽にはある秘策があった。
黒羽いわく日本の選挙は金や物のばらまきには厳しいが、それに気をとられて他に手が回らないという。「目に見えない実弾を撃つんだ、あの時のように」と告げると、秘書が川本の調査結果を見せる。
それは、川本が学歴詐称しているというものだった。ハーバードで大学終了、MBAを取得という肩書きだったが、単に聴講生で在籍していただけで、大学に確認したところそれらの記録はなかった。後は出しどころを検討すると秘書は言った。
裏切り
設楽は準備ができたと犯人にメッセージを送った後、「お前にしか頼めないことがある」と誰かに電話をする。
交換当日、犯人から渡された目印の野球帽とスマホを渡辺に渡す。玲子の車で途中まで行き、そこからは徒歩で向かおうとする渡辺。直前の様子を玲子はカメラを回して見送った。
板倉は釣り人のふりをして防波堤にいた。だが設楽との約束を破り、警察に知らせて待機させていた。橋の上で渡辺が待つが、10分たっても何の接触もない。しびれを切らした中条真(久世星佳)が、突入をしようとするが板倉は制した。
渡辺のスマホが鳴り、犯人が接触してきたと思ったら設楽からだった。その後、設楽は犯人に予定通りでよろしいですかと送信する。犯人から裏切ったら娘を殺すとの返信を見て設楽は、あなたのこと“は”裏切ってません。と送って笑い出した。
やがて車が橋に入ってくる。渡辺は当初の予定通り、車の中に娘がいるのを確認した合図として、帽子を取った。それを切欠に待機していた警察が一気に動き出す。車は渡辺を乗せずに逃げ去った。
板倉は車に乗り、逃げた車を追う。橋の上で渡辺を追い抜いた時、その表情は笑っていた。板倉は嫌な予感がして、途中で車を止めてもらい降りた。橋に戻った時にはもう、渡辺の姿はなかった。いっぱい食わされたと知った板倉は怒った。
渡辺は既に別の場所にいた。小屋の戸を叩くと中から現れた犯人に引きずり込まれる。早紀を解放するよう要求するが、そこには彼女はいなかった。別の場所に監禁されていた。
再会
警察は逃げ去った車を追い詰めて停車させる。中から出てきたのは丸岡慎之介(要潤)だった。たまたま通りかかっただけだと言う丸岡。車の中には包まれた毛布の端から、早紀と同じ制服が覗いただけのダミーがあるだけだった。
あの時設楽が「お前にしか頼めないことがある」と、電話した相手は丸岡だった。設楽が板倉に知らせた理由は、警察の裏をかくためだった。板倉は恐らく上に取引の話をするだろうと思い、丸岡に頼んで囮になってもらっている間に、渡辺から警察の目を逸らせた。そして渡辺は無事犯人が待つ小屋へ向かった。
丸岡が警察で取り調べを受けている頃、早紀が無事保護されたという情報が警察に届く。丸岡は証拠不十分ですぐに釈放された。
ギャラリーにいた設楽は丸岡に電話し、戻ってくる気はないのか問う。しかし丸岡は自分にその資格はない、時々こうして使ってくれと告げて電話を終えた。
やがて板倉が怒りながらやってくる。裏切りはお互い様だと開き直る設楽は、渡辺はきっと無事に戻るだろうという。なぜなら渡辺は地獄に落ちては這い上がり、その都度強くなる男だと見込んでいたからだ。
板倉は設楽の胸倉を掴み、ふざけるなと怒るが、設楽は不敵に笑った。
2話の結末
解放された早紀の記者会見が行われる。警察は渡辺が自ら人質交換に申し出たと言い、犯人確保のチャンスを逃した失態については触れずにいた。
ネットでは渡辺をヒーロー視するコメントであふれかえっていた。川本はやられたと悔やみ、黒羽も敵は川本ではなくなると危ぶんだ。
設楽は須崎と会って話をする。計画の9割は成功しているが、残り1割については渡辺が殺害される可能性があるのでまだ完璧ではなかった。
設楽は犯人とメールでやり取りしているうちに、犯人はあまり教育レベルが高くないと感じていた。それゆえ、浜潮建設のライバルとか、政治目的の犯行とは考えにくかった。もっと個人的なレベルの恨みを、埋立事業に抱いているのではないかと推理する。
犯人は単なる実行犯であって、黒幕は誰か他にいると感じていた。須崎は脇でその話を聞くが、何も言わずにいた。
今度は渡辺が拘束された状態で動画配信が始まる。犯人からのメッセージを代弁するという渡辺、要求は相変わらず埋立事業を中止しろというものだった。
渡辺は自分は怖くない、暴力で政治が変わる事があってはならないと勝手に話し出す。その瞬間、配信が停止された。
怒る小岩井俊(白州迅)に渡辺はこれぐらい言ったほうが、埋立の物議を醸すといって開き直る。そして、小岩井を説得しようと試みた。
すると誰かがやってくる。そこに現れたのは不敵に笑う大貫英一(古田新太)だった。
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【フィクサー3】2話のまとめと感想
娘は無事解放されて代わりに渡辺が人質になり、大貫が事件の黒幕のような雰囲気です。
設楽は久し振りに丸岡に電話して、警察の裏をかく作戦に出ます。その結果、意外とあっさりと人質は解放されました。
設楽も設楽で読めない男ですが、その血を確実に渡辺は継いでます。元々好奇心旺盛な人物のようですが、設楽並に演出めいたことも始めます。そんな息子を設楽は「地獄が似合う」と評しました。設楽自身も同様に、苦境に晒され続けた結果現在に至るのでしょう。血は争えないものです。
大貫が実行犯のいる場所に現れ、まるで彼が黒幕のように感じます。実際そうだとしたら、なぜ埋立事業を中止させたいのか?大貫の背後に誰かついているのか?まだ全貌が見えてきません。
都知事選の行方も、今回の件がきっかけで変わりそうです。選挙活動をせずとも、票を稼ぐという新しいやり方です。
渡辺は無事解放されるのか?大貫はどういう意図で誘拐を始めたのか?今後も目が離せません。
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