WOWOWのドラマ【フィクサーシーズン1】3話のネタバレと感想をまとめています。
放火の容疑で警察に連行された設楽は釈放される。実は密約の音声データを持っていることが分かり、中埜がそれを盗み出そうとするが……。
【フィクサー1】3話のあらすじ
🔥第3話 今夜10時🔥#連続ドラマW #フィクサー
— WOWOWオリジナルドラマ (@drama_wowow) May 7, 2023
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警察に連行された設楽拳一（唐沢寿明）は、板倉晃司（小泉孝太郎）に聴取を受ける。しかし、設楽の無実がタクシー運転手の証言により釈放された。
佐久田直紀（酒向芳）の行方が気になる、須崎一郎（小林薫）と大泉勇作（陣内孝則）は密会していた。その頃、佐久田は本郷吾一（西田敏行）の元で監禁されていた。
須崎は中埜弘輝（藤木直人）に密会写真で脅し、設楽を探るよう命じる。断れない中埜は設楽に会い、音声データを実は持っていることを知らされ……。
3話のネタバレ
探り
設楽拳一（唐沢寿明）は警察で聴取を受けることになった。彼は担当の警官に対して、板倉晃司（小泉孝太郎）を指名し、彼にしか話さないと伝えた。板倉はやってきて、設楽の話を聞く。
彼は設楽に、なぜあの場所にいたのかと問いただした。設楽は、佐久田直紀（酒向芳）と約束していたためだと答えた。そして、佐久田との関係性について説明する。彼らは面識はなかったが、密約の件で興味を持って面会を持ちかけたということだった。
しかし、佐久田には会っておらず、別荘にも誰もいなかったと言う。設楽は火をつけた理由については答えず、逆に板倉になぜあの場所にいたのかを聞き返した。
しばらく経った後、設楽を乗せたタクシー運転手の証言が取れた。それによると、設楽が別荘に行った時には、既に火がついていたことが分かった。
つまり、設楽が火をつけたわけではなかった。設楽は警察の様子を探るためにわざと捕まったのだ。
板倉が設楽の過去を口にする。かつて設楽はインサイダー取引で東京地検に事情聴取され、担当検察官を暴行して現行犯逮捕された。金があるにも関わらず、保釈を望まず控訴しなかった理由を、刑務所のほうが会社を売りやすいからだと板倉は指摘する。
釈放後、設楽は金のためだけではなく、どこまで落ちるか試してみたかったと板倉に語る。設楽は取引をしないかと、互いの情報交換を持ちかけるが、板倉は拒否した。
監禁
大泉勇作（陣内孝則）、須崎一郎（小林薫）、村川俊介（山田明郷）の3人が密会し、佐久田は“ある人”と旅行に出ていることになっていた。その中で設楽のことが話題に上がり、須崎は何か考えを抱いているようだった。
須崎は中埜弘輝（藤木直人）を呼び出し、設楽のことを問い詰めた。中埜は知らないと言い張ったが、須崎は盗撮写真を出して中埜を追い詰めた。観念した中埜は、佐久田の電話番号を設楽に教えたことを白状した。須崎は中埜に設楽へ接近して情報を探るよう命じた。
沢村玲子（内田有紀）の番組で、総裁選候補の新田さゆり（富田靖子）と大泉が討論する。2人とも党に密約はなかったと強く否定した。その後、沢村は設楽にVTRを見せる。さゆりが強気な一方、大泉は挙動不審だった。大泉は何か弱みを握られているのではないかと設楽は考えた。
沢村は丸岡慎之介（要潤）との会話の中で、設楽との関係について尋ねる。丸岡は刑務所で設楽と知り合い、設楽が出所後に仕事を与えたことを話した。沢村が沢山の質問をする中、丸岡が刑務所に入っていた理由を問うと、彼は殺人罪だと答えた。沢村は丸岡の言葉に驚いた。
佐久田は本郷吾一（西田敏行）によって監禁されていた。出られる時期について問いかけるが、「あなたと私が友情を築けるまで」と本郷は答える。佐久田は縛り付けられ、大音量でベートベンの第九を聴かされる拷問を受け続けていた。
因縁
板倉は設楽から取引を持ちかけられたが、断ったことを渡辺達哉（町田啓太）に話す。
板倉と設楽には過去の因縁があり、4年前に殿村茂（永島敏行）の事務所での不祥事を担当していた時に、娘が自殺した両親から設楽が娘を追い詰めたと聞かされた。殿村の事務所の25歳の女性職員が自殺をした際に、遺族は上司のパワハラがあったと話したが、結局は勘違いだったと取り下げた。
板倉は設楽が金で黙らせたからだと主張するが、渡辺は設楽に興味を持っていた。渡辺は設楽の連絡先を知りたいと板倉に頼むが、板倉はやめたほうがいいと言う。しかし渡辺は引き下がらなかったため、渡辺は設楽についてのファイルを渡し、全部読んでみろと告げた。
動揺
中埜は設楽に会い、火事についての説明を求めた。設楽は警察には佐久田と会えなかったと嘘をついたが、音声データを入手していたことを明かす。設楽は犯人にたどり着くことができるかもしれないと言い、中埜はこのことを須崎に報告する。
須崎は話を聞いて、音声データを盗むように命じるが、中埜は拒む。しかし、須崎が選挙に立候補するよう後押しすると、中埜の心は揺らいだ。
渡辺が自宅で設楽の資料を見ていると、母親（斉藤由貴）が帰宅し一瞬驚いたような表情を浮かべた。渡辺はその後、ネタ元のKにメールを送り、ホテルのロビーで待っていることを伝えた。すぐにKから「わかりました」という返信が来た。
裏切り
大泉が自身の派閥議員を連れて料亭で票読みを行っていた。同席していた村川穂積（駿河太郎）は途中で席を立ち、さゆりのところに行った。
さゆりは佐久田から受け取った金は大泉、須崎、村川の父の3人が関与しているはずだと話す。大泉が逮捕された場合、味方をしていた穂積も問題視されるかもしれないと脅す。そして、自分側につくよう提案するが、穂積は呆れて出て行った。
板倉は公安に呼び出され、佐久田の別荘にいたことを責められ、しばらく謹慎するよう命じられる。その後、公安側から、謹慎中にもし面白い話があったらきいてやると言われた。
設楽はホテルを出ると、中埜が見張っていたことに気づき、「宝物を守って欲しい」と丸岡に頼む。丸岡は中埜を部屋で待たせ、設楽にいつ戻るかを電話で聞くために席を立つ。その隙に中埜が音声データを探していた。
丸岡が戻ると、中埜は出直すといって部屋を出て行った。中埜は音声データが入ったUSBを盗み出していた。
3話の結末
殿村の妻（床嶋佳子）が玲子を病室に招き入れ、事故ではない可能性をたずねると、玲子は「殿村先生は立派な政治家です」と答えた。妻は泣き出し、玲子は彼女に付き添った。妻を見送った後、再び病室に忍び込んだ玲子は撮影しようとする。だが、殿村の意識が回復し、撮影を断念することになった。
Kが約束の時間に現れず、渡辺は日を改めるとメールすると、Kから「行くとは言っていない」と返信が来た。その頃、設楽はギャラリーで絵を鑑賞していた。渡辺から「設楽拳一さんではないですか？」とメールが届き、設楽はその文面を見て不敵に笑った。
設楽は玲子から殿村が目を覚ましたことを聞き、病院へ向かう。その姿を板倉は遠くから見張っていた。設楽は自分を呼んだ理由を沢村に問う。設楽なら本当のことが聞けるかもしれないからと答え、玲子は「私は…怖い。愛してた」と殿村が総理大臣になる以前に、不倫関係であったことを告白した。
【フィクサー1】3話のまとめと感想
設楽は釈放されますが放火犯は分からず、殿村の意識が回復しました。
設楽は最初から警察を探るため、わざと捕まりました。そこで板倉との間にあった過去の因縁が分かります。設楽が何を考えているのかは、相変わらずよく分かりません。
須崎は中埜を脅して設楽を探らせ、音声データの存在が明らかになります。須崎はさらに選挙をちらつかせ、中埜を操りデータを盗ませました。ただ、設楽はそれも想定済みのようです。
今回は登場人物みんなが、裏切りをしたり脅迫をしたりと、設楽がまともな人物に見えてくるような悪者ぶりを発揮します。さゆりは穂積を脅したり、玲子は不倫を告白したりと、男性だけでなく女性陣も色々あります。一時間で放送するには詰め込み過ぎではないかというぐらい、色々な事が起きます。
音声データは本当に存在しているのか？そこが今後の鍵になりそうです。
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