【ダブルチート2】3話のネタバレと感想|ドミナートルとは?

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WOWOW【ダブルチート 偽りの警官シーズン2】3話のネタバレと感想をまとめています。

多家良の行方を捜すひかりと坂本は、失踪当日の付近の防犯カメラ映像を借りようとするが、既に警察によって回収されていた。内部に裏切り者がいる可能性がある中、2人はあの晩盗まれたという、血痕がついた釣竿ケースを入手し……。

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【ダブルチート2】3話のあらすじ

田胡悠人(市原隼人)は王新晧(チャンチンホイ)から渡された封筒の中に、鷹見俊之(岩松了)の資料が入っているのを見つける。鷹見は新興エネルギー議連の副議長であり、小出康利(西村直人)の詐欺を手助けしていた疑惑があった。偽装入院中の小出に鷹見の秘書が電話し、反省を確認した後、退院を指示する。

一方、木崎竜一(淵上泰史)の会社は上級会員のおかげで最高益を上げていたが、サプリの表示不備の問題に直面し在庫切れが起きていた。キレる木崎は間宮瑛二(佐野岳)に八つ当たりをするが、田胡は間宮の肩を持って場を収めた。

宮部ひかり(内田理央)は坂本正隆(橋本じゅん)と共に多家良啓介(向井理)の失踪現場を調査し、奇妙な男の存在を知る。しかし防犯カメラの映像は警察に持ち去られ、証拠が消されていた。岩合拓真(伊藤淳史)が映像の行方を追い、謎の男の正体を探る。矢柴等(荒川良々)は藤山栄次郎(モロ師岡)から、戦後の裏社会を牛耳る組織「ドミナートル」の存在を聞き、多家良がその標的となっている可能性を示唆される。

田胡は集団訴訟の噂があるといい、もみ消すために間宮に3000万円の支払いを提案し、間宮はこれに応じる。だがその一方で、田胡は木崎に間宮が横領していると告げ口し……。

←2話4話→

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【ダブルチート2】3話のネタバレ要約

3行でネタバレ要約

宮部ひかりと坂本正隆は、多家良啓介の捜査を進めた結果、釣り竿ケースの血痕が多家良のものであると判明した。

田胡悠人は間宮瑛二に訴訟取り下げのための金を用意してもらうが、木崎竜一には間宮が横領していると告げ口して罠を仕掛ける。

退院した小出康利はそのまま車で拉致され、謎の2人組に銃を突きつけられ「俺達の裏切り者と取引したら、命はない」と脅された。

500文字ぐらいでネタバレ要約

田胡悠人が王新晧から受け取った封筒には、鷹見俊之の資料と小出康利の詐欺関与の記事が含まれていた。田胡は医者に変装し、小出が鷹見の秘書と話す内容を盗み聞きし、運転手を手配するよう依頼する。

木崎竜一の会社は上級会員のおかげで最高益を上げていたが、商品ラベルの不備で在庫がなかった。

宮部ひかりと坂本正隆は、多家良啓介の捜査を進め、防犯カメラの映像が消されていることを確認。矢柴等が藤山栄次郎に話を聞き、謎の組織ドミナートルの存在を知る。釣り竿ケースの血痕が多家良のものであると判明する中、坂本は捜査一課長の花田正親に問い詰められる。

田胡は間宮瑛二に訴訟取り下げのための金を要求し、木崎には間宮が横領していると告げ口する。間宮が金庫から現金を取り出す様子を木崎が監視カメラで確認する。小出はスクラップ工場で脅され、中国の関与があるようなので、鷹見はしばらく手を引くと海藤に告げた。

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【ダブルチート2】3話の詳細なネタバレ

プレッシャー

田胡悠人(市原隼人)が王新晧(チャンチンホイ)からもらった封筒の中を自室で確認すると、中には鷹見俊之(岩松了)の資料が入っていた。経歴の中の「令和5年2月新興エネルギー議連副議長」にマーカーがひいてあった。また小出康利(西村直人)の記事にも「新興エネルギー議連詐欺の手助け」と書かれていた。

偽装入院する小出の元に、鷹見の秘書である橋本隆(やべけんじ)から電話が入る。鷹見が電話を代わり、反省しているかと尋ねると、小出は反省していると答えた。それを聞いた鷹見は「今度の月曜退院ね」と言い、17時に山崎という秘書が迎えに行くと伝えた。そのそばで田胡は医者の格好をして盗み聞きしていた。そして田胡は誰かに運転手を一人手配してくれないかと頼んだ。

木崎竜一(淵上泰史)の会社は上級会員のおかげで、先月最高益を上げていた。会員たちもみな一同に喜んでいた。デザインやマニュアルがすごく良いと評価され、もっと商品を追加したいという声も上がった。しかし、在庫を切らしてしまっている状況だった

間宮瑛二(佐野岳)からは、サプリが機能性表示食品に該当するため、ラベルに表示すべき文言が法律で細かく指定されているが、その点に不備があったと報告があった。すると木崎は激怒し、間宮に八つ当たりを始める。「このまま在庫を売り抜けられないのか」という木崎に対し、一部の会員から既に問い合わせがあり、消費者庁に情報が漏れるのも時間の問題だと間宮が答えた。

これを聞いていた田胡が間宮の言う通りだと割って入り、対処を誤ると消費者庁に喧嘩を売ることになると警告した。すると木崎は「最速で対応しろ」と捨て台詞を残して去った。間宮に謝罪する田胡は、木崎が随分焦っているように見えるがと問うと、間宮はスポンサーからのプレッシャーが原因だとし、最近呼び出しも増えていると話した。それを聞いた田胡は何かを考え始めた。

裏社会の組織

宮部ひかり(内田理央)は坂本正隆(橋本じゅん)と、多家良啓介(向井理)がいなくなった日の現場検証を行った。あの日、向こう側から歩いてきた、男の様子が変だったとひかりはいう。「なんというか、異様な迫力があって」と。どんな見た目かは暗かったのでよくわからないが、釣り竿ケースを持っていたので釣り人と思われた

坂本が防犯カメラを確認しようとしたが、次の日の朝に警察が来てハードディスクごと持っていってしまった警備員はいう。警官の名前は覚えていないし、何も考えずに渡してしまっていた。

岩合拓真(伊藤淳史)が所轄に確認したところ、該当する防犯カメラの映像は保管されていなかった。何者かが警察と偽って持ち去ったのか、警察上層部の人間がもみ消したのか。いずれにせよ誰かがひかりとすれ違った男の、映像データを消したがっているのは明らかだ。岩合が直接所轄に行って探るという。

「その男はビンゴかもしれない」と坂本は言い、ひかりも探そうとするが手がかりが一切なかった。自責するひかりに坂本は、「捜査にたらればは持ち込むな、犯罪捜査は時間との勝負だ」と諭した。そして釣りにでも行くかと探りに出た。

もし本当に釣り人だったなら、竿の他にもいろいろ道具を持っていたはず。そうでないなら、その男はとっさに誰かの釣り竿ケースを掴んだ可能性があると坂本は考えた。そこで盗まれたという人を探すことになり、ひかりと坂本は手分けして尋ねることにした。

その頃矢柴等(荒川良々)は公衆トイレに行き、藤山栄次郎(モロ師岡)に話を聞く。ドミナートルとは何かと尋ねると、藤山は「昔、一度だけ聞いたことがある」という。戦後間もなく、政界や経済界に通じたフィクサーが裏社会を牛耳ろうとして、GHQの公認で立ち上げた組織だとか。組織に入れば、表の世界では絶対に手に入らない大金を掴むことができ、大きな利権にありつけるという。「よくわからんが、もしも多家良がそいつらに狙われたなら、やばいだろうな」と藤山はいう。

夜に矢柴のところにひかりと坂本がやってきて、DNA鑑定できないのかと尋ねた。見つけた釣り竿ケースは、あの夜に盗難にあったが、釣り竿は保険に入っていて持ち主のもとに返ってきたという。ケースの持ち手に僅かに血のような染みがついていて、多家良の血痕の可能性があった。鑑識に頼めと矢柴はいうが、警察は信用できないと坂本は言う。

矢柴はドミナートルがどんな組織かを坂本に話し、裏切り者は殺されることもあると教えた。ヤマガミはやっぱり組織に消されたのかと、坂本は確信した。

田胡の罠

田胡は誰かに電話をかけ、「そいつが思ったよりできるやつで、新商品に仕込んだトラップをあっさり見破った」と報告した。「早いうちに対処したほうがいいか」と伝えた。

後に田胡は間宮とバーで待ち合わせ、社内で話しにくい話とは何かと尋ねた。田胡は消費者センターに探りを入れたところ、被害者の会が立ち上がるという噂を耳にしたと話す。健康被害を訴えているらしいが、人数は三桁を目指していて、まだ50人程度だという。また、マルチ専門の弁護士が旗振り役になっていると話した。これを聞いた間宮は焦り、「個人ならともかく、団体となると潰せない」と言った。

田胡は恐らく本当の被害者は数人で、あとは金をちらつかせて増やしたに違いないと推測する。特殊詐欺をやっていた頃に何度か経験があり、訴訟潰しの交渉もしたことがあるという。

そして「あの連中は要は金ですから。今ならまだ潰せる可能性はありますよ」と誘いをかけた。間宮が「いくら必要か」と尋ねると、田胡は「3000あれば」と答えた。金額に戸惑い、木崎が今クレバーじゃないから出すかどうか悩む間宮に対し、田胡は「時間がたてばたつほど不利になる」と急かした。

すると間宮は自分の判断で3000用意すると言うと、現金で用意するように指示された。田胡のおかげで売上が上がっているし、木崎には後で説明することにして、この急場をしのげばなんとかなると間宮は考えた。

田胡は「間宮さん。あなたいい経営者になりますよ」と言う。しかし間宮は「俺はナンバー2でいい」と言うと、田胡は「欲のない人だ」とつぶやいた。

5年前の因縁

警視庁の地下駐車場で、鑑識の辻村(関本巧文)が車に乗り込むと、後部座席から坂本が「ちゃっちゃと頼むわ」と言って釣り竿ケースを渡した。辻村が「バレたらどうする」と嫌がると、坂本は念書を取り出し、「麻雀の負けをチャラにしてやる」と言った。その時、坂本のもとに電話が入り、それを見た坂本は舌打ちをした。

岩合が所轄に問い合わせた結果、防犯カメラの件は判然としなかったとひかりに報告した。さらに気になる点が見つかったという。

東京湾の捜索で上がったリストの中のスマホの契約を調べたら、それが行方不明者の名義だった。それは詐欺師がよく使う飛ばしの携帯だと岩合は説明した。もしかしたら、多家良が持っていた神野優(鈴木浩介)のスマホかもしれないと。

ひかりがどうにかして入手できないかと岩合に頼むと、岩合は「やってみる」と応じた。ひかりは二課長の立場があるのにすいませんと謝罪するのを聞き、岩合は「坂本に何か言われたか?」と問う。ひかりが「どうしてわかるのか」と尋ねると、「やっぱり、あの人そういう人だから」と岩合は答えた。

坂本は捜査一課長の花田正親(戸田昌宏)に呼び出され、最近二課とつるんでいることについて問いただされた。坂本がとぼけると、花田は「5年前と同じことをしたら、今度は謹慎じゃ済まない」と脅した。それに対して坂本は「そうなりゃ課長も、監督不行届で今度こそ降格処分ですね」と返し、互いににらみ合うと、一課長は「お前のこと見張ってるからな」と言って去った。

5年前、国際的な特殊詐欺グループを一課と二課の合同で追っていたことがあった。その時に坂本と岩合は知り合った。坂本は頼りになる刑事で、昔気質の一面と軽いフットワークで、詐欺グループをもう少しで挙げられるところまで追い詰めた。

しかし、横槍が入って捜査の打ち切りが決定した。「もうすぐで組織犯罪処罰法で挙げられる」と訴える岩合と、「国外逃亡される前に捕まえよう」と主張する坂本。しかし九条宗孝(升毅)は「決定事項だから従ってくれ」と話す。

坂本が「犯人の背後に政治家が絡んでいるのか?」と問い詰めると、花田が叱責した。九条が「いまのは聞かなかったことにします」と言って去ろうとするのを坂本が「ちょっと待て」と肩を握って止め、「誇りがないのか!何のために警察に入ったんだ!答えろ!」と食って掛かる。花田と岩合が止めに入り、坂本は「俺は許さないぞ!なかったことになんてできねえぞ!」と叫んだ。

結局、坂本は九条の配慮で3ヶ月の謹慎で済んだが、通常ならクビになるところだった。警察は階級社会なのでと岩合は説明する。坂本はそれ以来、一課でも浮いてしまった。「だけど私は彼のことを心から信用できると思ったんです」と岩合は言った。その話を聞いたひかりは嬉しげに微笑んだ。

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【ダブルチート2】3話の結末

田胡は間宮が横領していると木崎に告げ口した。木崎は間宮とは大学時代からの付き合いがあり、「間宮は金にはきれいな奴だ」と話したが、田胡は「間宮がギャンブルで借金を抱えている」と言った。「賭博は人を狂わせますから」と囁き、会社の金庫に現金を置いているなら一度確認したほうがいいと忠告した。「何で?」と問う木崎に、田胡は「横領する人間はだいたい現金に手を付ける」と教えた。

その後、田胡は間宮に「例の件、先方とアポが取れた」と告げると、間宮は夜に金庫を開けて現金を取り出す。その様子を木崎は監視カメラで見ていた

DNA鑑定の結果、釣り竿ケースについていたのは多家良の血だった。これで多家良があそこにいたことが断定できたとひかりは言う。さらに、釣人に多家良の血が付着していたことも確定した。「そいつが多家良をやったのか?」と矢柴が尋ねた。

裏口から退院する小出を佐藤(比佐仁)が車で迎えに行き、連れて行ったのはスクラップ工場だった。そこで小出は車から引きずり出され、頭から袋をかぶった男達に銃を突き付けられた。男達は中国語で話しており、1人の男が日本語で「お前の仲間に伝えろ。俺達の裏切り者と取引したら、命はない」と告げた。小出が「何の話かさっぱりわからない、仲間って誰だ」と問うと、男は「ドミナートルだろ」と答えた。

一方、鷹見の秘書からの電話で、海藤周(陣内孝則)に中国が関わっていることを知る。鷹見は次の案件はしばらく様子を見たいと言っていると伝えると、海藤は「3年がかりで仕込んだ案件だ」と言う。秘書は「用心しろ」と言って電話を切った。海藤は笑いながら「さて、どうする?」とつぶやいた。

一仕事終えた、田胡と王は店に戻った。

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【ダブルチート2】3話のまとめと感想

5年前にも警察に圧力がかかり、国際的な特殊詐欺グループを逃がしていたという話でした。

恐らくこの時、田胡もこのグループにいたと思われます。ただ、詐欺師としていたのか、任務で内偵していたのかは分かりません。坂本はこの時の悔しさがあって、今に至るようです。

警察内部から誰が情報を流しているのか?今回の話を見ると、警察に不信感がある坂本の可能性もありそうですが、圧力をかけたりできるので、もっと上の立場の人っぽい気もします。1人とは限らず、何人もいるのかもしれません。

田胡は本当に何をしている人なのか?どこの組織の人間なのか?単なる詐欺師ということはないでしょうが、日本の組織の人なのか中国の組織の人なのか、はっきりしません。

最後に田胡のせいで間宮がはめらて、きっと木崎にボコられそうで気の毒です。

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