【ダブルチート】5話のネタバレと感想|ついにヤマガミが登場!多家良の過去も判明

2024春ドラマ
記事内に広告が含まれています。

【ダブルチート 偽りの警官】5話「2年前の詐欺事件!“最愛の人”の嘘…宿敵がついに動き出す!」のネタバレと感想をまとめています。

多家良がなぜ交番勤務になったのか?そしてなぜ婚約者は失踪してしまったのか?ひかりが聞かされた話は、あまりにも残酷な真実だった。そしてついにヤマガミが姿を現すが……。

スポンサーリンク

【ダブルチート】5話のあらすじ

原野商法の二次被害者が近頃増えていると、宮部ひかり(内田理央)は課内で聞かされる。2年前、それでヤマガミサマの尻尾をつかんだというが、詳細を聞きたくとも掘北隆司(梶原善)が止めてひかりは分からずじまいだった。

そこで再び資料室で調べようとしたところ、岩合拓真(伊藤淳史)がやってきてひかりに直接その時の話を語り始める。

2年前、1件のタレコミから始まった大きな案件は、原野商法の二次被害がきっかけだった。多家良啓介(向井理)は山本貫太(結木滉星)と一緒に不動産会社のセールスマンを捕まえる。そしてあえて泳がせて、上部組織の存在までつかんだ。その際、ヤマガミの名が出たのを聞いた多家良たちは、捕まえるチャンスだと慎重を期した。

多家良は他の被害者たちにも接触が無いか、一軒一軒訪ねてみることにする。そこで出会った弁護士が柊麻美(松本若菜)だった。麻美は多家良たちを偽警官と疑い、そこにあったバケツの水をかけて追い返そうとした。

また後日、多家良が外で弁当を食べていると、サッカーボールが当たって弁当が落ちてしまう。謝りながらやってきたのは、なんと麻美だった。麻美は以前と今回のお詫びといって、多家良を食事に誘う。2人は次第に心惹かれ、交際するようになった。

こう着状態が続いたヤマガミの案件がついに動き出し、多家良は金の受け渡し現場で捕らえようとするが……。

←4話|6話→

スポンサーリンク

【ダブルチート】5話のネタバレ

多家良が二課にいた理由

原野商法の二次被害が増えていた。昔被害に遭った人々に対して、「あなたの土地を買い取りたい」と巧妙に近づき、買取額より高い新たな原野を購入させる手口が横行している。特に元気なうちに負の遺産を精算したいと、考える人々が狙われやすかった。

2年前、それでヤマガミサマの尻尾をつかんだと二課で話していると、何があったのかと宮部ひかり(内田理央)が聞こうとするが、掘北隆司(梶原善)がそれを阻止した。

一方、多家良啓介(向井理)は交番でぼんやりとしていた。同僚の阿部直樹(上川周作)が何度も呼んでも反応がなく、結局熱があるため自宅に戻された

所轄の刑事課に行き南野祥平(長田成哉)からも、原野商法の二次被害がちらほら発生しているという話を聞く。ひかりが交番へ立ち寄るが多家良は早退しており、阿部に頼まれて彼の自宅へ向かった。

ちょうど多家良が家から出てくるところで驚いたひかりは、差し入れに買ってきたものを渡した。さらに秘伝のレシピであるスペシャルりんご生姜湯を教えようとするが、玄関に女性の靴があるのを見て慌てて帰った

阿部にそのことを伝えると、「多家良の恋人は失踪したと聞いたけど」と口走る。ひかりが詳しく聞こうとするが、阿部はその場から逃げてしまった。

ひかりは一人で署に残り、ヤマガミのことを調べようと資料室に行った。しかし、検索をかけても情報は出てこない。するとそこに岩合拓真(伊藤淳史)がやってきて、何を調べているのかと尋ねた。ひかりは、多家良の恋人が失踪したのは本当なのか、多家良に何があったのかを岩合に聞いた

岩合は多家良を二課に連れてきた経緯を話し始めた。彼は所轄の署長時代に多家良と出会い、自分が本庁に移るときに二課に引き抜いたという。多家良のやり方は際どいところがあり、上層部には煙たがられていたが、検挙率はナンバーワンで誰が見てもエースだった。「あのときも、彼の機転でヤマガミの尻尾をつかんだんです」と岩合は語った。

2年前の事件の発端

すべての始まりは1件のタレコミだった。西村幸夫(辻つとむ)は1988年に栃木の山林を、投資目的で買わされた原野商法の被害者だった。

2日前、アビット不動産の新川(諌山幸治)というセールスマンが訪ねてきて、キャンプ場創設のためにその土地を買い取りたいと言ってきた。新川は、西村の土地を1500万円で買い取ると言いながら、節税のために別の土地を1900万円で購入するように持ちかけた。差額の400万円はいったん払ってもらう必要があるが、あとで返金されると言われた。

「典型的な二次被害のパターンだ」と岩合は言う。それに対し、多家良は「これ、やり方によってはチャンスかもしれません」と提案した。岩合は「節度のある範囲で頼みますよ」と念を押した。

麻美との出会い

多家良は西村に頼んで、新川を呼び出した。そこに多家良たちが現れ、新川を捕らえて捜査に協力させることに成功した。新川を泳がせることでアビット不動産の実態を探り、さらにカモリストを手配しているベアーツアーズという上部組織の存在を突き止めた

ベアーツアーズの代表である熊谷光浩(小松利昌)と、アビット不動産の代表である沢木昌彦(村上新悟)の待ち合わせの場に、多家良と山本貫太(結木滉星)は張り込んで会話を聞くことができた。「しっかり頼むよ。なんせこれは、ヤマガミサマの案件なんだからな」と熊谷が告げたのを耳にし、部に戻った多家良は「ヤマガミサマと言っていた」と報告した。

岩合は「もしこれが本当にヤマガミサマの案件なら絶好の機会だ」と話す。ヤマガミはいくつか資金集めのルートを持っており、この機会を逃す手はなかった。今後は二班体制を組むようにと岩合は指示した。多家良たちは引き続きアビット不動産を、掘北たちはベアーツアーズを洗うことになった。

多家良たちはまだ接触のない被害者を、土地の面積が大きい順に訪ねてみることにした。まず柚木という家に行き、中で話をしていると突然「柚木さんは土地を売るつもりはありません。帰ってください」と現れる弁護士がいた。警察だと説明するが信じてもらえず、多家良はバケツに入っていた水をかけられてしまった。それが柊麻美(松本若菜)との出会いだった

幸せな日々

岩合は場所を変え、ひかりと座りながら話を続けた。「多家良は麻美と結婚するつもりだったんだ」と岩合は言う。多家良は家庭を持つことに否定的だった。両親を早くに亡くしていたためだ。しかし、麻美とは家庭を持とうと思っていた。

ある日、多家良が外で弁当を食べていたら、サッカーボールが当たって弁当が落ちてしまった。謝りにやってきたのは、あの時の弁護士・麻美だった。彼女はお詫びに美味しいパスタをごちそうすると言い、多家良と待ち合わせて店に行くことになった。麻美の食べっぷりの良さに多家良は微笑んだ。

一緒にゲームセンターで熊のぬいぐるみを取った時、麻美はすごく喜んだ。またある日は、一緒に評判のたいやきを食べに行き、割り込む客に麻美が注意をした。正義感の強い彼女を見て、多家良は心惹かれた。さらに、一緒に自宅で映画を見ていると、思わぬ場面で涙ぐむ彼女の感受性の強さに多家良は驚いた。

ある日、浜辺で多家良が麻美をスケッチした。その絵を見た麻美は「宝物にする」と感動した。「大げさだよ」と言いながらも、多家良もまんざらではなかった。

詐欺の手口

ホワイトボードに原野商法二次被害の関係者を書き出して整理する。

原野商法二次被害

アビット不動産
代表:沢木昌彦
設立:2019年6月4日
原野商法の被害者から土地を買い取りたいと持ちかける

ベアーツアーズ
代表:熊谷光浩
設立:2018年3月18日
アビット不動産に情報提供

ヤマガミ
2011年地面師詐欺
2017年和牛預託詐欺
など大型詐欺をしかけているとされている

着手から3ヶ月が経過したが、進展はなかった。アビット不動産の動きは沈静化し、ベアーツアーズの金の流れもつかめなかった。「本当にヤマガミの名前が出たのか?」と掘北は疑い始めた。

掘北は方針を変えようと言い出したが、多家良は「逃げられる」と反対した。見かねた岩合が「あと一ヶ月様子を見て、それでも動きがなければ掘北の提案を検討しよう」と決めた。

プロポーズ

麻美と食事をしていると、山本から電話が入る。多家良が席を外している間、近くの母親と息子が食事を巡って喧嘩を始めた。母親が嫌がる子供に無理やり食べさせようとすると、子供は皿を払い除けて食事が床に落ちた。母親は怒り、子供に無理やり拾わせようとする。麻美は引きつった顔でその様子を見ていたが、泣き叫ぶ子供を見て思わず「やめて!」と叫んでしまった

呼吸が荒くなる麻美に、戻ってきた多家良が声をかけると、麻美はびっくりした。子供の頃の記憶がよみがえった麻美は、多家良に説明する。袖をまくった彼女の腕には傷があり、虐待を受けていた。麻美は「嫌な思いをさせてしまった」と謝るが、多家良は彼女を抱き寄せ、「そんなふうに自分をおとしめないで。これからは、俺がそばにいるから」と告げた。

一方、アビット不動産に動きがあった。ベアーツアーズの金の動きもつかんでいた。過去半年、熊谷は入金があった翌日には必ず出金していた。その金を追えば、ヤマガミにたどり着けるだろう。入金が確認でき次第、捜索差押の令状を取ることになった。ヤマガミが出てくるかと心配する山本に対し、多家良は「詐欺師は仲間を信じない。金の受け渡しには必ず出てくるよ」と答えた。

麻美の誕生日を家で祝うことになった。多家良は指輪を差し出し、受け取ってほしいと告げるが、麻美は「嘘だ。私、そんな人間じゃない」と断ろうとする。多家良は「誰にでも幸せになる権利はある」と諭した。

指輪をはめようとした瞬間、電話が鳴り中断される。入金が確認されたという電話だった。多家良はすぐに戻ると言って仕事に向かおうとするが、麻美は「お願い…警察やめて」と懇願した。驚いた多家良の顔を見て麻美は、はっとして「うそ、何でもない。気をつけてね」と言って彼を送り出した。

失態

入金があったため、熊谷は明日金を下ろすと見込まれた。今夜からアビット不動産と、ベアーツアーズを張り込んでマークすることになった。

翌朝、熊谷が現れると、多家良たちは徒歩で彼の後を追った。山本は銀行の中に入り、熊谷が金を下ろしているのを確認した。熊谷はなぜか、銀行を出ると公衆電話で電話をかけた。その後、タクシーを捕まえて目的地へ向かう。

多家良たちもタクシーで後を追うことにすると、公衆電話の近くで別の男がカバンを置いて電話をかけようとしている。多家良は気になったが、そのまま前のタクシーを追った。

熊谷が入った喫茶店に行くと、彼は待ち合わせていた人物と会っていた。熊谷がカバンを取り出して男に渡すのを見た瞬間、多家良たちは熊谷にカバンの中を見せるよう迫る。しかし、中を開けてみたところ、そこにはみかんが入っているだけだった

瀬尾豊(若林秀敏)からの報告で、アビット不動産の事務所は空になっていることが分かった。どこかでカバンをすげ替えたのかと考えた多家良は、公衆電話でカバンを交換したことに気づいた。あの時、多家良にわざと男がぶつかって気を引き、その隙に熊谷はカバンを交換したのだ

裏切り者の正体

署に戻った捜査員たちは混乱に陥っていた。向こうに情報が漏れたとしか思えないが、今日の作戦を知っているのはここにいるメンバーだけだった。

その時、多家良の携帯が鳴り、多家良は席を外す。麻美からの連絡だった。麻美は泣きながら「この半年間は宝物だった。生まれ変わったらまた会いたい。今までありがとう…さよなら」と言って電話を切った。多家良が急いで自宅に戻ると、部屋はぐちゃぐちゃで麻美の姿はなかった。指輪もそのまま残されていた。

麻美はヤマガミの協力者だった。多家良の電話が盗聴されていて、警察の動きは筒抜けだったのだ。アビット不動産をマークしたときに、ヤマガミがそれを仕向けたのだろう。麻美は本物の弁護士だったが、すでに事務所を辞めていた。多家良と再会したのも、偶然ではなかった。この事実を知っているのは、岩合と掘北だけだった。

淡い期待

多家良はすべての責任を取って警察を辞めると言ったが、岩合は彼を慰留した。多家良が優秀な警察官であることは間違いないからだ。多家良は内通していたわけではないし、仲間を裏切ったというのは言い過ぎではないかとひかりは言った。

「二課の刑事がそんなミスを犯すわけにはいかないんですよ、絶対に」と岩合は話す。「警察官だって人間です」と反論するひかりに対し、岩合は「そうですね」と告げて話を終えた。

なぜひかりに話したのかと問われると、岩合は「ひかりが多家良に似ているからだ」と答えた。「被害に遭った人を救いたい、犯人を許せないというまっすぐな思いがね」と理由を説明した。

岩合はいつか多家良が二課に戻ってくるのではないかと、ありえないとわかっていても思っていた。「万が一彼がもう一度ヤマガミと向き合う覚悟を決めたなら、そのときは手を貸してもらいたいんです」と岩合はひかりに頼んだ。「あなたには期待しています」と告げて、岩合は去っていった。

スポンサーリンク

【ダブルチート】5話の結末

多家良は自宅で麻美に贈った指輪を見つめていた。そして、その指輪をベランダから外に投げ捨てた。矢柴等(荒川良々)が多家良のところにやってきて、ひかりのレシピ通りに生姜湯を作ってくれた。「ついにお前も夢から覚めたか。それでいいんだよ。帰らぬ人を待つのは、忠犬ハチ公だけで十分だろ」と矢柴は言った。

翌朝、多家良は麻美のものをすべてゴミ袋に入れて捨てた。そして交番へ行き、やってきたひかりにお礼のプリンを渡した。ひかりは「警察を辞めないでいてくれて、ありがとうございます。私、まだまだですけど、多家良さんに少しでも近づけるように頑張ります」と話した。多家良はそんなひかりを見て何かを思った。

その頃、麻美はヤマガミと共に行動していた。

←4話|6話→

スポンサーリンク

【ダブルチート】5話のまとめと感想

多家良の失踪した恋人の麻美が、ヤマガミの協力者だったという話でした。

今回は1話まるごと多家良の過去の話です。彼が恋人と出会い、そして別れるまでをヤマガミの事件と同時進行で描かれます。残酷なことに多家良は麻美に騙されていました。麻美は多家良のことを確かに本当に好いていたでしょうが、最終的にはヤマガミを裏切りません。虐待されていた麻美の育ての親のような人物なのか?麻美とヤマガミの関係性というのも気になるところです。

多家良は確かに裏切り者ではありませんが、二課の刑事が詐欺に引っかかるという、警察の面汚しっぽい感じかと思われます。それでも警官を辞めずにいた多家良は、いつかヤマガミを自分の手で成敗しようと思っていたのでしょう。

しかし、麻美がヤマガミをかばったりしたら多家良はその時どうするのか?ちゃんと情に流されずに成敗して欲しいものです。元恋人が犯人側の人間なのであまりいい終わり方をしないかもしれませんが、どう決着がつくのか楽しみです。

【ダブルチート】5話のいいセリフ

ついにお前も夢から覚めたか。それでいいんだよ。帰らぬ人を待つのは、忠犬ハチ公だけで十分だろ。

←4話|6話→

タイトルとURLをコピーしました