ドラマ【ダイイング・アイ】2話のネタバレと感想、ドラマに出てきたカクテルのレシピをまとめました。
2話目は1話の謎が少し解明され、新たな謎が追加されました。大きな展開があるようなないような、現時点ではまだまだ謎だらけな2話です。
ドラマ【ダイイング・アイ】2話のあらすじ
謎の女(高橋メアリージュン)のことが気になっていた雨村(三浦春馬)の元に、再びあの女が来店する。別れ際、女は携帯の番号が書かれたメモを雨村に渡す。その番号に電話をかけてみる雨村だったが、応答はなかった。
当てが外れた雨村は古巣のバーシリウスへと向かう。そこで事故の晩に送っていった由佳に会い、事故を起こした晩のことを聞くが何もわからなかった。
自宅に戻るが成美(松本まりか)はまだ戻ってきていなかった。酔いもあって雨村はそのまま眠ってしまう。 明朝になっても成美は家には帰って来ず、心配して連絡をするが電話は通じない。成美の勤務先に連絡をしても、昨日から休むといって出勤していなかった。
成美が行方不明になってから4日が過ぎ、雨村は警察に相談に行く。そこで帰り際、交通課に立ち寄り自分の起こした事故の詳細を聞きに行くことにする。すると、雨村の知らなかった事故の事実が判明するのだった。
ドラマ【ダイイング・アイ】2話のネタバレ
ネタバレまとめ
雨村と江島の関係
銀座のバー、シリウスで働き始めたのは23歳の時、バーテンの全てを江島 (生瀬勝久) に叩き込まれた。いわば江島は恩人だった。
あの日、江島の彼女である由佳を送り、事故はその帰り道で起きた。雨村の身を案じて江島は、バー茗荷に預けることにする。
雨村はいつか自分で小さくてもいいから、好きな酒だけを置いた店が持ちたいと願っていた。
自宅に戻り銀行通帳を探す雨村。どこにあるのか成美にたずねると、救急箱の中から通帳が出てくる。店を持つにはまったく金額が足りない通帳を見て肩を落とす雨村を、成美はきっと叶うといって慰めるのであった。
- 江島は雨村の師匠のような存在
- 雨村は自分の店を出したいと願っていた
謎の女が再び店に来る
バー茗荷は雨が降っていて客足がなかった。今日はもう店を閉めようかと千都子 (堀内敬子) が言っていると、あの女がやってくる。 席についた女にメニューを差し出す雨村、女はお任せでカクテルを頼む。
飲み終えた女は店を出て、雨村は女を見送りにエレベーターの前まで行く。この時間から飲める店はあるかと問う女に、雨村はあると答えた。すると女は雨村の手に自分の携帯番号が書かれたメモを渡して去っていく。
店を終えて帰宅しようとする千都子が、送っていこうかと誘うが雨村は断る。察した千都子はあの女には気をつけろと忠告する。 雨村はその後、渡された電話番号にかけるが応答はなかった。
もらった電話番号にかけても女は出なかった
古巣のバーに行く雨村
仕方なく古巣のバーシリウスへ向かう雨村、ショーウィンドウのマネキンが怪しく姿を見詰めている。
シリウスにつくと江島はいなかった。バーテンの岡部 (小野塚勇人) に聞いていたところ、カウンターに座っていた由佳が打ち合わせでいないと教える。
雨村はなぜあの日由佳を送ったのか聞くが、酔っ払っていたから覚えていないと由佳は答える。岡部もまたその晩は早上がりだったからわからないという。すると、そこに江島が戻ってきて三人で飲むことになった。
一人家に戻った雨村は、成美がまだ戻ってきてないことに気づく。しかし、酔いが回っているため、電話をするでもなく顔を洗うのだった。
事故の日、送った由佳は江島の彼女だった
美菜絵は生きているのか?
岸中の隣の家の女の子に呼ばれた小塚(木村祐一)は話を聞きにきていた。女の子がいうには、岸中(柿澤勇人)の死体が見つかる前の日、部屋から女の人が出て行ったのを見たという。その女の人は昔ピアノを教えてくれた、美菜絵(高橋メアリージュン)先生だという。
成美が朝になっても戻ってこないので、雨村は成美の勤め先に電話をするが、昨日から休んでいるという。
隣の家の女の子が見たのは、美菜絵の姿だった
成美が行方不明に
バーに行くと千都子から何かあったのかと問われ、成美が昨日から帰ってこないし、携帯を鳴らしても出ないと雨村は答えた。あまり連絡が取れないなら、警察に行ったほうがいいと助言する千都子だった。
一方、江島は誰かに電話をしていた。恋人の由佳が電話を取り上げて確かめると、江島は怒って由佳から電話を奪い返してしまうのだった。
成美がいなくなってから4日経過した。雨村は警察に行って捜索願を出す。電話をかけたが最初は留守電で、その後は電源が切れていたと事情を説明する。
警察署から出る前に、自分の事故のことを聞きに交通課へと行く。 そこで事故の詳細をたずねると、驚くべきことが判明した。
あの晩、自分の車が美菜絵の自転車を追い越す際、慌ててハンドルを右に切った。そこに対向車線から車が来て、相手も衝突を避けようとした結果、その車が美菜絵にぶつかってしまった。美菜絵は全身打撲と内臓破裂な状態で、即死だったという。
美菜絵を殺してしまったのは雨村ではなかったのだ。だが、法律では原因となった雨村が、100%悪いということであった。
事故はもう一台の車が絡んでいたことがわかる
もう一人の加害者の名前が判明
雨村はシリウスへ行き、その場にいた江島になぜ教えてくれなかったのかとたずねる。すると江島は言わないほうがいいと思ったから、言わなかったという。
雨村は納得がいかず、もう一人の加害者の名前を教えて欲しいと願う。なぜ自分だけ岸中に襲われなければならないのか、頼むから教えて欲しいと江島に迫る。仕方なく江島は木内という名前のサラリーマンだと教える。
そもそもなぜ警察に行ったのかを問われ、成美が行方不明になっていることを伝える。一瞬、神妙な顔をする江島だったが、すぐに雨村をからかって気にしていない素振りをする。
店を出た江島は誰かに、「探してもらいたい」と電話をするのだった。
あの事故のもう一人の加害者は、木内という男だとわかる
成美失踪の理由
バー茗荷へ仕事に行くと、千都子から成美の失踪の理由を教えられる。成美は店の常連のツケをかぶって借金をしていたのだった。千都子も20万貸していて、成美はきっと戻って来ないだろうという。
自宅に戻り成美のいない部屋で一人、雨村は成美との過去を思い返していた。なぜ自分に何も言わずに出ていってしまったのかと悔やむ雨村。工具箱のフタが開いていたのを見て、ドライバーが飛び出ていたことに気づいた。
岸中の持っていた鍵の謎
雨村の家に小塚がたずねて来る。成美が行方不明になっていることを別の署で聞いた小塚は、岸中の事件で気になることがあるという。
なぜなら、いるはずの女が突如いなくなったり、いないはずの女が現れたりしていると。 バーに岸中が来た時、何か自分の話をしなかったか小塚が問うが、雨村は特に話した覚えはなかった。
すると小塚は岸中が持っていたカギを雨村に見せる。一つは自宅の鍵だが、もう一つが高級マンションか戸建ての家の鍵だと思うと告げる。岸中は自宅に戻らず別の所にいたらしい。しかし、岸中は愛妻家で、他に女がいるとは思えない。
だが、ここにきて女の影が見えてきた。 それは隣の家の女の子が、岸中が死ぬ前日に女の人が出て来たのを見たらしい。その女性とは死んだはずの岸中の妻だという。 小塚は雨村にまだ事件は終わっていないと言い残した。
小塚は岸中の事件は、まだ終わっていないと思っている
女の名は?
誰も客がいない中、雨村は一人カクテルを作っていた。突然どこからともなく、あの女が現れる。あなたに会いたいと思っていたと彼女はいう。
女に誘われるように隣に腰を下ろす雨村。名前を問うと名前は瑠璃子、青い宝石の瑠璃だと教える。 二人は他に誰もいない店内でキスをし、身を寄せていく。
雨村は直感でこの女のことを知っていると気づく。だが、どこでなのか、会ったことがあるのか、具体的なことは何もわからない。瑠璃子と肌を合わすことに夢中になり、そんな思いが掻き消されてしまうのだった。
謎の女の名前は瑠璃子。雨村は瑠璃子に夢中になってしまう
一方、成美は川沿いでタバコを吸っていた。携帯の着信履歴を見る成美だったが、雨村に電話をかけ直すことはなかった。代わりに電話をしたのは千都子だった。成美は謝罪の言葉と必ずお金を返すといって切ってしまう。
電話を終えた千都子は、室内で待っている江島の元へ戻っていくのだった。
ドラマ【ダイイング・アイ】2話の感想
今回の一番の見どころは、雨村が起こした事故の詳細がわかったことです。
雨村は自分が美菜絵を殺してしまったと思っていました。しかし、直接美菜絵を死に至らせたのは、自分の車ではなかったのです。
それなのに、江島も成美も千都子も「思い出さないほうがいい」といって、もう一台の車の話をしてくれませんでした。そのことを江島に直接訴えに行き、ようやくもう一人の人物の話を教えてもらいます。
なぜ、みんな教えてくれなかったのでしょうか?今回の話では説明がありませんでした。
他に解明された謎としては、
- 雨村が事故の日に車で送った「ユカ」という女は誰?
- →江島の彼女
- 岸中の隣の家の子供が見た女の幽霊とは何か?
- →岸中の妻である美菜絵
この2つについては、今回判明しました。
新たな謎としては、
- なぜ、雨村に本当のことを教えなかったのか?
- もう一人の加害者「木内」とは?
- 成美は戻ってくるのか?
このあたりが今回は気になりました。
その他気になったところとしては、相変わらず瑠璃子は人間なのか、なんなのかよく分からない存在です。誰もいないはずの店内に突然座っていたりします。そんな瑠璃子を怖がるどころか誘われる雨村もある意味すごいです。
また、雨村は成美と同棲しながら、由佳にも誘われて関係を持っていたようです。男と女が誘い誘われ官能的なシーンなども、わりと入ってくる今回の話でした。
ドラマ【ダイイング・アイ】2話に登場したカクテル
アレクサンダー
イギリスの国王と結婚した王女の名前が由来で、婚礼の儀に献上されました。チョコレートケーキのような味わいですが、意外とアルコール度数が高いカクテルです。
ふらりと入ってきた瑠璃子に、「お任せで」といわれて雨村が作ったカクテルです。由来を説明する雨村に、瑠璃子は何かを感じたのかもしれません。
ビトウィーン・ザ・シーツ
ビトウィーン・ザ・シーツとは「ベッドに入って」という意味です。眠る前に飲むような、アルコール度数の高めのカクテルです。
雨村が誰もいない店内で作っていたカクテルです。現れた瑠璃子に渡します。この後、雨村と瑠璃子は店内で、まるで二人でベッドに入っているかのように求め合います。
ドラマ【ダイイング・アイ】2話のまとめ
少しずつ謎が解明されますが、わかったそばからまた新たな疑問が出てきます。謎を解明しているようで、謎が深まっていくという展開に先が気になります。
さらにダメだとわかっていても、ハマっていってしまう瑠璃子の存在がドラマを盛り上げてくれます。地上派でやるには、早い時間帯にはできなさそうな官能的なシーンがあるので、余計に怪しさを感じさせます。
次回は物語がもう少し進んでくれることを期待して見てみようと思います。