ドラマ【大富豪同心】3話ネタバレ感想|天狗の神隠しと卯之吉の過去

大富豪同心 2019春ドラマ
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【大富豪同心】第3話は卯之吉の過去に少し触れる回となっています。なぜ卯之吉は心に大きな穴が開いているのか?今回の事件で卯之吉も昔を少し思い出して話します。また、大富豪同心といえども、どうにもできなかったのか悲しい話となってます。

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ドラマ【大富豪同心】3話のあらすじ

油問屋・廣國屋の一人息子・七之助が高尾山の天狗にさらわれるという事件が起こる。見習い同心の卯之吉(中村隼人)は筆頭同心・村田(池内博之)から探索を命じられるが捜査は難航。美鈴(新川優愛)が自ら志願し、廣圀屋の女中として潜入捜査に乗り出すことに。その中で、七之助は、廣圀屋夫婦の間に生まれた子ではなく、実は女盗賊・お弓(原田佳奈)の子であることが判明、裕福な商家に隠された秘密に、八巻卯之吉が迫る!

公式HPより引用
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ドラマ【大富豪同心】3話のネタバレ

おトキ殺人犯

七之助

殺害のきっかけ

いつものように高尾山に参詣するおトキに、今回はなぜか七之助も同行した。するとおトキは突然刃物を持って七之助を襲ってくる。抵抗をしているうちにおトキを七之助が突き飛ばし、その弾みで倒れたおトキが石に頭をぶつけて死んでしまう。

おトキの七之助殺害の動機

自分の子供でない七之助を廣國屋の跡取りにしたくなくなり、参詣の道中で殺害することを決める。殺害後に妹の息子を跡取りにしようと考えていた。

死体遺棄犯

お弓

遺棄の方法

後ろをつけてきていたお弓は、七之助がおトキを殺してしまったのを見る。七之助は殺害後に逃げてしまったので、お弓がおトキの遺体の足に縄を巻き石をつけて沼に沈めた。

解決の道筋

卯之吉が偶然助けた男が、廣國屋から暇を出された三太だった。三太は昔から廣國屋に勤めているが、最近廣國屋では古株の奉公人に暇を出しているという。

そこで美鈴が廣國屋に女中として潜入して探ると、妻のおトキと思われる女が引き込みをしていることに気付く。

さらに三太におトキを確認させてみたところ、実はお弓であることがわかる。そこで卯之吉たちが話を聞きにいき、廣國屋とお弓は家の事情を話し始め、おトキが殺害された理由がわかった。

処罰を受けた者

実の母親であるお弓は七之助をかばい、自分が引き込みをするために、邪魔だったおトキを殺害したと証言する。その結果、お弓は獄門を免れなくなる。

七之助が真実を話すと言って騒ぐが、蔵の中に閉じ込められてしまう。お弓は自分の命と引き換えに七之助を守った。

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ドラマ【大富豪同心】3話の感想

母と子の絆をテーマに扱った話でした。前の2つの話は明るく痛快な話でしたが、今回の話は悲しく寂しい話でした。

今までの流れだと金の力でなんとか助けるとか、なかったことにするのかと思いきや、お上の裁きをそのまま受け入れる方向でした。

意外とそういうところは現実的な大富豪同心です。

今回の話の人物関係と、卯之吉の過去が少し分かったのでまとめました。

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ドラマ【大富豪同心】3話の人物関係

家族の中でごたごたが起きる話なので、人物関係を少々整理します。

  • 廣國屋惣次郎
    • 廣國屋の主人で入り婿
    • その後、七之助をお弓との間に設ける
    • しかし、おトキが子供を取り上げてお弓を追い出してしまう
  • 七之助
    • 廣國屋の跡取り息子
    • 天狗にさらわれたといわれていたが、実は惣次郎とお弓の間にできた子
  • おトキ
    • 惣次郎の妻で廣國屋の娘
    • 惣次郎を婿として迎え入れるが子供ができない
    • 高尾山に参詣といいながら出会い茶屋で若い男と遊んでいた
    • 実の子でない七之助が病になっても看病せず
  • お弓
    • 廣國屋で女中をしていた
    • 七之助を取り上げられ、暇を出されてしまう
    • その後、旅籠で飯盛り女をしたりしながら生活していた
    • その時に悪い仲間とも知り合い、錠前破りの技術を身につける
    • おトキの身代わりとして廣國屋にいくが、実は引き込み
  • 金右衛門
    • 廣國屋の大叔父
    • 事情を唯一知る親類

入り婿である惣次郎の子では親戚一同納得しないということで、七之助をおトキの子ということにします

ただ、突然子供ができたのでは辻褄が合わないため、おトキを天狗にさらわれたということにして誤魔化します。

また、七之助もあるきっかけで気鬱になってしまったため、しばらく姿を隠していたら、世間が天狗にさらわれたといい始めました。

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卯之吉の過去

卯之吉の過去がまた少しわかります。主に今回は蘭方医の修行していた頃のことと、卯之吉の親についてです。

蘭方医・龍山白雲軒とは?

怪我人を運んでいった先は、卯之吉のどうやら知り合いの医者のようです。白雲軒は卯之吉の蘭方医の師匠でした。

怪我人の治療をする際、白雲軒は卯之吉に手伝うよういいます。そして卯之吉も言われたとおりにします。卯之吉の蘭方医としての腕前はどの程度なのかはわかりませんが、先生の助手ができる程度には知識も技術もあるのでしょう。

卯之吉は死体が上がった際、検視をして見立てをします。今回も沼で上がった遺体を、殺されてから沼に遺棄されたと見立てます。

卯之吉の両親は?

親子の話を調べているうちに何か思うところがあるのか、祖父のところに卯之吉は話を聞きに行きます。

「小さい頃神隠しにあったのは天狗の仕業か、それとも…」と問うと祖父は「私にはわからない、そういうことは忘れるに限る」と答えます。

何か知ってはいるようですが、祖父は答えようとしません。卯之吉は過去にさらわれたことでもあるのでしょうか?

そして、菊野と話している時に「まだ天狗にさらわれたほうが良かった。私はね、捨てられたんですよ、幼い頃」と言います。

その後、菊野が祖父に「卯之吉さんのご両親は今どこに?」とききますが、やはり祖父は答えてくれません。「それがぽっかり開いた穴の大元?」かと、菊野は結論付けます。

卯之吉は両親の顔を知らないのか?小さいときから祖父に育ててもらっていたのか?そもそも両親は生きているのか、死んでいるのか?

卯之吉がどこか覇気がないのも、そういったことが原因なのか?今後話が進むに連れてわかるのかもしれません。

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ドラマ【大富豪同心】3話のその他気になったこと

  • 卯之吉に置き去りにされて拗ねる菊野
  • 賄賂に全く動じない卯之吉
  • 美鈴の様子が気になって覗きに来る源之丞
  • 美鈴に柄杓で頭を叩かれておまじないだと思う卯之吉
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ドラマ【大富豪同心】3話の補足

高尾山と天狗

ドラマで子供を授かるために高尾山に参詣していたという話が出てきます。

そして高尾山には“天狗”がいて、願いを叶える代わりに子供を授け、その子が大きくなったら迎えに来ると言い伝えられているといいます。

高尾山には薬王院というお寺があります。744年に聖武天皇の勅令で行基により開山されました。薬王院の名前は創建当初薬師如来をご本尊としたことに由来しています。現在は真言宗智山派の大本山となっています。

天狗様は飯縄大権現様の眷属(随身)として、除災開運、災厄消除、招福万来など、衆生救済の利益を施す力を持ち、古来より神通力をもつとされいたので、高尾山は天狗信仰の霊山ととなります。

また、修験道の修行の場として山伏がいたせいか、この姿を天狗と同一視されることも多かったようです。

参考HP:高尾山と天狗様 | 高尾山薬王院公式ホームページ

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ドラマ【大富豪同心】3話のまとめ

母と子の絆を描いた話となっていた今回の大富豪同心ですが、悲しい話となっていました。

卯之吉がなんとかするのかと思ってみていたら、そのままの展開で終わってしまうので、よくある勧善懲悪な捕物時代劇ではないことが今回わかりました。

また恋の話も少し進みますが、結ばれるにはまだまだ時間がかかりそうな様子です。

今回のいいセリフ

わかっております、卯之吉様は剣豪などではありません。私が守って差し上げねば。

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