【監察医 朝顔シーズン2】2話のネタバレと感想をまとめました。
中学生の遺体が発見され朝顔たち監察医が調べます。
事件性があるのか?それともないのか?若くして亡くなった少年の死の真相に迫ります。
【監察医 朝顔2】2話のあらすじ
空き地で発見された中学生の遺体は矢野諒(池田優斗)という少年だった。
調べたところみぞおちに打撲痕があることから、事件性があるのかないのかを警察は早く知りたがる。
しかし、朝顔(上野樹里)たちは調べた上で報告すると、結論を急がずに緻密な検査をしていく。
遺体確認に来た遺族には一馬と同じ顔の少年がいた。彼は双子の兄弟の兄で一馬(池田優斗)という少年だった。だが、諒は遺体に面会せずに廊下で待った。
重要参考人として警察は、少年野球チームの監督、三輪孝之(金ちゃん(鬼越トマホーク))と兄弟の父親である浩史(西山聡)をマークする。
監督は厳しい監督であったことから、一馬に対して何か厳しい指導をしたのではないかと考える。
一方、父親は事件当日に早い時間に仕事を終えていたのに、戻って来たのは朝方だったという空白の時間があった。
2人のうちのどちらかが犯人なのか?朝顔が導いた結論とは?
【監察医 朝顔2】2話のネタバレ
2話のネタバレは3つです。
- 事件概要と関係者
- 事件の真相
- ドラマの結末
結論からいうと、諒が実は一馬になりかわっていて死因は感電死でした。
なぜこんなことになってしまったのか?その背景には寂しさがありました。
1.事件概要
簡単に事件概要と今回の関係者をまとめました。
【上塚区空き地少年不審死事案】
事件概要
- 被害者:矢野諒(14)
- 野毛山東中学校3年生
- 死亡推定時刻:5月21日の午前5時~6時頃
- 死因:不明
- みぞおちに打撲痕あり
- 掌に結節があり
関係者
矢野一馬(14)
双子の兄。野毛山ファイターズに所属
矢野浩史(42)
双子の兄弟の父親
職業:配送業
事件当時、深夜1時に仕事を終えて帰り、午前7時頃帰宅
諒の死を知り向かう途中、階段から足を滑らせ転落し意識不明の重体
矢野咲江(73)
祖母。目があまりよくない
三輪孝之(45)
野毛山ファイターズ監督
午前5時~6時までは家で寝ていたと供述
母親は既に他界しており、父親が双子の兄弟を育てている状況です。
父は午前1時に仕事を終えているのに、なぜか戻って来たのは午前7時という怪しさです。
監督の三輪は厳しい指導で知られ、何人もチームを去っています。
一馬はエースで4番ですが、諒はいつも補欠だったといいます。
打撲の痕跡から金属バットで殴ったのではないか?と。
そこからみぞおちを殴られたことによる、心臓振とうを起こし心停止になった可能性もあると朝顔たちは考えました。
しかし、朝顔は何か違和感を感じ取っていました。
もしかしたら、諒ではなく一馬なのではないか?しかし、一卵性の双子なためDNAは同じです。
指紋は違うが自宅には指紋があちこちにあるので、比較対象を絞り込めない。
歯の治療痕はどちらにもないという状態。
科学的に一馬と諒がどちらがどちらなのか証明する手立てがないと言います。
肉親の父親は意識不明で確認もできず、祖母は目が悪いし気が動転していたので、遺体確認をした時に間違えた可能性もあります。
つっこみどころは色々ありそうですが、とにかく双子を見分ける手立てがないという状況なのです。
そこでヒントのきっかけになったのが、諒と一馬が描いた絵でした。
諒と一馬が入れ替わっている可能性がある
2.事件の真相
ヒントのきっかけとなった絵は事件現場の風景でした。
一馬の描いた絵は電線がなく、諒の描いた絵には電線が描かれていました。
これが何を意味するのか?
まずは2人の重要参考人の容疑が晴れます。
監督は事件当時、保護者と不倫をしていたため、アリバイを証言するのをためらっていたのです。
しかし、それが分かったため、アリバイが成立し容疑が晴れます。
父親が深夜1時に仕事を終えていたのに、朝7時に戻って来た理由は、もう一つ警備の仕事を掛け持ちしていたからでした。
勤め先に内緒でしていた仕事だったので言えず、こちらも結果的にアリバイが成立し容疑が晴れます。
朝顔たちは事件現場で検証を始めます。
ボールを取りにフェンスに登り、下から揺らしてみたのです。
ボールのそばには電線があり、危うく掴みそうになるような場所です。
落下した先にバットが置いてあり、それにぶつかって死んだと思われていました。
しかし、真相は違います。
彼は電線を握ったせいで感電死したのです。
調べたところ電線には彼の指紋があり、練習後、掌が汗で濡れていたため通電しやすい状態だったのです。
マメだと思っていた掌の痕はヤケドでした。その痕跡が感電死を示していると朝顔は言います。
そして、ここでヒントの絵の意味が分かります。
一馬は電線があるのを知らなかったが、諒は電線があるのを知っていたのです。
よって、電線があるのを知らなかった人物が死んだ=一馬が亡くなった。と朝顔は結論付けます。
あの日、今度の試合を父親が見に来てくれると知った兄弟は、あることを考えます。
ユニフォームを交換して、一馬が諒になってホームランを打って見せる。父親を喜ばすための2人の計画でした。
そして練習をしていた時、ボールがフェンスに引っかかり取りに行った一馬が、電線を握り感電死してしまったのです。
諒が置いたバットで死んだわけではないが、諒がフェンスを揺らしたから一馬は電線を握ったのではないか?と思います。
しかし、朝顔は諒を思い、そのことについては触れずにいてあげました。
後に父親が意識を取り戻し、諒は泣きながら詫び、父は諒を抱き締めて慰めました。
電線を握った一馬が感電死した
3.ドラマの結末
朝顔と一緒に遊びに行きたかったつぐみですが、朝顔はまた仙ノ浦に行ってしまいます。
そのことをつぐみにママはママのママを捜しに行くと説明します。
納得はいかないまでもつぐみは理解をし、早くばぁばに会えるといいねと平に言います。
きっと寂しいはずのつぐみは、少し大人になり我慢をしたのです。終いにはパパとジィジのことは任せてという頼もしさです。
じいちゃんの家でカレーを作り持っていくと、少なめのほうをじいちゃんは選びます。
少し心配する朝顔が体調を聞きますが、なんで?と言うだけのじいちゃんです。
自宅で転出届に仙ノ浦の住所が書いてあったのを見た朝顔は、じいちゃんに父が近々こっちに住むかもしれないと伝えます。
その後、じいちゃんは仏壇の前で、里子と書かれたハンカチに包まれた歯を見ていました。
これが何を意味するのか?遺体が既に発見されているのか?
それとも遺体が見つかったとき、DNA比較鑑定用に保管していたものなのか?謎です。
自宅に戻った朝顔ですが、家には誰もいません。
そこにいた人物に驚く朝顔、濡れた頭を拭いてあげていると、桑原が帰ってきます。
誰?と言って顔を見せた人物は、山倉係長でした。なぜ彼がここに?次週へ続きます。
じいちゃんの具合が悪いのか?
【監察医 朝顔2】2話のその他気になったこと
- 茶子の作ったコーヒーの名前はチャココ
- よくわからない例えをする茶子
- ハムスター捜しに躍起になるみんな
- 藤堂の引き出しにハムスターはいた
- 見つけた賞金は千円だった
- ハムスターを飼いたがる藤堂
- 名前は千円君
- 歯を投げたと見せかけて持っている桑原
- ラーメンを食べに行くつぐみたち
【監察医 朝顔2】2話のまとめと感想
バットで殴られて死亡したと思われていた少年が、実は感電死だったという話でした。
双子の兄弟が入れ替わり、本当に死んだのはどちらか分からない状態で進みます。
優秀な兄と劣る弟、同じ顔の2人なのに差がありました。
自分が死んで兄が生きていたほうがみんなは嬉しい、そう思って弟は中々言い出せずにいたのです。
なぜ2人が入れ替わったのか?それは父に弟のいい所を見せるため、兄が入れ替わろうと提案したためでした。
シングルファーザーなため仕事尽くめで、兄弟は寂しさを感じていました。
そして練習をしていた時に事故は起きます。ちょっとふざけてフェンスを揺らしていたら、兄が落ちてきて死んでしまった。
あの時、バットを置いていたから、揺らしてしまったからと後悔する弟には、深い心の傷が残ったでしょう。
普段何気なくしていたことでも、人の命を奪うきっかけになるかもしれない。気をつけたいものです。
今回は終わり際にじいちゃんの体調がもしかしたら悪いのでは?という暗示をしてきます。
さらにじいちゃんが見ていた歯はいったい誰の何なのか?と謎を残します。
そして平はやはり仙ノ浦へ転居を考えているようです。
また、桑原の姉が電話を切ってしまう理由も謎です。
家族がバラバラになり、別れも近づいてきているのか?不安を煽る終わり方でした。
次回は11月16日21時から放送予定です。