2020年2月1日(土)から始まった【アリバイ崩し承ります】1話「死者のアリバイ」のネタバレと感想、ロケ地をまとめました。
アリバイを崩すのが得意という時乃とアリバイ崩しが大の苦手なエリート管理官、そんなコンビが事件の真相を暴きます。
【アリバイ崩し承ります】1話のあらすじ
那野県警に赴任してきた察時美幸(安田顕)は、美谷時乃(浜辺美波)と歩いている最中に人がはねられる瞬間を目撃する。救急車を手配している間、男は「人を殺した」と言う。察時が場所を聞き出して行ってみると、中島香澄(森矢カンナ)が死亡しているのが発見される。その後、事故にあった男は小説家の奥山新一郎(丸山智己)だと分かるが、そのまま亡くなってしまう。
捜査をした結果、奥山が香澄を殺害することは、どう考えても不可能だとなる。署内のジュニアこと渡海雄馬(成田凌)は部下なのに言う事を聞かず、逆にアリバイ崩しができるのかと察時を挑発する。察時はアリバイ崩しが大の苦手なのに、見栄を張って誰の手も借りずに解決すると意気込むが…。
【アリバイ崩し承ります】1話のネタバレ
中島香澄殺害犯
磯田幸三
動機
奥山のファンだった磯田は本人から香澄と別れるために弱みを見つけて欲しいと頼まれ、奥山が香澄を呼び出している間に部屋に入って物色する。しかし、香澄が戻って来てしまい部屋の中で鉢合わせ。磯田は香澄の口を押さえてもみ合っているうちに殺害してしまった。
元々のアリバイ
- 香澄死亡推定時刻:3時30分~4時30分
- 香澄は自宅マンションで死亡
- 爪には奥山の皮膚片があった
- 奥山が事故にあったのは4時過ぎ
- スマホも財布も持たずに歩いていてひかれた
- 奥山は3時20分に宅配便で荷物を受け取っている
各地点移動所要時間
- 奥山の自宅から香澄のマンションまで→30分かかる
- 奥山は3時20分に荷物を受け取っている=マンションに到着するのは3時50分以降
- 殺害に5分かかったとして、マンションから事故現場までは車で約30分
- 奥山が事故現場に戻ってこられるのは、早くても4時25分
- 事故現場から奥山の自宅までの距離は目と鼻の先
アリバイ崩し後の真相
奥山は3年前に交通事故にあって以来、耳が聞こえなくなっていた。だから、車の音にも時乃たちの呼び声にも気づかず車にひかれた。
察時がはねられた奥山に「どこで殺した?」と聞いた時、奥山は具体的な住所を言うのを聞いて時乃は違和感を覚える。普通「香澄のマンション」という言い方をしないかと?
その時、奥山は目をつぶっていたため、「どこで殺した?」の質問されていると分からなかった。具体的な住所を言ったのはその前の質問である「どこに住んでる?」の部分について答えていたのでは?と時乃は気づく。
奥山は車にひかれた時、何も持っていなかった。それは、自宅から出てきたところをひかれたからではと時乃は考える。恐らく奥山は香澄と奥山の自宅で言い争いになり、衝動的に首を絞めてしまった。しかしこの時、香澄は気を失っていただけで実は生きていた。
香澄はその後、意識を取り戻し自宅へ車で戻った。すると、そこで管理人の磯田と鉢合わせとなり、殺されてしまったのではと推理する。
話を聞いた察時はマンションに向かい磯田と話をする。そして時乃の推理をぶつけると自供した。
ネタバレまとめ
- 住所は殺害現場を答えたのではなかった
- 香澄は一度は息を吹き返していた
- 奥山に頼まれた管理人が香澄の部屋に侵入
- 戻って来た香澄と鉢合わせとなった管理人が殺した
【アリバイ崩し承ります】1話の感想
今回新しく始まった【アリバイ崩し承ります】はキャラが立っている登場人物と配役のよさから、初回から楽しく視聴することができました。主演の浜辺さんが同じせいか、以前やっていた【ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~】を思い出しました。
“アリバイ崩し承ります”という張り紙をしている理由や、察時が霞ヶ関から那野県警に飛ばされた理由なども、初回からある程度教えてくれます。もったいぶって引っ張ることもありませんし、一話でちゃんと話も解決します。気軽に見れるドラマでした。
ただ、初回のアリバイ崩しの内容が、トリックではなく勘違いしていたという裏技的な回です。もちろんそういう回があってもいいですが、初回は時乃の凄さが分かるように、ちゃんと巧妙なトリックを使ったアリバイを崩して欲しかったです。
この手の物語の危険なところは“トリックのネタ切れ”です。全部の回をちゃんと巧妙なトリックでできたら面白いと思いますが、どこかで見たようなトリックや、さすがに現代社会で無理じゃないか?というネタが混ざり始めるとトホホな話になります。原作つきのドラマなので、そこらへんに関しては大丈夫なのでしょう。