【相棒19】3話のネタバレと感想|右京さん実演販売員になる

2020秋ドラマ
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【相棒シーズン19】3話「目利き」のネタバレと感想をまとめています。

詐欺捜査をしていた刑事が遺体で発見され、警察は身内の仇討ちに躍起になります。

しかし、どうやら刑事と詐欺組織が繋がっているのでは?と雲行きが怪しくなり……。

右京さんの実演販売も見れる切ないオチの回です。

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【相棒19】3話のあらすじ

マンションの屋上で飛び降り騒ぎがあり、右京(水谷豊)冠城(反町隆史)が説得をし未遂で終わる。飛び降りようとした三好由紀子(川俣しのぶ)は、詐欺の被害に何度もあったため自殺しようとしたと語る。

そのことを捜査二課の係長である尾崎徹(及川いぞう)に言いに行くが、心配無用だと右京たちを相手にしない。

その後、尾崎徹が遺体で発見され、追っていた詐欺グループによって殺害されたのではないかと他の捜査員たちは憤る。

遺留品の中からホームセンターのレシートが見つかり、気になった右京たちは購入した店へ向かう。

そこで尾崎が買った商品であるアメイジングウォッシュを実演販売をしている男、酒井直樹(山本浩司)に話を聞くが曖昧な返答をするばかりだった。

酒井はかつて詐欺で服役していた時期があり、その時の担当刑事は尾崎だった。

さらに尾崎は公衆電話から何者かに連絡を取っていた形跡があった。

捜査一課が詐欺グループ摘発に向かい、その中の一人に右京が酒井の写真を見せると知っているという。

捜査二課が勝手に取調べをして何かを隠している、麗音(篠原ゆき子)伊丹(川原和久)たちの前でそう告げると揉め始めてしまう。

二課がの捜査員の間では実は尾崎が詐欺グループの親玉である兵頭武史(キンタカオ)と繋がっているという噂が……。

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【相棒19】3話のネタバレ

3話のネタバレは以下の5つです。

  1. 酒井の役割
  2. 酒井の過去
  3. 詐欺の真相
  4. 事件の真相
  5. ドラマの結末

結論からいうと、尾崎は殺されたのではなく自殺です。

なぜ自殺をしたのか?そこには切ない理由がありました。

1.酒井の役割

実演販売員の酒井は過去に詐欺グループに属してました。

後に自首しますが、その時の担当刑事は尾崎でした。2人は懇意にしていたことが分かります。

  • 酒井は尾崎に能力を見込まれて捜査協力者になった
  • 詐欺グループ内の情報を尾崎に渡される
  • 得意の話術でその中の一人に近づく
  • 普通に話せる相手に飢えている彼らは、酒井に会う時間が楽しみに
  • 仕上げに盗聴器入りのプレゼントを渡す

酒井は尾崎の捜査協力者として、情報を流すため盗聴器入りのプレゼントをグループ内の人に渡していたのです。

今回、逮捕された人で右京さんが酒井の写真を見せた時、知っていると言いました。

そこで詐欺グループのアジトに向かい、もらったというマッサージ器を調べたところ盗聴器が発見されたのです。

他の詐欺グループの人も、酒井からプレゼントをもらったといい、もらった直後に摘発されました。

しかし、なぜ今回は摘発されないのか?

3年前の手口とまったく同じ、被害者を何度も騙し金をしゃぶり尽くすやり方は兵頭が仕切っているのは明らかです。

右京さんは尾崎の書斎があまりにもきれいだったこと。本人の指紋すらない部屋に違和感を覚えていたのです。

恐らく殺害現場は書斎であろうと。そして犯人は掃除や洗剤の知識を豊富に持っている人物だと。

酒井は尾崎の捜査協力者だった

2.酒井の過去

酒井は右京さんたちを伴い自宅へ向かいます。

そこで、刑務所にいるときにもらった、尾崎の手紙を見せます。

酒井の過去は尾崎なしには語れないものでした。

  • 実演販売で食べるのが大変で博打に出た
  • しかし、残ったのは大量の在庫と借金だった
  • 働いて返せといわれて詐欺グループに入れられてしまう
  • 皮肉にも人を騙す才能がありトップの成績だった
  • しかしある日、騙した女性が自殺してしまう
  • ショックを受けて踏み切りを越えて電車に飛び込もうとした
  • 尾崎がやってきて間一髪のところで救ってくれた

尾崎は命の恩人であり、生き直すきっかけを与えてくれた人だ。そんな人を殺すわけがないと酒井は語ります。

尾崎の手紙には“兵頭は必ず捕まえる”と誓いの言葉もありました。

そんな人が兵頭と手を組むはずなんてないと言います。

犯人は誰なのか?謎が深まります。

尾崎は酒井の命の恩人だった

3.詐欺の真相

右京さんはそもそも詐欺の被害者がどうやって選定されているのか、3年前の酒井の調書を見て不思議に思っていました。

それは被害者リストの数が少ないからです。まるで、最初から何度も騙される大金を持っている人を知っているようだと。

そこで最初に飛び降り自殺未遂をした、三好由紀子に会いに行きます。

彼女は離婚調停の慰謝料を詐欺で奪い取られてしまいました。

では、離婚調停の弁護士はどこで見つけたのか?

それは、“駆け込み寺ドットコム”というサイトで無料相談して見つけたと言います。

しかもその話を“村田”という二課の刑事にもしたそうです。

ですが、村田という刑事は二課にはおらず、ピンときた右京さんたちは酒井の写真を見せます。

彼女は写真を見て、この人が村田だと答えました。

そこで右京さんたちはサイト運営者のところへ向かい、詐欺の手口が分かります。

任意で伊丹たちが兵頭を引っ張ってきて取調べをしていたところ、右京さんたちがやってきて説明します。

  • 駆け込み寺ドットコムの運営者から情報を得ていた
  • 大金が入る予定の人物の名簿をメールで流していた
  • 名簿を確認すると詐欺被害にあっている人だった

弁護士に離婚や遺産相続の相談に来ている人の情報を得て、大金が入る予定だと事前に察知していたのです。

すると兵頭は詐欺をやったのは認めるが、殺しはやっていないと主張します。

では尾崎とは何の話をしていたのか?後にその内容が分かります。

詐欺被害者の名簿は弁護士相談サイトから流出していた

4.事件の真相

再び酒井が実演販売をしている屋上へ向かう右京さんと冠城。

そこで、右京さんは実演販売をいきなり始め、紙についた汚れに向かいアメイジングウォッシュをかけます。

でも汚れは落ちません。何が言いたいか分かりますよね?と右京さんは酒井に迫ります。

酒井は観念してようやく真相を話します。

  • 尾崎を信じて協力していたが、なぜか兵頭たちを逮捕しない
  • そこで詐欺の被害者に刑事になりすまして話を聞いた
  • そして駆け込み寺ドットコムの存在を知った
  • 尾崎が兵頭を逮捕しないのは繋がっているからだと思った
  • 自分はいいように使われたと思い、尾崎に問いただした

尾崎が酒井の所にアメイジングウォッシュを買いに行ったとき、2人は奥で話をします。

酒井は尾崎が3年前から繋がっていたんだろうと怒って言いました。

その後、尾崎の家を訪ねた酒井は遺体を発見します。

  • 尾崎は自殺だった
  • 現場は尾崎の書斎
  • 自殺を誰にも知られたくなかった酒井が清掃した
  • でも紙に飛び散った血は消せないので処分した
  • そこには遺書があった

ここから酒井は尾崎を殺人に見せかけるため、様々な細工をしました。

  • 遺体を運び出し遺棄する
  • 遺書はライターで焼いた
  • 詐欺グループが殺したと思わせて警察を動かす
  • そうすれば兵頭にいずれたどり着く

かつて尾崎に救われた酒井は、尾崎を救うどころか逆に追い込んでしまった。

その自責の念からせめて彼の名誉だけは守ろうと、自殺を隠すことにしたのです。

遺書には「詐欺師から金を受け取り便宜を図った」と書いてあったのです。

自殺となり遺書が表に出たら尾崎の不正が明るみに出てしまう。だから遺体を運び出して遺書を燃やしました。

尾崎は自殺だった

5.ドラマの結末

なぜ尾崎と兵頭が繋がることになってしまったのか?そのことも兵頭の自供で分かります。

尾崎は3年前から繋がっていたわけではなく、2ヶ月前から繋がるようになったのだと。

兵頭のことをしつこくかぎ回っていた尾崎に、兵頭自ら話しかけてこう言います。

捕まえたければ捕まえればいい。でもまたお前のとこのが始末される。と。

そして他の詐欺連中の情報を流すからと言い、お金を尾崎に押し付けて去ります。

3年前、宮田という情報協力者を亡くした尾崎は、酒井を失いたくなく兵頭の摘発をためらったのです。

すべては酒井を守るため。もし話したら酒井を苦しめることになると思って内に秘めます。

しかし賄賂を受け取ったことは事実。“目利き”なら尾崎のことをそこまで理解すべきだったと、酒井に右京さんは告げました。

尾崎が兵頭を摘発しなかったのは酒井を守るためだった

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【相棒19】3話のその他気になったこと

  • 事故物件になって建物の価値が下がるという説得をする右京さん
  • 自分は若いつもりでいる冠城
  • 漫才のようなやり取りをする冠城と酒井
  • 青木にアメイジングウォッシュを吹き掛ける冠城
  • うちではこき使われている角田課長
  • 冠城の周りには結婚に失敗した人ばかり
  • バツ持ちの杉下と一緒にするなという角田課長
  • 灰皿で殴りかかる詐欺グループのメンバー
  • 麗音を助ける芹沢
  • 手柄を誇る間の悪い青木
  • 旦那にかけてもきれいにはならないアメイジングウォッシュ
  • アメイジングウォッシュを気に入る女将
  • 実演販売を始める右京さん
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【相棒19】3話のまとめと感想

殺人と思われていた遺体が実は自殺で、お陰で詐欺組織のトップを捕まえることができたという話です。

今回のオチはとても切ないオチでした。信じていた人に裏切られたと思っていたら、裏切った理由は自分を守るためだったと知り愕然とします。

最後に屋上にある“幸せの観覧車”の文字と、空っぽになった実演販売の机、風の音だけを聞かせるエンディングが余計に空しさを際立たせます。

“目利き”の能力と話術に長けていた酒井は、詐欺の天才だと思い違え、被害者を死なせます。

そして改心して今度は警察に協力しますが、尾崎の心の底までは読み取れませんでした。

自分ではわかっていたつもり、目利きの才能があると思っていたのに、なぜかいつも過ちを犯してしまう尾崎。

ただ、「最初に会ったときからあなたのことは騙せない」と、右京さんに対する目利きは誤っていませんでした。

次回は11月4日21時から放送予定です。

【相棒19】3話のいいセリフ

後悔しているなら逃げるな!

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