【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】第7話は前回の続きはあっさりと終わり、いよいよ初回で起きた北見永士殺人事件の真相に迫っていく話なります。怪しげな人物として浮かんできた、島崎楓とはどんな人物なのか?今回新たにわかったことも含めてまとめます。
【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】7話のあらすじ
元同級生が作ったゲーム用シナリオに沿って、女性ターゲットを金槌で襲う非情かつ不気味な連続殺人事件――。3年前に新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)の妹・優(黒崎レイナ)も襲われた、あの事件のシナリオには続きがあることが判明した。そこには、とある公園で「幸せそうな5組のカップルに復讐せよ」との指令が…! 解剖医・柚木貴志(大森南朋)と景、警視庁捜査一課の刑事・高橋紀理人(高杉真宙)は、新たな凶悪犯罪を未然に防ごうと、現場へ急行するのだが…!?
公式HPより
さらに、もうひとつの事件も大きく動き出す。国民的人気歌手・北見永士(横山涼)を青酸カリで毒殺したと自首し、服役していたスタイリスト・宮島清花(柳美稀)が警視庁捜査一課に電話をかけてきたのだ! しかも、清花は管理官・和泉千聖(松雪泰子)に、自分は無実だと主張。「真実をすべてお話します。会いに来てください」と懇願する。だが、上層部からは終わった事件だと一蹴され、千聖は八方塞がりに…。そんな中、事件直後の解剖で北見は窒息死だと確信していた柚木は、今度こそ真実を明らかにしようと決意。清花と面会するが、なぜか「話すことは何もない」と、追い返されてしまう。
電話があってから面会までわずか1日。その間になぜ清花の言動は180度覆ってしまったのか…。訝しがる柚木の脳裏をふと、ある人物の存在がかすめる。その人物とは面会の直前、刑務所の廊下ですれ違った謎の女・島崎楓(森川葵)。だが、彼女が清花とどういう関係なのかは不明で…!?
やがて、さらなる不測の事態が起こってしまう。清花が刑務所のシャワー室で死んでしまったのだ! しかも調べを進めると、北見事件に関する“驚愕の事実”と“さらなる謎”が浮かび上がり…。
【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】7話の感想
前回の話が引き続きあるにはありますが、冒頭であっさり捕まって終わります。その後の話も大してなく、なぜ2話で分けたのかと思うようなあっけなさです。
そして今回から始まる話は初回の事件、北見永士という人気歌手の殺人事件の話となります。なぜ今更この話をと思いますが、殺人の罪で服役していたスタイリストの宮島清花が、電話をしてくることから掘り返されます。しかし、話を聞きに行くと帰れといって柚木は追い返されます。
そんな状態なので余計に怪しまれ、千聖たちも証拠を探して奔走し始めます。そして出て来る島崎楓という人物が、この事件の鍵を握る人物となります。
妨害されまくるので立証できるのかという流れになるのか?それとも別に真犯人がいるのか?最終回まで引っ張るのか、次回あたりで決着するのか?今後の展開に注目です。
島崎楓とは?
以前も彼女について書いていますが、また今回新たにわかったことがあるので、それも含めてまとめてみました。
以前の記事はこちらです。
- 次期総裁候補の島崎藤一郎の娘
- 清凛大学に通う女子大生
- 北見永士の元恋人
- 愛称は“麗しのカサブランカ”
- 生徒からは楓様と呼ばれている
どうやら永士と付き合っていたようですが、“元”恋人という扱いになっています。別れたものの諦めきれない楓が、一緒にいれないなら殺してしまおうとなったのか?それはよくわかりませんが、一緒に親しげに写っている写真もネットの記事にはありました。
景が柚木に指示されてネットで楓を検索すると、こんな記事が出てきます。
- 島崎楓(清凛大学)美しすぎる女子大生館|JD写真サイト
- 島崎楓(@p92_ch)|Tsubuyakky
- 衆議院議員島崎藤一郎氏、起工式に出席-毎朝新聞
- 2019みす清凛候補に選ばれた島崎楓とは?
- 2019/07/08【ミス清凛コンテスト2019始動】遂に、ミス清凛コンテスト2019ファイナリストが確定しました!その中にやはり麗しのカサブランカこと島崎楓様が堂々のご当選。今後も楓様の応援を皆さまよろしく
- 北見永士の元恋人は大物政治家の娘?-まとめスキャンダラス
- 「北見永士にはある大物政治家を父に持つなぞの恋人がいた」と所属事務所関係者が証言。その恋人とは、島崎楓、衆議院議員の島崎藤一郎の一人娘だったことが判明した
そして景がいくつかサイトをクリックした結果、こういった内容が出てきます。
- 美しすぎる女子大生館|JD写真サイト
- 2019.07.08
- 島崎楓(清凛大学)「趣味は音楽鑑賞!悔いのない学生生活をしたい」
- まとめスキャンダラス
- 【北見永士の元恋人は大物政治家の娘?】
- 人気歌手の北見永士さんが付き合っていたとされる“なぞの恋人”について探ってみました!
JD写真サイトでは楓の写真が載っていて、まとめスキャンダラスでは永士と楓が一緒に写っている写真が掲載されています。毎朝新聞のサイトでは父の藤一郎と一緒に起工式に参加している姿が掲載されていました。
世間的にも北見永士と付き合っていたのでは?という認識があるようです。そして、父親との関係は隠してもいなく、普通に公の場に出てきたりしています。
この後、柚木が直接楓と対面する場面があります。しかし、楓は余裕なのか全く動じることなく、柚木を挑発するような発言をします。
- 永士を?わあ!すご~い!お会いできて光栄です。
- 彼死ぬ瞬間までスターでいたいといつも言っていました。そのとおりでした?
- 楽しみにしています。頑張ってくださいね。ごきげんよう。
永士を解剖した柚木に会えたことを喜びます。そして人の話は基本的に聞かず、自分の聞きたいことを聞きます。全く他人事のような感じで話しをし、最後には頑張ってと余裕の応援をして去ります。
自分の所に捜査の手が及ばない絶対の自信があるのでしょう。証拠があろうがなかろうが関係ない、“なかった”ことになるのだからといった感じです。
北見永士殺人事件の新たな証言
そもそもなぜ再びこの事件を調べることになったのか?それは宮島清花が電話をしてきたことから始まります。そこで新たにわかった事柄をまとめます。
- 清花は父が病気で実家の工場が倒産しそうだったから金が必要だった
- 永士を殺せと命じられていた
- 青酸カリを手にしたが、怖くなって飲み物に入れられなかった
- 事務所の社長である会田が青酸カリを入れた
- スタッフとぶつかって飲み物が零れてしまう
- だから微量しか青酸カリが検出されなかった
しかし清花は柚木と話す前に楓に脅されたようで、何も語りません。その後、刑務所内で何者かに殺害されてしまいます。もし自分が死んだら警察に言って欲しいと、事実を同じ房で仲が良かった中島亜希という人物に託します。
千聖たちは当日の防犯カメラを再度見て、会田とスタッフがぶつかっているシーンを見つけます。そこで、そのジャンパーを回収しに事務所に行きますが焼かれてしまいます。
が、その時ぶつかったスタッフが、返しそびれたジャンパーを渡してくれます。それこそ飲み物がかかったものでした。分析の結果、ジャンパーには青酸カリの成分が検出されました。
ですが、謎がいくつか残ります。
- 誰が清花に永士殺害を命じたのか?
- なぜ会田が代わりに殺害しに行くのか?
- 清花は誰に殺されたのか?
- なぜ永士は殺害されなければならなかったのか?
楓が全て指示しているのでしょうか?むかつくから殺してみたいに頼み、それを知っている会田も協力し、清花の殺害も刑務所内の誰かに命じた。ということなのか?それとも父親の命令なのか?謎です。
また以前の医療ミス隠ぺい事件のように、一つの嘘を隠すために大勢の人が死んでしまうのか?そんな流れになりつつあります。
【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】7話のその他気になったこと
- お面をかぶる紛らわしい一般人
- 現場にピエロ多すぎ
- ガールズバーは経費で落ちない
- もう犯人に切られた怪我が治っている柚木
- サングラスかけて面会にいけるのか?
- 大学で不審者のように浮いている柚木
- 千聖に「こういう時に活躍できなければ存在価値ゼロ」と言われる髙橋
【サイン ―法医学者 柚木貴志の事件―】7話のまとめ
第1話で放送した事件をここに来てまた掘り返します。ラスボスが島崎藤一郎ということなのだと思います。伊達は権力に従い兵藤と同じあやまちを繰り返そうとしそうです。しかし、柚木が恐らくそれを阻止するでしょう。
問題は権力を持った相手にどう対抗していくかです。柚木は失うものは何もないので、脅されようが何しようが抗い続けるとは思いますが、景や千聖がどう動くのか?一人ではどうにもできない事件だけに、周りの協力が必須です。
展開がある程度読めたとしても、緊張感ある流れでやってくれるので見ていてダレません。ただ、冒頭で簡単に済ます話なら、一つの回にまとめてもいいのでは?と、今回の景の妹の事件の結果を見て思いました。次回はどこまで話が進展するのか、楽しみにまた視聴したいと思います。