ドラマ【螢草 菜々の剣】2話ネタバレ感想|菜々には特殊能力がある?

2019夏ドラマ
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螢草の第2話は菜々がだんご兵衛のところに行って剣を少し教わります。そこで菜々の特殊能力がわかりました。徐々に悪くなっていく状況ですが、菜々の剣がそれを晴らしてくれるのか?主演の清原果耶さんの剣捌きが格好いい回でもありました。

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【螢草 菜々の剣】の2話あらすじ

ついに姿を現した父の仇(かたき)。しかもその男・轟平九郎は、今度は奉公先の主・風早市之進に魔の手を伸ばそうとしていた。果して、菜々は……。風雲急を告げる第2回!
市之進(町田啓太)の建白書が突き返された裏に居たのは、やはり轟(北村有起哉)だった。父を陥れた男の姿を初めて見た菜々(清原果耶)は、かつて団子をご馳走して助けた壇浦五兵衛(松尾諭)が剣術指南役になったことを知り、剣の指導を願い出る。一方、佐知(谷村美月)が結核に冒されていることがわかり、薬代をつくるため市之進の頼みで質屋に向かった菜々だが、その間に子どもたちがかどわかしに遭ってしまう。

公式HPより
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【螢草 菜々の剣】の2話ネタバレ

  • 風早の家を訪ねて来た轟は、市之進を自分側に引き入れようとする。だが、市之進はそれをキッパリと断って物別れに。
  • 菜々はだんご兵衛が指南役に就任したのを知り、剣を教えて欲しいと直談判する。しかしだんご兵衛は断る。
  • だんご兵衛がやっていた剣の動きを見て、菜々はその場で同じ動きをする。それを見ただんご兵衛は驚き、菜々は“人の動きを見ただけで、自分の体に写す不思議な力がある”ことがわかる。
  • なぜ剣を習うのかという問いに、菜々は仇がいるとだけ答える。だんご兵衛はそれ以上は問わず、捨て身でなければ強き者は倒せないと“突き”を教える。
  • 菜々が子供たちとかくれんぼをして遊び終えると、佐知が菜々へ贈り物をする。それは“螢草の押し花”で一年中見れるようにと渡してくれたのだった。
  • 佐知の具合が悪くなってしまい、医者に見せたところ良い状態ではないらしい。
  • 菜々は朝鮮人参の代金を得るため、市之進に頼まれて質屋へ行く。そこでお舟という女主人とやり取りをし、見事希望の金額を借りてきた。
  • 隣町でかどわかし(誘拐)が起きていて、母の病気治癒の祈願に行っていた子供たちがさらわれてしまう。菜々が駆けつける前に、佐知が病気の身体で助けに来る。
  • 危ないところで菜々が立ちはだかる。そして落ちていた角材を手に取り、真剣の相手と向き合う。だんご兵衛の言葉を思い出し、教えられた通りに捨て身の突きをする。その一撃で男は倒れ、菜々は子供たちを救ったが、佐知が倒れてしまう。
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【螢草 菜々の剣】2話の感想

徐々に悪い方向へと話が進んで行く回ですが、菜々が剣を教わりその特殊能力がわかります。菜々の仇だと思われる轟はやはり悪い男のようで、それを恐れずに市之進は正論を言います。そのやり取りは格好良いのですが、同時に不安にもなります。さらに佐知が病になり、恐らくは労咳かと思われるので、亡くなってしまいそうな雰囲気です。

見ていて不安ばかりな回かといえばそうでもなく、菜々がだんご兵衛に剣を少し教わっただけで、見事に剣を振るう姿は頼もしかったです。今回ますます菜々役の清原さんは、格好良さを見せてくれました。持った木刀で型を見せるシーンがあるのですが、菜々の目は据わり人が変わったようになります。持った剣を素早く振り下ろす軽やかな動きを見て、対人の殺陣シーンが待ち遠しくなりました。

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菜々の特殊能力とは?

轟が風早の家に来たことで、菜々はいつかの日に備える覚悟を決めます。そこにお城の指南役の話を耳にし、それがだんご兵衛こと壇浦五兵衛であると聞きさっそく向かいます。二人のやり取りはこんな感じです。

  • 団子の料金は必ず返す
  • お代は結構だから剣を教えてくれ
  • 女に剣は教えられない
  • 男にできるなら女もできる、団子60本分指南してくれ

時代が時代なので女が剣を習うということは、基本的にありません。なので差別とかでなくだんご兵衛は断ります。しかし、菜々は教えてくれるまで動かないと食い下がります。仕方なくだんご兵衛が剣の型のようなものを見せ「剣とは人を斬るものではない。己の弱さを斬るものだ」と言います。

菜々は木刀を貸してくれと言って手に取ると、だんご兵衛が披露した動きをそのままコピーします。それを見て驚いただんご兵衛は、剣をやったことがあるのか?と聞きます。菜々はやったことはないと答えると「人の動きを見ただけで、自分の体に写す不思議な力があるようだ」と言います。

菜々はやったことがないことでも、一度目にしただけでその動きがコピーできる特殊能力があったのです。ちょっとチート臭い設定ですが、いきなり強い者を倒すためにはしょうがない設定だということにしておきます。このシーンの清原さんは格好良かったです。

なんのために剣を?と問われ「仇がいる」とは説明してました。強い覚悟があることを示したかったのでしょう。それを聞いてだんご兵衛も“突き”を教えてくれます。これが最後、子供たちを守るために役に立ちました。このシーンも菜々が一回脱力し、その後に素早く木材を突き出して格好良かったです。

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市之進と轟のやり取り

話が前後しますが轟が市之進のところにやってきて話をします。轟がどのような人物なのか?それに対する市之進は?まずは轟がどんな人物なのを見ていきます。

  • 風早家のことは昔から知っている
  • 建白書を見てわざわざ江戸から轟は来た
  • よく練られていると褒める
  • 手を組まないかと持ちかける
  • 古い仕組みを心底憎んでいる
  • 市之進の父も家が良ければもっと上に行けた
  • 力のある者が世の中を動かす
  • 風早家の者はみな同じだな、話は終わりだ

いわゆる悪役です。意外だったのが古いしきたりは憎んでいるようです。家柄が良いだけで高い俸禄をもらい、能もないのにお家のかじ取りをする、そういったしきたりを嫌っています。もしかしたら轟は良い家の出ではなく、能力で今の地位まで来たのかもしれません。

では一方、市之進はどういった対応をしたか見ていきます。

  • 建白書は多くの藩士が思っていること
  • 世襲や家柄に対する憎しみなどない
  • 自分がなすべきことをなすだけ
  • 正しいやり方でやらないと世の中は変わらない
  • 不当なやり方では不当なものがはびこるだけ
  • いつも困窮するのは日々懸命に勤め励む下々の者

轟とは対照的に清廉潔白な人物として描かれます。市之進も堂々と轟をディスるため、当然会話は噛み合わずに最終的に決裂します。仲間に引き入れるために轟は交渉しに来たのか、だめだこりゃと思った途端に会話を切り上げ帰ります。市之進のような男は味方だと頼もしいですが、敵だと厄介な存在なので轟は恐らく排除するでしょう。それが菜々の父の時のような切腹か、闇討ちで殺すかはわかりませんが。

家が大事な時代なので、家を取り潰すのが一番効果があります。よって、転覆を目論んだとかそういう理由で、お家取り潰しがこの時代は最大の屈辱となります。こうなると風早の家は息子がいますが継ぐことができず、路頭に迷うということになります。

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菜々とお骨さん

佐知が病になってしまったため、薬を買ってあげたいのですが手元に金がありません。そこで市之進は家にあるものを質入して金を工面することにします。しかし、この時代は武士が質屋に出入りするわけにもいかず、女中の菜々が代わりに行くことになりました。そこで出会った女主人のお舟ことお骨は、一癖も二癖もある人物でした。どんな人物でしょうか?

  • 髑髏の絵が描いてある羽織を着ている
  • 元は芸者
  • 質屋の旦那に口説かれて後添えに
  • 旦那の死後、自分が主人になった
  • 名の通った金貸し
  • 女だとナメられるから、命がけで商売やっていると見せ付けるために髑髏の羽織を着ている

なかなかしたたかな女性で、最初は持っていった茶碗に一分の値をつけます。十両借りてきて欲しいといわれている菜々は困り、鏡越しにお骨を見ると笑っているのが見えました。そこでハッタリをかまします。

  • そんな安物なら持って帰るのも面倒なので割る
  • 今“上物”って言った?
  • いんちきをするような店は信用できないから他へ持って行く

その場で本来五十両の価値があるという天目茶碗を割ろうとします。すると慌てたお骨がつい“上物”と言ってしまいます。一両出すというと菜々は他に持って行くといい、最終的に十両を引き出します。このやり取りにお骨も女中にしておくのはもったいない、商人になったらいいのにと言います。しかし菜々は今の家が好きなので断ります。機転も利く優秀な女性な菜々、頼もしい限りです。

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【螢草 菜々の剣】2話のその他気になったこと

  • 轟の顔をガン見し過ぎる菜々
  • さすがに佐知も今日はもう寝ろと心配する菜々の違和感ぶり
  • でも時々覗き見する不審者な菜々
  • 仙之助は菜々のことが気になるらしい
  • お手玉で場所がバレるとよ
  • もうお手玉は持って歩かないというが、やっぱりお手玉で場所がわかるとよ
  • 子供たち助けにすぐ入らずしばらく見てる菜々
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【螢草 菜々の剣】2話のまとめ

第2話目もなんだか悪いことが起きるんじゃないかと、心配になる回でした。ですが新たな登場人物のお骨やだんご兵衛の力添えもありそうな、予感もする回でもあります。登場人物のキャラ設定がハッキリとしていて、魅力的なので短い回で終わらせるのはもったない気もします。

今回一番の見どころは菜々役の清原さんの殺陣シーンだと思います。道場での目が据わった菜々は別人のように格好よく、助けに入った時の脱力からの突きも格好よかったです。清原さんをNHKが捕まえて放さないのもわかりますが、もっともっと活躍できる可能性がある女優さんなので、別の局や映画でも見てみたいものです。

今回の良いセリフ

不当なやり方で世の中を変えても、不当なものがはびこるだけです。

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