【コーチ】3話「尾行」のネタバレと感想をまとめています。
体の大きさから尾行をすると目立ってしまい、度々巻かれてしまう刑事を向井はコーチしに行く。向井にアドバイスをもらいながら一緒に尾行をするが、対象者に顔バレしてしまい……。
【コーチ】3話のあらすじ
◤◢◤📢#ドラマコーチ
— ドラマ『コーチ』金曜よる9時放送中📢 (@tx_drama9) October 31, 2025
放送まであと30分⏳◢◤◢
⋱📌 第3話 相関図📌⋰#関口メンディー #山下容莉枝 #福士誠治#東根作寿英 #池谷直樹
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今回向井光太郎(唐沢寿明)がコーチをしに行くのは、目黒北署の刑事・西条猛樹(関口メンディー)という、尾行が苦手な刑事だった。西条はその体の大きさから、尾行をすると逆に目立ってしまい、度々対象者に逃げられてしまう。そのため尾行に対して苦手意識がある西条は、自信が持てずにいた。
通称“ベランダ男”と呼ばれる窃盗の常習犯・生方士郎(池谷直樹)が出所後に管轄内に引っ越してきたため、課長の春川雄二(東根作寿英)から行動監視をするよ命じられる西条。しかし、またも見失ってしまい、その結果窃盗事件が発生する。
やってきた向井が西条と一緒に尾行をし無線でアドバイスをしていくが、西条は指示を無視して生方に見つかり顔バレしてしまい……。
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【コーチ】3話のネタバレ
刑事に見張られていると知ったことで、きっと生方は窃盗を急いでするだろうと読み、現行犯逮捕に向けてみんなで追跡することに。しかし、生方は隠しておいた自転車に乗り、尾行をまいてしまう。
西条は向井に言われて冷静に考え、まだ近くにいるはずだと辺りを探す。その結果、生方を発見した。塀を登り住居に入ろうとしているところだったが、今声をかけてもきっと生方は普通に塀から降りるだけで住居侵入罪には当たらない。
そこで置いてあった自転車を持ち上げ、顔バレしているがゆえに構わず鬼気迫る形相で生方に迫る西条。生方はその様子に怯んで住居内に転落する。そして住居侵入罪の現行犯逮捕した。
向井のコーチを受けたお陰で西条は自信を取り戻し、コンプレックスだった体の大きさを生かす方向へと考えを変えた。
尾行が下手な刑事
窃盗の常習犯で“ベランダ男”と呼ばれる生方士郎(池谷直樹)が、先月刑務所を出所し、目黒北署の管内に引っ越してきた。彼の犯行手口は常に2階のベランダから忍び込むというもので、その異名の由来でもある。警察は「必ずまたやる」と見ており、現行犯での逮捕を狙っていた。
そこで西条猛樹(関口メンディー)は橋上隆平(福士誠治)から生方の張り込みと尾行を命じられ、彼の犯罪歴や行動パターンをまとめた資料を渡される。すべては周到にお膳立てされた作戦だった。
西条はさっそく生方の監視を開始する。ある日、生方が本屋に入るのを見て後を追うが、途中で姿を見失ってしまう。仕方なく自宅へ戻り、再び見張りを続けることにした。夜通し監視を続けていたが、疲労からうとうとしてしまい、気づけば朝になっていた。その時、生方は何事もなかったように戻ってきた。
コーチング開始
捜査会議が開かれ、管轄外で新たな窃盗事件が発生したことが報告された。犯行の手口は2階からの侵入であり、生方士郎による犯行の可能性が浮上する。西条は張り込みの途中で生方を見失っていたことを正直に明かし、橋上から呆れられる。そんな中、新たに向井光太郎(唐沢寿明)が登場し、西条の相棒として任務に加わることとなった。
西条は向井に生方の資料を渡しながら、自分が本部の捜査三課を志望している理由を語る。盗みの多い地域で経験を積んできたため、自信があるという。引き続き尾行と張り込みを続けると話す西条に、向井も同行を申し出る。西条は自分たちの動きが生方にバレているのではと不安を口にするが、向井は「それは生方にしか分からない」と軽く受け流す。
2人は再び張り込みを開始する。生方が外に出てきたのを見て、向井は赤いスニーカーに目を留めた。上着を替える犯人は多いが、靴を替える者は少ないと向井は指摘する。2人は生方を尾行し、公園に向かった。生方はそこで1時間にわたりトレーニングを続け、軽やかな身のこなしに向井は感心する。その後、生方は自宅へ戻った。続けるかどうかの判断を任された西条は、張り込みを切り上げて帰ることを選んだ。
それぞれの動き
西条は今回の窃盗事件の被害者・三村妙子(山下容莉枝)を訪ね、事情を聞いた。生方の写真を見せて確認するが、被害者は犯人の顔を見ておらず、気づいた時にはすでに全て盗まれた後だったという。お金はもう諦めたが、亡き夫が贈ってくれたブローチだけはどうしても取り戻したいと語る被害者の言葉に、西条は胸を痛め、自分の不甲斐なさを悔いた。
一方、向井が外に出ると、益山瞳(倉科カナ)が待っていた。彼女は向井に感謝を伝え、仕事への迷いがなくなったと話す。瞳がコーチしている人はどんな人物かと尋ねると、向井は「体格には恵まれているのに、自信が持てない小さな刑事です」と笑って答えた。なぜ一課を離れたのかと聞かれると、「上から人事に行けと言われた」と淡々と返す。その答えに瞳は納得できずにいたが、向井はそれ以上何も語らず、「自分のやるべきことをやれ」とだけ言い残して去った。
その頃、相良孝文(古田新太)が富永由里(木村多江)の部屋に怒鳴り込んできた。一課の4人が立て続けに異動させられていることに不満をぶつけ、「何を企んでいる?向井が絡んでるんじゃないだろうな」と詰め寄る。富永が「だとしたら?」と返すと、相良は「意地でも潰してやる。俺はまだ向井を許したわけじゃないからな」と吐き捨てるように言い、部屋を後にした。
尾行失敗
捜査会議で、向井は「岩田メソッド」を導入してはどうかと提案した。しかし西条はその名を聞いたことがなく、首をかしげる。岩田メソッドとは、捜査支援分析センターの岩田係長が考案した捜査手法で、防犯カメラに映らない地点を線で結ぶことで、逆に犯人の行動ルートを推測するというものだった。その説明を聞いた西条は、生方が外出時にいつも周囲を気にしてキョロキョロしていたことを思い出す。そこで向井と共に、引き続き生方の動向を監視することにした。
再び尾行を開始し、向井は無線で西条を指導した。ときおり脇道に入って待機するよう指示を出し、2人で交代しながら監視を続ける。しかし西条は焦りから、生方の姿が見えなくなると走って追いかけてしまう。向井が止める間もなく飛び出した結果、生方に待ち伏せされ、顔を見られてしまった。生方は余裕の態度で西条をからかい、その場を去った。合流した向井は状況を整理し、一度署に戻ることを提案した。
観戦の意味
署に戻った西条は、顔が割れた以上もう尾行は無理だと落ち込む。だが向井は「バレているなりのやり方もある」と言い、すぐに答えを求めようとする西条を諭した。「だめですよ、自分の頭で考えないと。現場は常に変化していく。指示を仰いでいる暇はないんです」と厳しく叱咤する。そして少し間を置き、向井は突然「明日、空いていますか」と問いかけた。
向井に指定された場所へ向かった西条は、そこで彼がラグビーの審判をしている姿を目にする。西条は階段に腰を下ろし、地図を広げて眺めていた。すると、そこに所貴之(犬飼貴丈)がやってくる。2人は握手を交わし、互いに自己紹介をする。所はすぐに、向井が現在西条と組んでいることに気づく。なぜ自分がここに呼ばれたのか分からないと話す西条に、所は「向井さんのことだから、きっと何か意味があるんだろう」と静かに答えた。
勝負をかける
春川雄二(東根作寿英)は署内で号令をかけ、今夜に勝負をかけると宣言した。署長からの圧力もあり、これ以上の猶予はなかった。西条は「マークされているのに本当に決行するのか」と疑問を口にするが、橋上は冷静に説明する。マークに気づいた窃盗犯の行動は2つに1つ、しばらく潜伏するか、逆を突いて早めに動くかだという。生方は先日西条を挑発していたため、橋上は「なら後者だろう」と推測した。春川は「この4人で行く」と指示を出すが、西条は顔が割れていることに萎縮する。すると春川は「甘ったれるな。お前は刑事課の最年少だろ。率先して体を使え」と叱咤した。
その後、西条は防犯カメラの下見中に、被害者の妙子と再会する。妙子は「この前はごめんなさい。プレッシャーをかけてしまって」と頭を下げた。西条は立ち上がって深く頭を下げ、「盗まれたのは自分のせいなんです」と自責の念を打ち明ける。目を離した隙に生方を取り逃がしたのだと話すと、妙子は持っていた惣菜を差し出し、「西条さんのせいじゃない。その気持ちだけで十分よ。もう大丈夫だから、胸を張って」と優しく励まし、その場を後にした。西条は「犯人を必ず捕まえます。ブローチも取り返します」と強く誓った。
その夜、西条は屋上で妙子からもらったコロッケを食べながら、向井の意図を考えていた。ラグビーの試合に呼ばれた意味、そして所の「向井さんのことだから、きっと何か意味があるんだろう」という言葉を反芻しながら、自分に与えられた課題を見つめ直していた。
覚醒
決行の時刻となり、刑事たちはそれぞれ配置についた。出発前、向井は西条の肩を軽く叩き、静かに気合を送る。生方の姿を確認した一行は、交互に追跡を始めた。生方は前回と同じルートをたどっており、向井は無線で「前回は下見だったのではないか」と報告する。すると突然、生方は隠していた自転車に飛び乗り、逃走を始めた。
「前回が下見だったとすると、次はどう動くと思う?」と向井が問うと、西条は「目星をつけた家に忍び込むはず」と即答する。向井はその推理を受けて「ということは、まだ遠くには行っていない」と判断。全員で手分けして周辺を捜索することになった。
やがて西条が生方を発見し、無線で報告する。駆けつけた向井にどう指示を仰ぐべきか尋ねると、向井は逆に「どうすればいいと思う?」と問い返す。焦る西条に向井は「こんな状況だからこそ考えるんです。本部に上がれば、もっと緊迫した場面が山ほどある。たった一つの判断で、人の生き死にが決まることもある」と叱咤した。
生方はちょうどベランダへ侵入しようとしていたが、西条は「今飛び出しても、地面に降りただけでは住居侵入にならない」と冷静に状況を読む。そしてふと、近くに置かれた自転車に目をやり、「バレているなら、バレているなりのやり方がある」とつぶやいた。上着を脱ぎ、ネクタイを外して気合を入れると、「向井さん、バックアップお願いします」と告げ、行動に出た。
西条は自転車を持ち上げ、大声で「生方!何やってんだ!」と叫びながら突進。向井も「中には捜査員がいる、諦めろ!」と叫んで援護する。驚いた生方はバランスを崩してベランダから落下し、逃げようとするが、西条が泥まみれになりながらタックルで押さえ込み、ついに確保した。
現場に駆けつけた橋上に引き渡すと、「よくやった」とねぎらいの言葉がかけられた。向井も西条の上着を手に、静かに笑みを見せる。西条は全身泥だらけのまま、達成感と充足感に包まれていた。
【コーチ】3話の結末
事件の解決後、西条は被害者の妙子のもとを訪れ、取り戻したブローチを手渡した。受け取った妙子は涙ながらに感謝し、西条は「いいんです。自分の仕事をしただけですから」と静かに答える。何度もお礼を述べる妙子に見送られながら帰ろうとすると、彼女は「なぜかしらね、あなたなら捕まえてくれると思ってたわ」と微笑んだ。理由を尋ねる西条に「根拠はないけど、なんだか安心感があるの。これだけ大きいと」と笑って答える。その言葉に西条は「初めて木偶の坊で良かったと思いました」と笑い返した。
後日、屋上でコーヒーを飲む向井のもとに西条が現れる。向井は「今日は一段とデカいですね」と声をかけ、西条は「少しは自信がついたのかもしれません」と笑う。西条は、ラグビーに誘われたのは何かアドバイスをくれるためだったのかと尋ねるが、向井はとぼけた様子でかわす。西条は「あのラグビーのおかげで気づけた」と話す。今までの自分は見た目ばかりを気にして縮こまっていた、こんなに大きな体があるのにと振り返る。
向井は微笑み、「君のおかげで奴は住居の敷地に落ちた。それで侵入罪が成立した。見た目でプレッシャーをかけ、相手のミスを誘う──そういうやり方もある。君にはそれができる」と語る。西条が「適材適所、ですか?」と尋ねると、向井は「ええ。これからも胸を張って仕事してください。背中を丸めてしまうと、せっかくの威圧感が半減しますよ」と穏やかに言葉をかけた。
向井は本部に戻ると言い残し、なぜ現場でなく人事部にいるのかと問う西条に、「適材適所です」と微笑んで答える。その背を深く一礼で見送った西条は、まっすぐに胸を張った。
一方その頃、瞳に異動の辞令が下る。新たな配属先は警視庁刑事部捜査一課だった。驚いた瞳は一瞬息をのむが、すぐに満面の笑みを浮かべた。
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【コーチ】3話のまとめと感想
尾行が苦手な刑事に向井がアドバイスをし、最後は自ら対象者を捕まえたという話でした。
身軽なベランダ男に体操経験者の池谷さんをキャスティングしたりと、まるでコントのようにも見えますが、それがまた面白かったです。まさに“適材適所”です。
向井がラグビーの試合を見せて、何を伝えたかったのかは分かりません。ただ、西条はそこから見た目を気にするのではなく、自分の体を生かすことを考えます。確かにラグビーは背の高い人や低い人、体がガッチリした人や小さい人、様々な体型の人がいます。彼らを適材適所に配置した競技、それがラグビーということなのかもしれません。
何かを決断しなければならない時、誰かに聞けたら気が楽ですが、そうではなく自分の頭で考えろと向井は言います。警察官は人の生死を左右するような判断を下す可能性がある職業なので、なおさら思考訓練を求められるのでしょう。
どうやら向井がコーチした人たちが、警視庁の捜査一課に集結するようです。彼らがどんな活躍をするのか?そして向井もそこに加わるのか?楽しみです。
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たった一つの判断で、人の生き死にが決まることもあるんです。
