WOWOWのオリジナルドラマ【殺した夫が帰ってきました】の4話のネタバレと感想をまとめています。
警察に夫を殺したと自白した茉菜だが、既に事故死の可能性が強いと警察は考えていた。その結果、茉菜は釈放されるが、東京には戻らず向かった先は故郷の岩手で……。
【殺した夫が帰ってきました】4話のあらすじ
╋『殺した夫が帰ってきました』╋
— WOWOWオリジナルドラマ (@drama_wowow) July 25, 2025
第3話ご覧いただきありがとうございました❗️
次回 #殺した夫 は
私が夫を殺しました―5年前の悲劇を告白する茉菜(#山下美月)。
次回 8/1(金)午後11:00放送・配信🎦
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鈴倉茉菜(山下美月)は仙台の警察に呼ばれ、西垣秀雄(菅原大吉)と岩本高次(川西賢志郎)に聴取を受ける。すると茉菜は自分が夫を殺したと自白するが、警察は既に事故死の線で考えていたため釈放された。
東京へ戻るつもりだった茉菜だが、故郷の岩手に行き先を変える。そこで、子どもの頃住んでいたアパートに行き、よくしてくれた松木幸子(大塚寧々)を訪ねるがだいぶ前に引っ越していた。
誰かに尾行されていると思った茉菜の前に現れたのは、穂高一臣(笠原秀幸)だった。嫌がる茉菜を追いかけ、穂積は茉菜の首を絞め始める。間一髪、鈴倉和希(萩原利久)がやってきて彼女をを救出した。
和希は一体何者なのか?そしてさらなる驚愕が待ち構えていて……。
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【殺した夫が帰ってきました】4話のネタバレ
和希は実は和田佑馬という警察官だった。茉菜と初めて出会った時、穂高に襲われていたのを見て、咄嗟に夫だと嘘をついて撃退した。しかし茉菜は本当に和希だと思い、勘違いしていた。佑馬はなぜそんな風に思ったのか、夫のふりをして調べることにする。
茉菜がいつまでたっても本当のことを言わないので、佑馬は脅迫状を投函して揺さぶりをかける。そして出て行った後も、茉菜の動向を追っていたので今回救出できた。
未だに本当のことを話さない茉菜に痺れを切らした佑馬は、子どもの時の茉菜をよく知る人物・松木のところへ連れて行く。再会を喜ぶ松木、茉菜も涙を浮かべて彼女を見た。
母の死を聞かされ、ほっとしたと語る茉菜。抱き締めて茉菜を労う松木に、茉菜はこれ以上嘘はつけないと思い「松木さん、私…茉菜じゃない。茉菜じゃないよ。私は…愛。愛なの」と告白した。
自白
取調室で鈴倉茉菜(山下美月)は夫殺害を自白する。夫との生活は地獄同然で、毎日怯えていた。妊娠後も暴力は続き、流産に至った。
4年前のある日、夫に「友人と飲むから車で送れ」と命じられ、指示通り運転して真っ暗な峠に差しかかったとき、友人宅へ行く話は嘘で、この場で殺されると悟る。少し前に夫を受取人とする自身の生命保険を見つけ、借金を抱えた夫が事故に見せかけて自分を殺そうとしていると気づいていた。
岩本高次(川西賢志郎)に「一人でどうやって殺したのか」と問われ、茉菜は語る。夫が車を停めさせて自分を引きずり出そうとした瞬間、その場に夫を残し逃走した。激しい雨の中、必死で車を走らせて帰宅し、そのまま家を出た。夫が戻れば今度こそ殺されると恐れたからだった。
釈放
岩本は既に転落事故の可能性が高いと告げる。記録によれば当時は大雨が続き、各地で地盤が緩んでいたからだった。しかし、西垣秀雄(菅原大吉)は、茉菜が4年前の7月に住民票を東京へ移している点を指摘し、殺されそうになりながらなぜ、自ら居場所を知らせる危険を冒したのかと詰問する。
茉菜は「仕事で必要だった」と説明するが、西垣は山に残した夫が、既に死んでいると確信していたのではないかと追及する。茉菜は沈黙し、岩本が間に入って聴取は打ち切られるが、西垣は匿名情報が寄せられたため、再聴取の可能性を示す。
茉菜はいったん釈放され、遺体の引き取りを拒否する。東京に戻るためバスの切符を買おうとしたものの、手紙を思い出して盛岡行きに変更した。
盛岡に着くと以前住んでいたアパートへ向かい、近所の松木幸子(大塚寧々)を訪ねるが応答はない。管理人によれば松木はだいぶ前に転居し、昨日もこの部屋を訪ねた背の高い若い男がいたという。例の男が自分を探していた事実に茉菜は動揺し、誰かに尾行されている不安が募る。
再会
アパート前で茉菜に声をかけたのは穂高一臣(笠原秀幸)だった。茉菜は凍りつき、逃げようとするが捕まる。「結婚しているなんて嘘だろ」と詰め寄られ、嘘ではないと答えると穂高は激昂し茉菜の首を絞め始める。
そこへ鈴倉和希(萩原利久)が現れ、茉菜を救出した。状況が飲み込めない茉菜が「ずっと追っていたの?」と問うと、男は認め、自らを和田佑馬と名乗る。警察官だが現在は休職中だという。
2人は車内に移動して話す。茉菜が「夫の件で調べているのか」と尋ねると、佑馬は「捜査ではなく個人的な理由だ」と説明する。警察学校時代の同期である羽瀬修斗(櫻井佑樹)に、以前の茶番を頼んだことも明かす。
茉菜が「なぜ夫だと偽ったのか」と追及すると、佑馬は「あのとき守るためにとっさに夫を装っただけだが、君が夫だと思い込み続けた理由を知りたかった」と語る。他人になりすます上で記憶の整合が難しいため、記憶喪失を装ったと打ち明ける。
脅迫状を送ったのも、茉菜が真実を語らないための手段だったと告白する。茉菜が「私は夫を殺していない」と訴えると、佑馬は「君は鈴倉和希を殺していない。そもそも鈴倉和希は君の夫ではない」と断言し、本当のことを話さなければ過去を知る人物のもとへ連れて行くと迫った。
【殺した夫が帰ってきました】4話の結末
車を走らせた佑馬が到着した先には、清掃員として働く松木がいた。松木は少し前に薬物事件で服役し、刑務所から出てきたばかりだった。茉菜に気づいた松木が声をかけ、佑馬はいったん席を外す。茉菜は涙を浮かべて松木を見つめ、松木は「大きくなったね、茉菜」と優しく言った。茉菜の脳裏には、松木の家で勉強していた日々がよみがえる。
喫煙所で並んで座り、松木は危険なことに巻き込まれていないかと案じる。茉菜がデザイナーになったと告げると、松木は心から喜んだ。ずっと心配していたが、自分の事情で最後まで見てやれなかったと悔やむ松木に、茉菜は「そんなことない」と感謝を伝える。
さらに松木は「お母さんのことを恨んではいけない。茉菜がつらくなるだけだから。きっとお母さんもあの世で後悔している」と諭す。母が3年ほど前に亡くなっていた事実を茉菜は初めて知り、驚くと同時に安堵の感情が湧き、「私、おかしいかな」とつぶやく。松木は「おかしくないよ」と抱きしめ、これまでの努力をねぎらった。
そのとき茉菜は口を開き、「松木さん、私…茉菜じゃない。茉菜じゃないよ。私は…愛。愛なの」と告白した。
【殺した夫が帰ってきました】4話のまとめと感想
和希と思われていた人物は実は警官で、茉菜と思われていた人物は実は愛で、茉菜のふりをしていたという話でした。
和希が何者かと思っていたら、実は茉菜も別人でした。つまり今まで見てきた映像は、夫のふりをした警官の佑馬と、茉菜のふりをした愛という女性の日々だったわけです。驚きもありますが、同時に今までなんだったんだ?というぽっかり心に穴が開いたような気分にもなりました。
本当の茉菜は生きているようで、愛は会いに行こうと佑馬を誘います。和希と結婚したのは茉菜であり、愛ではないのですが、再現映像ではずっと愛が和希に虐げられています。目で見る映像が事実とは異なる可能性もあり、混乱するのもそうですが不信感も募ります。
しかし、総じてやっぱり面白いです。今まで見ていたものが違うと分かり、裏切られた気分になって若干凹みはしますが、面白いのでいい意味での裏切りだと思えます。30分の番組でうまくまとめられていて、一切飽きることなく見れました。
次回、本物の茉菜と愛が会い、なぜこんな手の込んだ状況になったのかの理由を語って欲しいです。
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