【怪物】4話のネタバレと感想|失踪した娘から届いたメッセージ

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WOWOWのオリジナルドラマ【怪物】の4話のネタバレと感想をまとめています。

逮捕された富樫だが、田所のアリバイ証言と証拠不十分なため釈放される。何としても富樫を捕らえたい真人と、どんな手を使ってでも真相を追い求める富樫。やがて、失踪した美緒の携帯から、父親へ驚くべきメッセージが届き……。

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【怪物】4話のあらすじ

逮捕された富樫浩之(安田顕)だが自宅に柳美緒(久保史緒里)の血痕が1つしかなかったことや、田所幹男(藤森慎吾)のアリバイ証言により証拠不十分で釈放される。八代真人(水上恒司)は富樫が怪しいと信じて疑わず、田所のことを五十嵐(早乙女太一)に頼んで調べてもらう。

すると田所はアメリカ留学をしていたといっていたが、実は精神病院へ3年間入院していたことが判明する。その際、田所はずっと「鹿の姿をした人間を殺した」と言っていたという。

富樫はそれだけで、自分や田所を逮捕することは不可能だといい、逆に真人のせいで亡くなった女性の件があるから手柄立てたいんだろうと挑発する。

すると柳辰夫(小手伸也)から電話が入り、真人に娘の捜査を依頼したいという。真人は柳に直接話を聞き、改めて捜査を始める。

やがて、柳の携帯に美緒からのメッセージが届く。それを見た柳は思わず戦慄し……。

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【怪物】4話のネタバレ

田所のアリバイ証言で釈放された富樫は、優から事件の晩、田所が美緒と会っていたのを見たと聞かされる。しかし、富樫は黙っておくよう命じた。

真人に捜査を依頼した柳は、携帯以外美緒のものはなくなってなかったと証言するが、タオルがなくなっていたことを思い出す。だがそれも洗濯したのを忘れてたといい、紛失していなかった。

そんな柳のもとに美緒からメッセージが届く。「お父さん、私を出して」というメッセージを見た柳は震え上がった。

失踪当日、美緒と歩く田所を柳は隠れて見ていた。

切断現場は店か?

紺野(堀井新太)と遠藤翔子(真飛聖)が富樫浩之(安田顕)を取り調べた。鞄の中身を問われた富樫は、とぼけて答えを避けた。自宅地下室で見つかった柳美緒(久保史緒里)の血痕について尋ねられても、心当たりはないと言い張る。

富樫は開き直り「美緒の指を切って殺したと言いたいのか」と挑発し、指を切ったのであれば血痕はもっと残るはずだと主張した。その様子を別室でモニターしていた八代真人(水上恒司)は、指を切った場所は地下室ではなく別の場所だと考えた

翔子は松田凛子(剛力彩芽)の店を訪ね、彼女の店が犯行に利用された可能性を伝えた。凛子は、10年前に母が失踪した際、近所の人々から浴びせられた悪口と屈辱を思い出していた。

一方、中橋陽平(橋本じゅん)、田所加代(高畑淳子)、八代正義(渡部篤郎)の3人は25年ぶりに会食していた。中橋は再開発を成功させたいと述べ、警察の協力を求めた。席上で中橋は「任せてほしい。迷惑はかけない」と言い残し、どこかに電話して「例の件を進めてくれ」といって電話を切ると、「明日のワイドショーを楽しみに」とみんなに告げた。正義は困惑しながら成り行きを見守った。

富樫のアリバイ

翔子は鑑識の律子(入山法子)から結果を聞いた。血痕は多数検出されたが、ほとんどが牛や豚のもので、包丁の柄からは松田良江(中上サツキ)の血痕が出た

思い通りにいかないことに真人はいら立ち、五十嵐(早乙女太一)は「富樫が無罪放免になれば大問題。キャリアに傷がつく前に手を引け」と忠告した。

翔子は富樫をそのまま釈放する方針を示すが、秋山(利重剛)は逮捕させようと取調室隣で声を荒らげた。富樫は25年前に秋山が逮捕を提案したのを、今も根に持っているのだと秋山は憤る。

そこへ田所幹男(藤森慎吾)が現れ、美緒が失踪した夜に富樫は自分と一緒にいたと証言し、翔子は驚く。翔子は田所と2人で話し、25年前と同じだと問いただす。田所は「巻き込みたくなかったのだろう」と答えた。

富樫は釈放され、「嘘をつくならもっと早く言え」と愚痴をこぼす。田所は「その夜お前は俺と一緒だった。それで十分だ」と断言し、その様子を真人が遠くから険しい目で見つめていた。

秘密

遠藤優(入江甚儀)は今村(小久保寿人)と路上で会い、あのようなでたらめを流すよう頼んだ覚えはないと抗議した。今村は別の情報源だと弁明し、優は二度と連絡するなと告げた。その一部始終を富樫が見ていた。

富樫は資料室に優を呼び、なぜマスコミにリークしたのか問い質す。優は、富樫が犯人であるはずがなく、世間が騒げば疑いが晴れると考えたからだと答える。富樫が「もし自分が犯人だったらどうする」と問うと、優は「ありえない」と即答した。

なぜなら、あの夜に焼肉店へ向かう途中で美緒を見かけ、その直後に田所が現れたと明かす。美緒を尾行していると思われたくなかったため黙っていたが、話せば田所が疑われると考えたという。富樫は「このことは誰にも言うな。墓場まで持っていけ」と釘を刺した。その会話を真人が扉の外で聞いていた。

再開発に利用

再開発予定地で柳辰夫(小手伸也)が挨拶し、美緒も再開発の中断を望んではいないと語った。そこへ富樫が乱入して中止を叫び、柳を連れて帰ろうとする。聴衆が立ち上がり非難を浴びせると、加代が慌てて制止に入る。

加代は「25年前もあなたのせいで私と幹男がどれだけ迷惑したか」と怒るが、富樫は「あいつが俺にすがりついているだけだ。昔も今も」と反論。見かねた中橋が割って入ると、富樫は「彼を利用するな」と罵り、柳を連れて立ち去ろうとする。

止めようとした中橋を振り払い、中橋は倒れて喚いた。騒ぎに気づいた真人が割って入り、彼が正義の息子だと知った加代と中橋は態度を急変させて恭しく挨拶した。騒動が収まり真人が車へ戻ると、五十嵐から今夜会いたいと連絡が入る。

夜、バーで五十嵐は監察から連絡が入る可能性を告げるが、「例の女性は聞き込みの途中で会っただけで、その際名刺を渡したからショートメールが届いただけ」と説明すれば問題ないと言う。真人は台本じみていると不満を漏らすが、五十嵐は「それで丸く収まる」と諭す。さらに五十嵐はマスコミを動かしたのは中橋だと明かし、真人は田所の素行調査を五十嵐に依頼した

鹿の姿をした人間

真人が再び富樫の自宅前で待ち受け、田所を庇う理由を問いただした。25年前、田所はアメリカ留学の予定だったと富樫は言うが、真人は田所が3年間精神病院に入院していた事実を突き付ける。田所は病院で「鹿の姿をした人間を殺した」と叫んでいたという。真人は共犯だから庇うのかと迫り、富樫は「留学せずに精神病院入りとは学歴詐称だ」と嘲笑する。

さらに真人は「優に美緒に会ったことを口止めしたのはなぜだ」と追及するが、富樫は「その程度の情報で俺や田所を逮捕できるのか。証拠はあるのか」と激昂する。さらに「お前のせいで死んだ女性の遺体には引き取り手もない。彼女の件で手柄を立てたいのか」と富樫は挑発し、真人は「それで何が悪い。責任は自分にあるから自分で捕まえる」と応じた。

緊迫する中、富樫の電話に柳から連絡が入り、真人の番号を教えてほしいと求められる。富樫が電話を替わると、柳は真人に「会って話がしたい」と告げた

タオルの行方

富樫と真人は柳のもとを訪ねた。富樫がトイレに立った隙に、柳は「翔子が何も教えてくれない」と訴え、捜査を真人に依頼した。真人が了承して聴取を始めると、富樫が割って入り、「正規の捜査員ではないだろう」と咎めるが、真人は「そちらこそ同じ立場だ」と返し、当事者が望む以上調べると譲らなかった。

聴取によれば、柳は夜の21:00頃に焼肉店へ出かけ、23:00頃帰宅した。美緒は既に寝ていると思い、自身も就寝したという。夜間に物音は聞かなかった。失くなった品は携帯電話のみで、財布や鞄は残っていた。ただ富樫に念押しされて思い出したのは、凛子にもらった緑色のタオルが消えていることだった。

凛子への聞き取りで、緑色のタオルが失われている事実が確認された。タオルは普段、かごに結び付けてあったという。凛子もまた全員が帰宅したのは23時頃だと話した。

真人は「母親を見つけたいなら人を疑え」と告げ、富樫が怪しいといわんばかりの言動に凛子は呆れた。そこへ柳が現れ、「洗濯して忘れていた」とタオルを提示し、凛子も同一の物と認めた。

柳が「形見に」と言ってタオルを凛子の首に掛けるのを見て、みんな驚いた。すぐに富樫は凛子の首からタオルを外してあげた。柳は「もう帰ってこない、美緒は死んだ」と泣き崩れる。富樫はタオルを置き、外へ出て思案し、裏手の物置を調べた。

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【怪物】4話の結末

翔子は美緒の携帯の電源が入ったと知らせを受ける。その頃富樫は平然と店に戻った。柳が携帯を開くと画面に凍りつき、それを見た凛子の表情も強張った。

しばらくして翔子たちが店に到着する。事の経緯を問われた柳はメッセージ画面を示し、そこには「お父さん、私を出して」と表示されていた。

美緒失踪当日の10月6日、田所は美緒と連れ立って歩いており、その様子を柳が遠くから目撃していた

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【怪物】4話のまとめと感想

富樫は証拠不十分で釈放され、美緒が生前最後に会っていたのは田所で、その様子を父親が見ていたという話でした。

自宅に防犯カメラをたくさん仕掛けていたので、それで真人の違法捜査を訴えるのかと思いきや、田所が忘れたころにアリバイを主張してきました。どちらにしろ、証拠不十分で富樫は釈放されました。

柳は25年前も今も、事件に何かしら関わっているのだと思われます。田所も何か関わっているのかもしれませんが、ちょっと精神が不安定のようです。田所が言う鹿の姿をした人間とはなんなのか?気になります。

富樫は最初から柳が関わっていると思っていたような感じで、美緒の携帯からのメッセージも富樫が送ったのでは?と思わせます。さらにタオルは絞殺に使用したものなのか?とも想像させます。

富樫が犯人であろうとなかろうと、真人がとにかく強引過ぎて引きます。勝手に人の家に入ってくるわ、無理矢理自供引き出そうとするわで、めちゃくちゃです。今後もずっと富樫を疑い続け、最終回までこの調子なのか?ちょっとげんなりしそうです。

凛子の母の件も25年前と同じ犯人の仕業なのか?次週は話が大きく動きそうな雰囲気です。

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